腹立ち半分日記


日ごろ感じたことやアウトドア関連・スポーツ・愛機iMacのことなど、
不定期にとりとめもなく書いています。

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3月15日(水)引越しラプソディ(前編)

この物語はフィクションである。

Aさんは会社の寮に住んでいるが、規定で寮を出なければならなくなっていた。期限は2月いっぱい。念のため、管理人はAさんに、今年に入ってすぐ通達した。本人がその規定を知らなくても(本人は知っていたが)、その時点で猶予は2ヶ月弱あったことになる。
それだけの猶予があれば、普通は引越しの準備ができるはず。ましてや、本人は去年から知っていたのである。それなのに、なぜ、管理人はこのようなお節介を焼いたのか?Aさんに対して、なぜ、そんな念を押したのか?それには次のような訳があった。
その寮の部屋は1ルームマンション様の造りで、6畳ほどの洋間とクローゼット・ユニットバス・申し訳程度のキッチンがある。Aさんの部屋は部屋中に本・雑誌・ビデオ・CD等が平積みにされ、それらが天井まで届くくらいある。文字どおり足の踏み場もない。クローゼットやユニットバスの中・台所・玄関まで本がある始末。まともな生活ができるような状態ではない。敢えて例えれば、個人で経営している小さい古本屋の通路がさらに本で埋まっている状態、というのが近いか。これらの荷物をどうするのか、管理人はそこを危惧していた。
また、Aさんは以前の寮から今の寮に引越すときも、引越し当日、自分の荷物をまとめ終わらせることが出来ず、「どうしよう、どうしよう」とただオロオロするばかりで何も出来ない状態になり、見かねた友人が手伝ってやっと今の寮に引越してきたという経緯もあった。
2月に入り、Aさんから退寮の連絡が管理人に届いた。退寮日は2月27日。引越し先のアパートも決まったようだ。あとは、あの大量の荷物をそれまでに運んでくれることを願っていた。というよりも、それまでに運ばなければならないのだ。
2月26日、27日と引越し業者が荷物を運んでいった。やれやれ、無事退寮できるようだと管理人はホッと胸をなで下ろした。
27日、退寮の日。何時になってもAさんから連絡がない。とうとう夜になり、業を煮やした管理人がAさんに電話で状況を聞くことにした。電話に出たAさんは、荷物が全て片付かなかったので、部屋の掃除ができず、今日は無理だとの由。管理人はある程度予測していたことなので、もう1週間の猶予を与え、3月5日には引越せるように指示をした。
3月5日。やはり、Aさんからは夜になっても連絡がなかった。再度管理人が確認したところ、まだ荷物の整理が終わっていないとのこと。さすがにこれでは埒があかないので、管理人が部屋をチェックした。絶句。全く荷物が減っていない。管理人は改めてAさんの自主性の無さを思い知らされ、最後通牒を出した。引越し業者にこの荷物の荷造りから運搬まで全て任せて、次の土日には終わらせろと。
3月11日。業者が来て荷物をまとめたようだ。その数、ダンボール箱で31箱。とんでもない量だ。それらは全てAさんの実家に着払いで送られた。実家の人はさぞかし魂消ることだろう。とりあえず、荷物はなくなったので、あとは部屋の掃除だけだ。
管理人は今度こそ大丈夫だろうと思った...。(つづく)


