今日届いたメルマガから。
「広島県警は3日、暴走族特別取締本部の発足に合わせ、暴走族へのメッセージ『今暴走族に入っている君たちへ』を発表した。
『県警は、今日から特別体制をとって、君たちと向かい合わなければならなくなった。君らもよく知っているように、県警は、暴走や泥棒をした君らの仲間をたくさん逮捕してきたが、暴走しているときは、君らがけがをしないように慎重にやってきた。君らはそれにつけ込んで、パトカーを傷つける、物は投げつけるなどしたい放題。これを見た県民が怒るのもあたりまえだろう。』
『君らは、毎月、暴力団組員に金を払っているが、暴力団に守られてまで君らは走りたいのか。よく聞いてくれよ。族に入っていてはだめだ、とりかえしのつかないことになりかねないぞ。族にいるかぎり、暴力団組員やリーダーの命令にはどんなことでもしたがわなければならない。族をぬけると言い出せないでいると、あっという間に目のつりあがった一級の犯罪予備軍になるのだ。暴走族が、君らを傷つけ、一生を失わせるのだ。』
『残念だが、警察も全力を尽くして対応せざるを得ない。そのときには、君らはつまらない抵抗をしてはいけない。大けがをしかねない。今すぐに、族を出よう。われわれが力になろう。われわれは君らと争いたくないし、何より君らに幸せな一生を送ってもらいたいと思っているのだから。』などと訴えている」
なかなか真摯な内容だと思う。広島県警は、暴走族の取り締まりに対して、今までのやり方から一歩踏み込んで厳しく臨むことを決めたらしいのだが、このメッセージはその決意の現れなのだろう。
しかし、悲しいかな、このメッセージの真意は暴走族には届かないと思う。そもそも、暴走族がこのメッセージを読むかということが疑問だが、読んだとしても、軽く鼻であしらわれるのが関の山だろう。元々暴走族という人種はそういうものだ。人の言うことなどに聞く耳を持たない。それが彼らの存在意義なのだ。
それがいかに馬鹿げたことだということを彼らに早く気づいてもらいたい。
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