約束の地

(横たわる鋼管)
鉄塔とはいえども、元はこういう状態なのです。
鉄塔になる前の、まだ、知らない人が見ればナニがなんだかわからない鉄の塊です。
単に、赤白に塗られている鋼材
これらが、しばらくののちに、新京葉線−86番基になるのです。
千葉県柏市にて

(記念写真)
ということで、ちょっと現場にお邪魔して、記念写真を撮らせてもらいました。
(おっと、僕も初登場だ(笑))
ご覧のように、中空になっている鋼管は僕が入り込んでもまだ余裕があるくらいの太さです。いくつも並んでいるボルトの穴だって、人よりは少し太い僕の親指よりもさらに大きいのです。

(そして組み立てられる鉄塔)
この場面は、これらの鋼管を使って、鉄塔を組み立てている場面です。この時点では、既に先ほどの資材置き場には鋼管は1本も残っていません。現場は、そこから少し離れた小高い丘の上でした。
『産声を上げるまで』ではわからなかった鉄塔本体を組み上げる手順がわかりました。
クレーンで1本1本を釣り上げ、土台から作業員がその都度ボルトを締めていくのです。モンキーレンチのお化けのような工具で、ぐいぐいと締め付けていきます。足場の悪いところでこの作業。今回も、熟練の技を見ることができました。
四隅の鉄塔の主鋼管(?)を途中で結んでいるX型の鋼材は、あらかじめ地上でボルト締めされているようです。X型のままクレーンに吊されて、目標の場所に取り付ける作業をしていました。
(これは、半年以上前に撮ったものです。既に新京葉線の増強工事は収束しているようで、こういう場面に出会うことも少なくなりました。ちょっと残念です。)