 
3月14日(火)写真でも撮ってみようか

趣味の中に埋もれているが、写真を撮るのが好きだ。高校1年のときに親にねだってオリンパスOM-1という一眼レフカメラを買ってもらった。そのカメラはまだ現役だ。そして、2学期から写真部に入部した。3年になったら、なぜか部長になった。そんな話はどうでもいい。社会人になって20代の後半でキャノンのEOS-100というカメラを買った。高校時代とこの頃が一番写真を撮っていた。いつしか写真の熱も冷めてしまい、今では押し入れのバッグの中で眠っている。いつかまた撮る日を夢見ながら、その実、そういう日は来ないような気がしていた。
しかし、パソコンを買ったことにより、状況は変わった。一眼レフはなかなか使うことはないだろうという考えは変わらなかったが、デジカメが欲しくなった。しかし、高いし、今の一眼レフをそのまま眠らせておくのももったいない。そんなことをたまに思い出したように考えていたある日、天啓とも言えるような出来事が起こった。
なんと、ナナ氏がスキャナーを買ったのだ。聞けば、1万円ちょっとで、自分の小遣いで買ったとのこと。まあ、それくらいの出費なら趣味で使うのも別にいいんじゃないか、くらいに考えただけだった。でも、ある日、突然ひらめいた(最初に思いつかなかったのが情けないが)。「そうか、スキャナーがあれば写真を取り込めるんだ」
かくして、俄かにかつてのカメラ小僧の虫が騒ぎ始めている。これからは一眼レフで写真を撮ってやろうじゃないか!ゆくゆくは、ホームページでも写真がアップできたらいいなと考えている。


 
3月13日(月)原作絡みの映画

映画の話題を少し。
先日「ボーン・コレクター」の主役、リンカーン・ライムを演じる俳優(名前を知らない、有名か?)がニュースステーションに出ていた。驚いたのは、この役を演じる人が黒人であるということ。今現在読んでいるところだが、最初から白人のイメージで読んでいたので、少し、というか、かなり違和感を感じている。原作のイメージからは絶対白人だと思うのだが。
あと楽しみなのが、「グリーン・マイル」。トム・ハンクスもそうだが、黒人の囚人、ジョン・コーフィーがどのような感じで絡んでくるのか、楽しみだ。
邦画では、「ホワイトアウト」と「クロスファイア」。特に「ホワイトアウト」は面白そうだ。かなりのスペクタクルシーン(あるいはただのアクションシーン?)らしいので、邦画にしては観てもいいかな、と今のところ感じている。もう一作の「クロスファイア」は原作をまだ読んでいないので、何とも言えないが、映画の出来としてはあまり大したことはなさそう。その前に原作を読んでおかなくてはお話にならない。

マラソン代表は、女子が市橋・山口・高橋、男子は佐藤・犬伏・川嶋に決まった。弘山・小島には可哀相だが、妥当な線だろう。高橋・犬伏に期待。


 
3月12日(日)やっぱり高橋尚子はすごかった

名古屋国際女子マラソン。終わってみれば、やっぱり高橋尚子の凄さが目立ったレースだった。今日のコンディションは気温が高く、風もあり、あまり良かったとはいえない。それが証拠に、前半は全くいいところなく、中間点でのタイムも平凡。これは、さすがの高橋も駄目か? と思った矢先、いきなりのスパート。それでも、スパートをかけるのが遅すぎたんじゃないか、これでは22分台は無理なんじゃないか、と思っていた。しかし、彼女は違った。他の選手とは一線を画す選手だということが改めてわかったレースだった。中間点を過ぎてからのレースは久々に興奮してしまった。もう、テレビに釘付けである。こうなると、もう誰にも邪魔されたくない。
ゴールしてみれば、2:22:19のタイム。さすがに山口衛里の記録には届かなかったが、今日のコンディション・レース展開を考慮に入れれば素晴らしいタイムだ。なにしろ、前半は1:12:39かかったのに対し、後半は1:09:40である。実に約3分も早かったことになる。驚異的なスピードであり、スタミナだ。風の恩恵があったとしても、後半にこれだけの余力があるのは高橋くらいだろう。現在の彼女は世界でもトップクラスといっても過言ではない。高橋はゴールした瞬間もケロッとしていた。恐るべきスタミナ。
2位に入った土佐礼子(三井海上)も、2:24:36という素晴らしい成績。今後に期待できそうだ。
いよいよ明日代表選手の発表があるが、高橋は間違いなく選ばれるだろう。市橋・山口・高橋というのが誰もが考える妥当な線だ。弘山には可哀想だが。
しかし、興奮したレースだった。


 
3月11日(土)川越はイモ!

