1/100 MSM-07 Z'GOK COMMANDER TYPES
BANDAI 1/100 scale plastic kit
modeled by kaine

所属している模型サークル「first Age」のコンペ企画「シャア専用機コンペ」用に制作しました。
流石に今回は前回作ったズゴほどスッキリ済ませる訳にもいきません。
実はこのネタは「オプション付けづらかろう」というハンデにも似た思惑で宛がわれたという・・・・

「水陸両用」というズゴックの特性を考えると、あまりゴテゴテと何かを付けるのはちょっとおかしい。
流行の「装甲の切り欠き表現」もちょっとおかしいし、スジボリの追加も「水圧に耐える構造」を考えると如何なものかと。
で、今回はズゴックの形状で最大の特徴である「爪」に着目することにしました。

以下、制作概要です。

頭部
ちょっと頭が上に出過ぎな感じがします。今回は内部のフレームパーツと外装の支柱を削ってモノアイレールが狭くなるようにしてます。(たぶん1mm程度)
外装の頭頂部も裏打ちが要らない程度に削り込んでます。

胸部
胸上部の丸いダクトは抜きの関係にて形状が歪んでいると思います。(本来はキレイなリング状のはず)今回はキットパーツのダクトを削り落とし、プラパイプから削り出し新造したダクトに付け替えてます。中はフィン状とせずに、シャッターが閉まったような感じにアレンジしてみました(どうやって開くの?とか考えないように)


今回のウリ。
ガンダムの名シーンの中でも、ズゴックがジムの腹を貫くシーンは名シーン中の名シーンかと。しかしながら、キットのズゴックの爪は「貫く」イメージよりも「掴む」をイメージさせる形状に見えちゃいました。なので、もっと「突き刺す」を感じさせる形状にアレンジしました。
制作はプラ板積層からの削り出しにて原型を制作し、複製して数を揃えました。

スネ
今回のウリ2。
元デザインのスネの段差部分に取水口をイメージさせるアレンジをしてみました。
サイドは外装部分をくり抜き、フィン状の格子を追加してます。背面はエポパテにて基部を作り付け、市販のダクトパーツを配置。

塗装
インストの色指定よりも少し赤みを強く調色したもので塗装。
コーション類は全て自作。スネの白ラインもデカールです。