解禁!相模湾シロギス釣行記


1月25日(土)相模湾は平塚・庄三郎丸より年明けから解禁になったシロギス
釣りに行ってきました。当日は5時に家を出発。東名を快調に飛ばして一路平塚
へ。ところが海老名SA付近を通過するあたりから雨がパラついてくる。

天気予報は晴れだったので、日中は大丈夫であろうと期待し6時15分頃に庄三
郎丸到着。夜は所々で雨が降っていたせいか客足は悪い。キス船は私が一番乗り。
日の当たる左舷のトモを取り杉本さんの到着を待つ。

降っていた雨がいつの間にかみぞれに変わっている。6時40分頃杉本さんが納
車直後のプラダで到着。この頃には雨が大粒の雪に変わっていた。初の雪中の釣
りか、と思いましたが、出船30分前に雪も止み東の空が明るくなってきました。
船は定刻通り7時半出船。方弦に5〜6名という休日とは思えない空き具合。

船はまずは東に5分ほど走った10mダチのところで潮回りの後、開始の合図。
しかしここではアタリはあるものの針掛かりはせず、20分ほどで移動。今度は
30mダチの深場だ。これだけ深いとキャストしても仕掛けはすぐ船下に戻って
きてしまう。おまけに大潮とあって潮流が早く仕掛けが船底にはいってしまい
非常に釣りづらい。

まずは船中第一号をトモに陣取った杉本さんがあげる17センチ程度のまずまず
のシロギスだ。回りの人もポツポツとキスをあげるが非常に食いが悪い。私にも
待望の「ブルブルッ」というキス独特のアタリ。しかしすっぽぬけてしまった。
杉本さんには2匹目。ついで3匹目。少々あせる私。
「みんな〜、魚はいるんだからな。もっと一生懸命釣ってよ〜」と船頭さんから
檄が飛ぶ。しかし北風も強く非常に寒い。よって人間の動きもキスの動きも鈍く
なる。

竿を聞きあげると「ガクッ」というアタリ。巻き上げるとかなり強い引き込みが
ある。ハリスは1号無理は出来ない。ゆっくり慎重に巻き上げ上がってきたのは
赤い体に青い胸ビレのホウボウ。仲乗りさんが丁寧にタモですくってくれた。
良く見るとスレでかかっているではないか。とりあえずお土産を確保。

釣り初めて2時間後、やっとキスを掛けることが出来た。微かなアタリに鋭く
合わせたところぴったりと合い、針を口に掛けることに成功。

しかしそれにしても食いが悪い。このままのペースが昼頃まで続き午前中でキス
3匹という最悪の出来。杉本さんもホウボウをあげる。

今回も船酔い防止にビールを船上で飲んだのですが、内から暖まるかな、と
思いきやこれが反対。体を冷やす結果となりました。但し、今回は魔法瓶に熱湯
を持参。これにインスタントのお粥、カップスープ、コーヒー、味噌汁をコンビ
ニで買い込んで置きました。寒い船上で暖かい味噌汁をすすりながら食べるおに
ぎりは普段よりずっとおいしいものでした。杉本さんは定番の燗番娘を4つ持参。
一つを分けて頂き、例の化学反応を利用した燗で一杯。これは結構効きました。
2杯もあけた杉本さんは帰るまで酒が抜けなかったみたいです。

冬の船上の楽しみを見つけたところで北風も止み、海は凪状態。しかし魚の活性
は今一つ。船は根際を流すが釣れてくるのはベラばかり。一度だけ、竿先を強く
叩く激しいアタリ。慎重にやりとりするも痛恨のハリス切れ。おそらく良型の
カワハギだったに違いない。食いが悪いからとハリスを0.8号に落としたこと
が悔やまれる。このあと23センチもあるバカでかいトラギスも釣れる。

時計は2時を過ぎそろそろ納竿の時間。私の成果は4匹。船頭さんが釣果を聞い
て回っている。4〜15匹だそうで、「これじゃあアマダイの釣果だよお。」と
お嘆き。なに、もしかして私はスソ?しかしとなりのキス釣りビギナーと思わし
き人も4匹らしい。スソ脱出を賭けて残り5分に集中。そのかいあって、最後の
投入でアタリ、すかさず合わせると乗った!何とか5匹目をあげてスソ脱出。

結局、私がシロギス13〜20センチ5匹、26センチホウボウ1匹、23センチ
トラギス1匹。杉本さんが同型のシロギス6匹、同型のホウボウ1匹、トラギス
数匹でした。

やっぱり前日の冷たい雨が影響したのか活性が悪かった今回のシロギスですが、
凪が続いた日にあたればトップは40〜50釣るようです。2月は水温低下で
一度釣果が落ちるようですが、3月からまた上向き、そのまま禁漁を迎える7月
一杯まで釣れ盛るのが例年のパターンです。

乗合料金は7500円(餌のジャリメ1パック付き)です。
2月に一度雪辱戦をやろうかと思っている今日この頃です。

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