今日のテレビ東京で、街道の特集をやっていた。その中で、私にも縁の近い、川越街道について。
川越街道は池袋から川越までの国道254号線。所々に松並木があり、結構風情がある。その終点、川越。ここは古くから城下町としても有名だが、もう一つ、サツマイモの名産地でもある。イモ煎餅・イモ焼酎・サツマイモの地ビール・イモそば・イモデザート・イモ天津なんてのまである。でも、川越に来るなら、旧家の蔵づくりとか、元町の駄菓子屋あたりを見て欲しい。最近の客寄せのためのサツマイモ戦略は好きになれない。あまりにも短絡だし、ミーハーだ。地元の人がもっとしっかりしたこだわりみたいなものを示して欲しい。川越が発展するのは賛成するが、東京化のまねは止めて欲しい。そんなのは、そのうち飽きられるって。
しかし、出場者は箸使いが下手。食べ物の番組に出るなら、箸使いくらいマスターせい!(特に魚を食べる時の拙さは腹が立つくらい)

明日はいよいよ名古屋国際女子マラソン。楽しみ。

今日は、グイン・サーガ71巻、「嵐のルノリア」を購入。「グイン」もツンドクが7巻...。


 
3月10日(金)頑張れ、市橋!

昨日の「ニュースステーション」のスポーツコーナーで、女子マラソンの特集をやっていた。オリンピック代表の最後の選考会である「名古屋国際女子」が、いよいよ12日に行われるからだろう。番組でも今回の選考のやり方について議論されていた。
焦点は、4つの選考会が全て終わっていないのに、なぜ「世界陸上」銀メダルの市橋有理を早々と内定にしてしまったのか、ということに尽きる。結果的に、その後の「東京国際女子」で山口衛里が2時間22分台前半の日本女子歴代2位の記録を、「大阪国際女子」で弘山晴美が2時間22分台後半の日本女子歴代3位の記録を出したことにより、市橋のタイムが問題になってきた。「世界陸上」で銀メダルを取ったとはいえ、タイムは27分台である。気温等のコンディションを考慮に入れても、このタイム差は大きい。第一、日本歴代1位の高橋尚子は、30℃を超す猛暑の中、21分台の記録を出しているのだ。その高橋が12日の「名古屋国際女子」に出る。もし、高橋が21分台か22分台の記録を出したら、山口・弘山・高橋の中から二人、誰を選ぶのか?果たして国民が納得できる答えがでるのか?せめて、市橋は内定ではなく有力候補くらいの位置づけにしておくべきではなかったのか?等々。
至極ごもっとも。私も全く同意見だ。真新しい議論ではない。しかし、ここで私はふと考えた。代表が内定している市橋が、これではまるで悪者である。いや、本人は悪者扱いされることはないだろうが、まるで市橋が選ばれたことが、本人の能力が他の選手より劣っているように取られている。これでは市橋が可哀相だ。彼女も実力はあるし、安定感もある。今一番苦しんでいるのは、ひょっとして市橋ではないだろうか?
もう、市橋の内定は覆らないそうなので、残る2つの枠を3人(4人?)で争ってもらい、その結果を待つことにする。市橋には頑張ってもらい、オリンピックでいい成績が出せるように応援しよう。頑張れ、市橋!あの、浅利と争って、最後に負けた時に流した悔し涙を思い出せ。

