送電線を包みこむ鉄塔たち
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寺尾線−19
(変電所のすぐそばにある寺尾線−19)  

 小さな変電所(所名は不明)から送電線を受け取る(受け渡す?)四角い鉄塔。見慣れた角錐型ではなく、平べったい鉄塔の中を、送電線が貫いています。鉄塔の外側に腕がついていないものが基本型ですが、この鉄塔は左右にそれぞれ形の違う腕を持っています。まるで、軽業師がジャグリングしている一瞬を切り取ったかのようです。
横浜市鶴見区にて

寺尾線-13
(夕日をうける寺尾線−13)

 小高い丘の住宅地に立っている四角い鉄塔。「寺尾線−19」と違い、シンプルに、その懐の中に送電線を包みこんでいます。どういうわけか、この寺尾線は(京浜東北線鶴見駅ちかく)はこのような四角い鉄塔が多いのです。

寺尾線-13内部
(寺尾線−13を見上げる)

 鉄塔の中心から真上を見上げると、この四角い鉄塔が、いかに偏平であるかがわかります。鉄塔の最上段は心配になるほどの薄さに感じます。その内部を貫いている送電線が、平行線のグラデーションを描いていています。その送電線も上にいくほど間隔が詰まって、髪の毛の幅ほどの空を切り取っています。

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