1966年 | 1966/../.. | ||||||||||||
迷宮としての世界 | 訳 | グスタフ・ルネ・ホッケ著 共訳者矢川澄子 | 美術出版社 | 1966/02/05 | [目次]凡例/序――ヨーロッパ芸術におけるマニエリスム/緒言 [1] 1最初の衝撃/2優美と秘密/3蛇状曲線的-痙攣的/4<イデア>と魔術的自然/5綺想異風派/6没落のヴィジョン [2] 7美と恐怖/8不安と好奇/9天使城/10時間の眼としての時計/11 人工の自然/12奇妙な神話 [3] 13迷宮としての世界/14 抽象的隠喩法/15キュービスムの先達と後裔/16イメージ機械/17古今の構成主義/18円と楕円 [4] 19ルドルフ二世時代のプラーハ/20アルチンボルドとアルチンボルド派/21擬人化された風景と二重の顔/22夢の世界/23装飾群/24狂気 [5] 25汎性愛主義/26倒錯と歪曲/27一角獣・レダ・ナルシス/28ヘルマフロディトゥス/29マニエリスムと衒奇性/30神の隠喩/あとがき/著者紹介・文献解題/訳者あとがき(種村季弘)/索引――人物・事項・図版―― | ||||||||
小遊星物語 | 訳 | パウル・シェーアバルト著 | 桃源社 | 1966/05/15 | [目次]第一章/第二章/第三章/第四章/第五章/第六章/第七章/第八章/第九章/第十章/第十一章/第十二章/第十三章/第十四章/第十五章/第十六章/第十七章/第十八章/第十九章/第二十章/第二十一章/第二十二章/第二十三章/第二十四章/第二十五章/パウル・シェーアバルトの帰還 | ||||||||
1967年 | 1967/../.. | ||||||||||||
十三の無気味な物語 | 訳 | ハンス・へニー・ヤーン著 | 白水社 | 1967/12/20 | [目次]ラグナとニルス/奴隷の物語/時計職人/サーサーン王朝の王者/庭男/ふたご物語/少年が泣く/ケバット・ケニヤ/マーマレードを食べる人たち/モーフ/家令を選ぶとき/水中芸人/盗まれた馬/解説 | ||||||||
1968年 | 1968/../.. | ||||||||||||
全集・現代文学の発見 第九巻 性の追求 | 著 | * | 學藝書林 | 1968/02/10 | 収録/焼跡の中のセックスから(pp.1-8) | ※月報、野坂昭如との対談 | |||||||
性的人間 | 著 | * | 平凡社 | 1968/03/20 | 収録/恐怖と快楽の逆宇宙→『失楽園測量地図』 | ※月報 | |||||||
怪物のユートピア | 著 | 三一書房 | 1968/04/20 | [目次]怪物のユートピア ミノタウロスから怪獣映画まで [1] ジョン・フランケンハイマー論 あるいは物質の喜劇からの逃亡/催眠術師とあやつり人形 『怪人マブゼの挑戦』と怪奇映画の系譜/管理社会のなかの永久革命者 ロマン・ポランスキー『水の中のナイフ』/映像死滅理論の魔笛奏者 フェリーニ『8 1/2』/不条理演劇と現代映画 F・デュレンマット『老貴婦人故郷へ帰る』の映画化をめぐって/仮面劇の復活 トニー・リチャードソン『ラブド・ワン』/失楽園から星雲都市まで SF映画論/土に溶ける機械文明 ケネス・アンガー『スコピオ・ライジング』/換骨奪胎の思想 ペイルマン『ペルソナ』の詐術 [2] 石堂淑朗 ある巨人症の蟻の想い出/吉田喜重 幻花の栽培者/鏡が死児を育てる 吉田喜重『情炎』/花と暗黒世界との隠し通路 鈴木清順『河内カルメン』/偽りと解放軍思想との間 加藤泰『骨までしゃぶる』/滅亡愛の楽園 若松孝二『退治が密猟する時』/「存在と無」から「存在と十円」へ 中島貞夫『任侠柔一代』/怪奇映画の早すぎた埋葬 中川信夫『東海道四谷怪談』再見/暗殺者たちのポートレート わが暴力論/大衆映画は旧態を墨守せよ ヒーローについて/恐怖を飼う市民たち ヒューマニズムについて [3] 巨人ゴーレムの謎 大地崇拝から終末論の恐怖へ/肉体について 性的消費と畸型の肉体/フランツ・カフカ ある迷路体験/マニエリスムの発見 G・R・ホッケ『迷宮としての世界』をめぐって/マニエリスム文学の復権 G・R・ホッケ『文学におけるマニエリスム』をめぐって/悲喜劇の出生 F・アラバールと迷宮演劇/退化人間の処刑場 『ゲルニカ』と『迷路』/種村季弘について(澁澤龍彦) | ※澁澤龍彦「種村季弘について」を収録。 | ||||||||
戦場のピクニック アラバール戯曲集1 | 著 | * | 再 | 若林彰訳 | 思潮社 | 1968/07/01 | 収録/悲喜劇の出生――F・アラバールと迷宮演劇→『怪物のユートピア』 | ※解説 | |||||
1969年 | 1969/../.. | ||||||||||||
日本古典評釈全註釈叢書 雨月物語評釈 | 著 | * | 鵜月洋著 | 角川書店 | 1969/03/10 | 収録/冥婚とネクロフィリー | ※月報 | ||||||
二十世紀鐵假面 | 著 | * | 小栗虫太郎著 | 桃源社 | 1969/05/10 | 収録/解説→『夢の舌』 | |||||||
性の思想 | 著 | * | 太平出版社 | 1969/06/15 | 収録/エロチシズムの世界意志 | ||||||||
狂信の時代・ドイツ作品群I 1933-1938 やむを得なかった歴史 | 訳 | * | M・ライヒ=ラニッキー編 | 學藝書林 | 1969/09/13 | 収録/ハイミート・ドーデラー「陶器でこしらえた女」(pp.149-156) | |||||||
ナンセンス詩人の肖像 | 著 | 竹内書店 | 1969/09/15 | [目次]鏡の中の言葉/詭弁・謎・アディナタ/迷宮言語と言語遊戯/補遺 アブラカダブラについて/グロッソラリー・狂人詩・共感覚/鼻をにくむ男 エドワード・リアの場合/ポエジア・アルファベティカ あるいは失語症の鸚鵡について/補遺 呪文について/奇妙な動物誌/どもりの少女誘拐者 ルイス・キャロルの場合/人間のなかの子供のために/Ch・モルゲンシュテルンの場合/冗談、諷刺、反語、ならびにより深い意味 Ch・D・グラッベの場合/賽を投げる男 ハンス・アルプの場合/数と時間構造/言葉の瞞し絵 パロディについて/ナンセンス詩アンソロジー/あとがき | |||||||||
狂信の時代・ドイツ作品群II 1938-1945 おおわれた世代 | 訳 | * | M・ライヒ=ラニッキー編 | 學藝書林 | 1969/10/01 | 収録/ハンス・へニー・ヤーン「無用の飼育者」(pp.228-231) | |||||||
悪女の画廊 | 著 | サントリー「洋酒マメ天国」第三十三巻 | 1969/10/30 | [目次]第1章 こんな悪女に誰がした/第2章 魔窟で悶える炎の妃/第3章 権力に憑かれた東洋の女/第4章 毒も盛ります 火もつける/第5章 悪魔の部屋の黒ミサ/第6章 女体だったよ おっかさん | ※→『種村季弘のネオ・ラビリントス4 幻想のエロス』 | ||||||||
怪奇幻想の文学1 真紅の法悦 | 著 | * | 新人物往来社 | 1969/11/10 | 収録/吸血鬼小説考→70年『吸血鬼幻想』 | ※解説 | |||||||
狂信の時代・ドイツ作品群III 1945-1957 創られた真実 | 著 | * | M・ライヒ=ラニッキー編 | 學藝書林 | 1969/11/30 | 収録/フリートリッヒ・デュレンマット「トンネル」(pp.244-257)、ゲルト・ガイザー「私が斃した男」(pp.298-309)、マックス・ブロート「無気味なもの」(pp.338-347)、 | |||||||
海鰻荘奇談 | 著 | * | 香山滋著 | 桃源社 | 1969/12/25 | 収録/解説(pp.327-336)→79年『夢の舌』 | |||||||
1970年 | 1970/../.. | ||||||||||||
象徴主義と世紀末芸術 | 訳 | ハンス・H・ホーフシュテッター著 | 美術出版社 | 1970/01/20 | [目次]はじめに [1 十九世紀のサンボリスム的相貌] 1知られざる世紀/2サンボリスムの世紀/歴史と問題 [2 十九世紀芸術におけるサンボリスム] 4十九世紀の象徴概念/5解釈の問題/6サンボリスムの美学 [3 サンボリスムの様式フォルム] 7想像的様式/8自然主義的おきかえ/9様式のおきかえ/10あいまいなものと未完のもの――形態カムフラージュの方法/11空間-距離-プロポーション/12模様風の面構成/13グラフィックなものの優位/14円環状の連続と多場絵画/15光線と色彩/16反射と金地/17共感覚/18サンボリスム-表現主義-抽象絵画/19サンボリスムと超現実主義 [4 サンボリスムの表象世界] 20礼拝のサンボリスム/21ヴィジョンと悪魔祓い/22象徴としての風景/23宇宙的サンボリスム/24過去の象徴/25死とエロス/26夢体験/27仮面としての人間/28女の象徴像/29フェティシズム/30動物象徴と花の象徴/31悪魔主義――地上の地獄――/32楽園と黄金時代/33象徴的自画像/[5 付録――文献的資料集――]ジャン・モレアス/サール・メロダク・ジョゼファン・ペラダン/ヨリス・カール・ユイスマンス/ゴメルス・カリーユ/アーサー・シモンズ/ウィルヘルム・フォン・ボーデ /原注/文献目録/図版目次/本文挿絵目次/訳者あとがき/年代表/事項索引/人名索引 | ||||||||
現代のシネマ3 ブニュエル | 訳 | アド・キルー著 | 三一書房 | 1970/02/15 | [目次] [第一部 ブニュエル論……アド・キルー] 前史/ルイス/パリ/『アンダルシアの犬』/映画の黄金時代/『黄金時代』/『黄金時代』はスキャンダルである/『糧なき土地』/遍歴/メキシコ/試作と成果/平穏な時期/フランス映画/司祭と民族主義者/『ビリディアナ』/『皆殺しの天使』/今日と明日 [第二部 評論と作品……アド・キルーとピエール・レルミエニによる抜萃] <第一章 ブニュエルによる映画論> 批評(アベル・ガンス『ナポレオン・ボナパルト』/ヴィクター・フレミング『肉が負けるとき』/バスター・キートン『愛はスポーティーに』)/詩と映画 <第二章 ブニュエルとの対話> 内容について/形式について <第三章 ブニュエルの主要作品=映画のコンテならびにディアローグからの抜萃> 超現実主義としての文章(愛について/麒麟/ペピンへの手紙/『アンダルシアの犬』/『黄金時代』(シナリオ)/『ナサリン』(ディアローグ)/『ビリディアナ』) <第四章 批評家によるブニュエル論> 詩人特有の明解さ(『アンダルシアの犬』)―ジャック・B・ブリニュウス/もうひとつの眼で見る―ジャン・ヴィゴ/神的な狂宴(『黄金時代』)―ヘンリー・ミラー/完璧な愛―アンドレ・ブルトン/情熱と残虐の芸術の伝統―オクタヴィオ・パス/公正証明の機能―ピエール・カスト/現実の根底―アンドレ・バザン/革命的アヴァンガルディスト―フレディ・ビュオーシュ/孤独な力―ミッシェル・ピッコリ/もっともかんたんな仕事―オスカール・ダンシジェール <第五章 作品年表>/ルイス・ブニュエルについて(佐藤重臣)/訳者あとがき | ||||||||
澁澤龍彦集成 第1巻 | 著 | * | 桃源社 | 1970/02/25 | 収録/魔術的睡眠者の肖像→『澁澤さん家で午後五時にお茶を』 | ※月報 | |||||||
少女仮面 | 著 | * | 唐十郎著 | 學藝書林 | 1970/03/05 | 収録/單足類のパラダイス | ※解説 | ||||||
山本美智代印刷画集・銀鍍金 | 著 | * | 山本美智代著 | 前衛社発行/神無書房発売 | 1970/04/01 | 収録/聖遊戯空間の漂流者(p.50) | |||||||
怪奇幻想の文学4 恐怖の探求 | 著 | * | 新人物往来社 | 1970/04/10 | 収録/恐怖美考→『失楽園測量地図』 | ||||||||
ブラック・ユーモア選集6 外国篇・短篇集 | 訳 | * | 早川書房編集部編 | 早川書房 | 1970/05/15 | 収録/イタリア篇「ブレーキ」(カルロ・マンツォーニ)/オーストリア篇「文学史」(ローベルト・ノイマン)/スェーデン篇「モビール」(P・C・イエルシルド)/オランダ篇「ある犬の生涯」(マヌエル・ヴァン・ロッゲム)/チェコ篇「残念です」(スラヴォミール・ムロジェック) | |||||||
吸血鬼幻想 | 著 | 薔薇十字社 | 1970/07/15 | [目次]吸血鬼幻想/吸血鬼の系譜学(前史/狼人/死餓鬼/さまよえる死者/擬吸血鬼/名称)/吸血鬼論争/吸血鬼百科(黒死病の秘密/早すぎた埋葬/腐敗しない屍体/恐怖の幻像/吸血鬼予防法)/大吸血鬼の肖像/吸血鬼のエロチシズム(死者交接/血のエロス/キリスト教的倒錯)/吸血鬼小説考/吸血鬼詩アンソロジー(吸血鬼詩小論)/生きている吸血鬼(ジル・ド・レエ/バートリ・エルジェベト/ジョン・ヘイ(ロンドンの吸血鬼))/吸血鬼の画廊/吸血鬼文献資料(吸血鬼文献・吸血鬼映画一覧) | ※帯は重版からつけられたらしい(http://www3.tky.3web.ne.jp/~taqueshi/rosencross.html) | ||||||||
現代ドイツ幻想小説 | 編 | 白水社 | 1970/10/13 | [目次]オスカル・パニッツァ「タヴィストック・スクエアの犯罪」(種村季弘訳)/パウル・シェーアバルト「億万長者ラコックス」(前川道介訳)/グスタフ・マイリンク「チンデレッラ博士の植物」(種村季弘訳)/ローベルト・ヴァルザー「拍手喝采」(丸山匠訳)/ローベルト・ヴァルザー「散歩」(丸山匠訳)/フランツ・カフカ「ある流刑地の話」(本野享一訳)/ローベルト・ムージル「黒つぐみ」(川村二郎訳)/ハンス・エーリヒ・ノサック「海から来た少年」(丸山匠訳)/クルト・クーゼンベルク「巨人」(前川道介訳)/クルト・クーゼンベルク「裸の男」(前川道介訳)/クルト・クーゼンベルク「休まない弾丸」(前川道介訳)/マヌエル・ヴァン・ロッゲム「窓の前の原始時代」(種村季弘訳)/フリードリヒ・デュレンマット「故障」(岩淵達治訳)/マリー・ルイーゼ・カシュニッツ「怪談」(前川道介訳)/パウル・ツェラン「山中の対話」(飯吉光夫訳)/ハインリヒ・シルムベック「鏡の迷路」(前川道介訳)/イルゼ・アイヒンガー「わたしの緑色の驢馬」(飯吉光夫訳)/ハンス・カール・アルトマン「ある地理を思い出そうとする試みの失敗」(川村二郎訳)/ゲルハルト・フリッチェ「空想」(丸山匠訳)/解説(種村季弘) | |||||||||
1971年 | 1971/../.. | ||||||||||||
悦樂園園丁辭典 | 著 | * | 塚本邦雄著 | 薔薇十字社 | 1971/02/05 | ※帯文 | |||||||
現代日本映画論大系第四巻 土着と近代の相剋 | 著 | * | 再 | 冬樹社 | 1971/02/15 | 収録/滅亡愛の楽園(pp.123-124)/暗殺者たちのポートレート(pp.320-326)/大衆映画は旧態を墨守せよ(pp.414-418)/偽りと解放軍思想との間(pp.429-431)/花と暗黒世界との隠し通路(pp.444-445) | |||||||
異化 | 訳 | エルンスト・ブロッホ 共訳片岡啓治、船戸満之 | 現代思潮社 | 1971/02/27 | [目次]目覚める/絶えがたい瞬間/眼前のボブスレー/鏡なしの自画像/気づかれざる、大いなる瞬間/既視感のイマージュ/探偵小説の哲学的考察/芸術家小説の哲学的考察/疎外、異化/ホフマン物語考/《魔笛》と今日の象徴/ワーグナーにおける逆説とパストラーレ/光による神話の破壊と救済/技師の不安/技術と幽霊現象/へーベル、ゴットヘルフ、ならびに農民の道/希望は幻滅されうるか/《三文オペラ》の海賊の花嫁ジェニーの歌/ポンセ・デ・レオン、ビミニ島、ならびに源泉/訳注/解説(片岡啓治) | ※「気づかれざる、大いなる瞬間」「既視感のイマージュ」「探偵小説の哲学的考察」「へーベル、ゴットヘルフ、ならびに農民の道」「《三文オペラ》の海賊の花嫁ジェニーの歌」「ポンセ・デ・レオン、ビミニ島、ならびに源泉」を担当。 | |||||||
血の晩餐 大蘇芳年の芸術 | 著 | * | 番茶書房 | 1971/03/01 | 収録/デカダンスの論理→『壺中天奇聞』 | ※別冊解説 | |||||||
赤瀬川原平・あいまいな海 | 著 | * | 大門出版 | 1971/03/15 | 収録/包装の論理→『奇想の展覧会』 | ||||||||
われわれにとってユートピアとはなにか | 著 | * | 社会思想社 | 1971/03/30 | 収録/黒い錬金術→『黒い錬金術』 | ||||||||
ブラック・ユーモア選集第3巻 北京の秋 | 著 | * | ボリス・ヴィアン著 | 早川書房 | 1971/04/30 | 収録/大規模な休火山復活は大歓迎 | ※帯文 | ||||||
泣き女・石男 | 著 | * | 庄司肇著 | 前衛社 | 1971/05/01 | 収録/笑い不足(付録「顕美鏡」No.2) | ※付録「顕美鏡」No.2('71.4) | ||||||
エンツェンスベルガー全詩集 | 訳 | 共訳川村二郎、飯吉光夫 | 人文書院 | 1971/05/10 | [目次] [狼たちの弁護] 親しみの詩(誘う歌/04//蝉/眠らせよ/ちいさな秋の悪霊/マケドニアの羊飼い、ロトのために/ラリサ/警告の歌/電報窓口零時十二分/call it love/悲劇/諧謔曲/正直の話/ポルッカラ港の秋の夕暮/ユートピア/修学旅行/友愛ホテル/西洋みざくらの勝利/遺言)/悲しみの詩(異国の庭/ラヴェンナ/浮浪児に問う/青春の恐怖の追憶/謎/魚への呼びかけ/漂流1/漂流2/真夜中の問い/どうぞお乗り下さいドアがしまります/水曜日に別れを告げる/女ぎらい/誕生日の手紙/灰水曜日/水車/休息と追想/ある詩人の死/インゴ・レーダーマンを悼む/死の追憶/誰かの歌/誰でもないものが歌う)/怒りの詩(誕生の知らせ/行列/地所に関する意見/シシュポスへの忠告/運命の力/最高レヴェルの勧告/危険人物/殺人についての教訓詩/逃走の途上射殺される/電車の中で見た一人の男に/ビルト・ツァイトゥング/詩的再武装運動のための金色の型紙/軍事産業の社会的なパートナーたち/上級用の読本のなかに/好景気/償却の見通し/小羊に対して狼たちを弁護する) [国のことば] 国のことば/詩を読まぬ人のための詩(仮死の人人/ある殺人者のための弁護/水蛙/盲滅法/ぼくと大統領とビーバーと/未来の痕/アイソトープ/電話加入者各位へ/梟たちの最期/大発明/詩を読まぬ人のための詩)/泡/誰でもないものへの頌歌(履歴書/これがその犬/造語法/マンハッタン・アイランド/産婆たち/忘れがたいもの/セロリに栄えあれ/潜水夫の報告/物質の対話/グリーンランドの心臓部/お伽の精の返事/ガラス製の心臓への復讐/どうして美しいというか/囚われびと/眠れる錠前屋/雪の中で見つけたもの/土地所有/幸福なる夜/別離/メモ/カーネーション畑/存在/誰でもないものへの頌歌) [点字] カメラ・オプスクラ(台所の紙片/石の卓子の上に/夜のニュース/さびしい家/カメラ・オプスクラ/手帖/口/岸辺/他者/首謀者/書誌学/カルチェリ・ディンヴェンツィオーネ/安穏な男の墓の上で)/点字(自由時間/中産階級ブルース/ある刑事の肖像/煉獄/疑い/噂/先史時代/運命の日/点字/秒読み/リンゴへの哀悼/愛への哀悼/それほど/消えうせたひとたち)/燈台の火(歴史的プロセス/ノルウェー、フルティグルーテ航路/むつかしい仕事/カール・ハインリヒ・マルクス/旋風――またの名を風の花嫁/六十年代の追憶/燈台の火)/影の仕事(哲学/ラップランド風物誌/三角点/幾羽ものかささぎたち/雪一色の桜の園/風のひとつかみ/影の絵/影の王国/影の仕事)/作者年譜/作品解説/あとがき(川村二郎)/総目次 | ※「親しみの詩」の「誘う歌」を除く18篇と「カメラ・オプスクラ」の13篇を担当。 | |||||||
ライヒ 性の抑圧と革命の論理 | 著 | * | 再 | 状況出版 | 1971/05/25 | 収録/孤独者ライヒ | ※「状況」1971年増刊号の書籍化 | ||||||
櫻画報 永久保存版 | 著 | * | 赤瀬川原平著 | 青林堂 | 1971/08/01 | 収録/帯文 | |||||||
