ワカシだ!葉山ボート釣り
9月7日快晴、葉山の森戸海岸でボート釣りの模様をレポートします。狙いはシーズ
ン終盤のキスと相模湾で好調のワカシ(ブリの若魚)です。約10年ぶりの葉山だしボ
ートでの単独釣行は初めてとあってちょっと緊張気味。ボートの受付の時にワカシの
ポイントを聞くが最近はソーダガツオが多いとのこと。餌とお薦めの仕掛けを購入し
7時頃出船。
まずは聞いたポイントである沖の磯の島、通称菜島の近くのブイにボートを固定す
る。漕ぐ時間にして約15分程度。まずはジャリメ餌のキス仕掛けで釣る。いきなり当
たり。上がってきたのは25センチ位の「きたまくら」というふぐ。食べるのは危険な
ため放流する。しばらくしてサビキ仕掛けを用意する。さっき買った仕掛けをセット
し投入する・・なんと竿側に結ぶのを忘れていたため仕掛けとおもりだけ海中に。し
ばし唖然とする。しかたなく持参した仕掛けを再度セットし釣り始める。20メートル
位先にいるボートの人達はサビキでたまに魚を上げている。しばらくサビキ釣りに専
念するが当たりもなし。とりあえずキス仕掛けを置き竿にすべく餌を付け替え少し遠
方に投げる。重りが着底したところで当たりがあり合わせるとフィッシュオン!(最
近は掛かったことをこう言うらしい)。巻き上げている途中で放ったらかしてあった
サビキの方に強い当たり。あやうく竿を持って行かれそうになる。キス竿をとりあえ
ずおいて置いてサビキの方を上げる。強い引きで上がってきたのは夢にまで見たワカ
シ。しかも30センチを超えていそう。思わず一人でにやける。キス竿には20センチ位
のヒメジが掛かっていた。その後は続かはキス竿でベラ数匹とイイダコ2匹とメゴチ1
匹、サビキで小型のカワハギ1匹を追加し、サビキ用のコマセがなくなったところで
砂浜よりの場所へ移動。
途中バケツに入れて置いたはずのイイダコが行方不明になっていることに気付く。
探してみるとボートの底の暖かくなった海水中でのびている。たこは目を離すと逃げ
出すから注意しないと。
ちょうど岩(根)と砂地の境目当たりにアンカーを入れる。いきなりシロギスと小
鯛が一荷で上がる。この場所はいけると思ったが後はヒイラギとベラばかり。その後
かろうじてキープできたのは小型のカワハギ1匹と20センチオーバーのキュウセンベ
ラのみ。
キス竿に掛かった小型のハゼ(サビハゼ)が釣れ上がって来るのを追ってくる魚が
見える。残念ながらちょっと手前で引き返してしまったがあれはワカシかカツオか?
。これを見てこのハゼを活き餌することを思いつきさっそく仕掛けをセットし投入す
る。しばらくするとアイナメのような魚が釣れる(後で調べたところ「アナハゼ」と
いう魚であった)が結局これだけ。やや風もでてきて時間切れ。
結局釣果はワカシ30センチ1匹、キス20センチ1匹、ヒメジ20センチ1匹、キュウセ
ンベラ(メス)1匹、その他ベラ多数(放流)、真鯛15センチ1匹、カワハギ15センチ
2匹、メゴチ2匹、イイダコ2匹、アナハゼ20センチ1匹であった。
帰りにボート屋に寄る話しを聞いてみるとソーダガツオが結構釣れていたよう。か
なり浅いところで釣れたようで、深めを攻めた私には掛からなかったようです。
その晩はワカシ、鯛、カワハギ、メゴチは刺身に、キュウセンベラは洗いに、キス
は塩焼き、ヒメジ、アナハゼは煮付けにしました。特にワカシの刺身は市販のハマチ
ほど脂がしつこくなくそれでいてちゃんとハマチの味もするわけであっという間にな
くなってしまいました。以外にうまかったのがおそるおそる食べたベラの洗い(酢醤
油で食べる)でした。またワカシと鯛をさばいて出たアラで潮汁を作って見ましたが
結構いい味の吸物ができました。
ボート屋のおじさんによればこれからの葉山はソーダガツオとカワハギだそうです
ボートは葉山釣り具センターから1日3500円で借りられます。ただし平日は7時から15
時まで。