こぶ鉄塔

(こぶ鉄塔 花総線−45)
ある経路の送電線を追っていくと、時々「???」と思う鉄塔にぶつかることがあります。
この花総線もその一つ。
鉄塔自体は、ごく普通の四角いもので、なんの不思議もありません。
この写真を見てみると、なんだか左側の碍子が「五月蝿く」ありませんか?
東京都江戸川区にて
(左右で違う碍子の形状)
さてさて、お立ち会いっ〜〜。
変でしょ? 変でしょ?
右側の碍子は、一般的というか、当たり前の形状をしたV型懸垂碍子です。
ところが、左側は、途中で碍子自体の大きさが変わっています。まるで碍子にこぶが出来たようです。それも、V型の「右下がり」と「左下がり」の部分で、そのこぶの出来方も違います。
「右下がり」では、送電線を掴んでいる方に、大きめの碍子が2個あります。しかも、大きい碍子と小さい碍子の間にアークホーン(落雷などがあったときに活躍する、針金状のもの)があります。
「左下がり」では、逆に、腕金に近い側に、大きめの碍子が3個あります。(アークホーンは見えにくいけどあります)
実は、大小の碍子の間にあるアークホーンは、最も外側にあるアークホーンと対向していません。これも疑問な点です。
小さい碍子同士を比べてみても、左の腕金側と、右の腕金側では形状が違いますね。
さらに。
この碍子構成は、前後の鉄塔にはないのです。
なぜ、この鉄塔「花総線−45」だけに?

(由緒正しい鉄塔の証)
いつもは、大きなプレートを撮影して、その場を後にするのですが、この日は何故だか小さいプレートにも目を向けてみました。
すると。
「東京電力 花総線 四五 大 12 10 30 M」
なんと、あなた!
この花総線は、大正12年から電気を運んでいるんですよ。
今から76年前。ご苦労様です。
19990926