推理小説をどう読むか | 訳 | * | 再 | 中田耕治編 | 三一書房 | 1971/09/30 | 収録/エルンスト・ブロッホ「探偵小説の哲学的考察」(pp.113-138)←『異化』 | ||||||
ドイツ短編24 | 訳 | * | 川村二郎編 | 集英社 | 1971/10/10 | 収録/(解説)/ハンス・へニー・ヤーン「北極星と牝虎」/(解説)/ペーター・ウルリッヒ・ヴァイス「郵便屋シュヴァルの大いなる夢」 | |||||||
加藤郁乎詩集 | 著 | * | 思潮社 | 1971/10/20 | 収録/卵生の狼少年→『器怪の祝祭日』 | ※解説 | |||||||
文学におけるマニエリスム1 言語錬金術ならびに秘教的組み合わせ術 | 訳 | グスタフ・ルネ・ホッケ著 | 現代思潮社 | 1971/10/30 | [目次]凡例/序≪ヨーロッパ文学におけるマニエリスム≫/ドイツ語版刊行者(エルネスト・グラッシ)の註 [第一部 魔術的文字] 緒言/1ヨーロッパの隠れた緊張の場(精神史の<地下世界>mundus subterraneusから/公教と秘教/変則的なものの形態学/精神史的洞窟学/<自然的>と<人工的>/アッチチスムスとアジアニスムス/ミメーシスとファンタジア/古き話法と新しき話法/<ファンタジア>-美学のヘレニズム的起源/最初の変貌の標識/<不健康>な形象/変則的なもののなかの連続性/能書家/身振り術と筆跡/詩的迷宮/文学的立方体/集字的技巧/おおペトロ――プロテウス)/2言語的二重生活(<誠実な変装>/秘密使命/文字の魔術師/至芸と極端主義/レポレオ体/<単純なカバラ>/ZからAとAからZ/帰結なき言葉/時計-貼る人)/3変則詩(/<変則詩人たち>/同音異義語の遊戯/言葉の網/言葉/神の言葉のマント/文字神秘思想/イソプセフィーIsoposephie/文字の魂/ヨーロッパの瓦礫の山/断片主義)/4組み合わせ術(感情の饒舌に抗して/超-書物/3628800/世界解式/<秘密の秘密>/水陸両用の才能)/5魔術的詭弁(抒情的こじつけ/故意の偶然/バベルの塔/組み立てた詩/はてしなき広野/挫折) [第二部 形象のなかの世界] 6隠喩至上主義(女王なる隠喩/隠喩濫発/<創造の具>/七つの源泉)/7魔神の呪縛(両義性礼賛/庇護と棲家なきこと/畏怖と嘘/知性化)/8ゴンゴリスモ、マリニズモ、プレシオジテ(<才気あふれる>錯綜/赤い雪/輝かしき鍵Celf brillante/<抒情詩>のパガニーニ/音を発する原子/<綱渡り師>としての詩人/血に渇いた騎士/二十世紀の鏡に照らして/プレシオジテ/優美の助言者/塔の上の雄牛/<アンチック・ヴォーカル>Antiques vocales/ネオ-マリニズモ)/9シェイクスピアの変形(言語の遠近法/憂鬱な軽率さ/言語の幻覚遠近法/<形而上詩人たち>/<世界最後の夜>/心臓=<赤い蝶>/ずらされた重心/マリオネットとわざとらしさ)/10形象の機智(解体と自由/カントとヘーゲルの判決/<断片の天才>/矛盾撞着のシンメトリー/亜流と道化/ゲーテの省察/ロマン主義とマニエリスム)/11ドイツの理性芸術(<際限なき円環>/美の美/抒情詩的エスペラント/<黄色すぎる白>/現代の<怪物たち>/<美の実験室>/ナンセンス/ロシアの架橋/アレクサンドレイアの歌/イマジニズム/プロレットポエジア) [第三部 異-修辞学と綺想主義] 12錬金術と言葉の魔術(オリエントのヘルメス思想/<ヘルメス全書>/<真言>としての言葉/魔法/歪曲された規則)/13意識的なまやかし(<奇異なるもの>との……<歓談>/人を欺くトポス/<不安の条件法文体>/<幻想>と修辞学/ひたすら手段たる修辞学)/14効果のメカニズム(黄昏=麻酔をかけられた患者/お気に入りの比喩/不条理による推論/マニエリスムとバロック/異-修辞学、感情ならびにロマン主義/二十世紀、論理学による論理学の破壊)/15美の公式(劇的急転の抒情詩/錯雑たるアレゴリー術/反-自然/アレクサンドレイア風エピグラム/綺想主義の時代転回期/詩的内在性への移行/<恐怖が美しくなる>/16マニエリスムの綱領起草者たち(抒情詩と評論文学/<奇妙な結合>/無節度の悪疫/近代的教養の父/<思考-マニエリスム>の書庫/ドイツ語の早わかり<詩の漏斗>/<ドイツ地方の甘き果汁>/17謎術としての寓意画法(暗号の形象/翼ある手/<パムフィリウスのオベリスク>/詩的擬似医療/<奴隷の気まぐれ> | ※4 組み合わせ術、5 魔術的詭弁は「パイデイア」10号に訳出。 | |||||||
現代日本映画論大系第五巻 幻想と政治の間 | 著 | * | 再 | 冬樹社 | 1971/10/31 | 収録/『にっぽん'69 セックス猟奇地帯』評(pp.87-89)/ピンク映画――反語的な逆転の論理(pp.137-140) | |||||||
わたしのなかの童話 | 著 | * | 研究社書籍編集部 編 | 研究社 | 1971/12/20 | 収録/文字以前の世界——童話のアイロニー(pp.31-43)→『影法師の誘惑』 | |||||||
現代世界演劇15 風俗劇 | 訳 | * | 白水社 | 1971/12/20 | 収録/フリートリヒ・デュレンマット「事故」(訳)(pp.267-300)/解題 F・デュレンマット『事故』(pp.406-407) | ||||||||
文学におけるマニエリスム2 言語錬金術ならびに秘教的組み合わせ術 | 訳 | グスタフ・ルネ・ホッケ著 | 現代思潮社 | 1971/12/25 | [目次][第四部 芸術的虚構としての人間] 18音楽主義(音楽<おのれみずからを素材として虚構する女>/マドリガル音楽/<詩的音楽>/<幻想様式>/<秘められた探求>/暗号-音響学)/19ジェスアルド・ダ・ヴェノーサからストラヴィンスキーまで(<リチェルカーレ>)/20音楽のカバラ学(文字と<テーブル-ミュージック>/元素的世界の起伏模型地図/<歴史の死せる気孔>/バロックのアンチテーゼ/聖性示現的捧げ物/現代の氷結/21ダイダロスとディオニュソス(<核心房>の前で/アリアードネとディオニュソス/<呪われた人>ダイダロス/迷宮-舞踏/悲喜劇的なものの誕生/マニエリストたちのディオニュソス/22マニエリスム的演劇(<遊戯三昧の逆説>/機械-芸術/<おのれ自身のうちへ裏返る発明>/<私は私自身を変装している>/不条理のヨーロッパ/衝激的決断/不発の悲劇/シェイクスピアの<錬金術的演劇>/<革新された精神>/23迷路小説(書くことによる暗殺)/24叙事詩的怪物(大河小説/水鴨=ガレー船/ジェイムス・ジョイスとダイダロス) [結論部 マニエリスム的テーマとしての人間] 25神性の夜の側(幻想的神秘思想/デミウルゴスと偏執狂者/人工楽園/絶頂における麻痺/イエス-恋歌/神と象)/26白い神秘思想と黒い神秘思想(悪魔主義/死者たちの霊/<狂詩人たち>/恐怖体験――懐疑のショック/<不満家>の懐疑)/27決疑論と放縦主義(マニエリスム的テーマとしての人間/道徳的蓋然性-計算/自由と法則/約束は義務づけない……/<奇怪なヘルマフロディトゥス>/黒い道徳/不実礼賛/にもかかわらず是認)/28神の発明家(人間のなかの積分/一人の人間のなかの<積分>/<何気ない混乱>/<歓び、歓び、歓び>/<賭>の綺想/われらが宗教<聡明にして狂気>/異-歴史的一致/<その持分たるを証明する>/29十字の徴(神の囚人/外部と内部/秘密の病/光と闇の十字交差)/付録 ヨーロッパの綺想体――ミニアチュア-アンソロジー [1 スペイン] ルイス・デ・ゴンゴラ/ジェラルド・ディエゴ/フェデリコ・ガルシア・ロルカ [2 イタリア] ジャムバッティスタ・マリノ/ジャコモ・ルブラーノ/ジュゼッペ・アルターレ/ジュゼッペ・ウンガレッティ/エドアルド・カッチアトーレ[3 フランス] アマディス・ジャマン/アグリッパ・ドオビニエ/テオフィール・ド・ヴィオー/サン-タマン/<ランディのバレー>から/ルイ・ド・ヌフジェルマン/クロード・シェリエ/アルチュール・ランボオ/ステファヌ・マラルメ/ギヨーム・アポリネール/ピール・エリュアール/イヴァン・ゴル/アンドレ・ブルトン/ピエール・ルヴェルディ/アンリ・ミショー/レイモン・クノー/リュシアン・ベッカー [4 英国] ウィリアム・シェイクスピア/ジョン・ダン/リチャード・クラショー/ジェラード・マンレイ・ホプキンズ/ウィリアム・B・イエイツ/ジェイムス・ジョイス/エディス・シットウェル/T・S・エリオット/ロナルド・ボットラル/W・H・オーデン/エドワード・リア [5 アメリカ合衆国] エドガー・アラン・ポオ/エズラ・バウンド/アラン・テイト/アーチボード・マクリーシュ [6 ロシア] セルゲイ・エセーニン/ウラジミール・マヤコフスキー/アンドレイ・ベールイ/アレクサンデル・ブローク [7 ドイツ] ダニエル・カスパール・フォン・ローエンシュタイン/Chr.・ホフマン・フォン・ホフマンスヴァルダウ/ダニエル・フォン・ツェプコ/カテリーナ・R・v・グライフェンベルク/クリスチアン・クノール・フォン・ローゼンロート/パウル・フレミング/カール・クロロウ/ゲオルク・ハイム/エルゼ・ラスカー-シュラー/オスカー・レールケ/ヴィルヘルム・レーマン/エリザベート・ランゲッサー/パウル・ツェーラン/出所解題 /著者紹介/文献解題 /訳者あとがき /人名索引・事項索引 | ||||||||
1972年 | 1972/../.. | ||||||||||||
現代日本映画論大系第六巻 日本に生きた外国映画 | 著 | * | 再 | 冬樹社 | 1972/01/31 | 収録/仮面劇の復活(pp.363-373)/先廻りしているアイツ(pp.436-439)/映像死滅理論の魔笛奏者(pp.451-457) | |||||||
私のアンソロジー6 あそび | 著 | * | 再 | 松田道雄編集・解説 | 筑摩書房 | 1972/02/18 | 収録/奇妙な動物誌(pp.53-65)←『ナンセンス詩人の肖像』 | ||||||
サセックスのフランケンシュタイン | 訳 | H・C・アルトマン著 | 河出書房新社 | 1972/02/25 | [目次]サセックスのフランケンシュタイン/船旗の頭文字――船室と暖炉と映画館桟敷のための物語(解けない謎/カーペンタリア湾にて/踊り手/ソフィアという名の生き物/黒海にて/異常な疫病神/小兎/コンラッド・トレゲラスの冒険/ワルドミーア・グリーバラック/フー・マンチューに本当に会った話)/資料と解説 | ※「フー・マンチューに本当に会った話」は「ユリイカ」の再録 | |||||||
錬金術 | 訳 | R・ベルヌーリ著 共訳者田部淑子・橘美紀子 | 青土社 | 1972/04/15 | [目次] [第1章 錬金術の基本要素] 比喩/理念の世界歴史と錬金術の関係/前提としての対応の理念/出発点としての原一性という理念/三つの原要因の結果としての統一という観念/錬金術の動力学の基礎としての両極性の観念/対立の統一、錬金術の目標/変容の道、錬金術的変容/総括 [第2章 絵図描写における錬金術の体系] 前段との関連/中国のダイアグラム/註釈としての間奏曲/あるカバラの図式/その他の類似の例/いわゆる緑玉版の図/十七世紀のコスモグラム/その他の例について/緑玉版の図の拡張/総括 [第3章 幾何学図形と数の象徴学のために(総論)] [第4章 タロット体系の象徴] [第5章 愚者の旅(種村季弘)]/あとがき(種村季弘) | ※愚者の旅→『薔薇十字の魔法』※第4章は「パイデイア」10号に訳出(田部淑子訳) | |||||||
新編 人生の本 7 ユーモアの愉しみ | 著 | * | 再 | 江藤淳・曾野綾子 編 | 文藝春秋 | 1972/04/20 | 収録/ナンセンス詩人の肖像(pp.106-123) | ||||||
薔薇十字の魔法 | 著 | 薔薇十字社 | 1972/06/22 | [目次] [1 薔薇十字の沿革] 秘密結社/ベーメ主義者/フリーメーソン/山師と神秘家/女性の道士/十九世紀パリ [2 薔薇十字の魔法] 黄金造成/四大精霊/続・四大精霊/超空気の謎/不死の人/光学魔術/テレパシー [3 愚者の旅] [4 化学の結婚] [☆ 薔薇の秘蹟] | |||||||||
1973年 | 1973/../.. | ||||||||||||
迷宮と神話 | 訳 | カール・ケレーニイ著 共訳者藤川芳朗 | 弘文堂 | 1973/03/25 | [目次][迷宮の研究――ある神話的観念の線反射としての迷宮――] 一 問題――秘密/二 バビロニア/三 死――生/四 セーラム、ポリネシア、オーストラリア/五 スカンジナヴィア、イングランド、ドイツ/六 中世――ウェルギリウス/七 建造物――洞窟/八 舞踏/九 沈降――浮上/一〇 無限――不死/一一 装飾――象徴像/一二 ノルマン人-ローマ人/補遺 アポローン祭祀ならびにアスクレーピオス祭祀における蛇と鼠について [魂の導者・ヘルメース――男性の生命起源の神話素――] 第一章 古典伝承のヘルメース(一<ヘルメース>という概念における問題的なもの/二 『イーリアス』のヘルメース/三 『オデュッセイア』のヘルメース/四 『賛歌』のヘルメース/五 ヘルメースと夜)/第二章 生と死のヘルメース(一 ヘルメースとエロース/二 ヘルメースと女神たち/三 ヘルメース立像の密儀/四 ヘルメースと雄羊/五 シーレーノスとヘルメース)/迷宮の研究 原注/訳注/魂の導者・ヘルメース 原注/訳注/訳者あとがき | ※[迷宮の研究]を担当。 | |||||||
アリスの絵本 | 著 | * | 牧神社 | 1973/05/01 | 収録/アリスの肖像画家たち→『影法師の誘惑』/あとがき | ||||||||
ドラキュラ・ドラキュラ | 編 | 薔薇十字社 | 1973/05/21 | [目次]吸血鬼(J・ミストレル/種村季弘訳)/グズラ(P・メリメ/根津憲三訳)/吸血鬼(J・ポリドリ/佐藤春夫訳)/吸血鬼の女(E・Th・A・ホフマン/種村季弘訳)/カルパチアの城(J・ヴェルヌ/安東次男訳)/吸血鳥(M・シュオッブ/種村季弘訳)/サセックスの吸血鬼(C・ドイル/延原謙訳)/謝肉祭(C・ダレル/高松雄一訳)/吸血鬼(L・カプアーナ/種村季弘訳)/吸血鬼を救いに行こう(ベレン/種村季弘・橋本綱訳)/受身の吸血鬼(G・ルカ/種村季弘・橋本綱訳)/ドラキュラ・ドラキュラ(H・C・アルトマン/種村季弘訳)/吸血鬼たち(A・カルメ/種村季弘訳)/吸血鬼(ヴォルテール/種村季弘・福井信雄訳)/吸血鬼譚(日夏耿之介)/解説(種村季弘) | |||||||||
アナクロニズム | 著 | 青土社 | 1973/05/25 | [目次]蘆原将軍考 序にかえて/地球空洞説/続・地球空洞説/人間栽培論/小児十字軍/モーゼの魔術/壜のなかの手記/ロボット考/空飛ぶ円盤/血液嗜好症/文学的変装術/少女流謫/蛇と舞踏者/聖指話法/奇行奇人綺譚/あとがき | |||||||||
少年愛の美学 | 著 | * | 稲垣足穂著 | 角川文庫 | 1973/05/30 | 収録/「軽さ」の蒐集室→『器怪の祝祭日』 | ※解説 | ||||||
エロティシズム | 訳 | * | 再 | 澁澤龍彦編 | 青土社 | 1973/08/05 | 収録/錬金術と近親相姦→『黒い錬金術』(「錬金術のエロティシズム」)/ゴルセン「ハンス・ベルメール――ヘルマフロディトス的イメージのエロティシズム」(共訳福井信雄) | ||||||
薔薇の秘蹟 | 著 | * | 再 | 装画・谷川晃一 | 深夜叢書社 | 1973/10/15 | [目次]オリジナル版画〈飛蝗草〉 セリグラフ手彩色 谷川晃一 1970年/薔薇の秘蹟/花の怪物 | ※未刊行という情報もあり | |||||
青い廃墟にて 田村隆一対話集 | 著 | * | 再 | 毎日新聞社 | 1973/11/15 | ※対談、雑誌からの再録 | 収録/変貌する都市→『東京迷宮考 種村季弘対談集』 | ||||||
春の画の館 | 著 | * | 金井美恵子 | 思潮社 | 1973/12/15 | 収録/春の剝製標本 | ※帯文 | ||||||
少女アリス | 著 | * | 再 | 沢渡朔著 | 河出書房新社 | 1973/12/15 | 収録/少女アリス | ※帯文※1973年10月、沢渡朔写真展「少女アリス」パンフレットからの再録(抄録?) | |||||
1974年 | 1974/../.. | ||||||||||||
コリントン卿登場 | 著 | 稲垣足穂・野中ユリ 共著 | 美術出版社 | 1974/01/25 | [目次] | ※模型の思想→『夢の舌』 | |||||||
失楽園測量地図 | 著 | イザラ書房 | 1974/06/30 | [目次][1 楽園] 失楽園測量地図/没落のパラダイス アルフレート・クービン/アンチ・ユートピアの誘惑/恐怖美考/恐怖と快楽の逆宇宙 [2 追憶] 地獄幻想/笑いの彼方/甲虫のいる病院/わが池袋序説/昆虫的集合論 [3 迷路] 死者たちの軍隊/バヴァリア幻想教団の秘密/期待のなかの人工楽園/あらかじめ失われた遊戯 [4 変身] 夢遊者の反犯罪/月の道化師/異装者の変身/美女と毒薬/マドレーヌと新大陸/異物と結晶 | |||||||||
怪物の解剖学 | 著 | 青土社 | 1974/07/20 | [目次]ゴーレムの秘密/怪物の作り方/魔術師シモン/壜のなかの精霊/少女人形フランシーヌ/始原児の再生/自動人形庭園/マンドラゴラの旅/機械人間の系譜/ピュグマリオンの恋/ドッペルゲンゲルの彷徨/鉱物の花嫁 | |||||||||
怪物のユートピア | 著 | 再 | 西沢書店 | 1974/07/31 | ※68年の増補改訂版※「アンチ・エロチカーの世界 若年様式と老年様式と」「F・フェリーニの白い文章体「8 1/2」をめぐって」を追加※「あとがき」を書き下ろし | ||||||||
ゾンネンシュターン展 | 編 | 編集委員 種村季弘、谷川晃一、西岡武良、福井信雄、新藤信 | 東京新聞 | 1974/09/10 | ※1974年9月13日-25日西武百貨店池袋店、1975年1月3日-16日丸栄スカイル8階※中日新聞発行(1975年1月3日)もあり | ||||||||
クロヴィス・トルイユ 骰子の7の目 シュルレアリスムと画家叢書4 編集=ジャン・ソセ 日本語版監修=瀧口修造 | 訳 | レイモン・シャルメ著 | 河出書房新社 | 1974/09/25 | [目次] | ||||||||
影法師の誘惑 | 著 | 冥草舎 | 1974/09/25 | [目次] [1 少女] 小妖精アリス/シンデレラの靴/少女論/アリスの肖像画家たち/遊戯の規則 [2 人形] 人形幻想/人形貴種流離譚/器具としての肉体/ある人形破壊者の白昼夢/人形の解剖学者 [3 幻燈] 魔術時代の終焉/影法師の誘惑/幻想の時計師/暗箱の花咲ける洞窟 [4 玻璃] タロットの秘密/現代の妖怪/和洋怪談比較考/面白い小説のからくり/つげ義春の退行的ユートピア/一枚の銅版画から [5 幼年] 長広舌讃/十二階の崩れた日から/文字以前の世界 [6睡眠] 求む装飾用隠者/睡眠者の全知/赤い靴/あとがき/『影法師の誘惑』初稿発表誌覚え書 | ※口絵八丁※特装本あり。 | ||||||||
惡魔禮拜 | 著 | 桃源社 | 1974/11/10 | [目次]サタンと大母神(マグナ・マーテル)/魔女の霊薬/蛇と世界創造神/悪魔の芸術/恥辱の接吻/悪魔の契約書/太陽と黒ミサ/悪魔の世俗化/文学としての黒ミサ/匪賊ロマンチシズム/ヴェネチア再訪 | |||||||||
影法師の誘惑 | 著 | 再 | 冥草舎 | 1974/11/25 | ※特装本※限定七〇部 | ||||||||
シュルレアリスム宣言・溶ける魚 | 著 | * | アンドレ・ブルトン著 巖谷國士訳 | 學藝書林 | 1974/12/25 | 収録/物体の軌跡 | ※栞 | ||||||
1975年 | 1975/../.. | ||||||||||||
幻想博物館(新装版) | 著 | * | 再 | 中井英夫著 | 平凡社 | 1975/04/25 | ※帯文(書評転載) | ||||||
