冬の戸田、カワハギ好調


カワハギとはこのような魚です


この冬一番の冷え込みとなった9日の土曜日、私と村田さん、中西さんで
戸田に行ってきました。その模様を書きます。

このところ朝は釣れず、午後〜夕マズメが良いので今回は村田さんの家に
私が迎えに行き出発は5時過ぎ、その後中西さんを迎えにゆき中西さんの
家を6時半過ぎに出発、いつもの餌屋は開いていなかったのでそのまま吉
野屋経由で戸田に向かう。

戸田の餌屋にてコマセブロックと青イソメ、オキアミ、氷を購入する。ボ
ートを出したのは9時頃、西風がかなり強かったが湾内は大丈夫そう。た
だ天気は快晴で富士山の眺めが最高。これは日中暑くなりそう。スキーウ
エアを着込んできた私はちょっと後悔。中西さんは長靴まで買い込んで完
全装備。村田さんは素足で海に入りボートを出してボート屋のおばちゃん
に「元気だね〜」と言われている。後で聞いたら村田さんはサンダルは持
ってきたけど靴を忘れてしまったそうだ。つまり一日中素足だったのです
ね。これは寒い・・・。

さて、ボートは私と中西さん、村田さん単独の2艘に分かれてまずは例の
「三郎丸」の後ろに係留して釣り始める。1時間半ほどコマセるがアタリ
すらない。私と中西さんは見切りをつけ当初の予定通りカワハギを狙う。
まずは岸よりの浅場でやってみる。イソメ餌、オキアミ餌、持参のアサリ
餌などいろいろ試してみる。つんつんとアタリはあるが針が掛かりしない。
餌はどんどん取られる・・。カワハギを専門に狙うのは二度目なのだが、
やはり難しい。

本に書いて合った「誘い釣り」をやってみる。これは仕掛けが着底したら
数回竿を上下して誘ってやりその後仕掛けを止めカワハギが餌を食いやす
い状態にし食ったところで合わせるというもの。でもアタリがあったとこ
ろで合わせても既に餌をとられていることが多いので、頭の中で海中の仕
掛けのイメージし「今、食った」と思った所でカラ合わせをしてみる。こ
のやり方があたり、この場所で5匹のカワハギをゲット。ただし「ワッペ
ンサイズ」と言われる15センチ程度のもので全てリリース。外道にベラ
が数匹釣れた。中西さんは2〜3匹の模様。この場所のカワハギは型が小
さいので深場に移動。あの白い船のところである。

ここで第一投目から中西さんが「手のひらサイズ」を上げる。しばらくは
中西さんが順調にカワハギを上げる。私は誘い釣りでやっと2匹上げる。
村田さんは回りのいろいろな所で釣っているようだが全くダメらしい。

風が変わってカワハギの食いが落ちたので白い船に乗り移って昼食。

昼食後そのまま船の上で釣る。ポツポツと私と中西さんは手のひらサイズを
上げる。村田さんはなぜかダメ。しかし日が陰るとものすごく寒い。

3時過ぎ、いつもならアジの回遊がある時間。サビキでせめてみる。時折魚
探に反応はあるが食わない。それでもタナ25mでアタリ、水面まで上がっ
たところで無念のバラし。今日はサビキに掛かったのはこれ一回であった。
寒くなると共にとうとうかならずアジが釣れるポイントが一つも無くなって
しまった・・・。時間はもうすぐ4時。村田さんはこの時点で小アジ1匹と
カワハギ1匹のみのため一発大逆転を狙うべく沖のブイの所へ一人で移動。

イソメ、アサリ餌とも無くなったしサビキも食わないということで、我々も
村田さんを探しに移動。日も落ちかかっている。最後に青いブイのところで
やってみるがだめ。16時をまわったのでかたづけを始める。遠くに見える
村田さんも納竿した模様。16時半帰港。

中西さんはカワハギ10匹、ほとんどが手のひらサイズ。私はカワハギ10
匹(うち5匹はリリース)、小鯛2匹(リリース)。村田さんは最後の場所
でムロアジを2匹追加しあとはカワハギ1匹、小アジ1匹でした。カワハギ
を専門に狙うのなら結構冬の戸田も面白いと思いました。寒いけど・・。

さて、肝をおいしく食べるために血抜きをしておいたカワハギですが、村田
さんに2匹進呈し、持ち帰りは3匹でした。うち肝が大きかったのは1匹で
1匹は並の大きさで1匹はかなり小さくうまく取り出せませんでした。大き
い肝の1/3と並の肝をしょうゆかけてすり鉢ですったものでカワハギの身
の細切りをあえる「肝あえ」を作って見ましたが酒の肴には最高です。大き
い肝の2/3は肝刺にしましたが血抜きをしたせいか釣ってから1日後に食
べても生臭さはなくうまかった。味の感じとしては「あんきも」に似ていま
す。居酒屋で出てくるあんきもよりは全然うまいものでしたが・・・。身は
薄づくりにポン酢にもみじおろしでいただきました。やはり白身の魚は一日
置いた方がおいしいみたいだ。

次はカワハギの蒲鉾が作れないかなと思っています。それには20匹くらい
必要かと思われますが、私のカワハギ釣りの腕が向上すればそれも夢ではな
いなと思っている今日この頃です。

戻る