寒中キス釣り、成果はまずまず


3月6日の水曜日、リフレッシュ休暇を利用して相模湾湘南海岸沖の
シロギス釣りに行ってきました。そのもようを報告します。

今回は平塚の庄治郎丸という船宿から出船しました。平塚地区には
庄三郎丸、浅八丸、庄治郎丸の3つがありいづれも須賀港近くに船着
場があります。庄治郎丸では先着順に釣座表に名前を書いていき出船
30分前になると沖に係留してある船を接岸させ乗り込むというシス
テムのようです。

今回のシロギス船はやや小さい船でしたがアジやタイ五目の船はいわ
ゆる大型船で、特にアジ乗合は平日にもかかわらずどの船宿も20名
程度乗船しており、女性の姿もちらほら見えました。この地区の船宿
は秋のはイナダ乗合を出しますので、今年こそは絶対イナダのカッタ
クリ釣りをやりましょう。

さて、当日は5時起床、やや風があるのが気になりますが6時半には
船宿到着。車を止めるスペースはかなり広い。前日に電話して確認し
たところ「何台で来ても大丈夫だよ」と言っていた意味がわかりまし
た。受付を済ませる。2番のりだ。またしてもトモに陣取ることがで
きた。船がやってくるまで車中で朝食を済ませる。

7時頃船が接岸。荷物を積み込み準備を始める。ちなみに船頭さんは
18歳らしい。身体はでかいがやはり顔は幼い感じ。

7時半過ぎに出港、航程10分弱で釣り場到着。まさに港から目と鼻
の先の平塚沖の水深10m程度。砂浜から500〜1kmくらい。岸
から近いためか、北風は結構強いけど海は静か。ただ私は日陰側にな
ってしまい寒い。

相模湾のキスというのは初めて。釣りニュース等で勉強はしてきたが
やや不安。釣れている人のまねをしよう、と考えていましたがどうや
ら同船の人達もそんなになれていない様子。重り15号、仕掛けは船
宿常備のハリス0.8号、流線7号針を使用。とりあえず少し投げて
探ってみる。船はエンジンをかけての流し釣り、キスは船下を嫌うは
ずである。一投目からあたり。しかし針掛かりせず。二投目で15セ
ンチ位のキスがあがる。それからはあたりはあってもなかなか掛から
ないという時間が続く。まわりも同様。2時間半やってキス4匹とメ
ゴチ1匹。外道にホウボウでも釣れるかな、と思っていたがそんな気
配は全くない。

11時頃ちょっと沖目に移動。この場所が当たって、潮止まりの11
時半過ぎまでに11匹まで釣果を伸ばした。20センチ超も2匹釣れ
た。なにやら竿が重い。しかし引きはない。一体なんだろう、と思い
つつ巻き上げると中型のイイダコだ。ここ最近はキスを狙うと必ず釣
れてくるのがこのイイダコ。手にまとわりついて針をはずすのが難儀
だ。

潮止まりからしばらくはあたりすらない状態が続く。まわりのおじさ
ん達もぼやき始めた。気がつくと風はやみ、海面は鏡のようなベタ凪
状態。寒さも和らいできた。

潮が効き始めるとまたぽつぽつとかかり始めた。竿は2本用意したが、
置竿には全く掛からないため終始1本竿でやる。結局これがよかった
ようで他の人よりも結果的に手返しがよく広範囲に探れたために釣果
が伸びたようだ。終日持ち竿で釣ったため腕はかなり疲労しました。

結局、キス13センチ〜23センチ22匹、メゴチ20センチ1匹、
中型イイダコ2匹のまあまあの釣果で睡眠不足(約2時間)の割に船
酔いもなく良い釣りができました。前日の南西風のため水温が低下し
食いが落ちてしまったようです。

料金は餌のジャリメ1パック付きで7000円です。50〜60匹釣
ろうと思ったら追加でもう1パック(400円)買っておくとよいで
しょう。

さて、釣魚の料理ですが、キスの大きな奴2匹を1匹は塩焼き、1匹
は刺身にして晩酌の肴にしました。特にポン酢醤油で食べた刺身は身
に甘みがあり絶品でした。残りの一部は翌日フライに、小型のものは
下処理のみして冷凍庫に眠っています。


釣行記へ戻る