やっぱりだめか?シーズン終盤の戸田

山々は色づいてきました


  1. 日時:97年11月15日(土)
  2. 場所:戸田
  3. 参加メンバー:上甲
  4. 時間:午前6時00分〜午後4時00分頃


釣行記

11月15日(土)、久しぶりに戸田に行ってきました。当日は大潮、ボート予約の時も「ヒラメと4kgのマダイが出た」と聞き、かなりを期待を胸に出かけたのですが。。。

3時に自宅出発。濃霧の箱根と戸田峠を越えてまだ薄暗い6時前に到着。駐車場に車は少ない。軽い朝食を済ませているうちにだいぶ明るくなってきたので準備を始める。今回はいつものアジ狙いの他にマダイのマキコボシ釣り、アマダイ狙い、ヒラメ狙い、カワハギ狙い、カサゴ狙いを多様な仕掛けとそれに対応できる道具を準備した。餌もコマセの他にオキアミは中型と大型、アサリにイカの短冊を用意した。

料金を支払い6時半過ぎに出船。他のボートは「はまへい」の台船の方に向かって行くようなので久しぶりに湾口近くの漁礁周りを攻めることにした。

漁礁に一番近いブイには大型船が係留されているが、ロープを伸ばさなければ同じブイに係留できそうだったのでここで開始する。魚探の反応はぽつぽつとある。

まずはウイリーのシャクリ釣りで始める。先針にはオキアミを付ける。着底後。ハリス分巻き上げてから誘い始める。2〜3回誘ったところで弱いアタリ。しかしこれはネンブツダイ。次はもう少し強いアタリ、これは最近の戸田では珍しいイサキの子供(ウリンボ)。これは写真に収めてリリース。この後もネンブツダイとマダイの幼魚がひっきりなしに邪魔をしてくる。時々ウリンボが掛かってくるがこの魚は元気がよいのでこれを活き餌にしてヒラメを狙う。

しかしあまりに餌取りが多い。釣れるのもブイに付けている前述の3種類ばかり。そこでブイを離れ周辺をパラシュートアンカーを使って流してみることにする。しばらくは状況は変わらなかったが10m程流したところのやや上のタナでいままでより強いアタリ。上がってきたのは20センチ程度の魚。しかしこれはハリスを手繰っているときにバレてしまった。アジかイサキだったと思うが、そういえばイサキは大型ほど上のタナにいることを思いだし25m付近のやや上目のタナを攻めてみる。しばらくすると鋭いアタリがある。引きも強い。上がってきたのは20センチ強のまあまあの型のマアジ。23mで食ってきた。ここでは15センチのマルアジも追加。

 イサキの幼魚「ウリンボ」

しかし相変わらず今年の戸田は不調だ。あっと言う間に4時間が経ったがクーラーの中にはアジが2匹とヒメジ1匹という貧果。退屈しないのは投入の度に必ず雑魚が釣れてくるからだ。

ここでマダイのマキコボシ釣りに挑戦してみることにした。

カッタクリ用の渋糸にヨリモドシを介してハリスを結ぶ。平べったい石にコマセを乗せて、それにハリスをグルグルと巻き付けたものを投入する。タナまで達すると自然にコマセを巻きながら石が落下し、ハリスがほどけていく、という釣り方だ。良いところは重りを使わないので餌が自然な動きで流れることだ。しかしこれが以外に難しく、どうしてもハリスがからまってしまう。それでも餌はとられてしまうし。20分ほど続けてこの釣りは諦め、持参のアサリ餌でカワハギを狙う。しかしこれも餌取りの猛攻にあい断念しアマダイを狙うことにする。

パラシュートアンカーを使って漁礁周辺の水深35〜40mを流す重り30号に市販のアマダイ仕掛け、ハリス3号。Lサイズのオキアミを付ける。重りが着底したら50センチほど底を切り、竿を1m程上下して誘うという単純なものだ。しかしこれもサクラダイ、トラギスの類の魚に邪魔される。それでも数回アンカーの上げ下げを繰り返し1時間半程粘る。しかし成果無し。

 サクラダイが邪魔をしてきます。。。

時間は昼を回った。ここで沖の漁礁は諦めて「はまへい」回りに移動する。ここではまずアマダイを狙う。懸命に誘うもここも餌取りばかりなので1時間ほどで諦め、ボートを更に湾奥へと進めていく。村田さんお薦めのポイントの近辺を魚探で探っていく。ところどころ反応はあるが、まとまった群ではない。ここでも数カ所でウイリーシャクリをやってみるが成果無し。白い船や三郎丸跡には他のボートがいるので、再度沖の漁礁に移動することにする。昼を過ぎると完全に無風になる。これでは潮が動かないので魚の活性が低くなるのも仕方がない。パラシュートアンカーを使用しなくてもボートはほとんど移動しない状態だ。ここではとりあえずウイリーシャクリでやってみる。またしても餌取りの猛攻にあうが、一度だけ底付近でひときわはっきりしたアタリがあり、なんとシロギスが釣れてきた。先針のオキアミに食ってきたのだが、こんな深場にいるとは思わなかった。

 ウイリーシャクリでキスを釣ったのは今年2回目

あっという間に15時近くなり、夕方のアジの食いを期待して白い船周りに移動する。ウイリーで狙うがアタリはない。時間は15時半。ここで今まで実績を考えてオーロラスキン小アジ専科のサビキ仕掛けにチェンジする。するとアジとはちょっと異なるアタリ、あげるとこれまたチビマダイだ。今度はかなりの重量感のある引きだ。しかしこれはネンブツダイが5匹くっついていただけ。15分ほどはネンブツダイとチビマダイの攻撃を受け続けるが、その後アジ特有のククッというアタリをキャッチ。期待して巻き上げると小さいながらマアジが付いている。やっと群が回ってきたか、しかし時間は15時50分。もう残り時間はわずかだ。かなりの早さの手返しで釣り続けるが、この後はチビマダイのみ。

後ろ髪を引かれる思いで16時終了。

 これはオキナヒメジ

結局クーラーの中にはマアジ15〜23センチが3匹、20センチシロギス1匹、15センチのイサキ1匹、14センチのヒメジ1匹であった。

今回は潮の流れが悪く、そのため餌取り達の活性があがり、本命の魚が食う前に餌を取られるか、雑魚が釣れてしまったようだ。

帰り際に他の人の釣果を聞いてみると、アジをあげた人が数人いたそうで、ここにきてアジが回遊し始めたかもしれないとは堤さんの話。

 達磨山から眺める沼津の夜景

11月いっぱいで終了する前にもう一度くることを約束して戸田をあとにしました。


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