多留保集7 びっくりしたお父さん | 著 | * | 潮出版社 | 1975/04/25 | 収録/壺中天奇聞→『壺中天奇聞』 | ※解説 | |||||||
馬賊の唄 | 著 | * | 池田芙蓉著 | 桃源社 | 1975/04/25 | ※解説 | |||||||
詐欺師の楽園 | 著 | 學藝書林 | 1975/05/05 | [目次] [1] 贋エチオピア皇帝の訪れ 英国艦隊をコケにした悪漢ヴェア・コール/バルムベックの王様 大盗賊団長アドルフ・ペーターセン/ルーマニアの泥棒英雄 貴婦人総ナメのゲオルク・マノレスコ/モナ・リザ泥棒 無頼の王様アポリネール [2] 詐欺師の哲学 薔薇十字団大幹部カザノヴァ/華やかな鉄仮面 女装の剣士デオン・ド・ボーモン/大革命の時計師 国家陰謀の技師ボーマルシェ/夢の機械魔術師 史上最大の魔術師ローベル-ウーダン [3] 悪魔博士の正体 オカルト怪人シュレンク=ノッチング/二十世紀に蘇る救世主 奇蹟かペテンか ブルーノ・グレーニング/顔のない男 詐術と煽動のスーパー・カメレオン/史上最大の贋金造り ポルトガル乗っ取りのアルヴェス・レイス [4] 詐欺師の楽園 トリックスターたちの肖像 | |||||||||
血の三角形 世界怪奇実話2 | 著 | * | 牧逸馬著 | 社会思想社現代教養文庫 | 1975/06/15 | 収録/港町のモリタート | ※解説 | ||||||
薔薇十字の魔法 | 著 | 再 | 出帆社発行/路書房発売 | 1975/07/12 | ※72年の再刊。 | ||||||||
伝奇耽美館 | 著 | * | 橘外男著 | 桃源社 | 1975/07/20 | 収録/玉手箱を開けるとき→『夢の舌』 | ※解説 | ||||||
吸血姫 | 著 | * | 唐十郎著 | 角川文庫 | 1975/07/30 | 収録/蝙蝠傘の効用→『夢の舌』 | ※解説 | ||||||
黄金仮面の王 | 著 | * | シュオブ著 矢鱈目源一訳 | コーベブックス | 1975/09/30 | 収録/解説(pp.161-174)→『壺中天奇聞』 | ※解説 | ||||||
多留保集別巻 タルホ事典 | 著 | * | 再 | 潮出版社 | 1975/10/10 | ※「タルホ文学の迷路」は松山俊太郎との対談。 | 収録/美少年誘拐魔足穂大菩薩/タルホ文学の迷路 | ||||||
イマージュの解剖学 | 訳 | ハンス・ベルメール著 共訳者瀧口修造 | 河出書房新社 | 1975/10/30 | [目次] 本書のためのノート(1962年ドイツ語版) [1 人形]人形のテーマのための回想/100の工作―ドキュメント [2 人形の遊び] 球体関節についての覚え書/人形の遊び(詩/ポール・エリュアール)/ポール・エリュアールの詩についてのノート(瀧口修造) [3 肉体的無意識の小解剖学あるいはイマージュの解剖学] 1 自我のイマージュ/2 愛の解剖学/3 外部の世界/解説にかえて(種村季弘) | ※ポール・エリュアールの詩を除くすべてを担当。 | |||||||
子供の領分 | 著 | * | 吉行淳之介著 | 番茶書房 | 1975/12/01 | 収録/南瓜の馬車が迎えにくるまで(pp.237-246)→『壺中天奇聞』 | ※解説 | ||||||
世界幻想文学大系4 エジプトのイサベラ | 著 | * | 国書刊行会 | 1975/12/15 | 収録/危険なマンドラゴラ(月報pp.1-3) | ※月報 | |||||||
夢野久作の世界 | 著 | * | 再 | 西原和海編 | 平河出版社 | 1975/12/15 | 収録/冥府降下の異端作家たち | ||||||
1976年 | 1976/../.. | ||||||||||||
The 宝石 PART II | 著 | * | 読売新聞社 | 1976/01/15 | 収録/宝飾の歴史と文化(pp.126-128, 131-134, 137-140) | ||||||||
ゾンネンシュターン 骰子の7の目 シュルレアリスムと画家叢書7 F・S-ゾンネンシュターン | 著 | 日本語版監修=瀧口修造 | 河出書房新社 | 1976/01/25 | [目次]DER BLUMENGARTEN AUSSERHALB DER GESELLSCHAFT 社会の外の花園/MOND UND MORAL 月と道徳/JENSEITS DES WAHNSINN 狂気の彼方/EROTIK DER GEISTER 精霊のエロス/月報「虹色の錬糞術師ゾンネンシュターン」 | ||||||||
蕗谷虹児童画集 絵本ファンタジー | 著 | * | 中日新聞東京本社 東京新聞出版局 | 1976/03/25 | 収録/虹児の郷愁(ページ記載なし)→『人生居候日記』 | ||||||||
坂口安吾の世界 | 著 | * | 再 | 冬樹社 | 1976/04/20 | 収録/ピュグマリオンの走法→『壺中天奇聞』 | |||||||
全集・現代文学の発見 第九巻 性の追求 | 著 | * | 再 | 學藝書林 | 1976/05/10 | 収録/焼跡の中のセックスから(pp.1-8) | ※月報、野坂昭如との対談※1968/の新装版 | ||||||
壺中天奇聞 | 著 | 青土社 | 1976/06/05 | [目次] [1] 孤児のロゴス 上田秋成/南北対極考 四世鶴屋南北/デカダンスの論理 月岡芳年/逃げる男 齋藤緑雨/水中花変幻 泉鏡花 [2] 覗く人 ボードレール/水源の涸れるとき 北原白秋/時任謙作の去勢願望 志賀直哉/母からの逃走 牧野信一/歪んだ足つきの詩人 萩原朔太郎/黄金仮面の王 矢野目源一 [3] ピュグマリオンの走法 坂口安吾/壺中天奇聞 稲垣足穂/南瓜の馬車が迎えに来るまで 吉行淳之介/吉岡実のための覚え書 吉岡実/メートル原器のある庭園 澁澤龍彦 | |||||||||
平太郎化物日記 | 著 | * | 巌谷小波著 | 大和書房巖谷小波お伽噺文庫 | 1976/08/10 | 収録/逆立ち宇宙の喜怒哀楽→『夢の舌』 | ※解説 | ||||||
壺中天奇聞 | 著 | 再 | 壺中館 | 1976/09/07 | ※同年06/刊行同題書の特装本※限定一四部 | ||||||||
ブラック・ユーモア選集6 外国篇・短篇集 | 訳 | * | 再 | 早川書房編集部編 | 早川書房 | 1976/09/30 | 収録/イタリア篇「ブレーキ」(カルロ・マンツォーニ)/オーストリア篇「文学史」(ローベルト・ノイマン)/スェーデン篇「モビール」(P・C・イエルシルド)/オランダ篇「ある犬の生涯」(マヌエル・ヴァン・ロッゲム)/チェコ篇「残念です」(スラヴォミール・ムロジェック) | ※1970年の新装改訂版 | |||||
魔女グレートリ アルプスの悲しい少女 | 訳 | M・マイドルフ著 田部淑子共訳 | 牧神社 | 1976/09/30 | [目次]魔女グレートリ/ミニアチュールの国リーヒテンシュタイン(田部淑子)/あの絵物語の魅力(種村季弘) | ||||||||
ザッヘル=マゾッホ選集第1巻 毛皮を着たヴィーナス | 訳 | 桃源社 | 1976/10/01 | [目次] | |||||||||
O氏の死者の書 | 著 | * | 大野一雄著 | アパッシュ館 | 1976/10/99 | 収録/O氏のいた夢 | |||||||
アリス幻想 | 著 | * | 再 | 高橋康也編 | すばる書房 | 1976/11/10 | 収録/アリスの国へ | ※高橋康也との対談 | |||||
岩波講座 文学 11 | 著 | * | 岩波書店 | 1976/11/17 | 収録/幻想、夢―理性(pp.179-190)→『ある迷宮物語』 | ||||||||
鏡の町皮膚の町 新聞をめぐる奇妙な話 | 著 | * | 赤瀬川原平著 | 筑摩書房 | 1976/11/30 | 収録/人間の皮をかむった生物 | ※付録 | ||||||
異化 | 訳 | 再 | エルンスト・ブロッホ著 共訳片岡啓治、船戸満之 | 現代思潮社 | 1976/12/20 | ※71年の新装版。 | |||||||
1977年 | 1977/../.. | ||||||||||||
パラケルススの世界 | 著 | 青土社 | 1977/01/10 | [目次]第一章 悪魔の橋/第二章 錬金術師の町/第三章 フェラーラ遊学/第四章 大遍歴時代/第五章 聖杯探求の騎士/第六章 魔術師伝説/第七章 騎士と死と悪魔/第八章 神の助手/第九章 吃りのもぐり司祭/第十章 バーゼル大学事件/第十一章 バーゼルその後/第十二章 梅毒と癒瘡木と金銭/第十三章 孤独な予言者/第十四章 医術の四つの柱/第十五章 ペストと想像力/第十六章 影の騎士団/第十七章 天上への帰郷/第十八章 老いたる闘士/第十九章 晩年の肖像/第二十章 死者の遍在 | |||||||||
シンポジウム日本文学10 秋成 | 著 | 高田衛(司会)・森山重雄・種村季弘・中村博保・松田修・小松左京(ゲスト) | 学生社 | 1977/01/20 | [目次]第一章 和訳太郎の世界――秋成文学の出発――/第二章 『雨月物語』論――孤児のミクロコスモス――/第三章 人間史幻譚――『春雨物語』の世界――/第四章 秋成・その心象と思想の背景――「なぜ」の精神史的系譜――/第五章 『雨月』・『春雨』再論――変身の論理―― | ||||||||
集英社版世界の文学17 ゴールディング | 著 | * | 集英社 | 1977/04/20 | 収録/東西島物語考 | ※月報 | |||||||
西洋哲学史の基礎知識 | 著 | * | 生松敬三・木田元・伊東俊太郎・岩田靖夫編 | 有斐閣ブックス | 1977/06/20 | 収録/パラケルスス | |||||||
別冊幻影城 保存版 江戸川乱歩 | 著 | * | 再 | 幻影城 | 1977/06/25 | 収録/乱歩のいた家 | ※76年8月発行の雑誌の単行本化 | ||||||
怪奇幻想の文学1 真紅の法悦 | 著 | * | 再 | 新人物往来社 | 1977/07/20 | 収録/吸血鬼小説考→70年『吸血鬼幻想』 | ※69年の新装版。 | ||||||
文学におけるマニエリスム1 | 訳 | 再 | グスタフ・ルネ・ホッケ著 | 現代思潮社 | 1977/08/31 | ※71年の新装版。 | |||||||
文学におけるマニエリスム2 | 訳 | 再 | グスタフ・ルネ・ホッケ著 | 現代思潮社 | 1977/08/31 | ※71年の新装版。 | |||||||
ザッヘル=マゾッホ選集第4巻 密使 | 訳 | 桃源社 | 1977/09/05 | [目次] | |||||||||
増補 ナンセンス詩人の肖像 | 著 | 再+ | 筑摩書房筑摩叢書248 | 1977/09/25 | ※69年の増補新版。「キャロル再訪 遊戯の規則」「文法の戦争」を追加、「増補新版あとがきにかえて ナンセンスは流行したか」を新たに書き下ろす。※「キャロル再訪 遊戯の規則」←『影法師の誘惑』 | ||||||||
絶望と確信 20世紀末の芸術と文学のために | 訳 | グスタフ・ルネ・ホッケ著 | 朝日出版社 | 1977/10/01 | [目次] エピグラム/序文 [1 不安と絶望] a 新しい双極/b 不安夢/c ノイローゼ/d 薬物/e 狂気 [2 希望と確証] a 希望の諸段階/b 実践/c アンチ・クライマックス/d 証言/e 意味への問題/f 確証 [3 秘教的象徴表現] a 神話的象徴/b 主観的象徴/c 恣意と秩序/d 象徴-癖/e 元型的象徴/f 解釈の問題 [4 深層美学] a 単に美しい以上のもの/b 恐怖美/c 相対主義的美学/d 容赦のない美/e 不規則な美/f 形象の学/g 当意即妙の形象とその結果/h 低俗な美/i 美学の神学 [5 総合] a 組合せの方法論/b 三つの様式/c ウニヴェルシタス/d 結論/著者紹介/書誌一覧/訳者あとがき/索引――人物・事項 | ||||||||
怪奇幻想の文学4 恐怖の探求 | 著 | * | 再 | 新人物往来社 | 1977/10/20 | 収録/恐怖美考→『失楽園測量地図』 | ※69年の新装版。 | ||||||
毛皮を着たヴィーナス | 訳 | 再 | ザッヘル=マッゾホ著 | 壺中館 | 1977/12/01 | ※1976/10/刊行同題書の特装本※限定二二部 | |||||||
塚本邦雄論集 | 著 | * | 再 | 磯田光一編 | 審美社 | 1977/12/29 | 収録/『感幻樂』考(pp.309-313)→『器怪の祝祭日』 | ※雑誌「反歌」一号(1970年)からの再録 | |||||
1978年 | 1978/../.. | ||||||||||||
イメージの博物誌 6 錬金術 | 訳 | S.クロウソスキー・ド・ローラ著 | 平凡社 | 1978/01/25 | [目次] | ||||||||
水上勉全集15巻 | 著 | * | 中央公論社 | 1978/02/20 | 収録/森川町の静かな家→『夢の舌』 | ※月報 | |||||||
山師カリオストロの大冒険 | 著 | 中央公論社 | 1978/02/25 | [目次]ゲーテ対カリオストロ/高貴なる旅人/北方の放浪山師/詩人と悪漢/王妃の頚飾り事件/天使城の終身囚/年譜/あとがき | |||||||||
イメージの冒険1 地図 | 著 | * | 河出書房新社 | 1978/03/24 | 収録/地図の敵 あるいはリベルタリアの地図→『箱の中の見知らぬ国』 | ||||||||
小遊星物語 | 訳 | 再 | パウル・シェーアバルト著 | 桃源社 | 1978/04/15 | ※1966/の新装版、「再版あとがき」を付す | |||||||
新選吉岡実詩集 | 著 | * | 再 | 思潮社 | 1978/06/15 | 収録/吉岡実のための覚え書←『壺中天奇聞』 | |||||||
人間の心と性科学II | 著 | * | 徳田良仁・小林司 編 | 星和書店 | 1978/06/15 | 収録/神話・伝説と精神分析——患者を思いっきり殴る治療法について——(pp.81-89) | |||||||
吉行淳之介の研究 | 著 | * | 再 | 山本容朗編 | 実業之日本社 | 1978/06/25 | 収録/南瓜の馬車が迎えにくるまで | ||||||
石川淳・坂口安吾 | 著 | * | 再 | 日本文学研究資料刊行会編 | 有精堂 | 1978/07/01 | 再録/ピュグマリオンの走法←『壺中天奇聞』 | ||||||
ザッヘル=マゾッホの世界 | 著 | 桃源社 | 1978/07/10 | [目次]一章 幼年=ハンドシャ体験/二章 少年=ゼノビア体験/三章 学生=女王と女優/四章 幻滅=アンナ・コトヴィッツ体験/六章 女の世界=マイヤーリンクの悲劇/七章 醜の美学=ローゼンクランツ体験/八章 仮装舞踏会=エミリー=アリス体験/九章 契約=ワンダ体験/十章 貴婦人修行=ザッヘル=マゾッホ体験/十一章 空想の王子=ルートヴィヒ二世体験/十二章 愛の奴隷=侍女フィリス体験/十三章 最後のギリシャ人=アルマン体験/十四章 晩年=フルダ・マイスター体験/終章 死後=クラフト=エビング体験/あとがき/マゾッホ文献について | |||||||||
山師カリオストロの大冒険 | 著 | 再 | 壺中館 | 1978/07/20 | ※同年02/刊行同題書の特装本※限定三〇部 | ||||||||
イメージの冒険3 文字 | 著 | * | カマル社編 | 河出書房新社 | 1978/08/30 | 収録/空想文字博物館 | |||||||
笑い地獄 | 著 | * | 後藤明生著 | 集英社文庫 | 1978/08/30 | 収録/見張りの狸寝入り→『器怪の祝祭日』 | |||||||
イメージの博物誌 水底の女 | 著 | * | 再 | 島尾敏雄監修 | 北宋社 | 1978/10/12 | 収録/水中花変幻←『壺中天奇聞』 | ||||||
箱の中の見知らぬ国 | 著 | 青土社 | 1978/11/10 | [目次][1] ファンタジイ・マップ/地図の敵 あるいはリベルタリアの地図 [2] 幻想紀行(幸福な日曜日の方へ/あるツェッペリン旅行/自叙伝としての庭園/仮面カーニヴァル/西洋の中の東洋/ハワイの大泥棒/水夫と火酒/水都変幻/地図にない島/江戸のある町)/旅行記(ある錬金術師の家/列車の相客たち/九官鳥のいる終着駅)/スワンベルクのいる部屋で/ゾンネンシュターン探訪記 [3] オブジェの壺中天(絵皿の壺中天/三種の凶器/精霊の像/動く仮面/はかなさの気品/天上憧憬の遊戯/古書の逆説/旅への誘い)/玩具の白魔術/コンピュータと狂気/靴に探される女/パロディーとしての博物館 カール・ヴァレンティン博物館 [4] 歯痛と吸血鬼との二、三の関係 または衰弱の快楽について/制服犯罪者の喜劇/源右衛門の小箱/生人形変相/箱の中の見知らぬ国 あるいは本と弁当箱の間の二、三の関係について(あとがき) | |||||||||
イメージの博物誌 物食う女 | 著 | * | 再 | 武田百合子監修 | 北宋社 | 1978/12/25 | 収録/笑いと食人行為/悪魔が笑う | ||||||
1979年 | 1979/../.. | ||||||||||||
書物漫遊記 | 著 | 筑摩書房 | 1979/01/20 | [目次]序章 名前と肩書きの研究 『潮文化人手帖』/1 不思議な節穴 武井武雄『戦中気儘画帳』/2 畸人ぎらい 色川武大『怪しい来客簿』/3 猫が食いたい 石堂淑朗『好色的生活』/4 吸血鬼入門 種村季弘『吸血鬼幻想』/5 見えない人間 『定本山之口貘詩集』/6 開かれた箱 坂根巌夫『遊びの博物誌』/7 悪への郷愁 高垣眸『豹の眼』/8 泥棒繁盛記 野尻抱影『大泥棒紳士館』/9 分家開き 谷崎潤一郎『秘密』/10 二階の話 古今亭志ん生『二階ぞめき』/11 我が闘争 吉田健一『流れ』/12 逃げた浅草 『正岡容集覧』/13 九段の怪談 内田百間『遊就館』/14 見世物今昔考 江戸川乱歩『パノラマ島奇談』/15 大食のすすめ 武田百合子『富士日記』/16 接続法第二式 『木村・相良独和辞典』/17 ベルリッツ・スクール イヨネスコ『授業』/18 書かれなかった本 四方八郎『ビルマ革命の内幕』/19 Kilroy was here ドウス昌代『東京ローズ』/20 留学の成果 久生十蘭『新西遊記』/終章 何でもないものの魅力 武田泰淳『新・東海道五十三次』/あとがき/書目一覧 | |||||||||
十三の無気味な物語 | 訳 | 再 | ハンス・へニー・ヤーン著 | 白水社 | 1979/02/15 | ※66年の再刊。新たに「新版あとがき」(p.295)を加筆。 | |||||||
黒い錬金術 | 著 | 桃源社 | 1979/03/10 | [目次]錬金術とは何か [1] 黒い錬金術/神話と錬金術/錬金術の変貌/錬金術のエロティシズム [2] 危険なマンドラゴラ/箱の話/ガバリスの転生/神の署名になる記号/客体の呼びかけ [3] 太陽伝説/太陽と獅子/黒いプラトン/黒の過程/秘密結社について | |||||||||
小栗虫太郎全作品4 二十世紀鉄仮面 | 著 | * | 再 | 桃源社 | 1979/03/15 | 収録/解説→『夢の舌』 | ※69年『二十世紀鐵假面』の再刊 | ||||||
「猫町」の絵本 | 著 | * | 北宋社 | 1979/03/20 | 収録/鏡の中のオイディーポス→『夢の舌』 | ||||||||
乞食稼業 | 著 | * | 再 | 唐十郎 | 冬樹社 | 1979/04/01 | 収録/メケ文化とマニエリスム(迷宮思想)(座談・足立正生、唐十郎、佐藤重臣) | ||||||
詐欺師の楽園 | 著 | 再 | 白水社(白水叢書) | 1979/04/07 | ※75年の再刊。「はじめに――表層の人」を新たに書き下ろす。※カバー裏推薦文/巌谷國士 | ||||||||
