肥前島原藩
現・目黒区立三田公園付近

重ね扇 江戸の景勝地
 江戸名所図会に「行人坂の北、永峰松平主殿候の別荘の後ろ。中目黒の方へ少し下るところなり。初め槍が崎といひしを、後に千代が崎と改められしといふ。主殿候構ひの旧跡にて、池の傍らに衣掛け松というふあるは、新田義興の室、義興矢口の渡しにて最期のことを聞きかなしみに絶えず、この池に身を投ぐるといへり。絶景観といへるもこの別荘の号なりとぞ。」とあり、三田公園から目黒川方向を望む崖線に面影を見ることが出来ます。
 九州肥前の島原へ6万6千石で移封されのは、島原の乱の収まった後で、九州統治を重く見た4代将軍家綱の時代です。
 三基の織部式灯籠(キリシタン灯籠)が千代が崎の江戸抱屋敷庭園の小祠から見つかり、大聖院(下目黒3−1)の境内に移設されています。
現・目黒区立三田公園付近

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