「選手交代」「老兵は死なず。ただ・・・」の補足

(電線引き抜き作業中の新京葉線−81)
新京葉線の鉄塔・送電線移設工事(正確な名称は不明)の現場の1週間後。
再び訪れた現場では、鉄塔から送電線を引き抜く作業を行っていました。わかりにくいですが、鉄塔の腕から下がっている「赤い滑車」がくるくると回りながら、電線が右方向に移動していきました。おそらく、大きなリールで巻き取っていたのでしょう。
たまたまそこにいた工事関係者に話を聞くことができました。それによると・・・。
- 私が古い鉄塔だと思っていたのは、仮設鉄塔であった。
- 送電線を一旦、仮設鉄塔に移してから、本来の鉄塔を解体して、その後新鉄塔を建てる。
- 新鉄塔が建ったら、送電線を仮設鉄塔から移して、仮設鉄塔を解体する。
-
腕が片側しかないのは、既に撤去した後だから。(元々は両方あったのだそうです)
という工事なのだそうです。この工事中は、送電をストップしているのだそうです。さらに、
- 仮設鉄塔は、以前使われていた鉄塔を再び建て直したもの
ということでした。仮設鉄塔は使い回しだったのです。(だから、錆びていたのね(笑))
さらに話を聞きました。
- 鉄塔を解体するのは、2〜3日でできる。
- 鉄塔を建てること自体はは3週間くらいかかる。
- この工事は、鉄塔3基の建て替えで、来年(平成10年)暮れまでかかる。
とのことでした。
残念ながら、解体中の鉄塔を記録することは出来そうもありません。(平日だから(笑))
千葉県柏市にて

(別角度より、引き抜き作業をみる)