足立区の史跡



 16世紀中頃から後北条の勢力圏として千葉氏の支配地であり幾つかの史跡がある。中世末期の足立区域は 後北条の千葉氏と太田氏の舎人氏が対峙し近世の領域設定に影響を及ぼした。
 江戸時代は淵江領として幕府直轄の江戸回りの地となった。また、文禄3年(1594)に千住大橋が掛けられ、慶長2年(1597)に千住が日光道中の初宿場に指定され幕府の支配を受ける事となった。
 

東京100景
西新井大師
真言宗の古刹、天長3年(826)に東国巡錫中の弘法大師が、自作像と十一面観音像を祀って開祖し、除厄開運の霊場として知られる。
西新井1-15
佐竹稲荷 足立郡梅田村に有った秋田藩佐竹氏の抱え屋敷があった跡。
梅田6-28
富士塚 都内では江戸川区が十基に次いで足立区内には八基あり、冨士講が盛んであった。
国土安穏寺  徳川家祈祷所位牌安置所となったところ、葵紋の使用が許されていた。 
島根4-4
炎天寺  八幡太郎義家が奥州征伐の折り、この付近で野武士と苦戦をして勝利した後、八幡社を勧請し、別当を六月の炎天であったので炎天寺とした。 
六月3-13

区分地図