11月2日(日)に今が盛りの東京湾富津沖のイイダコ釣りに友人3人と共に行ってきました。
今回は富津・川崎丸の乗合を利用しました。予約乗合制で7時出船で6時20分までには船宿にきて欲しいとのことなので、余裕を持って目黒に住むの友人を4時に迎えに行き、首都高−京葉道路−館山自動車道というルートで富津に向かった。木更津南ICには順調に5時過ぎに到着したが、富津岬周辺に来てから船宿を探して右往左往してしまい、結局、船宿到着は6時頃でした。
乗合料金は7000円でテンヤは無料で貸してくれる。
受付を済ませてからちょっと離れた港へ車で移動するシステムになっていて港に行くと船宿のお兄さんが誘導してくれる。
支度をして船に向かうと既に大勢の人が座って出船を待っている状態。我々が最後の客だったが、左舷ミヨシが空いておりそこに4人並んで陣取る。50人乗りの大型船だが、あまりオマツリの心配がないせいか人口密度は結構高く30名以上は乗っている。
天気は良いが北風がちょっと肌寒い。船上では中乗りさんがイイダコ釣りのレクチャーを始まった。友人達がそれを聞いている間に4人分の仕掛けの準備をする。レクチャーが終了すると定刻の7時になったので出船。場所は航程5分程の
富津沖とのアナウンスが流れる。
港を出てすぐのところに僚船がいるのが見える。我々の船もそのあたりでスローダウンし開始の合図。水深は5m前後の浅場。ちょんちょんと軽く小突いて誘う。しかしこの場所は5分ほどで移動。確かにイイダコの乗りはほとんどなかった。これ以降5分間隔で数回移動を繰り返すが、どうも具合がよくない。20分ほどしたところで友人に最初に1杯が上がる。続いて私にもグウーという乗りが竿に伝わる。軽く合わせをくれてやり慎重に巻き上げると中型のイイダコだ。しかし後が続かない。
友人達にはテンヤを底から離さないこと、小突きの幅について数回指導する。時間が経つにつれみんな慣れてきたようでぽつぽつイイダコが上がるようになった。
釣れたイイダコは船に常備されているビクにいれバケツの海水につけておく。こうすると帰るまでは活かしておける。
しかし私の想像しているイイダコ釣りとはかけ離れた乗りの悪さ。すると「一昨日の南西風のせいで底あれしてイイダコが砂に潜っているんだよねえ」とアナウンスがある。なるほどなあ、と思うが30人乗った船でぽつりぽつりと上がる程度なのだからそれにしても悪すぎる。1時間程すると富津岬の反対側に移動するので15分ほど走るというアナウンスがあった。第一海ホをかすめて富津海岸の沖合い300m程の海苔ヒビ回りで再開。ここは水深4m前後で竿を立てるとテンヤが見えるような浅場。
しかしここもぽつぽつとあがる程度で、船頭さんも何とか釣らせようと移動も激しくなる。けんめいに小突くのが良いのかいうとそうではなく、3秒に1度程度の小突きの誘いの方が乗りが良かったような印象だ。それほどイイダコの動きも鈍かったのだろう。
風はやや冷たいが快晴でまだまだビールが旨い。
昼近くになるとますます乗りは悪くなりイイダコ釣りとは思えぬ活気のなさ。まるで鯛釣りの船のようだ。船頭さんはマイクを通して盛んに事情を説明しているがこればかりはどうしようもない。
海底の状態は岩礁混じりの砂地で藻もかなり茂っているらしい。うっかりしていると根掛かりしてしまう。ただ根掛かりしても中乗りのお兄さんが見事にはずしてくれるから、うかつに引っ張ったりして根にがっちり掛けないことが肝要だ。
終了間際にやや乗りは良くなったが13時に終了。釣果は4人で40パイ。内訳は釣りが初めての2名が4ハイと5ハイ、もう1名は12〜13ハイ。私は17〜18ハイといったところです。終了時に船頭さんが釣果を聞きにきたところを見ると私が竿頭だったようです。
全体に低調でしたが、左舷前方に終日船が流れていく流し方であったため我々の釣り座が最も新しい場所を釣ることになり釣果が伸びたのだと思います。我々を含めて左舷のミヨシ寄りの人は竿がときどき上がっていましたが、トモ
の方の人は本当に低調でした。結果的に一番最後に来て最も良い釣り座を確保できたことになりました。
釣ったイイダコはおでんだねや刺身やガーリックオリーブオイル炒めなどで食べましたが旨かったです。特に中型のイイダコは頭の中に卵(飯)を持っているのもいてこれが特に旨かったです。
さて、イイダコは葉山のボートや今年は佐島のボートでも釣れているようです。頭に飯(イイ)を持つのは12月最初までと言われていますので今年中に一度ボートでも挑戦しようかと思っています。