12日のマラソンはどんなドラマが生まれるのだろう。楽しみだ。ただ、千葉が欠場というのはとても残念。

今日は古本屋で「奇跡の人」(真保裕一)をget。ものすごくラッキー。


 
3月9日(木)嗚呼、ホロ苦き交換日記

ちょっと話題は古いが、先日の日曜日の「ちびまる子ちゃん」(実は毎週欠かさず見ている)で、交換日記のことが話題になっていた。番組は小学生の、しかも女の子同士の交換日記なので、微笑ましいというか、他愛もないことだったが...。
交換日記という言葉で、ふと昔を思い出してしまった。私も中学生と高校生の時にやったことがある。それから、もう一つバラすと、文通もやったことがある。田舎者のくせにませたガキだったのだ。文通の相手は、当時富山に住んでいたMさんという人だった。あっという間に途切れてしまったが、未だに名前だけは覚えている。Mさんは今頃どこでどうしているんだろう?私のことなど忘れてしまっただろうか?
...話は交換日記のことである。中学3年の3学期、もう、あと少しで卒業という時期だった。相手の女の子はHさんといい、今思えば、何となく、卒業の頃のやるせなさ・寂しさみたいなものがあったような気がする。Hさんとはそんな感情から交換日記を始めたので、実際にはお互いそれほど惹かれ合っていた訳ではないと思う。ただ、その頃一番仲のいい異性の友達が、お互い卒業の寂しさを紛らわすためにやっていたのではないだろうか。事実、彼女とは、高校入学と同時に交換日記も自然消滅し、いつしかただの友達になった。彼女はその後、同級生(私とも同級生)のKと結婚し、今では5人の子供の母親だ。去年のゴールデンウィークに田舎に帰った時に、同窓会で夫婦の二人に合ったが、幸せに暮らしているようだ。彼女が当時どのような気持ちで私とつき合っていたのか聞きたい気もするが、知らないでいた方がいいのだろう。
もう一人の女の子とは、そのHさんと自然消滅した後の、高校1年の2学期からつき合いが始まった。こちらは少し苦い思い出だ。彼女はTさんといい、活発な明るい子で、ハキハキしているところが好きだった。お互い惹かれ合うものを感じ、自然につき合いが始まった。授業が終わって、わざわざ遠くのバス停まで一緒に歩いて帰るのが、何より楽しかった。そんな楽しい交際の中で、交換日記もいつからか自然に始まっていた。ある日、彼女の日記には、このようなことが書かれていた。
「自分は目がキツい(確かに彼女の目つきはキツかったが私は全く気にしていなかった)ので、そこがイヤだ。他の友達にもそう思われているのではないかと心配だ」と。他愛もないコンプレックスだが、高校1年の女の子にすれば、とても大事なことだ。それに対して私は日記にこう返事を書いた。
「大丈夫、気にすることはない。オレは気にならない」ここまではいい。その後、書いてはいけない嘘を書いた。「実はオレも中学の時、同級生から目がキツいと言われたことがある。だけどオレは気にならなかった。だからオマエも気にするな」
もちろん、嘘だ。私を知っている人なら分かると思うが、私の目つきはキツくない。ただ、その時は、どうやって慰めたらいいのか分からず、そんな嘘をついてしまった。当然、Tさんも私の嘘がすぐ分かったのだろう。そんな見え透いた嘘をつく私に愛想を尽かしたようで、その日記の返事が来ることはもうなかった。それで彼女とは終わった。
Tさんとはもうかれこれ20年近く逢っていない。交換日記と聞くと、Tさんとのことを思い出す。今でもあんな嘘をついたことを後悔している。

今時の子は交換日記なんてやっているのだろうか?


 
3月8日(水)ウマイお酒を飲む方法

昨日の「たけしの万物創世紀」はお酒に関する話だった。酒好きの私としては見逃す手はない。
まず、最初はワイン。主に赤ワインに関することだったが、個人的にはロゼが好きだ。赤は渋いし、白はくどい。それはさておき、赤ワインに含まれるポリフェノールというものが身体にいいらしい。但し、適量があってそれよりも多すぎても少なくても効果はないとのこと(当たり前だが)。この場合の適量と言うのは私には微量にあたる。所詮無理な話か。
次、ビール。「とりあえず」という言葉が似合うビールだが、「とりあえず」なんて言葉はビールに失礼。でも、居酒屋に行くと「とりあえずビール下さい」って言っちゃうんだけど。家庭での上手な泡の立て方というのを実演していたが、これは前に別の番組での紹介していたので別に改めて感心はしない。前に見た時に試しにやってみたが、それほど旨い!と感じるほどではなかったし、第一面倒。それ以来やっていない。
そして、いよいよ日本酒。日本酒は大きく3種類に分類される。純米酒・吟醸酒・本醸造酒だ。純米酒は、原料に米と米こうじしか使わずに作った酒。好きな酒だ。どちらかと言うと芳醇甘口系が多いが、冷やで呑むと旨い。吟醸酒は、さらに普通の吟醸・大吟醸とわかれており、米の精米率が異なる。米をより多く精米した大吟醸が良しとされるが、これは好みの問題。吟醸酒にも旨い酒は沢山存在する。呑み比べて自分の好みに合ったものを選べば良い。本醸造酒は、名前の通り醸造アルコールが入ったお酒。純米酒に比べ、余計な原料が入っているような気がしてあまり好きではない。しかし、これも好みの問題で、このタイプのお酒でも旨いと感じる酒は多数存在する。八海山・久保田・越乃寒梅・雪中梅等々。(新潟の酒ばかりだ)
ウンチクはこれくらいにして、番組では杜氏の業を紹介していた。彼らの真摯な酒作りに感動する。
最後に、酒を飲むと太るというのは間違いだと言っていた。アルコールではなく、一緒に食べる料理からカロリー摂取過多になった場合、太るんだと。でも、ビール腹っていうのは...?