種村季弘のラビリントス第1巻 怪物のユートピア | 著 | 再+ | 青土社 | 1979/04/10 | [目次]『怪物のユートピア』/鯨の腹中と物見櫓と(あとがきにかえて)/初出紙誌一覧 | ※74年の再録。「あとがき」を削除し、「鯨の腹中と物見櫓と(あとがきにかえて)」を新たに書き下ろす。※内容見本に寄せられた推薦文は以下の通り(一部帯に再録)。瀧口修造「機密の地図つくり」、吉行淳之介「華麗な陰画世界」、澁澤龍彦「愕然と呆然」、島尾敏雄「寄る辺なき人生への慰め」、鈴木清順「暗闇のなかの祝祭空間」、吉岡実「逸楽的刺戟と恩恵と」、川村二郎「明晰さと無心の情熱」、松山俊太郎「異端全書再編のさきがけ」、高橋英夫「精神の冒険者」、入澤康夫「「真実」への凝視」、巌谷國士「怪物のユートピア」、山口昌男「博学と通俗性」。 | |||||||
種村季弘のラビリントス第2巻 影法師の誘惑 | 著 | 再+ | 青土社 | 1979/04/10 | [目次]『影法師の誘惑』/水中影変幻(あとがきにかえて)/初出紙誌一覧 | ※74年の再録。「あとがき」を削除し、「水中影変幻(あとがきにかえて)」を新たに書き下ろす。 | |||||||
唐十郎の世界 | 著 | * | 再 | 新評社 | 1979/05/01 | 収録/単足類のパラダイス | ※「別冊新評 唐十郎の世界」(74年9月の単行本化)、収録作は『少女仮面』(唐十郎著、學藝書林、1970年)からの再録。 | ||||||
種村季弘のラビリントス第3巻 吸血鬼幻想 | 著 | 再+ | 青土社 | 1979/05/09 | [目次]『吸血鬼幻想』/吸血鬼の眼・吸血鬼の言語(あとがきにかえて)/初出誌一覧 | ※70年の再録。「吸血鬼の眼・吸血鬼の言語(あとがきにかえて)」を新たに書き下ろす。 | |||||||
悪魔禮拝 | 著 | 再 | 桃源社 | 1979/05/15 | ※74年の再刊。 | ||||||||
吉田一穂全集1 | 著 | * | 小澤書店 | 1979/05/30 | 収録/裂けた背表紙(月報 pp.1-2)→84年『器怪の祝祭日』 | ※月報。 | |||||||
種村季弘のラビリントス第4巻 薔薇十字の魔法 | 著 | 再+ | 青土社 | 1979/06/09 | [目次]『薔薇十字の魔法』/ボヘミアの小さな城(あとがきにかえて)/初出誌一覧 | ※72年の再録。「ボヘミアの小さな城(あとがきにかえて)」を新たに書き下ろす | |||||||
怪奇幻想の文学1 真紅の法悦 | 著 | * | 再 | 新人物往来社 | 1979/06/10 | 収録/吸血鬼小説考(pp.5-30) | ※69/77年の新装版。 | ||||||
人間の深層にひそむもの おとなとこどもの心理療法 | 著 | * | 再 | 河合隼雄著 | 大和書房 | 1979/06/10 | 収録/なぜ〈空飛ぶ円盤〉が見えるのか | ※対談 | |||||
世界文学全集18 | 訳 | * | 集英社 | 1979/06/25 | 収録/ホフマン「砂男」(pp.3-38)/「ブランビラ王女」(pp.39-167)/後記・注解(pp.395-397) | ||||||||
童話感覚パート2 | 著 | * | 佐野美津男著 | 北斗出版 | 1979/06/25 | 収録/帯文 | |||||||
泥棒の事典 | 著 | * | 再 | 新評社 | 1979/07/01 | 収録/モナリザをめぐる三人の泥棒 | ※「新評」1974年5月臨時増刊号の単行本化。 | ||||||
怪奇幻想の文学4 恐怖の探求 | 著 | * | 再 | 新人物往来社 | 1979/07/10 | 収録/恐怖美考(pp.5-22)→『失楽園測量地図』 | ※69/77年の新装版。 | ||||||
金子國義 アリスの画廊 | 著 | * | 再 | 美術出版社 | 1979/07/10 | 収録/宿命の女〈ファム・ファタル〉 | ※「金子國義個展――千鳥たち」案内状(1969年)の再録。 | ||||||
種村季弘のラビリントス第5巻 失楽園測量地図 | 著 | 再+ | 青土社 | 1979/07/10 | [目次]『失楽園測量地図』/とりかえばや物語序曲(あとがきにかえて)/初出誌一覧 | ※74年の再録。「とりかえばや物語序曲(あとがきにかえて)」を新たに書き下ろす。 | |||||||
海底軍艦/武侠の日本 | 著 | * | 桃源社 | 1979/07/15 | 収録/押川春浪と数の魔術→『夢の舌』 | ※解説。 | |||||||
種村季弘のラビリントス第6巻 怪物の解剖学 | 著 | 再+ | 青土社 | 1979/08/10 | [目次]『怪物の解剖学』/怪物胎生考(あとがきにかえて)/初出誌一覧 | ※74年の再録。「怪物胎生考(あとがきにかえて)」を新たに書き下ろす。 | |||||||
種村季弘のラビリントス第7巻 アナクロニズム | 著 | 再+ | 青土社 | 1979/09/10 | [目次]『アナクロニズム』/再説・蘆原将軍考 または「兄貴、一寸待って呉れ」ということ(あとがきにかえて)/初出誌一覧 | ※73年の再録に「奇術師入門」を加え、「第三の眼」「女の決闘」「再説・蘆原将軍考 または「兄貴、一寸待って呉れ」ということ(あとがきにかえて)」を新たに書き下ろす。 | |||||||
日本夢文学志 始源の森へ | 著 | * | 堀切直人著 | 冥草舎 | 1979/09/27 | 収録/赤児のように無恥な食慾→『器怪の祝祭日』 | ※序文 | ||||||
新聞紙とトマト | 著 | * | 藤富保男著 | 国文社 | 1979/09/30 | 収録/(無題) | ※帯文 | ||||||
吉田健一著作集 第十三巻 | 著 | * | 集英社 | 1979/10/04 | 収録/怪物趣味と批評→『夢の舌』 | ※月報pp.4-8 | |||||||
種村季弘のラビリントス第8巻 悪魔禮拜 | 著 | 再+ | 青土社 | 1979/10/10 | [目次]『悪魔禮拜』/悪魔礼拝者への反歌(あとがきにかえて)/初出誌一覧 | ※74年の再刊。「悪魔礼拝者への反歌(あとがきにかえて)」を新たに書き下ろす。 | |||||||
子供の領分 | 著 | * | 再 | 吉行淳之介著 | 角川文庫 | 1979/10/20 | 収録/南瓜の馬車が迎えにくるまで→『壺中天奇聞』 | ※解説 | |||||
夢の舌 | 著 | 北宋社 | 1979/10/25 | [目次]一 夢の舌(夢の舌 島尾敏雄/「夢十夜」から 夏目漱石/水辺の女 泉鏡花一/鏡花再演 泉鏡花二/虫を愛でる姫君 泉名月/森林の隠士 國枝史郎/水中生活者の夢 香山滋/玉手箱を開けるとき 橘外男/亂歩のいた家 江戸川亂歩)/二 機械学的退行(機械学的退行 三島・花田・島尾/鏡のなかのオイディーポス 萩原朔太郎/精巧な贋恋愛小説 吉行淳之介/森川町の静かな家 宇野浩二・水上勉/二十世紀鐵假面 小栗蟲太郎/仮面のイデオローグ 花田清輝/爽快な敗北感 山田風太郎/フレア・スカートの鉄仮面 池内紀/箱・書物・人称変換装置 巌谷國士/模型の思想 稲垣足穂)/三 仮面の地誌学(冒険と日和下駄 少年冒険小説の作家たち/逆立ち宇宙の喜怒哀楽 巌谷小波/押川春浪と数の魔術 押川春浪/仮面の地誌学 大岡昇平/蝙蝠傘の効用 唐十郎/怪物趣味と批評 吉田健一/金魚鉢のある木の家 永井荷風)/潜望鏡の中の風景――あとがき/初出一覧 | |||||||||
アイ・トリック(遊びの百科全書第二巻) | 編 | 日本ブリタニカ | 1979/10/30 | [目次] GALLERY OF EYE TRICK/視覚のトリック(種村季弘)/寸借の視線(赤瀬川原平)/ルネッサンス映画館(海野弘)/EYE TRICK by PHOTOGRAPH(油谷勝海)/透視画の歴史(黒田正巳)/あざむきの美術史(若桑みどり)/錯視の心理学(大山正)/アイ・トリック事典(種村季弘編、編集部執筆)/図版等に関する註 | |||||||||
種村季弘のラビリントス第9巻 壺中天奇聞 | 著 | 再+ | 青土社 | 1979/11/10 | [目次]『壺中天奇聞』/何もない場所(あとがきにかえて)/初出誌一覧 | ※76年の再録。「何もない場所(あとがきにかえて)」を新たに書き下ろす。 | |||||||
ビブリオテカ澁澤龍彦2 | 著 | * | 再 | 白水社 | 1979/11/15 | 収録/七〇年代の澁澤龍彦→『澁澤さん家で午後五時にお茶を』 | ※月報。「新刊ニュース」1979年11月号の再録 | ||||||
書物漫遊記 | 著 | 再 | 壺中館 | 1979/11/15 | ※同年01/刊行同題書の特装本※限定三五部 | ||||||||
楽しみと冒険1 地図を夢みる | 著 | * | 再 | 辻邦生編 | 新潮社 | 1979/11/20 | 収録/未知の土地を求めて(pp.85-91)←『箱の中の見知らぬ国』 | ||||||
尾崎翠全集 全一巻 | 著 | * | 創樹社 | 1979/12/05 | 収録/大きすぎた花帽子(月報 pp.1-2)→『器怪の祝祭日』 | ※月報。 | |||||||
種村季弘のラビリントス第10巻 パラケルススの世界 | 著 | 再+ | 青土社 | 1979/12/28 | [目次]『パラケルススの世界』/パラケルスス年譜/密者の旅(あとがきにかえて)/初出誌一覧/<文献について>/人名索引 | ※77年の再録。「密者の旅(あとがきにかえて)」を新たに書き下ろす。 | |||||||
世界幻想名作集 | 著 | * | 澁澤龍彦編 | 世界文化社 | 1979/99/99 | 収録/ホフマン「砂男」/カフカ「変身」 | |||||||
1980年 | 1980/../.. | ||||||||||||
対談集 かぶきの花と心 | 著 | * | 再 | 朝日新聞社編 国立劇場監修 | 朝日新聞社 | 1980/01/20 | 収録/異界へのロマン(対談・手塚治虫)(pp.88-97) | ||||||
ドラキュラドラキュラ | 編 | 再 | 大和書房 | 1980/01/30 | ※73年の再刊薔薇十字社版よりダレル「謝肉祭」、カルメ「吸血鬼たち」、ヴォルテール「吸血鬼」、日夏耿之介「吸血鬼譚」を削除。 | ||||||||
遊びの百科全書第六巻 人形からくり | 著 | * | 立川昭二編 | 日本ブリタニカ | 1980/03/10 | 収録/からくり弁吉の隠れん坊(pp.103-114)→『箱抜けからくり綺譚』 | |||||||
ヴォルプスヴェーデふたたび | 著 | 筑摩書房 | 1980/04/10 | [目次]序章 白樺の家/第1章 世代と故郷/第2章 死と祝祭/第3章 遠方から 遠方へ/第4章 仮装行列としての生/第5章 ピュグマリオンの嘆き/第6章 美の独裁/第7章 皇帝への手紙/第8章 大洪水の後/第9章 イカロスの失墜/ 終章 バルケンホーフその後/補遺 コロニーとキャバレー/あとがき/年譜・人名索引・参考文献 | |||||||||
現代語訳日本の古典19 雨月物語・春雨物語 | 著 | * | 後藤明生 | 学習研究社 | 1980/04/22 | 収録/二つの中心(pp.170-173) | |||||||
宮川淳著作集 1 | 編 | 阿部良雄・清水徹・種村季弘・豊崎光一・中原佑介 編集委員 | 美術出版社 | 1980/05/01 | |||||||||
チャイナタウン・ブック | 著 | * | 企画・ラフォーレ原宿 編集・企画事務所 dog hous | ダイヤモンド・エージェンシー発行/皓星社発売 | 1980/06/01 | 収録/装置としてのチャイナタウン | |||||||
自然読本 星 | 著 | * | 再 | 河出書房新社 | 1980/07/18 | 収録/空飛ぶ円盤(pp.220-225) | |||||||
唐十郎作品集 第一巻 戯曲1 | 著 | * | 冬樹社 | 1980/07/25 | 収録/真夏の町の雪男 | ※月報 | |||||||
奇跡の医書 | 著 | * | パラケルスス著、大槻真一郎訳 | 工作舎 | 1980/09/15 | 収録/帯推薦文 | |||||||
挑発としての芸術 | 著 | * | 再 | 山口昌男 | 青土社 | 1980/10/20 | 収録/映画神話の構造 | ※山口昌男との対談。 | |||||
宮川淳著作集2 | 編 | 阿部良雄・清水徹・種村季弘・豊崎光一・中原佑介 編集委員 | 美術出版社 | 1980/10/25 | 収録/解説 | ||||||||
愚者の機械学 | 著 | 青土社 | 1980/11/20 | [目次] 影の女 C・G・ユングの霊媒/新ハムレット S・フロイトの約束の地/獣体と機械と ニジンスキーの神隠し/聖アドルフ二世の王国建設 アドルフ・ヴェルフリの二〇年代/愚者の祝祭 F・Sch・ゾンネンシュターンの方へ/ある女霊媒の想像妊娠 エンマ・クンツの処女受胎機械/梅毒としての文学 オスカル・パニッツァについて/詐欺としての文学 カール・マイの不思議な冒険/私の自転車修行 P・シェーアバルトと永久機関/愚者の機械学 ローベルト・マイヤーの永久機関/あとがき | |||||||||
遊びの百科全書第十巻 迷宮幻想 | 著 | * | 岡本太郎編 | 日本ブリタニカ | 1980/12/01 | 収録/ある迷宮物語→『ある迷宮物語』 | |||||||
ぼくの中の都市 | 著 | * | 再 | 田村隆一著 | 出帆新社 | 1980/12/14 | 収録/変貌する都市 | ※対談、雑誌からの再録 | |||||
吸血鬼幻想 | 著 | 再 | 壺中館 | 1980/12/15 | ※1979/05/刊行同題書の特装本※限定四九部 | ||||||||
1981年 | 1981/../.. | ||||||||||||
人生読本 ユーモア | 著 | * | 再 | 河出書房新社 | 1981/01/14 | 収録/パロディーとしての博物館(pp.54-58)←『箱の中の見知らぬ国』『種村季弘のネオ・ラビリントス2 奇人伝』 | |||||||
朝日百科 世界の美術 3 | 著 | * | 再 | 朝日新聞社 | 1981/03/01 | 収録/奇抜なメランコリーの世界――マニエリスム文学について | ※「週刊朝日百科 世界の美術」の書籍化 | ||||||
しじまの音 あるいは、音楽は精神の身体語 | 著 | * | 再 | ミヒャエル・フェッター著 山中智之他訳 | 朝日出版社 | 1981/03/15 | 収録/ミヒャエル・フェッターあるいは遊戯三昧としての宇宙/KYOGEN(種村・野村美紀子共訳) | ||||||
食物漫遊記 | 著 | 筑摩書房 | 1981/03/20 | [目次]序章 嘘ばっかり/1 絶対の探求――岡山の焼鳥/2 一品大盛りの味――尾道のママカリ/3 狐の嫁入り――愛宕下の豆腐/4 薬喰は禁物――横浜の牛肉/5 画餅を食う話――駒込の洋食/6 気違いお茶会――麻布の紅茶/7 飢えを見せる人――雑司ヶ谷の料理店/8 食うか食われるか――フライブルクのアラブ・パン/9 天どん物語――蒲田の天どん/10 笑食会ふたたび――鎌倉のきのこ/11 幻の料理――向島のどぜう/12 東は東、西は西――銚子の亀甲万/13 市場のユートピア――築地のうどん/終章 家の中のロビンソン・クルーソー/あとがき ロビンソン後日譚 | |||||||||
ウィーンの世紀末 | 著 | * | 池内紀著 | 白水社 | 1981/06/20 | 収録/(本書によせて) | ※帯文 | ||||||
叢書文化の現在第8巻 交換と媒介 | 著 | * | 大江健三郎ほか編 | 岩波書店 | 1981/06/26 | 収録/贋金の作り方-あるいは演劇の一分野としての経済学(pp.129-168)→『ぺてん師列伝』 | |||||||
鶴 | 著 | * | 内田百間著 | 旺文社文庫 | 1981/07/01 | 収録/動物・機械・幼年(pp.245-254)→『器怪の祝祭日』 | ※解説。 | ||||||
アリスの国の言葉たち | 著 | * | 再 | 高橋康也著 | 新書館 | 1981/07/10 | 収録/アリスの国へ | ※高橋康也との対談 | |||||
夢・鏡・迷路 | 著 | * | 再 | 吉行淳之介著 | 潮出版社 | 1981/07/25 | 収録/夢・鏡・迷路 | ※吉行淳之介との対談 | |||||
迷宮としての世界 | 訳 | 再 | グスタフ・ルネ・ホッケ著 矢川澄子共訳 | 美術出版社 | 1981/07/30 | ※66年の新装版。 | |||||||
箱 | 著 | * | フマギャラリー 彩鳳堂画廊 | 1981/07/99 | 収録/箱の中の不思議な人→『奇想の展覧会』 | ※解説。 | |||||||
柳宗悦全集 著作篇第1巻 | 著 | * | 筑摩書房 | 1981/08/05 | 収録/ものの手触りについて | ※月報。 | |||||||
宮川淳著作集 3 | 編 | 阿部良雄・清水徹・種村季弘・豊崎光一・中原佑介 編集委員 | 美術出版社 | 1981/09/15 | |||||||||
陽炎座 | 著 | * | 再 | 荒戸源次郎編集 | 群雄社出版 | 1981/10/01 | 収録/水中花変幻←『壺中天奇聞』 | ||||||
ペーパームーン ペロー・狼とガラスの靴幻想 | 著 | * | 新書館 | 1981/10/10 | 収録/眠れる少女の夢(pp.49-55)→『魔法の眼鏡』 | ||||||||
科学の名著 8 イブン・スィーナー | 著 | * | 朝日出版社 | 1981/10/25 | 収録/アヴィケンナ焚書 | ※月報 pp.1-3 | |||||||
谷崎潤一郎全集 6巻 | 著 | * | 中央公論社 | 1981/10/25 | 収録/幻想、宙吊り、顕示→『器怪の祝祭日』 | ※月報 pp.1-3 | |||||||
谷川晃一掌中画集 | 著 | * | 再 | 未来工房 | 1981/10/30 | 収録/惨劇の祝祭空間(ページ記載なし)→『奇想の展覧会』 | ※特装版あり。 | ||||||
俺の血は俺が拭く | 著 | * | 大藪春彦著 | 集英社文庫 | 1981/11/25 | 収録/解説 | |||||||
文芸読本 泉鏡花 | 著 | * | 再 | 河出書房新社 | 1981/11/25 | 収録/水中花変幻←『壺中天奇聞』 | |||||||
悪夢の骨牌 | 著 | * | 中井英夫著 | 講談社(講談社文庫) | 1981/12/15 | 収録/解説→84年『器怪の祝祭日』(「百物語考」) | |||||||
食物漫遊記 | 著 | 再 | 壺中館 | 1981/12/20 | ※同年03/刊行同題書の特装本 | ※限定四〇部 | |||||||
1982年 | 1982/../.. | ||||||||||||
最も長い河に関する省察 | 著 | * | 池澤夏樹著 | 書誌山田 | 1982/01/20 | 収録/(無題) | ※帯文 | ||||||
ブック・ガイド・ブック1982 | 著 | * | 河出書房新社 | 1982/03/10 | 収録/悪の快感 「西遊記」は悪漢小説の大傑作→『諸国探検記』 | ||||||||
唐組 写真集 状況劇場全記録 | 著 | * | 再 | 劇団状況劇場 | パルコ出版局 | 1982/04/17 | 収録/玄界灘の厠くぐり―「二都物語」にふれて―/東京浴場づくし/ミニ対談 子宮を相手にする男たち(唐十郎)/氷運びのユリシーズ 李礼仙・常田富士男に捧ぐ/ | ※「劇団状況劇場」からの再録 | |||||
人間の深層にひそむもの おとなとこどもの心理療法 | 著 | * | 再 | 河合隼雄著 | 大和書房 | 1982/05/30 | 収録/なぜ〈空飛ぶ円盤〉が見えるのか(pp.79-94) | ※1979年の新装版 | |||||
ぺてん師列伝 あるいは制服の研究 | 著 | 青土社 | 1982/06/25 | [目次]ケペニックの大尉/制服の無頭人/二人のヴィルヘルム/贋のプロレタリア/王子と乞食/贋の王子/女ペテン師ザビーネの冒険/少女服の法学博士/ブダペストの赤と黒/女闇公房の使者/贋金の作り方/贋金の使い方 | |||||||||
