底荒れで食い渋り、相模湾のシロギス

いろいろと釣れましたが・・・


  1. 日時:98年3月29日(土)
  2. 場所:茅ヶ崎沖〜大磯沖
  3. 参加メンバー:上甲、他友人3名
  4. 時間:午前7時30分〜午後2時30分頃


釣行記

3月29日の日曜日、相模湾のシロギス乗合に行ってきました。今回は数回の釣行経験のある友人Kと、初心者の女性2名(Nさん、Yさん)というメンバーでの釣行です。当然私がリールの扱いから釣り方まで教えることになりますが、シロギス釣りということもあり、のんびり釣りを楽しもうということにしました。

6時に船宿到着。日曜日だけあって船宿は大混雑。座席表に記入しに行くとなんと既に片弦10名程度の客が入っているではないか。しかたなく第8庄三郎丸の左舷のミヨシよりの胴の間に席を決める。この時点で左舷は14名だ。結局この直後にキスはもう1隻出ることになった。

船は定刻の7時半に出船。両弦合わせて30名程度乗船しているが、子供連れのお父さんも多く、人数の割に混雑を感じない。天候は晴れで北の微風で海は凪である。

船は数分走った茅ヶ崎港沖でスローダウンし、開始となる。水深は10m前後。重り15号に仕掛けは船宿で市販のものでハリスは1号だ。

まずはリールの扱いなどを教え、男性陣は餌を付けてあげてから釣り開始。水色が緑でやや濁っているのが気になる。

開始してしばらくはアタリはあるがキスはかからない状態が続くが、友人Kが小型ながら船中第一号のキスを上げる。女性陣も少し慣れたところで私も竿を出す。すると2投目にキスらしいブルブルというアタリ。一呼吸置いて合わせると手応えあり。上がったのはこれまた15センチ級の小さめのシロギスだ。次の投入でもアタリがあり、これは一荷で来た。幸先が良いなあ、と思ったのもつかの間、この後しばらくは針がかりしない時間が続いた。

船は時折西方向へ移動し、いつの間にやら大磯港沖に来ていた。全体的に食いは渋く、船中ぽつりぽつり釣れる程度だ。

この日の最高気温は20度を越えたようで、もう上着を着てはいられないほどで、冷えたビールが旨い。結局潮止まりの11時頃まではこのペース。メゴチやイイダコや若干交じった程度。

このころから風は南の微風に変わった。このせいか、やや食いがたったようで、私も3時間ぶりにシロギスを上げる。友人Kには23センチのカナガシラが上がる。

 カナガシラを釣った友人K(マルチメディア部)

船酔いでダウンしていたYさんはなかなか調子がつかめずボウズでいたが、なにやら竿が大きくしなっている。ぎりぎり巻いて上がってきたのは茶褐色の長い魚体だ。アナゴか?と思ったがこれが小型のダイナンウミヘビ。ハリスに絡まって収拾がつかなくなっているので、ハリスを切って海に。めげずに釣り続けたYさんはこの後、待望のキスを掛けてボウズは脱出した。

 うれしい1匹を上げたYさん(経理部)

これまで5匹のシロギスを上げて私を脅かしていたNさんの竿先が大きく叩かれている。水面に見えてきたのは赤い魚、ホウボウである。30センチ級なため慎重にタモ取りする。

私の竿にもあおった時に大きな引き込み。「これはちょっと大きそうだよ」といいながら巻き上げるとなんとこれはやや大きめのイイダコ。ちょっとがっかり。

キスはやや活性が低く、針に掛かってもほとんど暴れない。やや強い引きで上がってくるのは両型のメゴチばかりだ。

2時を回ると予報通り南西風が強くなってきて、あっと言う間に白波が立ち始めた。

これではなかなか釣れなくなってしまい、やや早い2時半に沖上がりとなった。最後は平塚港の目の前で釣っていたので帰港するまでは3分程度であった。

クーラーは4人で一つを使っていたので各自の釣果は不明確なので4人の釣果でしか分からないのですが、
・キス13〜19センチ25匹
・メゴチ18〜25センチ7匹
・ホウボウ29センチ1匹
・カナガシラ15〜23センチ2匹
・イイダコ4匹
・クラカケトラギス17センチ1匹

ただ一人、新素材糸を使っていた友人Kが最も釣果を伸ばしたものと思われます。
船中良い人で10匹前後だったと思われます。


釣行記集へ