
この日の戸田湾
6月1日(土)、戸田に行ってきました。気温もだいぶ上がり海水温もかなり
上昇していると思われることから、今回はアジの大釣りを期待しての釣行です。
5月末納品物作成に追われた私は31日の午前4時帰宅、対客提出資料の作成
に追われた村田さんは徹夜となりました。私は31日は製本作業のみであった
ため18時頃に帰宅できたので出発に午前2時までに約4時間の睡眠が取れま
したが、村田さんは22時頃帰宅だったため2時間程度の睡眠だったようです。
2時半頃村田さんの車で私の家を出発。いつものとおり東名〜小田原厚木〜箱
根新道〜1号で三島方面へ。4時頃だるま屋で餌を購入し5時過ぎに戸田到着。
軽く朝食を取ってからボートの用意をする。早朝だけにちょっと肌寒いが日中
はかなり暑くなるらしいので短パンとTシャツというスタイル。これが失敗で
した。
5時半頃砂浜よりボートを出す。まだ海水は冷たい。まずは岸よりの漁礁まわ
りを攻める。海水は前回(5/3)程ではないが汚れている。
魚探の反応を見る。ある場所でかなりの反応がある。そのあたりをパラシュー
トアンカーを使って流しながらまずはサビキ釣る。しばらくねばるがアタリす
らない。
7時過ぎに水深10m前後の浅場に移動。村田さんはサビキ、私はキスの仕掛け
にイソメ餌で釣る。私の竿にアタリ、上げてみるとオオスジイシモチの一荷だ。
村田さんの竿にもアタリ。結構良い型のカワハギが上がった。その後は雑魚
(スズメダイ、オオスジイシモチ、ハゼの仲間・・・)のオンパレード。退屈
しない程度に釣れるがお土産になるような魚は釣れない。
この場所に見切りを付けて沖の漁礁に移動。この漁礁まわりにあるブイにアジ
のイケスが結びつけられていた。このブイと漁礁を結ぶロープの間にボートを
固定し釣り始める。時折魚探に反応はあるが釣れてくるのはヒイラギやスズメ
ダイ。イソメ餌で村田さんが小型のカサゴを上げる。私はいまだお土産になる
魚は釣れていない。
10時過ぎに漁礁まわりをボートを流しながらの釣りをしてみる。たまたま小
型のハゼの一種が釣れたのでこれを活き餌にしてボート真下、ベタ底を釣って
みる。しばらく流したところで活き餌に置き竿を上げてみる。根掛かりのよう
だ。思いきり竿をあおると少しずつだが上がってくる。引きは全くなくただ重
いだけ。海草かなにかが引っかかっているのだろうが、以前に伊勢エビを釣っ
たときもこんな感じだったのでちょっと期待しながらリールをギリギリ巻いて
いく。村田さんはタモアミを用意して待っている。水中に何か光っているもの
が見えてきた。どうやらゴミではないようだ。水面まで上げる。何か長い魚が
仕掛けに絡まってグネグネしている。ただ結構大きい。
上甲「なんだこりゃあ?アナゴかあ?」
村田「とりあえず上げよう。」
と無事村田さんのタモアミに取り込まれる。気がつくと私はひざが奮えるほど
興奮している。歯が鋭く全長は1mを超すほどのうろこのないぬるぬるした魚
だ。確かに餌のハゼにがっちり食いついている。仕掛けに絡まって自ら身動き
が取れなくなっているので引きがほとんどなかったのであろう。
これは何だろう?ダツ?ヤガラ?いやここまで大きくなるのはもしかしたらハ
モか?と、村田さんと魚種を推定するがこの時点では不明。とりあえずクーラ
ーに放り込む。
いったいこれは???
この後も雑魚がぽつぽつ釣れるだけ。11時頃昼食のため岸に戻る。戻る途中
に切れた仕掛けが私の竿に引っかかってきた。なんと幸運にもその仕掛けの先
には小型のシロギスがついているではないか。当然お土産に確保。
午前中の釣果
ちょうど干潮時だったので餌のエビを取る。今回は15匹ほど確保できた。
天気もよかったので食事後しばらく昼寝。午後は1時過ぎから再開。
午後も沖漁礁まわり等、場所を変えながらがんばるがどうもだめ。3時過ぎに
例の白い船のところに移動。夕方からここでアジが釣れるはずだ。
北東風が強くなり日も傾いてかなり寒くなってきた。Tシャツ、短パン私はか
なりきつい。
村田さんが7〜8回コマセを振りやっとアジを上げる。結構良い型だ。私も寒
さにふるえながらがんばってみる。するとアジ独特のアタリ。こんどこそ本物
のアジだ。型も良い。さあ、これからか、と思って2人とも俄然張り切るが結
局この2匹だけ。寒さの限界でもあったため16時半頃沖上がり。
やっと釣れたアジ
結局釣果は私が謎の魚1m45cm1匹、25センチマルアジ1匹、13セン
チ、シロギス1匹、雑魚多数(放流)、村田さんが23センチマルアジ1匹、
20センチカワハギ1匹、15センチカサゴ1匹の5/3に同様の淋しい釣果に
終わった。
さて、正体不明のこの大きくて長い魚であるが、とりあえずハモと仮定し料理
することにした。さすがに懐石に使われる魚だけに鯛、ヒラメ系の旨味の濃い
白身でかなりおいしいのですが、やはり小骨がかなり気になる。やはり素人の
骨切りではだめだったようだ。
ハモなんておろしたこともないしそもそも食べたこともないし、見たことすら
ないので仕方ないか、と今回は納得しました。一度ちゃんとしたハモ料理を食
べてみたいのですが、やはりべらぼうな値段なのでしょうか?
と、ここまではハモであると信じていました。
その後釣りサンデー社の「新魚大図鑑」を購入したところ、このハモと仮定し
ていた魚はもしかしたら「ダイナンウミヘビ」ではないか、とうことが判明し
ました。残っているのは写真だけなので確信できないのですが、結構確率は高
そうです。ただ、その図鑑によれば「食用の価値はない」とされているのです
が、食べてみるとうまかった魚なのでハモであった可能性もないとはいえない
でしょう。ハモであったと信じたいものです。
ウミヘビだったのか・・・。。。
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