夢の覗き箱 | 著 | 潮出版社 | 1982/08/25 | [目次] プロローグ 「開け胡麻」を忘れてから [1] 城を終われる狂王/お祖母さんのスカートの中の冒険/壮麗な渦を形づくる/聾者の対話/失われた映画を求めて/引き伸ばした悪運の蔭に [2] 亡命者と成熟した社会/贋吸血鬼映画論/神々の復活/キングコングの図像学/困っているドラキュラ [3] 風はいつも吹いている/幇間・サーカス・山師/誰が最後に嗤うか/贋作の娯しみ/遊園地の思想/活劇の虚実/楽しき没落/詐欺師の受難 [4] 子供部屋のブニュエル/スキャンダリストの栄光/「昆虫記」としての映画 [5] 赤ひげと青ひげと金髪の蝶/娼婦と看護婦のいる場所で/シャンプーの息子たちはどこへ/女の外交術について/エピローグ 大消しゴム、世界を消す/あとがき | |||||||||
吉田一穂全集1 普及版 | 著 | * | 再 | 小澤書店 | 1982/11/20 | 収録/裂けた背表紙→84年『器怪の祝祭日』 | ※月報※79年の普及版 | ||||||
鑑賞日本現代文学8 谷崎潤一郎 | 著 | * | 角川書店 | 1982/12/30 | 収録/退行の快楽→『器怪の祝祭日』 | ※月報。 | |||||||
1983年 | 1983/../.. | ||||||||||||
花鳥画の世界 第七巻 江戸中期の花鳥2 文雅の花・綺想の鳥 | 著 | * | 辻惟雄編 | 学習研究社 | 1983/01/25 | 収録/博物誌としての花鳥画→『箱抜けからくり綺譚』 | |||||||
吸血鬼幻想 | 著 | 再 | 河出書房新社(河出文庫) | 1983/02/04 | ※70/79年の文庫化。「あとがき」を加筆。 | ||||||||
メルヴィル全集第8巻 | 著 | * | 国書刊行会 | 1983/02/15 | 収録/呪われた跛者たち(月報pp.1-4)→『ある迷宮物語』 | ※月報。 | |||||||
贋物漫遊記 | 著 | 筑摩書房 | 1983/03/20 | [目次]序章 肩書蒐集家の悲哀/1 あなたに似た人/2 ガセネタくらべ/3 私の娘/4 帝大生登場/5 影を売る男/6 分身大活躍す/7 キリストの墓いずこ/8 悪人長生/9 小人国再訪/10 声色人生/11 贋物日記/12 池袋の女/終章 偽八卦の超能力/あとがき | |||||||||
毛皮を着たヴィーナス | 訳 | 再 | 河出書房新社(河出文庫) | 1983/04/04 | ※76年の文庫化。「訳者あとがき」を加筆。 | ||||||||
岩波講座 精神の科学 3 | 著 | * | 岩波書店 | 1983/04/15 | 収録/足の話(月報 pp.1-3)→『ある迷宮物語』 | ※月報。 | |||||||
版画集 かぼちゃ浄土 | 著 | * | ギャラリー倉屋 | 1983/05/01 | 収録/ヘルメスのかぼちゃ→『奇想の展覧会』 | ※限定70部、作家保存用(E.A.)15部、献呈用非売(H.C.)3部※銅版画5葉、解説2枚、奥付1枚 | |||||||
スクラップBook―谷川晃一の世界 | 著 | * | 再 | 水島一生 責任編集 | 邯鄲アートサービス 発行 新泉社 発売 | 1983/05/15 | 収録/肉体・修羅/大懲役刑/惨劇の祝祭空間→『奇想の展覧会』 | ||||||
三位一体亭 | 訳 | オスカル・パニッツァ著 | 南柯書局(雪華社発売) | 1983/05/20 | [目次]三位一体亭/ツィンスブレヒの教会/コルセットのフリッツ/タヴィストック・スクェアの犯罪/留の山/獄中一年―アムベルク監獄日記(抄)/ドイツ人について―あるオプティミストとあるペシミストとの対話/見えないものについて―あるマテリアリストとあるスピリチュアリストとの間の対話/ミュンヘン市について―ある他所者とある土地者との間の対話/訳者あとがき | ||||||||
日本の名随筆9 町 | 著 | * | 再 | 山口瞳編 | 作品社 | 1983/07/25 | 収録/市場のユートピア――築地のうどん←『食物漫遊記』 | ||||||
鏡花論集成 | 著 | * | 再 | 谷沢永一・渡辺一考編 | 立風書房 | 1983/08/20 | 収録/鏡花再演(pp.375-377)→『夢の舌』 | ||||||
私の読書 | 著 | * | 再 | 「図書」編集部編 | 岩波新書 | 1983/10/20 | 収録/読まないことの擁護→『書国探検記』 | ||||||
身体を読む 寺山修司対談集 | 著 | * | 再 | 国文社 | 1983/10/20 | 収録/都市とスペクタクル――演劇的都市の再生にむけて | ※寺山修司との対談。 | ||||||
脱毛の秋 矢牧一宏遺稿・追悼集 | 著 | * | 矢牧一宏遺稿集刊行会編 | 社会評論社 | 1983/11/19 | 収録/垂直に生きて倒れた(pp.420-423) | ※非売特製版あり。 | ||||||
私の読書遍歴 | 著 | * | 再 | かのう書房 | 1983/11/25 | 収録/借覧読書術(pp.241-244) | |||||||
野溝七生子作品集 | 著 | * | 立風書房 | 1983/12/10 | 収録/アリアドネーの子ら→『器怪の祝祭日』 | ※月報。 | |||||||
謎のカスパール・ハウザー | 著 | 河出書房新社 | 1983/12/20 | [目次]第一章 壜のなかの手紙/第二章 ニュールンベルク登場/第三章 塔と地下牢/第四章 霊媒カスパール・ハウザー/第五章 夢のなかの城/第六章 顔のない刺客/第七章 カスパール・ハウザー詐欺師説/第八章 性別のふたしかな男/第九章 呪われた古城/第十章 三度死ぬ屍体/第十一章 漂泊の王子/第十二章 スタンホープ卿の謎/第十三章 フォイエルバッハの死/第十四章 瞼の母/第十五章 二人のザイラー/第十六章 鏡文字の告知/第十七章 暗殺者たち/第十八章 死の床にて/参考文献/カスパール・ハウザー年譜/あとがき | |||||||||
日本の名随筆12 味 | 著 | * | 再 | 田辺聖子編 | 作品社 | 1983/12/25 | 収録/天どん物語←『食物漫遊記』 | ||||||
1984年 | 1984/../.. | ||||||||||||
日本の名随筆14 夢 | 著 | * | 再 | 埴谷雄高編 | 作品社 | 1984/01/25 | 収録/睡眠者の全知←『影法師の誘惑』 | ||||||
ザッヘル=マゾッホの世界 | 著 | 再 | 筑摩書房(筑摩叢書) | 1984/01/30 | ※78年の再刊、「新版あとがき」を追加 | ||||||||
ドイツ・ロマン派全集8 | 著 | * | 国書刊行会 | 1984/01/30 | 収録/転んだあとの杖 | ※月報※奥付は「一九八三年一月三十日」となっているが、同全集の初回配本が一九八三年七月であることから、一九八四年の誤りだと考えられる。 | |||||||
Yokohama 都市・風景・記憶 : 都市環境と彫刻 | 著 | * | 横浜市都市計画局開発課 | 1984/03/99 | 収録/ソフトな永遠 横浜野外彫刻見てあるき | ※発行日なし | |||||||
吉行淳之介全集 第12巻 | 著 | * | 講談社 | 1984/04/10 | 収録/双頭の蛇――吉行淳之介『夕暮まで』のために→『器怪の祝祭日』 | ||||||||
梵 BRAHMAN―非連続の連続 | 著 | * | 迷宮の会 | 1984/05/01 | 収録/自前の宇宙(pp.10-19) | ※座談会・池田龍雄・松山俊太郎 | |||||||
十三の無気味な物語 | 訳 | 再 | ハンス・へニー・ヤーン著 | 白水社(白水uブックス) | 1984/05/20 | ※66年の再刊。「解説」を書き下ろす。 | |||||||
野いばらの衣 | 著 | * | 三木卓著 | 講談社(講談社文庫) | 1984/06/15 | 収録/解説(pp.449-458)→『器怪の祝祭日』(「ねじれの構造」) | ※解説。 | ||||||
書国探検記 | 著 | 筑摩書房 | 1984/07/05 | [目次] [1] シークレット・ラビリンス/借覧読書術/浮浪児の本漁り/読まないことの擁護 [2] ポルノv.s.春本/賭博小説の算術/おもしろ・雑学の公武合体/東京の死体を犯す/物語に飼われるペット/他人の日記/捕物帖ぶらぶらあるき/悪の娯しみ/民話と夢の知恵/ユーモア文学鼻ざかり/宇宙論を読む [3] 陽物神のアナーキー――澁澤龍彦『玩物草紙』/孫悟空のパフォーマンス――山口昌男『仕掛けとしての文化』/河童の生干しは食べられるか――高橋康也『ウロボロス』/寓話紀行・豆男――池内紀『書斎のコロンブス』・『温泉』/虚無の土壌に咲く花――松田道弘『奇術のたのしみ』/騎士のへめぐる城――イタロ・カルヴィーノ『宿命の交わる城』/偶然・夢・予見――カルダーノ『我が人生の書』ほか/天才詐欺師とFBI――ロバート・グリーン『おとり捜査』/死は何故に野坂昭如を愛でたもうたか――当世天邪鬼気質/ママ、吉原買ってよ――小松左京風に/美少年誘拐魔足穂大菩薩――あるいはホムンクルス製造法/空飛ぶ円盤実見記――C・G・ユングと三島由紀夫の証言をめぐって/可食的百科全書――『家畜人ヤプー』の逆説的メカニズム [4] 集団給食のエロティシズム/人生イカニ生クベキカ/正気について/賞金稼ぎの秘訣/外国語で書く/近代における二流の衰弱について/敗者のエンサイクロペディア/酷薄な伴侶と美人の伴侶/幻想の天使国/あとがき | |||||||||
人生読本 犯罪時代 | 著 | * | 再 | 河出書房新社 | 1984/07/15 | 収録/制服犯罪者の喜劇←『箱の中の見知らぬ国』 | |||||||
四季 日本の旅 4 東京 神奈川 伊豆 | 著 | * | 集英社 | 1984/07/21 | 収録/3時間失踪街(pp.49-51)→『晴浴雨浴日記』(「三時間失踪術」) | ※目次・本文ともに「3時間失踪街」となっているが、明らかに「3時間失踪術」の誤植である。 | |||||||
明治波濤歌 下 | 著 | * | 山田風太郎著 | 新潮社(新潮文庫) | 1984/09/25 | 収録/解説(pp.435-441)→『種村季弘のネオ・ラビリントス8 綺想図書館』(「見世物の明治」) | |||||||
器怪の祝祭日 | 著 | 沖積舎 | 1984/10/01 | [目次] [1] 幻想・宙吊り・顕示 谷崎潤一郎1/退行の快楽 谷崎潤一郎2/動物・機械・幼年 内田百間1/日付のある無時間 内田百間2/月光発狂者復活 稲垣足穂1/「軽さ」の蒐集室 稲垣足穂2/天族故郷へ帰る 稲垣足穂3/大きすぎた花帽子 尾崎翠/アリアドネーの子ら 野溝七生子/ジャニュアリー老人の庭へ 梅崎春夫/ある老胎児の回想 小田仁二郎/生きている迷路地図 島尾敏雄/器怪の祝祭日 藤枝静男/光へ落ちる闇 鷲巣繁男/怖るべき子供たちの夢 椿實/双頭の蛇 吉行淳之介1/「薄さ」の小説 吉行淳之介2/百物語考 中井英夫/陽根無頼 澁澤龍彦/水鏡合わせ 出口裕弘/見張りの狸寝入り 後藤明生/場と記号 井上ひさし/ねじれの構造 三木卓 [2] 裂けた背表紙 吉田一穂/鳥飼いのいる鳥籠 吉岡實/覇旅の歌 高橋睦郎/素老人光速漫歩 永田耕衣/卵生の狼少年 加糖郁乎/魂と物体の記憶 結城昌治/『感幻樂』考 塚本邦雄/喪の花 祝の花 岡野弘彦 [3] 彼らが書く本 清岡卓行/死者の歌 川村二郎/片隅のエッセイ 高橋英夫/言語の受難・言語の解体 三田英彬/批評のオデュッセウス 森常治/赤児のように無恥な食慾 堀切直人 [4] 小説としてのエッセイ 海野弘/批評の仮装舞踏会 生田耕作/ある仮面の告白 ダニエル・デフォー/場末の中学校では 中川道弘/註としてのカツ丼 後藤明生/ナラッション断弦 堀口大學/二人妻幻想 檜谷昭彦/黙読と黙示 島尾敏雄/旅上手・旅下手 高田宏/夢の雑誌 清岡卓行/透視図法・日記・自殺 ヴィアトール/げてものの夢 ヴァルター・ベンヤミン/あとがき/種村季弘文芸評論初出一覧 | ※栞(八頁)/結城昌治「種村さんのこと」、池内紀「後日談」、関曠野「神とアウトマート」、堀切直人「マルスからヘルメスへ」、著者略年譜 | ||||||||
吉行淳之介全集 別巻一 | 著 | * | 再 | 講談社 | 1984/10/10 | 収録/夢・鏡・迷路 | ※吉行淳之介との対談 | ||||||
器怪の祝祭日 | 著 | 再 | 沖積舎 | 1984/11/01 | ※1984年10月刊行同題書の特装版※限定五〇部 | ||||||||
澁澤龍彦コレクション1 夢のかたち | 著 | * | 河出書房新社 | 1984/11/20 | 収録/驚異博物館→『澁澤さん家で午後五時にお茶を』 | ※帯推薦文。内容見本にも | |||||||
1985年 | 1985/../.. | ||||||||||||
機械と人間 | 著 | * | 竹内啓編 | 東京大学出版会 | 1985/01/10 | 収録/神話の中の発明家 | |||||||
迷宮の魔術師たち 幻想画人伝 | 著 | 求龍堂 | 1985/02/10 | [目次] エーリッヒ・ブラウァー 透明化した時間/ルドルフ・ハウスナー 仮面の迷路歩行者/エルンスト・フックス 無名性の錬金術師/リヒャルト・エルツェ 魔の森の予言者/トマス・ヘフナー 逆戻りする地球/クルト・レグシェク ある死都の享楽家/ヤン・フォス 危険な少年神/フリードリヒ・フンデルトヴァッサー 金と銀の渦巻/カール・コーラップ 魔法の国の建築家/ヴォルス 開かれた迷路/ホルスト・ヤンセン (皮剥ぎ職人/描かれた「空想美術館」/不気味な仮面)/ブレーマー、モレル、メクセパー 三人のファンタジスト/あとがき/初出一覧 | ※口絵三頁 | ||||||||
アナクロニズム | 著 | 再 | 河出書房新社(河出文庫) | 1985/03/04 | ※73/79年の文庫化。「あとがき」を加筆。 | ||||||||
一角獣物語 | 著 | 大和書房 | 1985/03/05 | [目次] 一角獣を連れた貴婦人/一角獣狩り/一角獣の死/一角獣の帰還/幻獣目撃譚/薬用一角獣盛衰記/芸能者としての一角獣/ヘルメス象徴としての一角獣/一角獣アンソロジー(モルゲンシュテルン「一角獣」/リルケ「一角獣」「受胎告知」「オルフィスに捧ぐるソネット4」『マルテの手記』/アンドレーエ『化学の結婚』/ホッケ『迷宮としての世界』)/あとがき | |||||||||
黄金伝説 真鍋呉夫作品集 | 著 | * | 真鍋呉夫 | 沖積舎 | 1985/04/18 | 収録/飛翔・跛行・無為 真鍋呉夫氏の宇宙(pp.405-413) | |||||||
詐欺師の楽園 | 著 | 再 | 白水社 | 1985/05/10 | ※75/79年の再刊。 | ||||||||
山師カリオストロの大冒険 | 著 | 再 | 中公文庫 | 1985/06/10 | ※78年の文庫化。「文庫版あとがき」を加筆。 | ||||||||
ある迷宮物語 | 著 | 筑摩書房 | 1985/06/20 | [目次] [*] 万有浮力の法則 あるいはファブリツィオ・クレリチの華やぐ知識/球体詩人のメランコリア [**] K・ケレーニイと迷宮の構想/ある迷宮物語 [***] 幻想、夢――理性/呪われた跛者たち/神話的職人と女性的なもの/足の話 [****] 犯された無垢 H・フュスリのアフォリズムについて/手袋の裏 クリンガー『ある手袋拾得に関するパラフレーズ』を読む/ショーペンハウアーとローラースケート/孤独の復活 [*****] 大ギリシア文化とマニエリスム/断片からの世界 記憶術の横領について/あとがき/初出一覧 | ※巻末に無題の小文。 | ||||||||
遊びの博物誌2 | 著 | * | 坂根厳夫著 | 朝日文庫 | 1985/06/20 | 収録/坂根クリニックの方へ(pp.188-194) | |||||||
宮武外骨著作集第四巻 | 著 | * | 谷沢永一・吉野孝男編 | 河出書房新社 | 1985/07/05 | 収録/周縁からのコレクション→『箱抜けからくり綺譚』 | ※解説。 | ||||||
通俗的芸術論 ポップ・アートのたたかい | 著 | * | 再 | 秋山祐徳太子著 | 土曜美術社 | 1985/07/20 | 収録/分身大活躍す(pp.144-146)←『贋物漫遊記』/オープニングはシャブリとラドン水の狂宴。(pp.218-222)→『好物漫遊記』/小田原評定御招待券(pp.227)/秋山サーカス大興行 | ※「秋山サーカス大興行」は栞「秋山祐徳太子に贈る友人たちからのメッセージ」、それ以外は本文中で引用 | |||||
草迷宮 | 著 | * | 泉鏡花著 | 岩波書店(岩波文庫) | 1985/08/16 | 収録/解説→『種村季弘のネオ・ラビリントス8 綺想図書館』 | |||||||
ドイツ幻想小説傑作集 | 編 | 白水社(白水uブックス) | 1985/09/20 | [目次]フリードリヒ・デュレンマット「犬」(岩淵達治訳)/アルフレート・アンデルシュ「グロウスター卿への委託」(土合文夫訳)/グスタフ・マイリンク「蝋人形館」(小岸昭訳)/オスカル・パニッツァ「人間工場」(種村季弘訳)/フランツ・ホーラー「写真」(土合文夫訳)/ハインリヒ・フォン・クライスト「ロカルノの女乞食」(種村季弘訳)/ラウール・ハウスマン「真のホムンクルス、または錬金の叡智」(田辺秀樹訳)/ウーヴェ・ブレーマー「第四次元」(池田香代子訳)/ジャン・パウル「機械に憑かれた男」(池田信雄訳)/ヴァルター・ゼルナー「黄色テロ」(田辺秀樹訳)/ゲアハルト・アマンスハウザー「寸描された紳士たちの仮面をはぐ」(渡辺健訳)/カール・ハンス・シュトローブル「メカニズムの勝利」(前川道介訳)/ヨハン・ペーター・ヘーベル「思いがけぬ再会」(川村二郎訳)/ハンス・へニー・ヤーン「北極星と牝虎」(種村季弘訳)/ハンス・カール・アルトマン「風のある日」(池内紀訳)/ペーター・ポングラッツ「日没」(飯吉光夫訳)/ペーター・ハントケ「田舎のボーリング場のピンが倒れる」(丸山匠訳)/トーマス・ベルンハルト「シティルフス農場のミッドランド」(樋口大介訳)/解説(種村季弘) | |||||||||
永田耕衣俳句集成 而今 | 著 | * | 沖積舎 | 1985/09/30 | 収録/総忘却・一切未生→『種村季弘のネオ・ラビリントス8 綺想図書館』 | ※栞。 | |||||||
都市の風景学 | 著 | * | 川本三郎著 | 駸々堂 | 1985/10/15 | 収録/<都市>というトポス 路地の博物誌 | ※川本三郎との対談。 | ||||||
日本の名随筆36 読 | 著 | * | 再 | 井伏鱒二編 | 作品社 | 1985/10/25 | 収録/読まないことの擁護←『書国探検記』 | ||||||
戦場のピクニック アラバール戯曲集1 | 著 | * | 再 | 若林彰訳 | 思潮社 | 1985/12/01 | 収録/悲喜劇の出生――F・アラバールと迷宮演劇(pp.231-246) | ※68年の新装版。 | |||||
奇術のたのしみ | 著 | * | 再 | 松田道弘著 | 筑摩書房(ちくま文庫) | 1985/12/04 | 収録/虚無の土壌に咲く花←『書国探検記』 | ※解説(「図書新聞」1976年4月17日からの再録) | |||||
食物漫遊記 | 著 | 再+ | 筑摩書房(ちくま文庫) | 1985/12/04 | ※81年の再録。「あとがき」に加筆。※解説/吉行淳之介「「幻に化す料理」集成」 | ||||||||
好物漫遊記 | 著 | 筑摩書房 | 1985/12/10 | [目次]1 蝙蝠傘の使い方/2 月光天文台の方/3 月島もんじゃ考/4 ああ乞食バクチ/5 天国と地獄/6 恐怖! ラドン鉱泉/7 盃底の舞妓/8 大阪バロック症候群/9 オキュパイド・ジャパン/10 朝のアリヤ少年団/11 鞄の中身/12 チーカマ放浪記/13 サンシャインの人穴/14 化け物屋敷探検記/15 盗みのみ免許皆伝/16 相対性理論極意/17 李白一斗詩百篇/18 フリークス時代/19 野良犬飼育法/20ロココのブランコ/21 サーカス大小物語/22 市電恋しや/23 黄金の中央沿線/番外 贋作三浦老人昔語り・戦後篇/あとがき | |||||||||
