村田、アマダイで戸田に名を残す


  1. 日時:97年11月22日(土)
  2. 場所:戸田
  3. 参加メンバー:村田、杉本
  4. 時間:午前6時00分〜午後2時30分頃


釣行記

前回、華麗なる戸田デビューを遂げた杉本君と再び戸田を訪れました。

一緒に釣りへ行きたいとダダをこねる息子を、プラレールを買ってあげるからというバーター取引でなんとか誤魔化し、それでも午前1時半に御浜到着。5時半まで4時間睡眠。6時前には、杉本君も到着し、早速、荷物をまとめ、途中でお金を払い、そのまま、オールがセットされているボートに乗り込む。ゴムボートに比べると何もかもが楽だ。

まずは杉本君のオールさばきで、前回、いい思いをした「はまへい」の台船からさらに湾奥のブイへ向かう。前回の記憶を辿りながらポイントを定め、ブイに係留されている漁船に横付けする。杉本君はオーロラスキンサビキの片てんびん(前回これでアジ、サバが爆釣した)で、わたしは庄三郎丸で買ったタイ五目のウィリー仕掛けの片てんびんで開始。

1時間半ほどねばるが、チビマダイが1匹あがったのみ。アジ、サバの回遊は無しと判断し、この場所に見切りを付ける。

この日は朝から雨がパラつくものの、全くの無風状態で、以前からやってみたいと思っていた湾口付近の岩礁帯を流し釣りで攻めてみる。沖の漁礁を超え、鳥居よりも若干沖めから流し始める。この付近は急なかけあがりになっている様で、10mぐらいずれると、水深が5〜6mぐらい変わってしまう。

3投目ぐらいで、コマセを振り、仕掛けをあおると、竿頭がグッと押さえ込まれる。上がってきたのは20cmぐらいのタマガシラだ。これは珍しいということでキープ。次に再び竿が引き込まれる。今度は、40cm弱のヒラソーダが杉本君の仕掛けと一緒に上がってきた。

おまつりをほどいている間に、ボートが航路の方に流されてしまっていた。仕掛けを切り、杉本君もウィリーの片てんびんに代えて、さあ、再開という時になって、漁船が近づいてきた。「ここは航路だからもっと内側でやってよ」と言う。航路からは祐に数100mは離れているぞと思いながらも素直に従う。

こうして、ポイントの移動を余儀なくされ、次に、同じく流し釣りで沖の漁礁を攻める。ここでは、11/15の釣行記で上甲が報告していたように、チビマダイ、ウリンボ、ネンブツダイが盛んに上がる。3流し目に、杉本君が釣れているみたいだと言って、リールを巻いている。上がってきたのは15cmぐらいのマアジだ。アジの群れが付いたと二人で懸命にサビくが、結局、このポイントで同型のアジを2匹追加した に留まる。えさ取りはなおも釣れ続くが、これじゃ餌が持たないということで、ポイントを変える。

再び、朝一で、釣った場所に戻る。二人で暫らくコマセを振るが、当たりなし。餌取りもあまり居ないようだ。時計の針も12時をまわっており、ここで、二人で昼食をとる。 私はオキアミを付けて、置き竿にしておいた。これが功を奏するとは...

15分ほどで食事が終わり、さて、また流し釣りでもするかと竿に目を遣ると、竿が真下にしなっているではないか。ああ、根がかりだなあと思い、竿を手に取ると、グイグイと引っ張る感触が伝わってくる。バラしてもいいから、顔だけは見せてくれえと念じながら、ギリギリとリールを巻くと、途中でふわっと軽くなる。一瞬、やっちゃったと思うが、未だ、竿に重量感が残っている。これは!と、その前の週に釣り上げたアマダイの感触が蘇る。そうして、最後は糸ふけをとるような感じで水面にあがり、手網に納まったアマダイは前回のを二まわり程上回る大きさだった。ただ、この時はさっき釣ったヒラソーダよりも大きいなあと思ったぐらいだった。

その後、その付近で流し釣りをしてみたが、成果が無く、結局、2時半ごろには御浜に戻った。

浜に着いて、千代ボートの堤さんから、なんか釣れましたか?と聞かれるままにアマダイを見せると、こんな大きいアマダイは見た事ない。と、人だかりができてしまった。そんなもんかいなあと、思っていると、魚拓を取なさいと薦められる。まあ、それも面白そうだと、言われたとおりますみ屋という釣り具屋へ行く。

そこで、魚拓のとり方の一部始終を見学させてもらった。
(1)魚拓をとる片方の魚体に塩を塗り、ぬめりを取る
(2)魚体を床に置き、背ひれ、胸ひれを開いた状態にする為、釣り針が付いた糸で床に固定する
(3)オレンジ色の絵の具を魚体に塗り、2〜3分乾かす
(4)黄色の絵の具で尾鰭、腹に着色する
(5)再びオレンジ色の絵の具を全体に塗る
(6)白いシーツの様な布を上からかぶせ、しっかりうつる様に指で上からこする。
(7)布を魚体から外し、乾かせば出来上がり。

そこで、重さ、長さを計ってもらったら、1.5kg、47cmあった。
今まで戸田ではどの位のアマダイが上がった事があるんですか?という問いに対して、3年前に上がった1.5kgがこれまでの最高との答えが返ってきた。魚拓は2枚つくり、1枚は私がもらい、もう1枚はますみ屋の店内に飾るそうだ。

魚は酒蒸しでおいしく頂きました。


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