ボウズは回避、相模湾アマダイ乗合

釣り座の選択は慎重に・・・。


  1. 日時:97年12月6日(土)
  2. 場所:大磯沖
  3. 参加メンバー:上甲、村田
  4. 時間:午前7時30分〜午後3時00分頃


釣行記

12月6日の土曜日、村田さんと共に平塚・庄三郎丸からアマダイ乗合に行って来ました。7時半出船ということもあり、ゆっくり目に6時15分に船宿集合としました。当日は4時半に起床し、6時10分に到着。トモ、ミヨシには既に3〜4人ずつ入っている。思案の末、比較的すいていた左舷トモから3〜4番目に席を確保する。この選択が後々釣果に大きな影響を与えるとは。。。

ここのところのアマダイ好調のためか出船時間までにどんどん釣り人は増えて、結局片弦16名の大盛況となった。

船は定刻通り出船し、まずは西へ向かう。天気は晴れで風もほとんどなく寒さも厳しくない釣り日和である。大磯よりやや西で船は潮回りし、水深60m程のポイントで開始となった。餌はオキアミの1匹掛け、着底したら底を1mほど切ってから竿先を上下して誘えという指示は従来通りのアマダイ釣りの基本だ。

村田さんにアタリがあったようだが、仕掛けを上げてみるとハリス切れを起こしていた。村田さんは大物が掛かったと言い張るが「いやあ、フグですよ、きっと」と冷やかしていると村田さんの隣の女性が30センチはある大型のふぐを一荷で上げる。

見渡すと船中あちらこちらでフグが上がったりハリス切れを起こしているようだ。

船長曰く「サバふぐだから肉に毒はないから食ったら旨いよ。まあ怖かったらやめときな」だそうだ。しかしフグの猛攻はやまず、サバの邪魔も入りだしたので移動となった。しかし次の場所でもフグとサバの攻撃にあい、今度は90mダチのやや深場に移動になった。結局この日は60m前後の浅場は奮わず、終始80〜90mダチのかけあがりを攻めたようだ。かけあがりの度合いもかなり急なため、頻繁に底ダチをとらないと、とんでもなく高いタナを釣ったり、底に付いてしまった重りが流されてしまい、オマツリを誘発するかのどちらかになってしまう。

そんな急なかけあがりのため一流しでだいたい20程度でこまめに移動になる。そのたびに賢明に誘うのだがなかなか本命が顔を出さない。10時過ぎまでサバが2匹、トラギス2匹に終わる。しかしこれは左舷だけのようで、どうやら潮上の右舷、特にミヨシよりは好調にアマダイを釣り上げているようだ。左舷でも胴の間からミヨシよりでは移動の度にぽつぽつと結構型の良いアマダイが上がっている。

10時半頃、早めの昼食を取るため置き竿にしておいた。食事を終えて竿を聞き上げるとややはっきりしたアタリがあり、22センチのかわいいサイズのアマダイを上げることが出来た。なんとか本命ボウズだけは脱出。

その後も誘い続けるも小型のカサゴやアカボラが時々あがるだけ。村田さんにはなぜか20センチ程のカイワリが掛かった。

船長が左舷トモ側に来て「悪い席に座っちゃったなあ、潮の流れと風向きがこれだから今はしょうがないよお」と慰めてくれる。

時間はあっという間に1時を回った。村田さんは未だ本命はボウズだ。やはり上甲、村田の組み合わせで釣行すると結果を伴わないという今年のジンクスは本当なのであろうか。

しかしこの頃から潮の流れが変わり、逆にトモ側が潮上になった。船長も「潮の流れが逆になったから、後ろ側(トモ)の人もがんばれば釣れるよう」と檄を飛ばしてくれる。

 村田さんの成果

ところが今度は全体に食いが落ちているようでやはり状況に変わりはないが、若干左舷側でもアマダイが上がり始めたような気がする程度だ。そうこうしているうちに時間は過ぎていき、2時半を回った。助手の方がみんなの釣果を聞いて回っているが、左舷はトモの人は4〜5匹は釣っているようだが、その隣から0、1、0、2、1という釣果。今回は運が悪かったと諦めかけたところで村田さんが30センチ程の本命アマダイを上げた。これで村田さんもボウズ脱出。私の竿には何故か20センチを越える大型ウルメイワシがかかった。アマダイを釣りに来て、イワシやサバがこんなに釣れたのは初めてである。

結局3時に終了。私のお土産はアマダイ22センチ1匹、20センチカサゴ1匹、20センチのトラギス2匹にアカボラ1匹、30センチサバ2匹、22センチウルメイワシ1匹でした。

竿頭は右舷の人で8匹上げたようでした。こんなに釣り座に左右されるとは思ってませんでしたが、30名以上船に乗っていた訳だし、潮流の向きまでは予測できないので釣り座選びについても仕方がなかったと思います。

見ていた感じかなり型の良いアマダイもかなり上がっていましたので、潮さえ流れる日であればこの先もかなり期待できると思います。


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