贋物漫遊記 | 著 | 再 | 壺中館 | 1985/12/15 | ※1983/03/刊行同題書の特装本※限定五〇部 | ||||||||
1986年 | 1986/../.. | ||||||||||||
ドラキュラドラキュラ | 編 | 再+ | 河出書房新社(河出文庫) | 1986/01/10 | ※73/79年の文庫化。 | ||||||||
記憶の建築 | 著 | * | 毛綱毅曠著 | PARCO出版局 | 1986/01/20 | 収録/箱・箱・箱――または毛綱モン太の風の建築(pp.138-141) | ※解説 | ||||||
黒い錬金術 | 著 | 再+ | 白水社 | 1986/03/13 | ※79の再刊。 | ||||||||
図説・占星術事典 | 訳 | 同学社 | 1986/03/20 | [目次] | |||||||||
東京情報コレクション | 著 | * | 現代新書編集部編 | 講談社現代新書 | 1986/04/20 | 収録/東京の神武たちへ | |||||||
日本随筆紀行 8 横浜 かもめが翔んだ | 著 | * | 再 | 獅子文六ほか三二名 | 作品社 | 1986/04/25 | 収録/ソフトな永遠 横浜野外彫刻見てあるき(pp.173-177) | ※『Yokohama 都市・風景・記憶 : 都市環境と彫刻』(横浜市都市計画局開発課、1984/03/)からの再録 | |||||
図説占星術事典 | 訳 | 再 | 同学社 | 1986/05/01 | ※同年03/刊行同題書の特装本※限定三〇〇部 | ||||||||
離宮の四季 | 著 | * | 京都書院 | 1986/05/01 | 収録/離宮の現在→『箱抜けからくり綺譚』 | ||||||||
スクリーンの中の文化英雄たち | 著 | * | 再 | 山口昌男著 | 潮出版社 | 1986/05/20 | 収録/映画神話の構造 | ※山口昌男との対談。 | |||||
書物漫遊記 | 著 | 再 | 筑摩書房(ちくま文庫) | 1986/05/27 | ※79年の文庫化。「あとがき」に一部加筆。※解説/池内紀「猿飛レゲンデ」 | ||||||||
言論は日本を動かす 第5巻 社会を教育する | 著 | * | 講談社 | 1986/05/28 | 収録/野尻抱影→『箱抜けからくり綺譚』 | ||||||||
葡萄色の乳房 | 著 | * | 再 | 土井典 著 | ペヨトル工房 | 1986/06/07 | 収録/覗きの構造 | ※75年展覧会DMの再録 | |||||
バルテュス | 著 | * | 再 | 阿部良雄・與謝野文子編 | 白水社 | 1986/06/20 | 収録/永遠に通過する画家 | ||||||
日本大百科事典 10 | 著 | * | 小学館 | 1986/07/01 | 収録/ザッヘル・マゾッホ(p.171) | ||||||||
ぺてん師列伝 あるいは制服の研究 | 著 | 再+ | 河出書房新社(河出文庫) | 1986/07/04 | ※82年の文庫化。「文庫版あとがき」を加筆。 | ||||||||
日本の名随筆45 狂 | 著 | * | 再 | 中村真一郎編 | 作品社 | 1986/07/25 | 収録/血液嗜好症(ヘマトフィリア)←『アナクロニズム』 | ||||||
贋作者列伝 | 著 | 青土社 | 1986/09/16 | [目次] ゴッホという幻想 オットー・ヴァッカー/ブロマイドのマリア ファイv.s.ロータール・マルスカート/サイタファルネス王の王冠 イズライリ・ルホモフスキー/映画化された贋作過程 アルチェオ・ドッセナ/贋作を作らなかった贋作者 ベッピ・リフェッサー/無署名のデューラーたち/胴着姿の哲学詩人 ジョヴァンニ・バスティアニーニ/愛国者v.s.贋作者 ハン・ファン・メーヘレン1/画家v.s.批評家 ハン・ファン・メーヘレン2/コレクターv.s.批評家 ハン・ファン・メーヘレン3/あとがき | |||||||||
キノコの不思議 | 著 | * | 森毅編 | 光文社 | 1986/09/30 | 収録/茸とクソの戦争→『迷信博覧会』 | |||||||
一角獣の変身 | 著 | * | 再 | 青木画廊 | 1986/10/01 | 収録/未詳 | |||||||
日本文学研究資料新集 22 内田百閒 夢と笑い | 著 | * | 再 | 酒井英行 編 | 有精堂 | 1986/10/01 | 収録/明晰なる精神薄弱(対談・川村二郎)(pp.67-86) | ||||||
温泉博物誌 | 著 | * | 朝日新聞社 | 1986/10/25 | 収録/天谷温泉は実在したか→『晴浴雨浴日記』 | ||||||||
パラケルススの世界 | 著 | 再 | 青土社 | 1986/10/31 | ※77/79年の再刊。 | ||||||||
永田耕衣俳句集成 而今 | 著 | * | 再 | 沖積舎 | 1986/11/27 | 収録/総忘却・一切未生→『種村季弘のネオ・ラビリントス8 綺想図書館』 | ※85年の再刊 | ||||||
東京百話 天の巻 | 編 | 筑摩書房(ちくま文庫) | 1986/12/01 | [目次] [1 大道の上で] チンドン屋のこと(澁澤龍彦)/夜の紙芝居(小沢信男)/下駄の連想(佐多稲子)/物売りの声(寺田寅彦)/なぜ都電が好きなのか(獅子文六)/円タク助手の一夜(大宅壮一)/銀座の夜店と郵便切手(植草甚一)/銀座の靴磨き兄弟(長谷川伸)/並木通りの超掃除(尾辻克彦) [2 見世物・娯楽] 木馬館(網野菊)/レビューくさぐさ(野口冨士男)/浅草と私(梅崎春生)/故郷の劇場(山田太一)/新宿ムーラン・ルージュ抄(中江良夫)/演芸・大相撲(吉村昭)/私の映画遍歴(都築道夫)/月は東に日は西に(色川武大)/後楽園元旦(武田百合子) [3 食べ物ばなし] ラムネ(吉行淳之介)/ビスケット(森茉莉)/谷中の桜(金子信雄)/”蕪”変じて”家富”せんべい(鳥海青児)/コロッケ/アブラアゲ(山本嘉次郎)/おでん(獅子文六)/そばの都、東京(尾辻克彦)/上野とたべもの(野口冨士男)/夏の終り(武田百合子)/鮨(岡本かの子) [4 カフェ・飲み屋] 性の交換(上司小剣)/妙な名前(高見順)/浅草橋(安岡章太郎)/蝙蝠傘の使い方(種村季弘)/私たちの夜の大学(五木寛之)/毎日公休日(木葉井悦子)/喫茶店学(井上ひさし)/ホステスは上等の友人である(吉行淳之介)/ショーベンサイド(井上和男)/吉原紫雲荘(草野心平) [5 色町・赤線] 吉原(萩原朔太郎)/寺じまの記(永井荷風)/わがヰタ・セクスアリス(滝田ゆう)/戦色玉の井(山本嘉次郎)/田園ハレム(坂口安吾)/連呼(吉行淳之介)/線路渡れば夢うつつ(野坂昭如) [6 あの店この店] 三越今昔(中井英夫)/人形綺談(飯田美稲)/丸善書店(森茉莉)/ブティックをのぞく一人の男(植草甚一)/箱庭(内田栄一)/駄菓子屋文化「子供の領分」(秋山祐徳太子)/人形町床屋潜り(鈴木志郎康)/銭湯/花嫁(石垣りん) [7 博物誌] ゆきのした(宇野信夫)/雑草の美学/街路の雑草(西脇順三郎)/六義園の小さな生物(奥本大三郎)/芋虫(徳川夢声)/なめくじ長屋(古今亭志ん生)/殿様がえるの命名(草野心平)/雀の話(志賀直哉)/鼬の道切り(内田百間)/兎の挽歌(円地文子)/わが鳥ダル(吉岡実)/桜新町(野尻抱影)/虫の声(永井荷風)[8 お化け・夢] 国技館でお化け大会(久保田二郎)/麻布七不思議(山本嘉次郎)/バガブー(野尻抱影)/化物屋敷(佐藤春夫)/東京日記抄(内田百間)/夢三度(瀧口修造)/鬼(小沢信男)/浴式水洗便所の失敗(赤瀬川原平)/夢日記(横尾忠則)/編者あとがき 野暮の効用 | ※「蝙蝠傘の使い方」←『好物漫遊記』、「野暮の効用」→『箱抜けからくり綺譚』 | ||||||||
風紋二十五年 | 著 | * | 「風紋二十五年」の本をつくる会 | 「風紋二十五年」の本をつくる会 | 1986/12/05 | 収録/風紋の神武たち(pp.57-62)→『晴浴雨浴日記』 | |||||||
薔薇十字の魔法 新訂版 | 著 | 再 | 青土社 | 1986/12/10 | ※72/79年の新訂版。「ボヘミアの小さな城(あとがきにかえて)」に八行加筆。 | ||||||||
好物漫遊記 | 著 | 再 | 壺中館 | 1986/12/15 | ※1985/12/刊行同題書の特装本※限定四三部 | ||||||||
長崎遊学 | 著 | * | 平凡社(太陽スペシャル) | 1986/12/25 | 収録/長崎の遊女たち→『箱抜けからくり綺譚』 | ||||||||
ピエール・モリニエ | 著 | * | アート・スペース美蕾樹 | 1986/99/99 | 収録/モリニエの道徳 | ※アンケート「ピエール・モリニエについて、ひとこと」 | |||||||
1987年 | 1987/../.. | ||||||||||||
美貌の青空 土方巽遺文集 | 編 | 吉岡実・三好豊一郎・澁澤龍彦・鶴岡善久・元藤燁子共編 | 筑摩書房 | 1987/01/21 | 収録/編集後記(文責) | ||||||||
東京百話 地の巻 | 編 | 筑摩書房(ちくま文庫) | 1987/01/27 | [目次] [1 路地と散歩] 銀座の横丁(池田弥三郎)/路地(松山巌)/見えない場所へ(津島佑子)/路地について(吉行淳之介)/電車から見えた(串田孫一)/東京過去景(安野光雅)/新生活抄(坂口三千代)/飾窓を見る事の面白さ(佐藤春夫)/ステッキ(小島政二郎)/東京散歩三話(小沢信男)/あぶない散歩(武田泰淳) [2 銀座] わが銀座(三島由紀夫)/文芸年鑑の如き銀座(野坂昭如)/銀座の露店(横井弘三)/銀座は汚い処(堺利彦)/銀座祭の幻想シーン(村松友視) [3 上野・浅草] 扇風機(永井龍男)/ひゃら~り、ひゃら~りこ(四谷シモン)/「花ざかりの森」のころ(三島由紀夫)/あさくさの祭り(吉岡実)/浅草を食べる(古川緑波)/デラシネについて(北村太郎)/夜の浅草三つ(サトウハチロー)/モン・アサクサ(坂口安吾)/仲みせ所見(網野菊) [4 下町] 町名(森繁久弥)/木場/日本橋檜物町(小村雪岱)/下谷坂本界隈(結城昌治)/寄席(安岡章太郎)/日本橋のライオンやキリンと遊んだ日々(青島幸男)/貧窮問答(石川淳) [5 坂・橋・川] 東京の坂(池田弥三郎)/三分坂(井上洋介)/バアサンの町(柴門ふみ)/せまい坂道での島崎藤村(伊藤整)/橋の名(宮川曼魚)/駒形橋(安藤鶴夫)/隅田川(佐多稲子)/泥都礼賛(水島爾保布)/水上バス(花森安治)/下水道(曽野綾子) [6 新宿・渋谷・池袋] SF肉体(吉行淳之介)/屋台サロン(伊藤整)/歌舞伎町(龍胆寺雄)/悲しい新宿(萩原朔太郎)/ポクポク小馬(田中小実昌)/不案内(庄野潤三)/渋谷(三島由紀夫)/美少女(高田宏)/「ハイッ」(吉村昭) [7 山の手線うちそと] 町ッ子(獅子文六)/三田の思い出(小島政二郎)/ぼくの田舎(神吉拓郎)/麻布の思い出(高見順)/神楽坂通り(大宅壮一)/神楽坂(関根弘)/本郷龍岡町界隈(吉岡実)/足穂ヒコーキ(丸山三四子)/天使よ、故郷を見よ(田村隆一)/私の生まれた家(吉村昭)/[8 新開地] 焼夷弾の降りしきる頃(坂口安吾)/錦糸町(関根弘)/断片的回想記(つげ義春)/硝子障子のシルエット(島尾敏雄)/王子(佐多稲子)/生まれ、少年時代(長井勝一) [9 郊外の生活] 東京の「隠れ里」(川本三郎)/琉球庵(木山捷平)/謎の十字路の謎(赤瀬川原平)/荻窪の古本市(上林暁)/西荻随筆(坂口安吾)/11/の新年(大岡昇平)/ぼろ市・嫁市(野尻抱影)/郊外生活の一年(岡本綺堂)/山羊を飼う(高田博厚)/多摩川探検隊(辻まこと)/編者あとがき 妖怪・犯罪・日常 | ※「妖怪・犯罪・日常」→『箱抜けからくり綺譚』 | ||||||||
怪物の解剖学 | 著 | 再+ | 河出書房新社(河出文庫) | 1987/02/04 | ※74/79年の文庫化。「怪物胎生考 あとがきにかえて」に九行加筆。 | ||||||||
迷信博覧会 | 著 | 平凡社 | 1987/02/16 | [目次][第1章 動物] 天狗のしゃれこうべ/兎のダンス/物品取り寄せの限界/狸の集金旅行/絵馬は仲立ち [第2章 運] 鬼門には背中を向けろ/嫁婿えらび神の声/媚薬の使い方/閾際の吉凶/初恋のたたり/ [第3章 物] ナウいぞ、スルメ男/ありがたいお札/霊柩車の運転法/浅右衛門の膽蔵 [第4章 暦] 十三日の金曜日/04/一日は馬鹿になろう/厄年の綱渡り/丙午の女 [第5章 食] 黄金色の茄子/茸とクソの戦争/吸血鬼とニンニク/塩は敵に送れ/南瓜がこわい [第6章 呪] チチンプイプイ/長い長い名前/鼻を高くするおまじない/くしゃみ論争/あとがき | |||||||||
夢の王国 夢解釈の四千年 | 訳 | M・ポングラチュ、I・ザントナー著 共訳者池田香代子、岡部仁、土合文夫 | 河出書房新社 | 1987/02/20 | [目次] 序 [第一部 夢解釈の歴史] エジプト 神の王の夢/メソポタミア 魔霊の支配/ギリシア 夢の洞窟への降下/ローマ 暗躍する夢のスパイ/イスラエル タルムードの支配は夜も続く/アラビア 神に憑かれた魔術/ヨーロッパ中世 暗鬱な夢、燦然たる火刑台/現代 人格を解く鍵としての夢 [第二部 夢の象徴表現] 人体(眼/毛髪/髭/歯/肉/血/糞/尿)/人間(男/女/肉親/死者)/行為(飛行機と墜落/歩行・走行・束縛/埋葬/よろこびと悲しみ/結婚/死/性交/闘争)/動物(動物全般/猿/蟻/驢馬/魚/兎/犬/ライオン/馬・乗馬/蛇・龍/鳥類全般/梟/鶏/鴉/鳩)/身のまわりのもの(衣服/色彩/履き物/帽子・花環・冠/金・貨幣・装身具/武器/容器/鏡/家/扉・鍵/船)/自然と宇宙(大地・畑/木/庭/火/水/太陽・月・星) [第三部 頻度の高い夢とその解釈] 夢の書/頻度の高い夢 便覧/訳者あとがき/図版解説/参考文献/第二部・第三部事項索引 | ※序文と第一部の「ギリシア」までと訳文統一を担当。 | |||||||
東京百話 人の巻 | 編 | 筑摩書房(ちくま文庫) | 1987/02/24 | [目次] [1 職人・商人] 竿忠の家(海老名香葉子)/松本兼吉のこと(内田栄一)/豆腐屋のお父さん(庄野潤三)/斎藤銀造伝(加太こうじ)/繊細の妙(中村雄昂)/さぶ(山口瞳)/車中の皆様(向田邦子)/消えた来世の古本屋(結城信一)/ある古本屋(山田風太郎) [2 芸人] 百面相貞丈(金子光晴)/喜劇役者の頭髪(吉村昭)/路地の痴話(宇野信夫)/柳一という芸人(林家彦六)/旗本くずれの噺家・古今亭志ん生(吉川義雄)/実在する「つるつる」の旦那(桂文楽)/泥棒だってしてらァ!(大西信行)/零落(宇野信夫)/寄席(結城孫三郎) [3 遊び人] ある亡友(野尻抱影)/浅草なつかしい人・なつかしい店(益田喜頓)/不良少年今昔記(佐藤節)/僕の浅草(サトウ・ハチロー)/トニー谷とお祭りの辰(野一色幹夫)/博奕場を見る(宇野信夫)/奥山の大締め師金井兼信(板野比呂志) [4 怪人奇人] 変装狂(金子光晴)/浅草の乞食(岡野イネ子)/西ヶ原貝塚(白石実三)/蘆原将軍・ラッパ節の事(徳川夢声)/蘆原将軍考(種村季弘)/元横綱の眼(吉村昭)/説教強盗の春秋(小沢信男)/阿部定事件予審調書(阿部定) [5 文士・学者・画家] 菊地先生の憶い出(古川緑波)/空點房(内田百間)/四霊会抄(内田百間)/甲斐先生の思い出(谷川晃一)/会津八一(結城信一)/ゆでたまご(森銑三)/阿佐ヶ谷案内(上林暁)/古き日のこと(伊藤整)/一平、かの子、太郎(川口松太郎)/菊富士時代(広津和郎) [6 女たち] 枯葉(山本嘉次郎)/東京マネキン倶楽部(丸山三四子)/宮崎モデル紹介所(勅使河原純)/榎稲荷(獅子文六)/柳橋のモダン芸者(榎本よしゑ) [7 庶民] 汁粉の殿様(野尻抱影)/クマさんと酎ハイ(田中小実昌)/おでんや 刺青 家主(内田栄一)/夜の占(三島由紀夫)/鬼子母神そばの家の人(中野重治)/茶番(池田弥三郎)/ちちははの記(小沢信男)/横丁の粋人(沢村貞子)/わがまち・消えた野球場(片山健)/善人ハム(色川武大)/編者あとがき 誰でもない人まで | ※「蘆原将軍考」←『アナクロニズム』、「誰でもない人まで」→『箱抜けからくり綺譚』 | ||||||||
日本の名随筆52 話 | 著 | * | 再 | 木下順二編 | 作品社 | 1987/02/25 | 収録/声色人生←『贋物漫遊記』 | ||||||
名演! Modern Jazz BEST SELECTION by REQUEST | 著 | * | FM東京「セレクト・ジャズ・ワークショップ」制作グループ編 | 講談社 | 1987/03/20 | 収録/雅俗の混交が記憶の深層を揺さぶる | ※談話。MY BEST TUNE「セント・トーマス[サキソフォン・コロッサス]ソニー・ロリンズ」。 | ||||||
朝日旅の事典 東京〔下町〕 | 著 | * | 朝日新聞社 | 1987/03/30 | 収録/浅草のレトリック(pp.72-75) | ||||||||
ドイツ短編24 | 訳 | * | 再 | 川村二郎編 | 集英社 | 1987/04/99 | ※71年の新装版。 | ||||||
象徴主義と世紀末芸術 | 訳 | 再 | ハンス・H・ホーフシュテッター著 | 美術出版社 | 1987/05/10 | ※70年の新装版。 | |||||||
ブランビラ王女 | 訳 | 再+ | 筑摩書房(ちくま文庫) | 1987/05/27 | ※79年『世界文学全集18』からの再録。「訳者あとがき」を加筆。 | ||||||||
ドイツの世紀末 3 ミュンヘン|輝ける日々 | 訳 | * | 再 | 三光長治編 | 国書刊行会 | 1987/06/10 | 収録/オスカル・パニッツァ「ミュンヘン市について」(pp.383-400)←『三位一体亭』 | ||||||
文藝年鑑 昭和六十二年版 | 著 | * | 再 | 日本文藝家協会編 | 新潮社 | 1987/06/30 | 収録/文芸時評 3/24,25分(pp.70-72)/5/26,27分(pp.75-77) | ||||||
バロック・コレクション1 バロックの愉しみ | 著 | * | 筑摩書房 | 1987/07/20 | 収録/バロックの蒐集理論 フェルディナントとルドルフ | ||||||||
当たり屋ケンちゃん | 著 | * | 野田秀樹著 | 新潮社(新潮文庫) | 1987/07/25 | 収録/天族言語の打ち上げ花火 | ※解説。 | ||||||
日本の名随筆57 謎 | 著 | * | 再 | 半村良編 | 作品社 | 1987/07/25 | 収録/超空気の謎←『薔薇十字の魔法』 | ||||||
新版遊びの百科全書2 だまし絵 | 著 | 再 | 共著者高柳篤 | 河出書房新社(河出文庫) | 1987/08/04 | 収録/視覚のトリック | ※79年『遊びの百科全書第二巻 アイトリック』の再編集版。 | ||||||
名作54 読む見る聴くpart3 | 著 | * | 再 | 朝日新聞学芸部編 | 朝日新聞社 | 1987/08/10 | 収録/種村季弘さんと『冥途』を読む→『種村季弘のネオ・ラビリントス8 綺想図書館』 | ※pp.128-131 | |||||
迷宮としての世界 | 訳 | 再 | グスタフ・ルネ・ホッケ著 | 美術出版社 | 1987/08/10 | ※66年の新装版。 | |||||||
世界怪談名作集 下 | 著 | * | 河出書房新社(河出文庫) | 1987/09/04 | 収録/解説 | ||||||||
ふらんす怪談 | 著 | * | アンリ・トロワイヤ著 澁澤龍彦訳 | 河出書房新社(河出文庫) | 1987/10/05 | 収録/解説→『澁澤さん家で午後五時にお茶を』 | |||||||
新輯内田百間全集10 | 著 | * | 福武書店 | 1987/10/15 | 収録/百間先生の「別室」(月報pp.1-3)→『種村季弘のネオ・ラビリントス8 綺想図書館』 | ※月報。 | |||||||
