翼をください

(広がる腕金・・・翼をください 花総線−64)
夏のある日、自転車で市川あたりの鉄塔を追っていたら・・・、ありました。
変電設備に送電線を渡しているわけでもないのに、なぜか腕金を広げている鉄塔が。
いつもなら、腕金の端部から下に向かって送電線が伸びている「ドラキュラ型」鉄塔になっているはずなのですが。(ちなみに鉄塔足元手前に見える白い建物は電力会社のものらしいです。しかし、変電設備あるいは地中送電用の施設は見あたりませんでした)
千葉県市川市にて

(手羽先・・・(笑))
この鉄塔のすぐ下の部分には、有刺鉄線が張り巡らされたフェンスがあります。やはり、腕金から電線を下ろしてくるのは無理なようです。
いったい、なんのためにこういう腕金が取り付けられているのでしょう?
当初は変電設備か地中送電への接続点を予定していたのかもしれませんね。(結局変更になった?)

(翼さえあれば)
この部分だけを見ると、かっちょいいです。
特に、最上段の腕金は、心持ちうねった感じがして、他の2段にはない「有機的な」雰囲気があります。
翼が生えていたら、飛んでいってしまいそうな・・・。
余談ですが。
この花総線は東京都から江戸川を渡り市川市内を貫いています。市川市に入って3基目からはご覧のような「茶色」の鉄塔になっています。茶色といっても錆びているわけではなく、錆び除けの塗料みたいです(詳しくは知りませんが)。しかも、よく見ると塗装の所々からピカピカと白い光が反射してきます。ご覧になる機会がありましたら一度どうぞ。
19990905