ドナウの二乗

(ドナウの近辺 我孫子線−28)
ドナウ型鉄塔は、すでに2度ご紹介しています。しかし、いずれも2回線用でした。
このドナウ型鉄塔「我孫子線−28」は、初めて見つけた4回線用です。
ドナウの上に、また、ドナウがのっかています。
ドナウの二乗(笑)
写真の左側にある大きな鉄塔は「新京葉線−89」、右側にある細長い鉄塔は「我孫子線−27」です。つまり、送電線はここで立体交差しているのです。
ドナウ型の特徴として、鉄塔そのものの高さを低くできるということがあります(多分)。ここには写っていませんが「我孫子線−29」は背の高い鉄塔です。このドナウ型鉄塔が送電線の位置をぐぅっと引っ張り下げているのです。
千葉県柏市にて

(ドナウの2段重ね)
4回線の用意はしてありますが、そのうち上側の2回線しか使っていません。
実は、この鉄塔自体、塗装も古ぼけており、新たに送電線を取り付けるということはないように思えます。
碍子もなく、送電線のとりついていない、空間だけを掴んでいる腕金を見ていると、一寸感傷的な気分になってしまいます。(って、秋だしね)
追記:
当初「2回線の内の1回線しか使っていない」と書きましたが、送電線が6本ありますから2回線使っていることになります。
結局、4回線分用意してあって、そのうちの2回線を使っているということです(訂正)