透明な碍子(投稿作品)

(透明な碍子)
りんごはさむさんからいただきました。
見慣れた碍子はたいていの場合白い色をしています。
超高圧送電線を吊している碍子連の場合だと、10個に1つといった具合に白い碍子の中に茶色い碍子が挟まれていることがあります。数えやすいようにしているんですね。
さて、この碍子は高圧線を吊すのではなく、ピン碍子というもので、電柱などで電線を受け止めている場合に多く使われているようです。
そして、なぜかこの碍子は周りの部分がガラスでできているみたいです。ガラスは絶縁体ですから、碍子の材料として用いられていても不思議ではありません。よく見る白い碍子は磁器(焼き物)で、有田焼とか九谷焼なんていうのと同じ仲間なんです。
ガラスが全く使われていないかといえば、実は使われていたこともあるのです。
(詳しくはこちらを参照してみてください『香蘭社』のHPから「碍子・ファインセラミックス・建材」をクリック)
普段、鉄塔や電柱なんかに注目する人は少ないですから(汗)、なおさら碍子に目を向ける人はいないでしょうね。
ガラスですからタイミングによっては太陽の光をキラキラと反射屈折させて「こっちを見てよ」と言いたげに輝いているのかもしれません。
20040505
公開後、私が付け加えたコメントに間違いがあるとのご指摘をいただきました。
「透明な碍子?の者の名称は配電用避雷器、(アレスター)です。」
なるほど、よく見てみると、「透明な碍子」の下側からは電線が伸びていて、それが鋼材に接続されているのが分かります。(おそらく鋼材自体はアースされていると思われます)
避雷器は雷などの高電圧を電線から逃がすためのものです。これが無いと電線に雷が落ちると家庭のコンセントまでその電圧がきてしまうため、つながっている電気製品が壊れてしまう、ということになります。
ご指摘いただいた、Nさん、Sさん、Iさん、ありがとうございました。
りんごはさむさん、ありがとうございました。
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