今日地下鉄の脱線事故で亡くなった人がいたらしい。可哀相だと思う反面、所詮対岸の火事と割り切っている自分がいる...。


 
3月7日(火)身につまされる話

昨日は、去年の11月に起こったある幼稚園児殺害事件の初公判があった。夜のニュースでその内容を見たが、事件そのものがいたたまれないものだっただけに、昨日の公判の内容も遣り切れないものが残った。まだ裁判は続くだろうから、今のところは軽率な発言は控えた方がいいのだろう。
そんな中、事件の経過を追っていく部分で、ちょっと耳が痛いというか、身につまされるような話があった。犯人の主婦は、犯行を実行するまでの間に夫にSOSを何度も送っていたにも関わらず、夫はそれに気づかなかった、というもの。妻は専業主婦で家事・育児に追われ、ちょっとした不満も、それが蓄積され大きなストレスになる。何とか平衡を保っていたバランスが崩れそうになった時、夫に愚痴を漏らす。夫は仕事に疲れ、家に帰ってきた早々、妻の愚痴を聞く羽目になる。つい、お座なりな返事になる。いつしか妻は、夫がまともに聞いてくれないので話すことを諦め、次第に追い込まれていく。夫は妻が話さないことで何も問題がないと思い込み、敢えてその話題を口にするのを避ける。次第に深まる夫婦の溝。
痛い話である。これほど極端ではないが、夫の立場として耳の痛い部分もある。「そう言えばあの時ちゃんと聞いてあげていなかったなあ」「あの時はいい加減な返事で誤魔化したなあ」等々。
持論で(あるいは何かで聞いたかで)、夫婦とは一番仲の良い他人だと思っている。どんなに仲が良くても結局は他人なのだ。だからこそ、お互いが相手を尊重し、相手の言うことにきちんと耳を傾けることが大事なのだろう。自戒の念を込めつつ。

今日の一言。
電車内では、携帯電話の電源は切らなくてはいけない。他人に迷惑というレベル以前の問題らしい。ペースメーカー使用者は全国で30万人。この事実を知ったらもう切るしかないね。


 
3月6日(月)雪の上を歩く

だいぶ春めいてきた。昨日は暖かく、日中はコートが要らないくらい。だんだん春が近づいてきているのが感じられる。
この時期になると、毎年ある遊びを思い出す。雪のないところでは絶対思い付かない遊びだ。
雪国でも、3月ともなれば真冬の峠は越して、日中は10℃近くまで気温が上がる日も出てくる。そうすると、積もっている雪も解け始める。表面がシャーベット状になる。ここがミソ。やがて日が沈み、真夜中から明け方、気温は一時的にぐっと下がり、氷点下まで落ち込む。するとどうなるか?昼間解けかけた雪がまた凍る。しかも表面のみ。食パンのCMではないが、表面はカチカチ、中はサクサクの雪原ができるのだ。
この雪原は当然脆い。大人がその上に乗ると表面の雪はその重みに耐え切れず、簡単に突き破ってしまう。これが、中学生くらいまでなら上に乗っかっても割れない。この雪の上を歩いて学校まで行くのが楽しかった。家から国道まで田んぼや畑の上を歩いて近道したり、道路脇の薮の中を歩いたり。
特に、途中に崖がある場所があり、上の道から下の道まで崖をイッキに駆け降りるのが冒険っぽくって、みんな気に入っていた。時々足がズボッと埋まることもあったが。学校までの道のりは約4キロ。毎日一時間も掛けて歩かなくてはならなかったのだから、こんな冒険でも楽しくって仕方がなかった。
田舎の今の中学生もやっているのかな?それともバス通学になって、歩くことを止めちゃったかな?

