7月13日の日曜日に平塚から禁漁前で最盛期のシロギス釣りに行ってきました。
本当は土曜日に戸田に行こうと思っていたのですが、ボート屋の堤さんにどうしても電話がつながらず、また天気も悪かったため諦めたのですが、急に思い立って日曜日に平塚・庄三郎丸から出船しました。天気予報では昼頃に雨はあがるはずでしたが、終日やまず雨中の釣りになりました。
キス船は休みのせいか7時半出船の他に7時出船の船も用意してあったのでこれに乗ることにする。天気が悪いせいもあって6時過ぎの受付でもトモに2名の名前があるだけだ。今回は左舷のトモから2番目に陣取る。
餌のジャリメが配られてから河岸払い。航程10分程の平塚の真沖で開始の合図。最近買った中通しのキス竿に新素材の道糸、スピニングリールというタックルで始める。雨も結構降っており思いのほか寒い。
しばらくすると胴の間の人がまあまあの型のキスを上げる。船下を狙っていた竿にかかったようだ。
私は積極的に投げて探るが開始直後で他の船の往来も激しいせいかあたりもない。
開始15分でもいまだ獲物なし。いやな予感がする。。。
5〜6投目でやっとキス特有のアタリ。しかしこれは合わせ損ない。しかし次の投入でやっと20センチ程度のまあまあのキスを手にする。
その後はポツポツとキスが釣れるがペースが今一つ。片弦7名でスペースがあるので船の移動を機に使い慣れた普通の外ガイドのキス竿にナイロンの道糸・スピニングリールのタックルも用意する。これを手持ちとし中通しを船下狙いの置き竿とした。結果として、これが良かった。
外ガイドのキス竿に変えたとたんに食いがよくなる。多分新素材と伸びのあるナイロンの道糸の差のせいだろう。クッというノリに近い最初のアタリで心持ち、竿先を送り込んで、ワンテンポおいて合わせるとほぼ確実に針掛かりするようになった。
投げて誘っている手持ち竿に比べると置き竿の方はさすがにアタリが少ないが時折竿先を叩いて良型のキスが一荷で釣れたりする。
トモの人がひときわ大きなキスを上げて喜んでいる26〜27センチはありそうだ。この人は数は伸びなかったが外道に中型のアジを上げたりしていた。
メゴチの邪魔に時折合うが大きな奴のみキープ。その他はほぼ空振りなしでキスが釣れ続く。ふと我に返って回りをみるとこんなに釣れているのはどうやら私だけ。他の人は先が太すぎて食い込みの悪い竿を使ったり、ものぐさに船下に置き竿で釣ったりしている人が多い。小物釣りの釣果は道具で決まると言うが、今回はそのことを思い知ることができた。
昼頃に配られたジャリメは使いきったので追加購入する。5百円だ。
午後1時を回って船頭さんが話しかけてきた。どうやら私が竿頭のようなので、釣果を正確に教えて欲しいそうだ。
結局2時半に終了。終日平塚沖といっても岸から2〜300m程度のところを流していた感じだった。水深は10m前後。
釣果は20センチ前後の型の良いシロギスが54匹、メゴチ4匹でキス船2隻30名弱のなかで竿頭でした。今日のスポーツニッポンの船宿欄のところに竿頭として私の名前が「上甲康介」と誤記ではありますが載っていました。
←これがその新聞
この日は外道が少なく、またピンギスがほとんど交じらず産卵前で型の良いキスが釣れました。
釣ったキスは大型は刺身に、その他は天ぷらにしたほか、大部分は近所のもらわれて行きました。
キスの道具だてには諸説あるようですが、いつだったか「釣り情報」の特集で、浅場のキスは先調子で柔らかめの竿にナイロン糸がよい、とありました。それを実践した結果この好釣果を得ることができました。新素材糸全盛の今ではありますが、状況によってはナイロンと使い分ける必要もあるようです。