新編ビブリオテカ澁澤龍彦 狐のだんぶくろ | 著 | * | 白水社 | 1987/10/25 | 収録/ある書誌学者といる澁澤龍彦(月報pp.1-3)→『澁澤さん家で午後五時にお茶を』 | ※月報。 | |||||||
ぽっぺん先生の日曜日 | 著 | * | 舟崎克彦著 | ちくま文庫 | 1987/12/01 | 収録/ぽっぺん先生って、だれ | ※解説 | ||||||
NHK国宝の旅9 | 著 | * | NHK取材班編 | 日本放送出版協会 | 1987/12/05 | 収録/鳥獣戯画今昔談→『箱抜けからくり綺譚』 | |||||||
エロスの博物誌 私の愛私の性 | 著 | * | 再 | 北宋社 | 1987/12/10 | 収録/シンデレラの靴←『影法師の誘惑』 | |||||||
架空日記抄 | 著 | カマル社 | 1987/12/10 | [目次][1981.9] 恐怖コスモス/明治の薬壜/東は西 西は東/名湯鑑定家/熱海豪遊/SF自転車/カラーTV/コレクター/長い小説/パーティ/魔物その後 [1970.1-1970.2] 一月/二月//架空日記へのあとがき/あとがき追記 | ※私家本※限定二五〇部 | ||||||||
龍の物語 Twelve dragon fantasies | 著 | * | 再 | 新宿書房 | 1987/12/10 | 収録/悪龍と美女――ドラゴン伝説の周辺→『魔法の眼鏡』 | ※雑誌初出「悪龍、美女に変身す」を改題 | ||||||
フランス料理を私と | 著 | * | 再 | 伊丹十三著 | 文藝春秋 | 1987/12/25 | 収録/錬金術 | ※鼎談(伊丹十三・辻静雄) | |||||
1988年 | 1988/../.. | ||||||||||||
『新青年』読本全一巻――昭和グラフィティ | 著 | * | 『新青年』研究会編 | 作品社 | 1988/02/20 | 収録/悪書としての「新青年」 | |||||||
温泉百話 西の旅 | 編 | 共編者池内紀 | 筑摩書房(ちくま文庫) | 1988/02/23 | [目次] 豊臣秀吉と淀君(野村吉哉) [1 九州] 湯船の歌(指宿)(島尾敏雄)/西郷ドンは温泉がお好き(栗野岳・新湯)(玉村豊男)/”寒の地獄”冷水浴体験記(寒の地獄)(田中小実昌)/五足の靴抄(垂玉・橡の木)(与謝野鉄幹・木下杢太郎・北原白秋・平野万里・吉井勇篇)/水郷日田(天瀬)(田山花袋)/日田・南阿蘇の旅(日田・垂玉・地獄)(種村季弘)/壁湯岳の湯ひとり旅(壁湯)(川本三郎)/九重山麓湯巡り宿巡り(湯の平・筋湯・筌の口・湯坪・川底)(安西水丸)/朝霧と蛍の宿(由布院)(永井龍男)/別府・紀行(別府)(吉行淳之介)/哀史を秘める柴石温泉(柴石)(渡辺喜恵子)/子どもの目をたどってもう一度地獄めぐり(別府)(尾辻克彦)/雪の夜(別府)(織田作之助) [2 中国・四国] 道後温泉の夜(道後)(吉行淳之介)/奥津温泉雪見酒(奥津)(田村隆一)/温泉津(温泉津)(池内紀)/老女が語る池田ラジウム鉱泉史(池田)(渡辺喜恵子)/山陰の温泉二つの顔(三朝・玉造)(城山三郎)/山陰土産抄(城崎・三朝)(島崎藤村)/皆生温泉の巫女ヌード(皆生)(野坂昭如) [3 関西] ふるさと城崎温泉(城崎)(植村直己)/城崎温泉(「山陰の風景」より)(城崎)(木下利玄)/城崎温泉の七日(城崎)(大町桂月)/釣銭の中に1万円札が入ってた(城崎・湯村)(田中小実昌)/出石城崎(城崎)(木山捷平)/湯女(「風呂屋の女」より)(有馬)(足立直郎)/但馬衆寄れば牛と唄(湯村)(野坂昭如)/有久寺温泉(有久寺)(池内紀)/熊野路、湯の峯まで(湯の峯)(中里恒子)/日高川にひそむ竜神温泉(竜神)(有吉佐和子)/南紀・有田温泉の空中浴場(有田)(田辺聖子) [4 北陸・信州] 奥穂高温泉・新平湯温泉(奥穂高・新平湯)(殿山泰司)/観光旅行の季節(片山津)(杉浦明平)/天谷温泉は実在したか(天谷)(種村季弘)/湯涌白雲樓のヤマボウシ(湯涌)(山口瞳)/湯の匂い(「温泉」より)(山中・山代・片山津)(高田宏)/山中温泉(山中)(松川二郎)/北陸温泉郷・芸者問答(山中・芦原)(吉行淳之介)/豊年虫(戸倉・上山田)(志賀直哉)/信濃日記抄(上山田・別所)(有島武郎)/山の温泉(田沢)(島崎藤村)/みちの記(山田)(森鴎外)/続山峡小記(上林・発哺・野沢・妙高・池の平)(斎藤茂吉)/八ヶ岳不登記抄(滝・渋)(中里介山)/七つの蓮華と幽霊の画(岡部)(正岡容)/温泉建築ウォッチング(道後・武雄・熱海・雲仙・上諏訪)(藤森照信)/編者あとがき 冬の朝、お湯に死す(池内紀) | ※日田・南阿蘇の旅→『晴浴雨浴日記』/天谷温泉は実在したか→『晴浴雨浴日記』 | |||||||
温泉百話 東の旅 | 編 | 共編者池内紀 | 筑摩書房(ちくま文庫) | 1988/02/23 | [目次] 温泉(太宰治) [1 伊豆・箱根] 伊豆(湯ヶ島)(梶井基次郎)/年頭の混浴(熱川)(津島佑子)/温泉(伊東)(坂口安吾)/奥伊豆日記抄(河内)(徳川夢声)/温泉雑記(箱根)/温泉だより(修善寺)(芥川龍之介)/湯の町エレジー(伊東)(坂口安吾)/熱海土産温泉利書抄(熱海)(三遊亭円朝)/風流旅行(牧野信一)/伊豆山 蓬莱旅館(伊豆山)(田中康夫)/湯ヶ原より(湯河原)(国木田独歩)/つはぶきの花(湯河原)(内田百間)/入湯四旬(湯河原)(佐々木味津三)/伊豆湯ヶ島(湯ヶ島)(川端康成)/五色蟹(伊豆)(岡本綺堂)/病気(神吉拓郎)/富士屋ホテル(箱根)(古川緑波)/伊東へ行くならヨイフロへ(伊東)(南伸坊)/熱海の海岸(熱海)(谷内六郎) [2 関東・甲州] 山気(御岳)(上林暁)/奈良田温泉の想い出(奈良田)(和田芳恵)/浴泉記(下部)(吉井勇)/浅草観音温泉(浅草)/麻布の温泉(麻布十番)/科学列車と星抄(八幡)(野尻抱影)/狐よりも賢し(那須)(獅子文六)/伊香保(伊香保)(寺田寅彦)/猫町(伊香保)(萩原朔太郎)/伊香保へ行って温泉に入ろう(伊香保)(山下清)/草津熱の湯(「温泉」より)(七沢・草津)(高田宏)/草津温泉抄(草津)(志賀直哉)/旅の道連れ(谷川)(安西篤子)/みなかみ紀行抄(水上)(若山牧水) [3 東北・北海道] 露店風呂とトンボ(白鳥)(田中小実昌)/いでゆ綺談(裏磐梯)(中山義秀)/引馬峠(木賊・湯の花・檜枝岐)(辻まこと)/甲子温泉(甲子)(結城哀草果)/夢二の手紙抄(湯田川・東山)(竹久夢二)/父茂吉の匂いを訪ねて(銀山・蔵王)(北杜夫)/冬の宿り(峨々)(島尾敏雄)/山の湯雑記(白布・最上)(折口信夫)/定義温泉(定義)(つげ義春)/旅中小景抄(鳴子)(柳田国男)/花巻温泉(花巻)(高村光太郎)/東北湯治場旅(夏油・蒸の湯・瀬見・今神)(つげ義春)/蔦温泉(蔦)(小林秀雄)/山上の池沼(蔦)(深田久弥)/知床秘湯めぐりの旅(岩尾別・カムイワッカ・熊ノ湯・セセキ)(川本三郎)/編者あとがき 湯治場とふんどし(種村季弘) | ※あとがき 湯治場とふんどし→『晴浴雨浴日記』 | |||||||
悪魔礼拝 | 著 | 再+ | 河出書房新社(河出文庫) | 1988/03/04 | ※74/79年の文庫化。「文庫版あとがき」を新たに書き下ろす。ラビリントス版「悪魔礼拝者への反歌(あとがきにかえて)」は収録せず。 | ||||||||
魔術的リアリズム メランコリーの芸術 | 著 | パルコ出版 | 1988/03/10 | [目次] 前口上 魔術的リアリズム、ノイエ・ザハリヒカイトとは何か/1 ヴァイマールの夜の側/2 不気味なもの/3 アンドン・レーダーシャイト 絶対零度の孤独/4 フランツ・ラジヴィル 世界鏡としての魔術的球体/5 アルベルト・エレボー 独身者の部屋/6 クリスティアン・シャート 皮膚の上の滑走/7 カール・グロスベルク 黒いメランコリー/8 ゲオルク・シュリンプフ 無時間的な生の一齣/9 リヒャルト・エルツェ 壜の中の精霊/10 ルドルフ・ヴァッカー 事物の言葉/11 ハノーファーの牧歌的リアリズム 環境への偏愛/12 オランダの魔術的リアリズム/13 魔術的リアリズム・その後 アメリカ・アメリカ/バイオグラフィー/記録資料/年譜/あとがき/参考文献/二十世紀リアリズムの系譜/人名索引 | ※口絵八頁 | ||||||||
世界大百科事典 | 著 | * | 平凡社 | 1988/03/15 | 収録/悪魔/悪魔学/アンドレーエ/エーウェルス/狼男/オカルティズム/カリオストロ/吸血鬼/啓明結社/降霊/ゴーレム/ザッヘル・マゾッホ/サルマナザー/シェーアバルト/シュプレンガー/シュレンク・ノッチング/タロット/ドラキュラ/バートリ/パノラマ/薔薇十字団/汎知学/秘密結社/ヒラム/フランケンシュタイン/フリーメーソン/ペーターセン/ホッケ/ボーモン/魔女/マタ・ハリ/マノレスコ/メフィストフェレス/ヤーン/ロベール・ウーダン | ※『世界大百科事典』はいくつかの版があり、詳細は未調査。上記項目はCD-ROM版『世界大百科事典プロフェッショナル版第2版』より採った。 | |||||||
ちくま文学の森6 思いがけない話 | 訳 | * | 再 | 安野光雅・森毅・井上ひさし・池内紀編 | 筑摩書房 | 1988/03/29 | 収録/ホフマン「砂男」 | ※『世界文学全集18』からの再録。 | |||||
夢万年 聖獣伝説 | 著 | * | 江上波夫監修 | 講談社 | 1988/04/24 | 収録/一角獣(pp.140-141)/一角獣の変容(pp.142-143) | |||||||
日本こころの旅2 陶芸のふるさと第2集 | 著 | * | 発行・青人社/発売・学研 | 1988/05/01 | 収録/南薩・沖縄陶器と湯の旅(pp.108,109,112,113,116)→『晴浴雨浴日記』 | ||||||||
電車画府 | 著 | * | 井上洋介 | パルコ出版 | 1988/05/03 | 収録/雨の日は電車で蟇とーー井上洋介の散歩ーー(pp.114-117)→『奇想の展覧会』 | |||||||
自家謹製小説読本 | 著 | * | 再 | 吉行淳之介著 山本容朗編 | 有楽出版社発行 実業之日本社発売 | 1988/05/25 | 収録/対談「夢・鏡・迷路」 | ||||||
新編ビブリオテカ澁澤龍彦 思考の紋章学 | 著 | * | 白水社 | 1988/05/30 | 収録/解説→『澁澤さん家で午後五時にお茶を』 | ||||||||
ちくま文学の森7 恐ろしい話 | 訳 | * | 再 | 安野光雅・森毅・井上ひさし・池内紀編 | 筑摩書房 | 1988/06/29 | 収録/クライスト「ロカルノの女乞食」←『ドイツ幻想小説傑作集』・→『ドイツ怪談集』『チリの地震』 | ||||||
日本の名随筆70 語 | 著 | * | 再 | 井上ひさし編 | 作品社 | 1988/08/25 | 収録/接続法第二式 『木村・相良独和辞典』←『書物漫遊記』 | ||||||
少女論 | 著 | * | 再 | 青弓社 | 1988/09/19 | 収録/少女流謫←『アナクロニズム』 | |||||||
犯罪百話 昭和篇 | 著 | * | 再 | 小沢信男編 | ちくま文庫 | 1988/09/27 | 収録/書かれなかった本←『書物漫遊記』 | ||||||
ヴィドック回想録 | 著 | * | 三宅一郎訳 | 作品社 | 1988/10/10 | 収録/帯推薦文→『種村季弘のネオ・ラビリントス2 奇人伝』 | |||||||
日本文学研究資料新集 25 宇野浩二と牧野信一 夢と語り | 著 | * | 再 | 柳沢孝子 編 | 有精堂 | 1988/10/10 | 収録/母からの逃走(pp.170-179) | ||||||
夢野久作ワンダーランド | 著 | * | 再 | 西原和海編 | 沖積舎 | 1988/10/15 | 収録/冥府降下の異端作家たち | ||||||
清原啓子作品集 | 著 | * | 美術出版社 | 1988/11/16 | 収録/天使のまばたき→『奇想の展覧会』 | ||||||||
昭和文学全集31 | 著 | * | 小学館 | 1988/12/01 | 収録/澁澤龍彦・人と作品 | ※解説。 | |||||||
ドイツ怪談集 | 編 | 河出書房新社(河出文庫) | 1988/12/02 | [目次] ハインリヒ・フォン・クライスト「ロカルノの女乞食」(種村季弘訳)/E・T・A・ホフマン「廃屋」(池内紀訳)/ルートヴィッヒ・ティーク「金髪のエックベルト」(前川道介訳)/エスティーヌス・ケルナー「オルラッハの娘」(佐藤恵三訳)/ヴィルヘルム・ハウフ「幽霊船の話」(種村季弘訳)/ヨーハン・ペーター・ヘーベル「奇妙な幽霊物語」(種村季弘訳)/フーゴー・フォン・ホーフマンスタール「騎士バッソンピエールの奇妙な冒険」(小堀桂一郎訳)/グスタフ・マイリンク「こおろぎ遊び」(種村季弘訳)/ハンス・ハインツ・エーヴェルス「カディスのカーニヴァル」(石川實訳)/カール・ハンス・シュトローブル「死の舞踏」(前川道介訳)/アルブレヒト・シェッファー「ハーシェルと幽霊」(石川實訳)/ハンス・へニー・ヤーン「庭男」(種村季弘訳)/オスカル・パニッツァ「三位一体亭」(種村季弘訳)/マリー・ルイーゼ・カシュニッツ「怪談」(前川道介訳)/ヘルベルト・マイヤー「ものいう髑髏」(池田香世子訳)/フランツ・ホーラー「写真」(土合文夫訳)/超自然の露出(編者あとがきにかえて)(種村季弘)/初出一覧 | |||||||||
晴浴雨浴日記 | 著 | カマル社 | 1988/12/10 | ※私家本※限定一九五部 | |||||||||
新聞錦絵展 昭和63年~昭和64年 パンフレット | 著 | * | ジャーナリズム史研究会 | 1988/99/99 | 収録/新聞錦絵考→『箱抜けからくり綺譚』 | ※月日記載なし、4/23-5/22 | |||||||
赤瀬川原平 トマソン黙示録 | 著 | * | 佐谷画廊 | 1988/99/99 | 収録/目撃者の無限増殖について | ※第8回オマージュ瀧口修造展(7/4~)のパンフレット、奥付なし | |||||||
1989年 | 1989/../.. | ||||||||||||
アンチ・グルメ読本 | 著 | * | 再 | 日本ペンクラブ編 大河内昭爾選 | 福武文庫 | 1989/01/19 | 収録/嘘ばっかり(pp.175-190)←『食物漫遊記』 | ||||||
シュルレアリスム宣言・溶ける魚 | 著 | * | 再 | アンドレ・ブルトン著 巖谷國士訳 | 學藝書林 | 1989/02/10 | 収録/物体の軌跡 | ※74年の新装版※栞 | |||||
晴浴雨浴日記 | 著 | 河出書房新社 | 1989/03/28 | [目次][1] 裏側からの旅/天谷温泉は実在したか/今宵かぎりは/肘折温泉逆進化論/サンデー毎日出勤簿/温泉経営のまぼろし/霊泉まゝねの湯/バーデンバーデンの湯呑/湯治場とふんどし [2] キノコ党銘々伝/04/の魚大漁記/ハンブンジャクを待ちながら/晴浴雨浴日記 [3] 贋作・東海道中膝栗毛/「海上の道」への道/酸素溶接のポスト・モダン――西日光耕三寺のこと――/ハリボテ礼讃――大阪ミナミ、町ある記――/逃走犯の小旅行 [4] 熱海秘湯群漫遊記/フリークVS.ハードボイルド道中記――日田・南阿蘇の旅――/もみじ狩り落後記/昭和雑兵入湯記――会津東山温泉――/生きている――南薩・沖縄陶器と湯の旅―― [5] 教養三日論者/新宿の王家の谷/風紋の神武たち/東京三時間失踪術/芝愛宕山きのう今日/たった一人の名店街/美術館・我流編集術/浅草/浅草のレトリック/ガードのある風景/王様のクレヨンの向こう側/あとがき/初出一覧/温泉索引 | |||||||||
バベルの図書館12 ナペルス枢機卿 | 訳 | マイリンク著 | 国書刊行会 | 1989/04/21 | [目次]序文(J・L・ボルヘス/土岐恒二訳)/J・H・オーベライト、時間-蛭を訪ねる/ナペルス枢機卿/月の四兄弟/ | ※月報(四頁)/道化服を着たマイリンク(種村季弘) | |||||||
日本漫遊記 | 著 | 筑摩書房 | 1989/06/20 | [目次]一 箱根七湯早まわり/二 秋葉路気まぐれ旅/三 北陸こわいものみたさ/四 佐渡めぐり狸道中/五 石見銀山埋蔵金さがし/六 旅芸人東北色修業/七 東海道こじき道中記/八 エキゾティック瀬戸内海紀行/九 伊豆八島ちんたら漂流記/十 山陰道温泉八艘とび/十一 果報は寝て待て奥州温泉記/十二 薩摩入国見たい放題/十三 江戸の道ゆきあたりばったり/あとがき | |||||||||
〔光る話〕の花束2 放浪旅読本 | 編 | 光文社 | 1989/06/30 | [目次] [1 旅への誘い] 旅上(萩原朔太郎)/放浪への誘い(森敦)/港の感傷(結城昌治)/仙台屋台誌(村上善男)/リュックの中味(高田宏)/旅枕(向田邦子)/勉強記(坂口安吾) [2 芸能道中] 浅草花屋敷(武田百合子)/夕焼けと山師(辻まこと)/売り絵師の話(池内紀)/たのしいドサまわり(駒田信二)/學校といふ浮浪者(長谷川伸)/ニューヨークは今日も大変だ!(抜粋)(篠原有司男) [3 逃走行] 陽は西へ(抜粋)(色川武大)/摩天楼(島尾敏雄)/百人斬りの守神健次(森川哲郎)/日光円蔵の墓(子母澤寛)/追剥団(野尻抱影) [4 無線道中] 世界放浪記――マレーの巻(金子光晴)/宗不旱の白骨(高木護)/いろは長屋(添田唖蝉坊)/突貫紀行(幸田露伴)/なめとこ(高橋新吉) [5 冒険] 海ゆかば(宮本常一)/チベット滞在記(多田等観)/森(土方久功)/木曾より五箇山へ(柳田國男) [6 コスモポリタン] 大連ふたたび(清岡卓行)/異端とダダ 大泉黒石・辻潤(大谷利彦)/ブラジル生活の早取冩眞(堀口九萬一)/遅れてはきたけれど(細川周平)/履歴書(抜粋)(南方熊楠)/「放浪旅読本」解説(種村季弘)/筆者紹介・収録作品出典一覧 | ※解説→『種村季弘のネオ・ラビリントス7 温泉徘徊記』 | ||||||||
住まい学大系24 真夜中の家 絵本空間論 | 著 | * | 植田実著 | 住まいの図書館出版局 | 1989/07/20 | 収録/ある向島少年探偵団員ーー植田実さんの都市彷徨(栞pp.3-4)→『人生居候日記』 | ※栞 | ||||||
大野一雄舞踏譜 御殿、空を飛ぶ。 | 著 | * | 再 | 大野一雄著 | 思潮社 | 1989/07/20 | 収録/O氏のいた夢 | ※『O氏の死者の書』(アパッシュ館、1976年10月)の再録※限定版 | |||||
美食倶楽部 谷崎潤一郎大正作品集 | 編 | ちくま文庫 | 1989/07/25 | [目次] 病辱の幻想/ハッサン・カンの妖術/小さな王国/白昼鬼語/美食倶楽部/ある調書の一節――対話/友田と松永の話/青塚氏の話/解説 巨人と侏儒(種村季弘) | ※巨人と侏儒→『種村季弘のネオ・ラビリントス8 綺想図書館』 | ||||||||
小説万華鏡 | 著 | 日本文芸社 | 1989/08/01 | [目次]1 道について/2 家屋について/3 分身について/4 倒錯について/5 変身について/6 ロココについて/7 女装について/8 異界について/9 江戸と夢/10 南行について/11 耳について/12 老年について/13 異人について/14 単身について/15 化物について/16 ホムンクルスについて/17 旅について/18 場所について/19 流体について/20 庭園について/21 逃走について/22 冥府下りについて/23 春風について/24 終末について/あとがき | ※月報(十二頁)/断片の収集、あるいは怪物の育成(三浦雅士との対談) | ||||||||
日本怪談集 下 | 編 | 河出書房新社(河出文庫) | 1989/08/04 | [目次] [動植物] 猫が物いふ話(森銑三)/くだんのはは(小松左京)/件(内田百間)/孤独なカラス(結城昌治)/ふたたび 猫(藤沢周平)/蟹(岡本綺堂)/お菊(三浦哲郎) [器怪] 鎧櫃の血(岡本綺堂)/蒲団(橘外男)/碁盤(森銑三)/赤い鼻緒の下駄(柴田錬三郎) [身体] 足(藤本義一)/手(舟崎克彦)/人間椅子(江戸川乱歩)/竈の中の顔(田中貢太郎) [霊] 仲間(三島由紀夫)/妙な話(芥川龍之介)/予言(久生十蘭)/幽霊(吉田健一)/幽霊(正宗白鳥)/生き口を問ふ女(折口信夫)/解説(種村季弘)/出典一覧 | |||||||||
