秋深まる戸田、初の石物あがる

朝焼けに浮かぶ富士山
10月12日土曜日、戸田に行って来ました。9月はよい釣りが出来たことが多かっ
たので今回はそれ以上の釣果を期待しての釣りでした。
行きは上甲、村田さん、中西さんが村田さん自慢の新車のステップワゴン、杉本さん
は単独で東名経由でだるまや4時待ち合わせ。予定通り5時過ぎに戸田到着。すでに
あたりは薄明るくなっている。北東の風がやや強いのが気になる。
今回は雨が予想されたため村田丸(ゴムボート)は出撃せずに全員貸しボートでの釣
りとなった。
準備を済ませて浜を出たのが5時50分頃。既に何漕かのボートが海に浮かんでいる。
上甲・中西、村田・杉本に分かれてまずは三郎丸のポイントへ。エンジンは私と村田
さんである。
今回は村田さんも貸しボートに
ボートを係留し例の如くサビキ釣りを始める。魚探の反応もある。しかし数回こませ
るもあたりすらなし。この状態が1時間ほど続く。
中西さんにアタリ、20センチオーバーのマルアジが上がる。しばらくしてまたして
も中西さんがマルアジを上げる。しかし私にはアタリもなし。
中西さんの竿が大きく絞り込まれる。なんだ、イナダか?と思ったが上がってきたの
は丸ソーダ。杉本さん達の竿にも丸ソーダが掛かり始める。しかし何故か私の竿には
掛からない。ここまで私が釣ったのはヒイラギ1匹のみ。
取り込まれた丸ソーダ
中西さんが3匹目のマルアジを上げたところで私の竿にも明確なアタリ。しかし20
センチ程度のサバ。これはリリースするもまだ、
「こうゆう日はこんなサバも貴重品かもしれませんね」
などとのたまう余裕がまだあった。しかし11時を過ぎても私のクーラーの中身は氷
だけ・・・。こんなことが今まであったであろうか?
魚探の反応はすごい。時折画面が真っ黒になるほどの反応がある。しかし釣れない。
「だめだね」とみんなぼやき始める。
私のボートに向かって海面近くを近づいてくる物体がある。動いているようだ。な
んだろう?と目を凝らすと中型のカニ。すかさずタモですくい上げる。みたところ
ワタリガニのようだが定かではない。味噌汁にしたら旨そうなのでバケツで活かし
ておくことにする。これで私は戸田で魚以外の獲物としてカニを追加したことにな
る。なぜあんな海面近くをカニが一生懸命泳いでいたかは不明である。
捕まえたカニ。午前中の成果はこれだけ
12時を回ったので浜に戻り昼食。なんと午前中の成果はカニ1匹、しかも捕まえ
たもの。中西さんと杉本さんはアジを上げている。村田さんも丸ソーダではあるが
獲物はある。一体どうしたんだろう?潮の流れが速いからか、それとも急に海水温
が下がったのか?食事中にもいろいろな考えが頭をよぎる。
しかし戸田は日焼けするほどの快晴。予想通り天気予報ははずれ。
13時過ぎに釣り再開。出発間際におばちゃんが「手前でカンパチを上げた人がい
る」と言っていた。
強い逆風に難儀しながら午後は白い船に係留しての釣りにした。昨年の秋は夕方に
白い船回りにアジの回遊が見られたからだ。
最初にヒイラギ数匹を上げた後に強いアタリ。小刻みに竿先を奮わせる丸ソーダ独
特の引きだ。遊ばせると仕掛けをめちゃくちゃにするので強引にリーリングし一気
に抜き上げる。中西さんにも来た。みると向こう側に係留している人にも来ている。
こんな感じで丸ソーダの群が通るとまんべんなく竿に掛かるようだ。3匹ほど丸ソ
ーダを上げたところで待望のアジのアタリ。15センチくらいのマアジだ。仕掛け
をすぐに再投入するとまたマアジ。中西さんには一荷で来た。
「よし、こいつをあと50匹釣りましょう」などと中西さんと話しているうちに群が
去ってしまったようだ。15分ほどするとまた上がりだした。が後が続かない。村田
さんのボートもやって来た。
いつの間にか仕立船だか乗合船3隻が集まって来ている。彼らの指示棚は20〜
25m。結構釣っている。マアジとカマスも釣れているようだ。遠目で良く分から
なかったが彼らサバ皮かなんかの普通の仕掛けを使っているようだ。
私も棚を21〜27mで探っていくとぽつぽつとアジが上がる。中西さんも同じペ
ースでアジを上げる。
時間は16時。まあまあ釣果は得られたので「そろそろあがろう」と村田さん達に
も声をかけて帰り支度を始めた時、杉本さんの竿が大きく曲がった。底へ底へと引
く感じからおそらく鯛だ。
大きくしなる杉本さんの竿
「杉本さ〜ん、多分鯛だから慎重に〜」とプレッシャーをかけてみたりする。
全員の注目のなか上がってきたのはなんと石鯛。こんな時に限って村田さんがタモ
を家に忘れてきていたためバケツでなんとか取り込む。そろそろ縞が消え始めた
34センチの立派な石鯛であった。サビキでこんな石鯛があがるとは・・・。
1Kgはゆうに超えていそうな大きさ
結局私が27〜34センチ丸ソーダ5匹、15〜20センチのマアジ9匹で何とか
帳尻は合わせられました。中西さんが中型マルアジ3匹とマアジとマルソウダは私
と同じくらい、村田さんは丸ソーダのみ、杉本さんはマルアジと丸ソーダ数匹それ
と石鯛でした。なんとかアジが釣れたので捕まえたカニは海に帰してあげました。
さて、昨年の釣行記を見返してみると9月の末からは早朝は釣れておらず昼前〜夕
方にかけてアジを釣っています。夏は早朝がよかったのですが秋は気温があがる日
中が狙い目のようです。ということでそろそろ出発時間を遅めにシフトしても良い
頃かもしれませんね。
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