日立のテレビ(ガゼット?)のCMで、ある少年がテレビに写る松坂を見て、「まだ勝負はついていない。」とつぶやくシーンが好きだ。


 
3月5日(日)びわ湖毎日マラソン

シドニーオリンピック代表選考会を兼ねているレースはこれが最後。注目の渡辺(ヱスビー)は故障で出られず、レースの見所が半減したのは否めない。フィス(スペイン)を中心に早田あたりがどの程度頑張れるのか? といったところが注目か。小林(三井海上)は出ていないのか? 気温が高くてつらそう。
5キロ付近。先頭はまだダンゴ状態。だが、縦長になってきた。西田(駒澤大学)が見える。櫛部(ヱスビー)もいた。どこまで頑張れるか。早田はいい位置。8キロ過ぎ、先頭が二つに割れた。後方の集団に清水昭を発見。二年前の別大マラソンでいい走りをして、気に入っている選手だが、調子は悪そう。
10キロはスプリットが14分台。ペースが上がっている。佐藤(早稲田大学)もいた。13キロ地点、先頭は外国人招待選手二人、早田は三番手。
15キロ、スプリットは15:06。いいペースだ。先頭集団は23人か? 牽制しているのか、かたまってしまった感じ。西田や櫛部もいい位置。
20キロ。スプリットは15:09。まだいいペース。牽制している訳ではないのか? 中間点は1:03:47。まだ集団は崩れないが、ポツ、ポツ、と遅れ始める選手が出てきた。
25キロ。スプリットは15:12。徐々に遅れてきた。先頭集団は16人。早田、西田、櫛部、佐藤もいる。フィスもいる、不気味だ。櫛部が遅れてきた。頑張れ櫛部、でも駄目そうだ。28キロ、11人になった。フィスが目立ってきた。ペースアップか、レースが動いた。フィス、トップ。
30キロ。スプリットは15:17。福岡国際の小島(旭化成)の記録よりも遅れてきた。川嶋がいきなりスパート。川嶋、フィス、早田の順。西田が遅れ、先頭集団は6人。佐藤がまだ頑張っている。33キロ、早田、佐藤が遅れた。川嶋とフィスの一騎打ちか。川嶋は以前のレースで腹をこわしたのを思い出す。
35キロ。スプリットは15:15。スパートした割には遅い。フィスがスパート。川嶋ついていけるか? 大丈夫、まだついている。残り4キロでフィスがスパート、川嶋離れた。無理か? みるみる離されていく。
40キロ。スプリットは15:25。やはり遅い。みんないっぱいいっぱいなのだろう。タイム的には大したことなさそう。川嶋、トップと90メートル差。3位の武井(ヱスビー)は追いついてきているのか?
競技場、フィス優勝、2:08:14。連覇、大したものだ。37歳でこれだけ走れるのは脅威。2位、川嶋、2:09:04。小島のタイムを上回った。どうなるのだろうか。3位、武井、2:09:23。4位、佐藤、2:09:50。これはすごい、学生最高だ。将来が楽しみ。早田は9位、2:12:14。惨敗。西田、2:12:14。初マラソンはこんなものだろう。
全体的には優勝タイムも含め、平凡なレース。せめて、7分台の優勝、8分台の日本人トップが見たかった。これで、オリンピック代表は、佐藤信之(旭化成)、犬伏も決まりだろう。あと一人は小島か川嶋か? 13日に決まる。

最後に渡辺選手に関する噂。本来この大会はそれほどメジャーではないのに、なぜ、オリンピック代表選考を兼ねていたのか? それは日本陸連が何とか渡辺にオリンピックに出て欲しいと願っていたからというもの。渡辺は故障が癒えず、福岡国際や東京国際には間に合わないことが分かっていた。そこで、選考会をギリギリまで延ばし、何とか渡辺が出られそうなこの大会を選んで、渡辺にいい成績を出してもらい、あわよくばオリンピックの代表に選ぼうと目論んだのだが、肝心の渡辺の故障が癒えず、出場断念、日本陸連の目論みも泡と消えてしまった...。
どこまで本当かは分からないが、本当ならば、渡辺にも、他の日本人選手に対しても失礼な話だ。そもそも渡辺が出たとしても、彼がいい成績を出すという保障はないのだから、この考えはナンセンスだ。

