釣り場に向かう途中の風景
6月8日(土)平塚は庄三郎丸から仕立にてアジ・サバ五目釣りに行って
きました。その模様を報告します。

今回はいろいろな経緯があって私にとっては初の仕立船になりました。参
加者はこれまたとある経緯があって、金融システム部から森(伸)さん、
宮川さん、大野さん、村田さん、森(敬)さん、古川さん、上甲、唐木、
シスコンから鈴木さん、NSSから能島さん、NFCから中野さん、佐伯
さんの計12名の参加となりました。

電車組が7時過ぎに到着し時間通りに全員が集合。この時点で受付を済ま
せる。まず人数分+αのコマセかごと重り、仕掛け30枚を渡される。帰
るときに使った分だけ精算するというシステムだ。貸し竿1000円、氷
150円も帰りに一括精算。

定刻どおり7時30分河岸払い。朝方雨がぱらついていただけに天気が心
配だったがどうやら大丈夫そうな雰囲気だ。船頭さんは優しそうなおじ
いさんである。

まず港外を出たところで船頭さんが帆を立てたりと準備を始める。ここで
森さん、大野さんに竿の扱いとリールの操作を教える。その際に少し仕掛
けが海中に入ってしまった。巻き上げてみるとなんとサバの子がもう釣れ
ている。
「おおっ、釣れた釣れた」と大野さん。
何人かがこれに見て釣ろうとしたので
「みなさん、釣場はまだですよ。もっと大きなのが釣れるはずですから。」
と注意を促す。
「なんだ、もうサバっ子が釣れたのか。こんなのばっかじゃやだなあ。」
と船頭さん。そこから5分ほど船を走らせスローダウン。
「はい、どうぞ。」の合図で釣り始める。

まずはトモの森(敬)さんがアジを上げる。唐木もアジを上げる。しかし
私や森さん、大野さんには来ない。しばらくコマセているとサバっ子が寄
って来てしまい針に大量に掛かり出した。
「あ〜だめだ、上げて〜。」と船頭さんから移動の合図。

水深は20m弱。やっと待望のアジ特有の「くくくっ」というアタリ。
20センチ程度のどうやらマルアジが上がる。まわりでもポツポツとアジ
が上がるが後が続かない。船は移動を数回繰り返すが、なかなか入れ食い
状態にはならない。

村田さんが差し入れてくれた缶ビールを飲みながらのんびり釣る。日も出
てきて結構暑いのでビールが旨い。このころ大野さんは船酔いでダウン。
船尾に待避し休憩の様子。

 まだ元気なころの大野さん

このころからサバっ子に混じってカタクチイワシが釣れ始める。釣れたて
のイワシは釣り人しか味わえない貴重品でもあるのでキープする。なにや
ら竿を絞り込まれている人がいる。上がってきたのは30センチはあろう
かというサバ。おおっ、旨そう、と思っていると私も竿にも大きな引き
込み。横に走ったり食い上げたりするサバ特有の引きを楽しみながら一気
にごぼう抜きにする。なかなか良い方のサバだ。おいしく頂くためにサバ
は全て血抜きを施しておく。

 サバを取り込む唐木

油断しているとサバっ子が掛かってきてしまうが、底近くを釣っていると
ポツポツと中アジが掛かる。時折強い引き混みでサバ。仕掛けが10本針
とやや長いもののためか扱いが難しく船縁でばれてしまうこともかなり多
い。

この後も納竿まで飽きない程度にアジ、サバ、イワシが釣れてくる。中野
さんは釣れたアジ、サバでひらきを作っている。いわゆる「沖干し」とい
われる生干しだ。

 アジとサバの沖干し(大野さんのお土産)

昼過ぎに大野さんが復活。古川さんは居眠り中。大野さんは釣れさかるサ
バっ子の合間に釣れるサバの強い引きに
「おお〜、来たあ〜。釣れた〜。」とはしゃいでいる。

 居眠り中の古川さん

クーラーもそろそろ満タンに近くなってきたためサバは放流、アジのみキ
ープする。

結局このまま15時前に沖上がり。正確には数えていませんが釣果はアジ
20センチ前後15〜30匹、サバ30センチ前後10〜20匹、イワシ
多数というところでしょう。

心配していた雨もなく、静かな海だったのでみんな楽しめたと思います。

さて、帰港した後はしばしの歓談の後、現地解散となりました。ビール代
を含め竿を借りた人が1万円、そうでない人が9千円となりました。

相変わらずアジの刺身は旨かったし、サバもしめサバにしておいしく頂き
ました。イワシの唐揚げの旨さも格別でした。

さて、なかなか具合の良かった、と私は思っている仕立船ですが次回は秋
にイナダが釣れるようになった時にやってみようかな、と思っています。
10月の初めくらいになるでしょうか。その時も是非参加して下さい。


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