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2003.05.02 (5)  新旧国道沿いを散策(小谷)
   
昼食後昼寝をして、午後3時前くらいに散歩に出掛けた。ここ小谷は、国道沿いにある集落で、その国道も新しく整備されたものなので、車の往来は激しい。だけど、バスは相変わらず一日7往復しかない。
その国道も、旧道がところどころ残っていて、その道を歩くと昔の記憶が蘇ってくる。稲を鉄柵に乗せて谷間を運んだ装置の名残りであるとか、すぐ脇の田圃には、相変わらず昔と変わらずイモリの卵があったり、そのあぜ道にはイタドリが旨そうに生えていたり。イタドリは、一年ぶりに食べてみたら、やっぱりちょっと酸っぱくて、苦くて、旨かった。
小谷は松之山の外れにある集落なので、その集落を過ぎると「ありがとうございました、またのお越しを」、裏側は「いらっしゃいませ、松之山へ」的看板がある。その看板の脇に、旧国道がひっそりと残っていた。
車が通らないと、国道も一気に廃れるものである。昔は、この道をバスが通っていたなんて、俄には信じられない。周りの草木はどんどん道に押し寄せてきて、アスファルトを浸食していく。この旧国道を見て歩くたびに、わびしさ、寂しさがつのる。

 
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