シーズン終盤のイナダ乗合、本命はいまいちだが

久々にまあまあの成果


  1. 日時:97年10月30日(木)
  2. 場所:平塚沖
  3. 参加メンバー:上甲
  4. 時間:午前6時00分〜午後13時00分頃


釣行記

10月30日(木)、振休を利用して平塚・庄三郎丸よりイナダ乗合に行ってきました。当日は天気予報は晴れながら「南西の風、後に強く」となっており行こうかどうか出発直前まで迷いましたが、行かないで後で発表された釣果が良かったことが何度かありましたので思い切って行きました。

5時を少しまわったくらいで船宿到着。暗い中受付に向かう。タイ、タイ五目、イナダの3隻の座席表が目に入る。今回はどの乗合に乗るかは決めておらず、込み具合をみて判断しようと思っていたので座席表を見てうなっていると「イナダの船が一番すいているよ」ということな。素直にまだ両ミヨシとトモしか埋まっていないイナダ船の右舷トモ2番目に席を確保する。ところが会計を済ませている横で「どの船が釣れるかなあ、8人なんだけど」という声がする。「げっ、まさか・・・」と思っていると案の定イナダ船を勧めらている。あっと言う間に逆現側は満席になってしまった。しかもこの後、5名、3名のグループもやってきて片弦20名でうち貸し竿の人達が半分以上というの休日のような混雑の船になってしまった。ただ船は大型の第12庄三郎丸だったのでまだ良かったのだが、平日のゆったり釣行をもくろんでいたのでちょっと誤算であった。この手の釣りは休日では人が多すぎてオマツリ多発で釣りにならず、また船も多く出るため獲物も多くまわってこないので平日釣行する人も多いのも事実のようです。

さて、船は定刻通り6時15分に出船し西へ走る。心配されていた風もなく海もべた凪だ。10分ほど走った大磯ロングビーチ沖で開始となる。60号のサニーかごにハリス3号のウイリー仕掛けは上からオレンジ、緑で下針にはオキアミを付けるという定番のタックル。水深は約30mで下から6〜7mシャクるようにという指示が出ている。第一投目からアタリがあったがこれはベラ。しかしそれ以降しばらくはコマセを撒くだけの作業になる。タナを上げるとどうやら丸ソーダがついているらしく、ビギナーの人達は取り込みに難儀している。しばらくは小移動を繰りかえすが釣れるのはマルソーダ、時折ヒラソーダという感じだ。8時過ぎに底から少しシャクったところでアタリ、最初はタイ特有の底への引きを見せていたが後半はすんなり上がってきたの27センチのまあまあのマダイ。中乗りさんが丁寧にタモで取り込んでくれた。これはオキアミ餌に食ってきた。トモの人にはキロ級のイシダイがあがる。ミヨシには本命のイナダがあがったようだ。しかしこれも後が続かない。9時過ぎに同型のマダイを追釣する。今度は緑のウイリーに食ってきた。とりあえずお土産は確保出来たのでホッとする。

上がヒラソーダ、下がマルソーダ

9時半頃にロングビーチよりやや東に移動する。隣の貸し竿3人組のうちこまめにしゃくっていた人に大型のマアジ、次にイナダと連続ヒットしシャクリにも力が入る。ミヨシにも2連続でイナダが上がっている。と私の竿にもひときわ大きなアタリ。途中ドラグを緩めながらポンピングでやりとりする。水面には尾の黄色い魚の姿が見える。無事タモに収まったのは43センチ、キロ弱の太ったイナダだ。これで本命ボウズも脱出。船長のアナウンスではこの流しでイナダが6枚あがったとのこと。

またこの場所は1日2回くらいメジの回遊もあるそうで上目のタナを狙ってみるとソーダが多いがメジも狙えるらしい。その言葉の通り逆弦側でメジが1匹だけあがった。これをみてやや上目のタナまでしゃくるがソーダに邪魔されオマツリしてしまうのでこれは早々に諦めた。

天気は快晴で気温も上がって今のところ絶好の釣り日和だが、いつ南西風が吹き出して早上がりになるか分からない。案の定11時過ぎに南西風が吹き始めるとあっと言う間に強くなり白波が立ち始めたが釣りにならないほどではない。が、やはり魚の食いは落ちソーダしかあがらなくなった。

こまめにコマセを入れ替えてしゃくり続けていると12時半をすぎるとやや風が弱くなった。すると22m付近でアタリ。これも引きが強くイナダかと思ったが上がったのは32センチのマダイ。当日の最大級であった。今度はオレンジのウイリーに食ってきた。

終了間際に貸し竿3人組のうちこまめにしゃくっていた人に待望のマダイもあがる。再び風が強くなり始めた13時頃に計測塔沖の漁礁で1流ししたがこれは空振りでそのまま終了。

釣果はイナダ43センチ1匹、マダイ27〜32センチ3匹にヒラソーダ36センチ1匹とマルソーダ2匹でした。他に船中であがった外道はサバにホウボウ、アジ、イシダイにメジでした。

血抜きして持ち帰ったヒラソーダは脂も乗っていてスーパー等売っているカツオの刺身ほど血のにおいもなく家族には好評でした。タイも冬に向けての準備かかなり脂がのっていました。

ここのところスランプ気味だったイナダ、タイ五目乗合も久しぶりに成果を出すことが出来ました。やはり釣り人の多さに釣果は反比例するのかもしれません。



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