戸田からのぞむ駿河湾

戸田湾にゴムボート進水!


3/23日土曜日、戸田のボート再開を待ちきれずに買ってしまった釣り用
ゴムボートの進水式と千代ボートのおばちゃんを励ましに戸田に行って
来ました。

今回は進水式編、釣り編と納竿後に千代ボートのおばちゃんに会って聞
いた話編を書きます。

20日に星川のポイントで買ったゴムボートは金曜日の日中に村田さん宅
に到着。土曜日は予定通り進水式を戸田で行うことになりました。狙い
は産卵期直前の「乗っこみ」状態の鯛です。

午前4時半過ぎ、予定通り村田さんが私の家に来る。開口一番に「トラ
ブルがおきてさあ・・・」と村田さん。朝、出発前にボートに空気を入
れる電動エアポンプ(車のシガーライターから電源を取る)を試してみ
たら、ラジオとシガーライターの電気がつかなくなってしまったらしい。
このままではエアポンプが使えないので足踏み式ポンプで空気を入れな
くてはならない。現象から判断してどうもヒューズがあやしい。
「村田さん、ヒューズボックスはどこですか?」
「さあ」
「予備のヒューズはありますか?」
「さあ」
仕方ないので車の取扱説明書を取り出し、運転席足元のヒューズボック
スを探し出し、ふたを開けてのぞいて見る。やはり1つヒューズが飛ん
でいる。とりあえず走行には支障がないので途中のGSでヒューズは調
達することにし5時出発。どうも幸先が悪い。

246〜小田原厚木道路〜箱根新道〜1号で順調に三島へ。餌屋はどこ
もやっていない。吉野屋で食事をしたのちコンビニで弁当購入まではい
つもどおり。7時を過ぎて開いたGSで10アンペアヒューズを2つ購
入する。つけてみると無事カーステレオ復活した。復活したカーステで
安室のCDを聞きながら一路戸田へ。途中エアポンプのテストを車中で
してみる。スイッチオン、ブウウウンとポンプ稼動、すぐにプツ、とス
テレオがとまりポンプも止まる。またヒューズが飛んだようだ。改めて
ポンプの説明書を見ると電流値9〜11Aとある。これでは10Aヒュ
ーズではだめだ。よくみるとポンプに20アンペアのヒューズが付属し
ている。ヒューズをこれに付け替えやってみると今度は無事ポンプが稼
動した。もっとよく説明書をみると「ヒューズが20アンペア以上にな
っていることをお確かめの上ご使用下さい」とある。
教訓:マニュアルは最初によく読もう。

8時少し前に戸田に到着、コマセ、オキアミ、アオイソメを購入。その
後、いつもの駐車場へ。まず砂浜に出てみる。あんなにあったボートは
どこかにしまったらしく、2〜3艘のボートが砂浜に放置されているだ
け。非常に淋しい風景だ。

ボートにセッティングを開始する。まず膨らませてみる。ポンプを使う
と結構早い。ものの10分もかからずに膨らんでしまった。浜にボート
を運び底板をはめようとする。はまらない。どうやらこれはボートを膨
らます前にセットしなくてはいけなかったようだ。ボートと格闘しなが
らそなんとか無理矢理底板をはめ込み荷物を積み込む。狭い。バケツと
クーラーは1つずつしかのせないことで場所を稼ぐ。

これがゴムボート

荷物を全部積み込み村田さんが漕ぎ手となり、いざ進水。板があるとは
いえボートの底はかなりやわらかい。やはり直進性にやや難があるよう
だ。

とりあえず、秋に良い思いをした岸よりの漁礁まわりを攻めることにす
る。今回初お目見えの上甲自作のパラシュートアンカー(実は昨年末に
戸田でテスト済み)を投入し村田さんはサビキ、私はウイリーの天秤仕
掛けで釣り開始。さあ、結果はいかに。

海上は鏡のようなベタなぎ。数回コマセをふる。しかしあたりなし。魚探にも
反応無し。オキアミ餌での餌釣りに変えてもだめ。1時間半程ねばった後に場
所替え。沖の漁礁の方へボートを漕ぎ出す。この場所は村田さんが単独釣行し
たときにアジが釣れた実績がある場所だ。ポイント近辺で魚探を使用してみる
と、なんと底から魚マークが縦3列も並ぶ場所がある。潮の流れを計算に入れ
てパラシュートアンカーを投入。

これがパラシュートアンカー

岸では東大の応援部が練習している。太鼓に合わせて踊りの練習をしているよ
うだが、端から見てるとあやしい宗教団体にも見える。太鼓がうるさいぞ。

コマセるとまず村田さんが20センチ位のマアジを上げる。これはいけると思
い私もサビキに仕掛けを変えようと巻き上げるとオキアミ餌にムロアジが食ら
いついていました。とりあえずボウズはまぬがれる。サビキに変えコマセをま
く。底から5〜6mのところでアジ独特のクククという当たり。マアジをゲッ
ト。再び投入。またマアジ。今度はあたりの後少し巻き上げてそのまま待って
みると一荷でマアジ。次投はコマセをふる間もなくあたりがあり3匹掛けでマ
アジ。なぜか村田さんは連れていない。おおっと、こんどは強い引きだ。ムロ
アジだ。村田さんにも何かがかかった。おお、赤い魚だ・・・、でも金魚みた
いな小さい魚だ。しかもヒレにとげが(この魚は図鑑をみたところサクラダイ
という魚でした)。また私の竿にあたり。またマアジだ。村田さんにあたり、
・・・ネンブツダイだ。と、この間約15分で二人で、マアジ9匹とムロアジ
5匹を確保。

東大応援部の太鼓が鳴り止むとなぜか食いも止まってしまった。不思議だ。

ここで昼食のため浜に戻る。昼食後村田さん持参の熊手で潮干狩りを試みるが
成果無し。2〜3年前はアサリやハマグリが採れたそうだ。

気を取り直して再び出船。今度は砂浜よりの場所でキスを狙ってみる。やはり
あたりなし。ここで村田さんは15センチ位のマダイをあげる。去年の秋はあ
んなに小さかったマダイもここまで大きくなりました。

次に白い船まわりでカワハギを狙ってみる。全くダメ。餌も取られない。しば
らくねばって昼前にアジが釣れた場所へ移動。午前中より風があり潮の流れも
ちがうせいか魚探の反応、あたりともない。この場所でしばらくねばってみる
が成果無し。結局16時半頃納竿。今回は午前中の15分間しか釣れませんで
した。

いまだ水温は低くまた砂浜の状態からして前日は海はかなり荒れたようで潮が
かなり濁っていました。この辺が貧果原因かと思われます。

砂浜にあがってからボートをしまう作業に入る。まず2人でボートを公衆便所
横の水道もところまで運ぶ。水道からバケツに水をくんでざぶざぶかけ、大体
きれいになったところで駐車場に運び乾かす。生乾き状態のボートにベビーパ
ウダーをふりかける。これはゴム同士がくっつくのを防ぐため。そして空気を
完全に抜き折り畳んでしまう。この作業に約1時間かかりました。

釣行記へ戻る