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| 朝食を食べ終わった後、腹ごなしに、去年も行ったけど、今回も子安峰に登ることにした。小谷の上の方に行き、細い道を車でしばらく走り、やや広いところに車を止めて、そこから歩いて15分くらいのところにある。
途中、小谷神社の大けやきの前を通る。松之山の大けやきと言うと、湯山にあるものが有名らしいのだが、小谷の人は、小谷の大けやきを自慢する。自分もその口だ。小谷の大けやきも素晴らしい。 しばらくすると集落を抜け、細い道を走る。途中、夜泣き松（今はその残骸しかないが）と三十三観音を過ぎた辺りから、視界が開け始める。 車を止め、本格的な山登りが始まる。周りには、花が咲き乱れ、それを見ているだけで楽しい。所々の開けた処から、長野方面の県境の山頂に残っている雪が見えたりして、景色も最高だ。山頂では、観音様が松の下に祀られていて、日陰もほどほどにあり、休憩するには絶好だ。眺めも素晴らしく、ほぼ、360度見渡せる。 帰りは、ネマガリダケやカタクリの花などを見つけながら、自分専用のウド採取地へ。小谷に来ると、必ず寄る場所だ。何しろ、子供の時からここでウドを採っていたのだ。思った通り、上等のウドが採れた。 ゼンマイみたいだけど食べられない、と思い続けてきたものを写真に撮って、これは食べられないよ、と紹介しようと思ったものがあったんだけど、後で山菜ガイドブックを見たら、ちゃんと食べられる山菜として載っていた。ヤマドリゼンマイと言うらしいんだけど、食べられると知っても、やっぱり食べる気はしない。 |