戸田アジ釣りウハウハ!



この日の戸田は海水浴客でいっぱい

もう梅雨明けしたと思われる真夏の暑さの中、7月13日(土)戸田に行って
来ました。今回の参加者は古川さん、唐木、石川、上甲と国際投信の西村さん
(古川さんのお友達)でした。村田さんは体調不良のため金曜日に急遽キャン
セルとなりました。

私と石川が私の車で、残りの方々が唐木の車に乗り2時に海老名SAに集合の
約束、だったが私の車は約30分遅刻してしまった。先を急ぐためそのまま東
名で沼津インターへ。今回は昼過ぎには切り上げる予定のため餌屋では一人当
たりでコマセ半ブロック、ジャリメ1パックを購入した。

その後順調に戸田に到着、のはずだったが御浜の入口のところで何やら知らない
おじさんが話しかけてくる。
「7時まで松に薬剤散布してるから車は浜に入れないから車はそこに止めて。」
「えっ、じゃあボートも出せないの?」
「ボートは・・そこから浜に出られるからいいよ。」
と、なにやらよく分からなかったが、看板に出ていた内容から類推するに、13
日は午前5時〜9時まで松枯防剤を散布する、この薬剤が車に付くと大変なので
浜の駐車場に車を止めないで下さい、ということらしい。車に付いたらまずいけ
ど人間には大丈夫らしいので、しょうがないので既に5時半を過ぎていることも
あり荷物を担いで御浜の付け根のところからボート乗り場まで歩いていく。昼間
は海の家が5〜6軒営業を開始しているようだ。

ボート乗り場に既におばちゃんが来ている。
「いつもありがとう。村田さんは?」
「身体悪くして、今日はこないみたいだよ」
「あら、残念だねえ」
ってなやりとりをしながら名簿に記入しボート代を支払う。1漕分は3千円に負
けてもらった。結局6時過ぎに出船となった。私と唐木、古川さんと西村さん、
石川の3艘だ。

石川のリクエストもあり、まずはアジを狙うことにする。アジがだめでもキスが
あるさ、と最近不調のアジは半分諦めていました。三郎丸近辺にて魚探の反応を
見る。反応はある。20mから下はすごいアジらしき反応だ。と行っても前回も
反応があっても釣れなかったこともあったのでまだ本当に釣れるまでは安心出来
ない。

 魚探の反応。朝はずっとこの状態

三郎丸の右舷にボートを付ける。コマセを付けてサバ皮のサビキで第一投。風は
湾の奥から御浜に、潮は三郎丸から漁礁の方に流れている。底から順にタナをあ
げてくると25m付近でアタリ。水面に浮かんできたのはアジだ。久しぶりのア
ジであったためか「おっしゃー、あじだあ〜」などと叫びながら取り込もうとし
たところアジをつかみ損ねてしまい、タイミングわるく針もはずれてそのままボ
ートの逆舷側の海に落ちてしまった。

気を取り直して2投目、またもアタリ。今度は慎重に取り込みまあまあのマアジ
を手にする。唐木も2連続でアジを上げる。するとサバっことイワシの群がよっ
てきてしまいアジ釣りの邪魔を始めた。イワシの群だと針にパーフェクトでかか
ってきたりする。20m付近で釣れるのがサバ、25mより下で釣れるのがアジ
のようなので唐木にもやや底目で釣りように教える。

 唐木の方がよく釣っていた

しばらくするとやや食い落ちる。朝一のこの一発だけで終わってしまうことも今
まであったのでちょっと不安になったが風が南風に変わるとまた食いが立ってき
た。コマセをまくと魚が集まってきて魚探に反応が出るという感じで中層にサバ
の大きな群、底の方にアジの小さな群がぽつぽついるようだ。時折この中層20
m付近で仕掛けが沈むのが止まってしまう。サバっこが食いついてしまうのだ。
着底させてコマセをふるとかなり強いアタリが来る。サバかな、と思うとアジな
のである。かなり活性が高そうだ。24、5センチもある太ったマルアジも釣れ
る。マアジとマルアジの比率は1:3程度。マアジは特に太っていて旨そうだ。

 良型のアジも結構混じる

入れ食いは入れ食いだが私はサバ(サバっこではない)が多いが、唐木は明らか
にサバを避けながらアジをよく釣っている。使っているサビキは村田さんの教え
を忠実に守り小アジ専科オーロラサビキである。唐木はスピニングリールを使っ
ているため仕掛けが沈む速度が速くてサバ避けられるせいもあるが、
「周りが釣れているのに自分が釣れないのはサビキのせい」
という平塚でのアジ釣りの時の教訓を生かしてサビキをサバ皮から小アジ専科オ
ーロラに変える。するととたんにアジが掛かり始めた。やはり戸田にアジには小
アジ専科オーロラが良いようだ。

9時半の干潮潮止まりになるとぱったりと釣れなくなった。腹もへったこともあ
り一度浜に上がって休憩することにした。浜には海水浴客が結構来ている。

西村さんがもってきたシャンパンで乾杯し弁当を食べる。その後は海の家でかき
氷を食べたりキャッチボールをしたり仮眠をとったりして12時前に釣り再開。

私と唐木は近場でキスを、のこりの2艘は朝の場所でアジを狙う。
海水浴客に重りをぶつけないように注意しながら釣るが、海水浴客の方が恐がっ
てこちらに寄ってこないようだ。外道混じりでポツポツとキスが上がる。ここで
唐木が妙な魚を釣る。見てくれは悪いがコチに似ていたのでとりあえず持ち帰っ
て食べてみたら、と薦めたが写真に収めてリリースということになった。
後で調べてみるとこれは「キビレミシマ」というオコゼの仲間であることがわか
た。その後ハオコゼも釣れる。刺されるのでハリスを切って逃がすように促す。
毒魚にはくれぐれも注意して下さい。

 これがキビレミシマ

沖上がり予定の1時をまわったので納竿する。石川、古川さんのボートも戻って
きた。みんあアジを2〜3匹づつ追加したようだ。

「カレイだかヒラメみたいな魚が釣れたよ」
と石川が言うので見てみるとなんと25センチはありそうな巨大なカワハギ。こ
んなに大きな奴は見たことがない。

 良型のカワハギ

釣果は私と唐木はクーラーが一緒だったため個別成績は不明だが2人でアジ15
〜25センチ24匹、イワシ、サバ多数(放流)が6時過ぎ〜10時までの間の
成果。キス13〜20センチ12匹が12時〜13時までの成果です。
古川さん、西村さん、石川はそれぞれアジ4〜5匹、サバ、イワシ多数の釣果に
プラスして石川はジャンボカワハギ1匹でした。

 正味2時間半程度の私と唐木の成果

かたずけて温泉に入って戸田を出発したのが15時、箱根経由で東名から東京に
着いたのが19時過ぎでした。途中睡魔との壮絶な戦いがありましたが。。。

このアジですが、去年の秋に釣れたアジほど脂はまだのっていませんがタタキ、
揚げ物のして非常にうまかった。マルアジは卵か白子が入っていましたのでち
ょうど産卵期なのでしょう。

今回の成果として
・やっとアジが回遊してきた。今後も期待できそう。
・サビキは小アジ専科オーロラがよい。
ということがわかりましたし
・台風の前後は魚が湾内に避難してくるので良く釣れる
ということもウソではないような気がします。

ただこれから真夏にかけての海水浴客による混雑や暑さを考えるとかなり計画
的に釣りをしないといけなそうです。

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