豊島区の史跡


 中世は練馬城、石神井城を拠点に豊島氏が支配していた。江戸時代は将軍の御鷹場や大名屋敷が多く、中山道、奥州街道等が整備され、街道筋は賑わうようになった。土壌が良く、灌漑に恵まれ多種多様な野菜が生産され「練馬大根」と有名になった大根も豊島区内の物が多かった。区内の池、川、森林の続く地形は狩猟地として最適で将軍も良く鷹狩りに訪れている。明治以降は、明治36年に山手線の開通し、さらに西武鉄道、東武鉄道の開通により急速に都市化が進んだ。
鬼子母神
鬼子母神
 法名寺の鬼子母神堂で、寛文6年(1666)、金沢藩主前田綱紀の息女で、安芸藩主浅野吉長公夫人の寄進・建立による。  
雑司ヶ谷3-15
とげぬき地蔵
地蔵通り商店街
 江戸時代に針を誤って飲んだ毛利家の女が本尊のお姿の札を飲んだら、無事に針が出来た、以来諸病に霊験がある地蔵として信仰が集まる。
巣鴨3-35
江戸六地蔵
真性寺
 真性寺の本堂前に座し、江戸六地蔵の三番目として知られている。
巣鴨3-21
目白不動
目白不動
 江戸五色不動は、江戸を守るために将軍家によって置かれたものであり、青・白・赤・黒・黄の五色が、その順に、東・西・南・北・中央を表しています。実際に不動尊の目が五色をしているのではなく、密教で重んじられた青・白・赤・黒・黄の五色を不動明王にあてはめたものである。五色不動が完成したのは三代将軍家光の時代と言われています。
高田2-12

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