茅ヶ崎沖のえぼし岩
5月11日土曜日、平塚庄三郎丸よりアジのサビキ釣りに行ってきました。
今回は私と村田さんの固定メンバーと唐木、杉本さん、特別参加の木部さん
で行って来ました。今回は6月8日の仕立船(アジのサビキかタイ五目釣り)
での釣りの下見の意味もあります。

出船は7時のため6時に船宿前で待ち合わせ。5時40分頃私が行くと既に
杉本さんが到着していて(5時10分に来たそうです)左舷のトモ(船尾)
寄りの席を取っていてくれた。6時頃木部さんと村田さんが到着。村田さん
は興奮して一睡も出来なかったらしい。いわゆる「小学生の遠足の前の日状
態」ですね。程なくと唐木が到着。料金の支払い等を済ませあとは出船を待
つばかり。

私と杉本さんは今回の釣りを機に新しい竿とリールを購入してます。ちなみ
に私のは竿7000円、リールと糸18000円でした。久々に高い買い物
です。唐木と木部さんは貸し道具。村田さんのみ普通のナイロン糸とスピニ
ングリール。タナがとれるかどうかが不安だが、
「大丈夫。私はタナが勘で分かりますから。」と村田さん。

船は定刻通り7時に出船。やや曇りの天気。思ったより海上は寒い。

「(魚探に)アジの反応があったらすぐやるから用意しといてよ。」
と船頭さんがアナウンス。港を出ると5分ほどで船はスローダウン。群を見
つけたらしい。
「はい、やってえ。底の方に反応があるよ。」
という合図と共に仕掛けを投入。重り60号、ハリス2号10本針仕掛け
(船宿常備)。水深は20m程度。さっそくミヨシの人の竿がしなる。しか
しあがったのは大きなコノシロ(こはだの親)。
「なんだあ、コノシロの群か〜。」と船頭さん。私の竿にもアタリ。やけに
重い。上がってきたのはやはり大きなコノシロと杉本さんの仕掛け。絡んだ
仕掛けを処理している時に移動の合図。今度は茅ヶ崎沖にある「えぼし岩」
周辺での釣り。

「はい、やってえ。底の方は険しい根(岩)だから気を付けて。」
コマセを振る。するとアジ独特の「くくくっ」というアタリ。リールを一巻
きして追食いを待つ。10秒程度待って上げると15センチ位のアジが3匹
ついている。村田さんもかかったようだ。おお、何かたくさんの魚がついて
いるぞ。見ると村田さんと唐木の仕掛けがおまつりしているが、アジは合わ
せて10匹位かかっている。村田さんが仕掛けの処理に追われている間にア
ジの群が去る。ここから2〜3回の移動の間に私は9匹のアジを確保。みん
なも同じ位。9時をまわるとアジの食いが落ち、移動の度にぽつぽつ上がる
程度になる。

こんなアジが釣れました

ミヨシの人は釣ったアジを活き餌にして40センチのカサゴを上げていた。
根の上を釣るため仕掛けも消耗する。重りも既に2個無くしている。

10時頃からまたアジが釣れ始める。が、何故か私と村田さんはあまり釣れ
ない。戸田では良く釣れたスキンのサビキはだめなのかなあ、と思っている
と案の定、
「お客さん、そのサビキじゃだめだよ。船宿のサバ皮のサビキが一番いいよ。」
という船頭さんのアドバイスがある。船宿で買った仕掛けはとっくに消耗し
ていたため船中で300円で仕掛けを購入し交換する。これが当たりで、急
に釣れ始めた。4匹、5匹掛けで釣れてくる。

その間もずっと船宿常備の仕掛けで釣っていた唐木は順調に釣果を伸ばし
「あたってもすぐに上げちゃだめだよ。しばらく待てばたくさんかかるから。」
というアドバイスを忠実に守り、7〜8匹掛けの時もあったくらい。
ところが、アジの群の移動も早いらしく移動して最初の1〜2投でしか釣れない。

アジが釣れた瞬間

11時を回るころにまた食いが落ちる。船頭さんはえぼし岩まわりの移動を繰
り返すがダメ。何故か唐木の竿には1匹ずつアジが掛かっていたりするから不
思議だ。

このころから南西風が強くなってくる。

12時半頃、業を煮やした船頭さんはにえぼし岩まわりから大磯沖の水深70
mの深場に移動。南西風がかなり強くなり海上もうねってきた。風に向かって
の移動のため結構しぶきが飛んでくる。

「ちょっと深いけど45mくらいに反応があるからやってみて。」
の合図で仕掛けを投入。水深50mで糸を止めてコマセを振りながらタナを探
る。すると45m付近で当たり。追食いさせてから上げるとさっきよりやや大
きい20センチくらいのアジがかかる。水深計も糸の目印もない村田さんも何
故かピタリとタナを探り当てて釣っている。さすがだ。

7〜8匹アジを上げたところで外道のサクラダイばかり掛かるようになる。見
た目はきれいだが小さくておいしくない魚だけにうれしくない。南西風もかな
り強くなり「南西風が強いからあと少しで今日はあがるよ。」とアナウンスが
ある。

結局13時半頃沖上がり。帰港したのが13時40分位でした。

釣果ですが私が13〜22センチのマアジ44匹、28センチのコノシロ1匹。
唐木、村田さん杉本さんもほぼ同数かそれ以上の数のアジを釣りました。

さて、44匹のアジというのは並べてみると結構な数です。とりあえず実家に
帰りタタキとフライにして家族で10匹ほど頂きました。戸田のアジほど脂は
のっていませんでしたが、タタキは絶品。フライも魚臭さが全くなく食卓から
あっと言う間になくなってしまいました。

今回の私の釣果

残念ながらサビキアジ乗合は5月12日をもって終了になるそうです。


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