今日は啓蟄&誕生日。虫が動き出す時期に私は生まれたのだ。関連性はまったくない。ナナ氏からは、約束通り図書券をもらい(ありがとう!)、「ボーン・コレクター」「静寂の叫び」(共にジェフリー・ディーヴァー)を購入。今日から「ボーン・コレクター」に突入。

コラ、政治家、「いかがなものか」ってなんだよ? ハッキリ言え!


 
3月4日(土)奇跡のグリーンマイル

今日の午後2:00からフジテレビで「奇跡のグリーンマイル」という番組をやっていた。言わずと知れた、キングの映画の早番情報である。この中で、まず心に残ったのは、キングのことを「人間の心に巣くう恐怖心を表現するのが非常にうまい作家」と紹介していたこと。一番分かり易い紹介じゃないかな。
番組では、主演のトム・ハンクスに触れ、アメリカを代表する演技派俳優と言っていた。演技派俳優? 確かに最近はそうかも知れないが、昔は違っていたぜ。元は「マネキン」「ビッグ」「メイフィールドの怪人たち」などのコミカルな役をやっていたはず。すり替えて欲しくないな。「フィラデルフィア」「フォレスト・ガンプ」「プライベート・ライアン」などシリアス路線でオスカーも二度取ったけど、彼にはこのままの路線は望まない。
番組では、キングの紹介に移り、「キャリー」で衝撃的なデビューを飾り、その後の作品は、主に映画化された「シャイニング」「ペット・セメタリー」「ミザリー」「スタンド・バイ・ミー」「ショーシャンクの空に」といった作品を紹介していた。まあ、妥当な紹介だが、上っ面だけという感じ。映画は、「ミザリー」「スタンド・バイ・ミー」「ショーシャンクの空に」がいい。「ペット・セメタリー」は、映画はあまり大したことはないが、原作は素晴らしいと自負する。「セメタリー」ではなく「セマタリー」で通したところに訳者の意地を感じて好きだ。
「ショーシャンクの空に」(刑務所のリタ・ヘイワース)の監督が今回の「グリーンマイル」の監督を務めている。予告編らしきものを見たが、なんかワクワクする。ハッキリ言おう、この物語の主人公はトム・ハンクス演じる看守ではなく、ジョン・コーフィーという囚人だ。それを忘れてはならない。コーフィーから目を離すな。
3月25日公開。これは見よう。

この番組の制作はフジ、しょせんフジはこの路線か。


 
3月3日(金)ディレクTV惨敗の日

今日はひな祭り、しかも暖かい。もう春がそこまで来ている...、と言うこととは全く関係なく。
スカパーとディレクTVが統合するという話を聞いた。統合といっても、実状はスカパーがディレクTVを吸収するというのが正解だろう。結局後発のディレクTVは契約者数が伸びず、スカパーに背塵を喫してしまった。
実は衛星放送には古くから興味があり、BSはかなり前から利用しているし、WOWOWも加入している。しかし、あまり興味のある番組がなく、最近では休みの日にNBAを見るくらい。映画もWOWOWはたまにいいのをやっているが、わざわざ見ようという気になるものが少ない。いっそ契約を止めようかとも思うが、そのうち見たいものをやるのではないかと期待していて、止めるに止められない。保険みたいなものだ。
その点、CSはペイ・パー・ビュー方式があるので、見たいものだけ契約すればいいのだから、何となく得なような気になる。しかし、よくよく考えると、見たいと思うのは映画とスポーツくらいだから、今とあまり変わらない。結局、なかなか契約に踏み切れないわけだ。
あと、決め手となるものがあるとしたら、アダルトくらいか。正直なところ、CSの契約者数が伸びている要因の一つには、このアダルト番組が手軽に見られるというところが大きいのだと思う。アダルトビデオを借りるよりは、よっぽど気楽に見られるのだから。契約している独身男性で、アダルト番組をチョイスしていない人の割合は、している人に比べて、かなり少ないはずだ。健康な男なら当たり前のことだ。
実はこのディレクTV、設立時にうちの会社がかなりの額を出資している。今回の統合は会社にとって痛手なのか、或いは体のいい尻尾切りか? 職場には、「とにかく、さわってくれたまえ。」というコピーの書かれたシュワルツェネッガーのポスターが空しく貼られている。

