10月10日体育の日、大学時代の友人ら4名で戸田に行ってきました。天気予報は北東のやや強い風と雨でしたが戸田に到着すると天気は快晴、風もほとんどない絶好の釣り日よりとなりました。
6時頃戸田に到着すると既に湾内にボートが数隻浮かんでいるのが見える。白い船や三郎丸跡のブイは既に取られているではないか。駐車場も込み合っていてトイレ横の駐車スペースにはもう空きがない。さすがに連休初日であり今年不調の戸田も賑わっている様子だ。
準備を終えて受け付けに行くと今日は堤さんの奥さんも浜に出ている。またバイトらしきお兄ちゃんも2名いる。受付を済ませ一度車に戻ろうとすると、
「上甲さん、今日は何をやるつもり?タイはやらない?」
「いやあ、今日は慣れてない連中もいるんでアジとかイナダをやろうかと・・・」
「もしタイやるなら、家のおじいさんが考えた釣り方があるんだけど、ちょっと話しを聞いてみない?」
「はあ、まあ時間はいいですよ」
するとそのおじいさんがやってきてビニール袋に入った針金で作った自家製の天秤と20号重り、コマセ網と一本針の仕掛けを渡してくれてタイの釣り方のレクチャーしてくれた。要点をまとめると
・重りや天秤、コマセかごはなるべく軽いものを使うこと。
・タナは底から3〜5ヒロ。
・大きなタイほど上のタナにいる。これはイサキなどにも言える。
・タイはこの湾内ならどこにでもいる。
ということだ。
ありがたくその仕掛けは頂戴してボートを出す。7時を回ってしまった。
三郎丸跡に向かうが既にボートがいるのでまずははまへいの台船につけて釣ることにする。友人達はサビキ、私はウイリーに先針にオキアミの天秤仕掛けで始める。まずは友人がヒイラギの一荷。続いてもう一人には赤ちゃんマダイ。私にも数回オキアミ餌に赤ちゃんマダイがかかるだけ。1時間程して白い船に移動する。
しかしここでも赤ちゃんマダイが掛かるだけ。湾内はボートでいっぱいでボートが着いていないブイを探すのが難しいほどだ。我慢してしばらく続けると友人の竿にやや強めのアタリがあり20センチ程度のまあまあのマアジが上がった。その直後、白い船の上で昼寝をしていた友人のサビキにもアタリがあり私が替わりに上げてみるとこれは同型のマアジ。しかしアジはこれだけで、後が続かない。
今回はアサリのむき身も持参したのでカワハギ仕掛けでやってみる。すると投入毎にアタリがあり、餌を取られる。辛抱強く釣っているとやっと針掛かり、竿先を激しく叩いてあがってきたのは25センチはある大型のキュウセンベラの雄だ。この後同じ型のベラを上げたがカワハギは姿を見せなかった。
ボート周辺の浅場にはコマセのおこぼれを狙うカワハギが見えるのだが友人が見釣りでこれを1匹上げる。
10時近くなったので一度浜に戻って休憩する。昼頃になると沖上がりする釣り人も増えてくるがみんな顔がさえない。「アタリも一度もなかったよお」なんてぼやいている人もいたほどだ。
仮眠を取って13時半頃に再開する。三郎丸のブイが空いていたのでそこでやってみることにする。しばらくコマセると友人の竿にアタリ、しかしこれはやせたゴマサバ。その直後私の竿にもアタリ、がこれも明らかにサバの引きだ。上がったのは中型のマサバ。しかしこのサバ、サイズの割に丸々と太っていたのでキープする。
その後アタリが途絶えたので白い船に移動する。ここでもしばらくはアタリ無し。
漁礁の上を流しているエンジン付きボートの人には時折アジかサバが上がっているようだ。
辛抱強く竿を振り続ける。すると友人が「来た!」と叫ぶ。注目の中あがったのは中型のマアジ、時間は15時頃だ。これからがアジの入れ食いか、と期待したがこれまた後が続かない。私もウイリーシャクリでがんばるがアタリ無し。試しにタナを上げて底からでなく25mから上をしゃくるようにしてみる。すると20m付近でアタリ、しかしこれは針掛かりせず。思ったよりタナが浅いことに気付き20m付近を攻めてみるとまたしてもアタリ、中型のマアジが上がった。しかしこれも後が続かず、時間切れの16時納竿。
キープできた魚が4人でマアジ5匹にサバ1匹、カワハギ1匹という貧果にまたしても終わりました。
アジはどうやら戸田湾全体で今年はダメなようです。イナダやカンパチもよく回遊し上がっているようですが今回はダメでした。
また今回堤さんの奥さんから仕入れた情報では、マダイを狙うならマキコボシ釣りでやればボウズはないそうです。次回これを試してきっと大型マダイを釣ると心に決めて、戸田をあとにしました。