「電波少年的愛する二人別れる二人やらせなし」はフジもキレるよ。

仕事帰りに古本屋に行き、「シーラという子」(トリイ・L・ヘイデン)を購入。


 
3月2日(木)朝の自転車通勤は危険がいっぱい

毎日自転車で通勤していると色々なことが起こる。電車にしろ、車にしろ、だいたい毎日同じ時間に家を出れば、すれ違う車や自転車、歩行者も見たことがある場合があるものだ。そんな中、ある自転車通勤のおばさんは、いつも私を追い越して行く。私の自転車は18段変速で、結構早いスピードで走っているのだが、それをさらに上回るスピードをママチャリで出して追い越して行くのだから、まず見ていて壮観である。目にも止まらぬ速さでペダルを漕ぎ、息も乱さず追い越して行く。それはそれでいいのだが、いつも言っていることだが、あと5分早く家を出ればいいのに、などと余計なことを詮索してしまう。そうしたくてもできない事情があるのだろう。それはさておき、このおばさんは途中で体力が尽きてしまうらしく、いつのまにか私が追いついて追い越すこともある。結局トータルで考えるとあまり変わらないのだ。明日もこのおばさんとの無言の戦いはあるのか?
それにしても、このおばさんもそうだが、自転車に乗っている人は信号無視が多い。赤でも車が来ていなければ当然のように交差点を渡る。この間はバイクと接触しそうになった人を見かけた。あれじゃあ、もし仮に事故を起こしてしまったら、車の方が可哀相だ。自転車に乗っている人は、自分の身の安全を考えるなら、交通ルールを守るべき。事故を起こしてからでは遅いよ。
あと、怖いのが、路線バスや大型トラックに追い越される時。こればかりはなかなか馴れない。自分の横を巨大な風圧とともに走り抜けていくのは止めて欲しい。寿命が縮まる思いだ。特に大型トラックは怖い。お願いだからスピードを落として。
かくして、朝の自転車通勤は結構スリリングに繰り返されるのだ。

今日のzoneは松坂大輔特集。改めて、彼の魅力を再認識したような気がする。これほど今後に注目される選手はそういない。対極をなす上原と共に、今後の活躍に期待したい。


 
3月1日(水)確定申告なにするものぞ

今日は会社を休み、確定申告の手続きをやった。一般の会社員は年末の年末調整で普通は終わりなのだが、今年の我が家は違った。今回行ったのは、「医療費控除」というもので、年末調整以外に、1年間の医療費が10万円を超えた場合、別途申告すれば一部が控除されると言うものだ。ちなみに、我が家での昨年の医療費は、19万円弱だった。意外に多いのにびっくりである。全てナナ氏の医療費なのだが、実はナナ氏は病弱なのだ。去年は一度入院もしたのでこれだけの額になったと思われる。
朝9:00、時間を見ながらまず役場に電話。「申告書」と医療費控除の内訳書」というものをもらう。一旦家に帰り、説明書を見ながら申告書を記入してゆく。普段やりなれないことなので、必死である。とりあえず、書いてあるとおりに記入してゆくと、何となくすんなり書けてしまった。意外と簡単。実はこういった行政関係の書類を書くのは苦手なのだが、これでもう安心、次回からは任せてね、と大見得を切る。と思って時間を見ると、すでに12時、結構時間がかかるものだ。
計算によると、還付される税金(戻ってくる金)は1万4千円強。大したことは無いかも知れないが、受けられる権利は主張して正当な手段で受けるのが基本だろう。などと、まあ偉そうなことを書いたが、多分私一人ならそのまま放っておいたことじゃないかと思う。だから、なおさらこの1万4千円は貴重なのだ。(何に使うかは別として)


 
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