日本怪談集 上 | 編 | 河出書房新社(河出文庫) | 1989/08/04 | [目次] [家] ひこばえ(日影丈吉)/母子像(筒井康隆)/化物屋敷(佐藤春夫)/化けもの屋敷(吉田健一)/出口(吉行淳之介)/百物語(森鴎外)/山ン本五郎左衛門只今退散仕る [坂] 遊就館(内田百間)/貉(小泉八雲)/鼠坂(森鴎外)/車坂(大岡昇平) [沼] 沼のほとり(豊島与志雄)/幻談(幸田露伴)/紅皿(火野葦平)/鯉の巴(小田仁二郎) [場所] 老人の予言(笹沢左保)/怪談作法(都築道夫)/怖いこと(武田百合子)/わたしの赤マント(小沢信男)/終の岩屋(半村良)/雪霊続記(泉鏡花)/髑髏盃(澁澤龍彦)/解説(種村季弘)/出典一覧 | |||||||||
日本の名随筆82 占 | 著 | * | 再 | 佐藤愛子編 | 作品社 | 1989/08/25 | 収録/くしゃみ論争←『迷信博覧会』 | ||||||
柴田錬三郎選集 第4巻 | 著 | * | 集英社 | 1989/10/25 | 収録/解説(pp.541-547) | ||||||||
[純情写真小説]集 | 著 | * | 荒木経惟著 | ミリオン出版 | 1989/10/30 | 収録/蓑虫だった女(pp.45-56) | |||||||
贋物漫遊記 | 著 | 再 | 筑摩書房(ちくま文庫) | 1989/10/31 | ※83年の文庫化。※巻末に井上章一「解説 種村ごのみ」を収録。 | ||||||||
ICHIHARA 一原有徳作品集 | 著 | * | 現代企画室 | 1989/11/10 | 収録/こびとの鍛冶屋ーー一原有徳氏の作業(pp.18-20)→『奇想の展覧会』 | ||||||||
昭和文学全集34巻 評論随想集2 | 著 | * | 再 | 小学館 | 1989/12/01 | 収録/ゲーテ対カリオストロ(1)/球体詩人のメランコリア(2)/わが池袋序説 文学における「都市」の発見(3)/悪魔博士の正体(4) | ※(1)←『山師カリオストロの大冒険』 (2)←『ある迷宮物語』 (3)←『失楽園測量地図』 (4)←『詐欺師の楽園』※巻末に高橋英夫「人と作品 種村季弘」を収録。 | ||||||
美しい和食器の世界 | 著 | * | 講談社 | 1989/12/01 | 収録/有田・唐津やきもの旅——壺中天のなかの異国情趣——(pp.39-42)→『種村季弘のネオ・ラビリントス7 温泉徘徊記』 | ||||||||
晴浴雨浴日記 | 著 | 再 | 壺中館 | 1989/12/05 | ※同年03/刊行同題書の特装本※限定五〇部 | ||||||||
1990年 | 1990/../.. | ||||||||||||
坂口安吾全集2 | 著 | * | 筑摩書房(ちくま文庫) | 1990/01/30 | 収録/小説からの逃走 | ※解説。 | |||||||
ちくま哲学の森3 | 著 | * | 筑摩書房 | 1990/03/30 | 収録/悪学事始(栞pp.1-7) | ※栞 | |||||||
澁澤龍彦 回想と批評 | 著 | * | 再 | 幻想文学編集部編 | 幻想文学出版局 | 1990/04/20 | 収録/メートル原器のある庭園→『壺中天奇聞』/『悪魔のいる文学史』/陽物神のアナーキー→『書国探検記』(3編とも→『澁澤さん家で午後五時にお茶を』) | ||||||
血と薔薇のエクスタシー 吸血鬼小説傑作集 | 著 | * | 再 | 幻想文学編集部編 | 幻想文学出版局 | 1990/05/05 | 収録/吸血鬼入門(pp.331-341)←『書物漫遊記』 | ||||||
澁澤龍彦文学館第五巻 綺譚の箱 | 編 | 筑摩書房 | 1990/05/21 | [目次]アンドレーエ「科学の結婚 抄」(種村季弘訳)/ノヴァーリス「ザイスの弟子たち」(今泉文子訳)/クライスト「マリオネット芝居について」「聖ツェツィーリエあるいは音楽の魔力」(種村季弘訳)/ボナヴェントゥラ「夜警 抄」(種村季弘訳)/アルニム「ド・サヴェルヌ夫人」/ホフマン「大晦日の夜の冒険」(種村季弘訳)/アイヒェンドルフ「デュランデ城」(渡辺祥子訳)/パニッツァ「コルセットのフリッツ」(種村季弘訳)/ブライ「サド侯爵」(種村季弘訳)/マイリンク「ヨブ・パウペルスム博士はいかにしてその娘に赤い薔薇をもたらしたか」(種村季弘訳)/ホッケ「マグナ・グラエキア 抄 ガリポリあるいは数の神秘主義」(種村季弘訳)/シェーアバルト「フローラ・モール――ガラス花の小説」(種村季弘訳)/解説―澁澤さん家で午後五時にお茶を(種村季弘)→『澁澤さん家で午後五時にお茶を』 | |||||||||
チリの地震 | 訳 | クライスト著 | 王国社 | 1990/06/20 | [目次]チリの地震/聖ドミンゴ島の婚約/ロカルノの女乞食/拾い子/聖ツェツィーリエあるいは音楽の魔力/決闘/話をしながらだんだんに考えを仕上げてゆくこと/マリオネット芝居について/解説 | ||||||||
新文芸読本 夏目漱石 | 著 | * | 再 | 河出書房新社 | 1990/06/25 | 収録/『夢十夜』から←『夢の舌』 | |||||||
名作と麦酒の旅 | 著 | * | 平凡社(太陽スペシャル) | 1990/06/29 | 収録/プラハのプルゼニ(pp.84-85) | ||||||||
今昔温泉物語 伊豆・箱根・関東篇 | 著 | * | 再 | 山本容朗選・日本ペンクラブ 編 | 福武文庫 | 1990/07/13 | 収録/熱海秘湯群漫遊記 | ||||||
ドイツ・ロマン派全集11 | 訳 | * | 再 | 前川道介責任編集 | 国書刊行会 | 1990/07/30 | 収録/クライスト「拾い子」「聖ドミンゴ島の婚約」「チリの地震」「話をしながらだんだんに考えを仕上げてゆくこと」/解説 非人間的なものの浮力について | ||||||
日本夢文学志 | 著 | * | 再 | 堀切直人著 | 沖積舎 | 1990/07/30 | 収録/赤児のように無恥な食慾——堀切直人『日本夢文学志』について—— | ||||||
詐欺師の楽園 | 著 | 再 | 河出書房新社(河出文庫) | 1990/08/04 | ※75/79/85年の文庫化。「はじめに――表層の人」から四行分を削除。 | ||||||||
ユーゲントシュティール絵画史 ヨーロッパのアール・ヌーヴォー | 訳 | ハンス・H・ホーフシュテッター著 共訳者池田香代子 | 河出書房新社 | 1990/09/10 | [目次] 序言 [第一章 問題設定としての全体芸術] 1 実証主義と泡沫会社時代精神/2 ヨーロッパ的伝統の回顧/3 新しいサロン芸術/4 全体芸術作品としての書物 [第二章 共通体験] 1 実証主義の信仰告白/2 リヒャルト・ヴァーグナーとアルトゥール・ショーペンハウアー/3 ネオ・イデアリズム/4 メルヘン体験 [第三章 絵画における新しい様式の成立] [第四章 フランスのユーゲントシュティール] 1 アトリエ・コルモンとエコール・デュ・プティ・ブールヴァール/2 日本の色彩版画/3 モノクロームの情緒絵画/4 ヴァン・ゴッホとエミール・ベルナール/5 ポール・ゴーガンと新しい様式/6 初期表現主義の諸問題/7 ポン=タヴェンならびにプールデュの芸術家グループ/8 アルマン・セガン(一八六九~一九〇三)/9 ルイ・アンクタン/10 アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック/11 ナビ派/12 ルヴュ・ブランシュとアンブロワーズ・ヴォラール/13 モーリス・ドニ(一八七〇~一九四三)/14 ポール・セリュジェ(一八六三~一九二七)/15 ポール・ランソン(一八六二~一九〇九)/16 ピエール・ボナール(一八六七~一九四七)とエドゥアール・ヴュイヤール(一八六八~一九四〇)/17 アリスティード・マイヨール(一八六一~一九四四)/18 フェリックス・ヴァロットン(一八六五~一九二五)/19 フランスにおける新しい様式の普及 [第五章 スイスのユーゲントシュティール絵画] 1 フェルディナント・ホードラー(一八五三~一九一八)/2 クーノ・アミエト(一八六八~一九六一)/3 エルンスト・クライドルフ(一八六三生)/4 ジョヴァンニ・セガンティーニ(一八五八~一八九九) [第六章 イギリス、ユーゲントシュティールの第二の勢力] 1 諸前提/2 ラファエル前派のユーゲントシュティール/3 書物芸術の意義/4 チャールズ・リケッツ(一八六六~一九三一)とチャールズ・シャノン(一八六五~一九三七)/5 オーブリー・ビアズリー(一八七二~一八九八)/6 イギリスとフランスの関係/7 スコットランドのユーゲントシュティール/8 イギリスの童話の本/9 ユーゲントシュティールにおけるイギリスの伝統の完成 [第七章 オランダとベルギーにおけるユーゲントシュティール] 1 アンリ・ヴァン・デ・ヴェルデ(一八六三~一九五七)/2 オランダとベルギーのユーゲントシュティールにおける文学的象徴主義 [第八章 スカンディナヴィア諸国のユーゲントシュティール] 1 ノルウェイ人エドヴァルド・ムンク(一八六三~一九四四)/2 フィンランドのアクセリ・ガレン=カレラ(一八六五~一九三一) [第九章 ドイツのユーゲントシュティール] 1 皇帝時代と泡沫会社時代/2 ベルリンのユーゲントシュティール/3 マックス・クリンガー(一八五七~一九二〇)/4 ヴァルター、ライスティコウ(一八六五~一九〇八)/5 ルートヴィヒ・フォン・ホーフマン(一八六一~一九四五)/6 ベルリンの挿絵ユーゲントシュティール/7 ミュンヘンのユーゲントシュティール絵画/8 フーゴ・フライヘル・フォン・ハーバーマン(一八四九~一九二九)/9 フランツ・フォン・シュトゥック(一八六三~一九二八)/10 カール・シュトラートマン(一八六六~一九四九)/11 大地派/12 ミュンヘン・ユーゲントシュティールの歴史主義/13 抽象への転回/14 ミュンヘンのユーゲントシュティール-挿絵/15 ダッハウのグループ/16 ヴォルプスヴェーデ/17 ダルムシュタット [第十章 ウィーンのユーゲントシュティール] 1 精神風土/2 グスタフ・クリムト(一八六二~一九一八)/3 ルドルフ・イェットマー(一八六九~一九三九)/4 ウィーン・ユーゲントシュティールのグラフィック [第十一章 東ヨーロッパ諸国のユーゲントシュティール] [第十二章 ロシアのユーゲントシュティール] 1 ペテルブルク/2 モスクワ/3 ヴァシリー・カンディンスキー [第十三章 南ヨーロッパ諸国のユーゲントシュティール] 1 イタリア/2 スペイン/3 パブロ・ピカソ(一八八一~一九七三) [第十四章 美術史におけるユーゲントシュティール絵画の位置] 原註/訳者あとがき/図版資料/ヴィニェットと縁飾り一覧/参考文献/索引 | ※序章、第一章、第二章、第三章、第四章、第九章と文体統一を担当。 | |||||||
きのこの絵本 | 著 | * | 渡辺隆次著 | 筑摩書房(ちくま文庫) | 1990/09/25 | 収録/解説 | |||||||
逸脱の精神史 小松和彦対話集 | 著 | * | 再 | 青弓社 | 1990/10/30 | 収録/物語世界を生みだす異人たち | ※小松和彦との対談。 | ||||||
小栗虫太郎ワンダーランド | 著 | * | 再 | 紀田順一郎編 | 沖積舎 | 1990/10/31 | 収録/『二十世紀鐵假面』解説←『夢の舌』 | ||||||
やきものの里 東日本編 うつわの美(Mook・出会いの旅) | 著 | * | 講談社 | 1990/11/01 | 収録/狸と忍者と芸人と(pp.27-30)→『種村季弘のネオ・ラビリントス7 温泉徘徊記』 | ||||||||
冥途・旅順入城式 | 著 | * | 内田百間著 | 岩波書店(岩波文庫) | 1990/11/16 | 収録/解説→『種村季弘のネオ・ラビリントス8 綺想図書館』 | |||||||
ゼノンの時計 | 著 | * | 中野美代子著 | 日本文芸社 | 1990/12/20 | 収録/自由貿易文学の方へ | ※付録。中野美代子との対談。 | ||||||
1991年 | 1991/../.. | ||||||||||||
謎のカスパール・ハウザー | 著 | 再 | 河出書房新社 | 1991/01/21 | ※83年の再刊。「あとがき」に十二行加筆 | ||||||||
白雪姫 | 訳 | グリム著、宇野亜喜良絵 | 三起商行(ミキハウス) | 1991/02/20 | |||||||||
澁澤龍彦文学館第十一巻 シュルレアリスムの箱 | 訳 | * | 再 | 筑摩書房 | 1991/02/28 | 収録/ブニュエル「麒麟」 | |||||||
自家謹製小説読本 | 著 | * | 再 | 吉行淳之介著 山本容朗編 | 集英社文庫 | 1991/03/25 | 収録/対談「夢・鏡・迷路」 | ※1988年の文庫化 | |||||
現代詩読本 特装版 吉岡実 | 著 | * | 再 | 思潮社 | 1991/04/15 | 収録/朝湯のなかで雨を聴く人 | |||||||
バルトルシャイティス著作集1 アベラシオン | 訳 | 共訳者巌谷國士 | 国書刊行会 | 1991/05/10 | [目次] 緒言/序文/動物観相学/絵のある石/ゴシック建築のロマン/庭園とイリュージョン風景/解説(種村季弘)/後記(巌谷國士)/人名索引 | ※「動物観相学」「庭園とイリュージョン風景」を担当。 | |||||||
群像日本の作家8 谷崎潤一郎 | 著 | * | 再 | 小学館 | 1991/05/10 | 収録/幻想・宙吊り・顕示←『器怪の祝祭日』 | |||||||
信州ほのぼの湯けむりの旅 | 著 | * | 教育書籍 | 1991/05/10 | 収録/信州温泉賛歌 だからぼくたちは唯泉史観なんだよね(対談・秋山祐徳太子)→『ああ、温泉 種村季弘とマニア7人の温泉主義宣言』 | ||||||||
集英社ギャラリー「世界の文学」10 ドイツⅠ | 訳 | * | 再+ | 川村二郎他編 | 集英社 | 1991/05/25 | 収録/E・T・A・ホフマン「ブランビラ王女」(pp.667-792)/「砂男」(pp.793-829)/解説(pp.1243-1250) | ※「砂男」「ブランビラ王女」は1979年『集英社版世界文学全集 18』の再録 | |||||
日本の名随筆別巻3 珈琲 | 著 | * | 再 | 清水哲男編 | 作品社 | 1991/05/25 | 収録/蝙蝠傘の使い方←『好物漫遊記』 | ||||||
クリエイション 世界のグラフィックデザイン、アート&イラストレーション 9 | 著 | * | 亀倉雄策編集 | リクルート発行/六耀社発売 | 1991/06/01 | 収録/ファブリツィオ・クレリッチ(p.58) | |||||||
日本の名随筆別巻4 酒場 | 著 | * | 再 | 常盤新平編 | 作品社 | 1991/06/25 | 収録/新宿の王家の谷←『晴浴雨浴日記』 | ||||||
ちくま日本文学全集11 石川淳 | 著 | * | 筑摩書房 | 1991/07/20 | 収録/からっぽという装置→『種村季弘のネオ・ラビリントス8 綺想図書館』 | ※解説。 | |||||||
パニッツァ全集1 | 訳 | オスカル・パニッツァ著 | 筑摩書房 | 1991/07/24 | [目次] 蝋人形館/留の山/人間工場/月物語/タヴィストック・スクェアの犯罪/自伝的スケッチ/自伝/解題/解説 二つの自伝の間で | ※月報4頁 口絵1頁※月報/村田経和「パニッツァ復活」/巌谷國士「黒と黄のユーモア」 | |||||||
新文芸読本 萩原朔太郎 | 著 | * | 再 | 河出書房新社 | 1991/07/31 | 収録/(未詳) | |||||||
ことばの食卓 | 著 | * | 武田百合子著 | 筑摩書房(ちくま文庫) | 1991/08/22 | 収録/コドモの食卓 | ※解説。 | ||||||
パニッツァ全集2 | 訳 | オスカル・パニッツァ著 | 筑摩書房 | 1991/08/25 | [目次] ツィンスブレヒの教会/黒人物語/ある犯罪族/コルセットのフリッツ/インディアンの思想/あるスキャンダル事件/手術されたユダヤ人/ミュノナ「手術されたゴイ」/三位一体亭/金の雨/金の雨/司牧医学よりの一章/バイロイトより深い溜息こめて/フェーリクス坊やがつきの上でどんな目に遭ったのかの報告/ヨーハネス牧師/黄色いひき蛙/解題/解説 黄金時代のメランコリー | ※月報4頁 口絵1頁※月報/三光長治「パニッツァとミュンヘン」/高山宏「スキャンダル事件としての言葉」 | |||||||
パニッツァ全集3 | 訳 | オスカル・パニッツァ著 | 筑摩書房 | 1991/09/25 | [目次] 性愛公会議/オスカル・パニッツァ『性愛公会議』事件におけるミュンヘン王立地方裁判所におけるわが弁論/ミュンヘン王立地方裁判所1の判決/ミハエル・ゲオルク・コンラート博士の専門家鑑定より/獄中一年/フッテンの精神による対話(ドイツ人について/見えないものについて/ミュンヘン市について)/さらばミュンヘン/ある犬の日記から/アンデクス巡礼/年譜/解題/解説 犬小屋便り/あとがき | ※月報4頁 口絵1頁※月報/池内紀「パニッツァ地誌」/清水徹「たまさかの観劇のいきさつ」 | |||||||
日本の名随筆別巻7 奇術 | 著 | * | 再 | 泡坂妻夫編 | 作品社 | 1991/09/25 | 収録/源右衛門の小箱←『箱の中の見知らぬ国』 | ||||||
箱抜けからくり綺譚 | 著 | 河出書房新社 | 1991/09/30 | [目次] [1] 動物カーニヴァル今昔談 鳥獣戯画/女装した上皇 後水尾上皇と修学院離宮 [2] 石川五右衛門秘密の抜け穴/覗きからくりのトポス 江戸浮絵から谷崎潤一郎の暗箱まで/博物誌としての花鳥画 伊藤若冲の針穴写真機/あるサロン博物誌家 木村兼葭堂/新聞錦絵考/長崎の遊女たち あるいは散娼気質の土壌/きんたまが千切れるまで 勝小吉/からくり弁吉の隠れん坊/空転発明家 銭五遺品館の大野弁吉 [3] 摩耶夫人三相 鏡花・迷宮・金沢/三階から上 鏡花の化け物/周縁からのコレクション 宮武外骨/箱抜けする星 野尻抱影/明治のモデル [4] 失われた町を求めて/大江戸無責任道中記/東京すし今昔噺/『東京百話』天・地・人/風景コレクション 萩原朔太郎の『世界名所図会』/東京浴場づくし 唐十郎『鉄仮面』/職人と看板 『看板物語考』/珍博物館四重奏 大名時計博物館・凧の博物館・ブリキのおもちゃ博物館・とんちン館/露出している金鉱 「少年世界」考/いつでも戻ってくる失くした本のこと 『のらくろ上等兵』/豆腐マニアの話 純粋偏食家銘々伝/メフィストフェレスになったギョーザ/うなぎ食わずの記/あとがき/初出一覧 | |||||||||
黒い錬金術 | 著 | 再 | 白水社(白水uブックス) | 1991/10/15 | ※79/86の再刊。「あとがき」を書き下ろす。 | ||||||||
日本幻想文学集成8 幸田露伴 ウッチャリ拾ひ | 編 | 国書刊行会 | 1991/10/25 | [目次] 雪たゝき/望樹記/ウッチャリ拾ひ/土偶木偶/新浦島/芳野山の仙女/神仙道の一先人/楊貴妃と香/無鉄砲な隠遁(種村季弘) | ※無鉄砲な隠遁→『種村季弘のネオ・ラビリントス8 綺想図書館』 | ||||||||
新文芸読本 泉鏡花 | 著 | * | 再 | 河出書房新社 | 1991/11/25 | 収録/水辺の女 | |||||||
夢野久作の世界 | 著 | * | 再 | 西原和海編 | 沖積舎 | 1991/11/29 | 収録/冥府降下の異端作家たち | ※75年の再刊 | |||||
愚者の機械学 | 著 | 再 | 青土社 | 1991/11/30 | ※80年の新装版。「あとがき」に17行加筆 | ||||||||
影法師の誘惑 | 著 | 再 | 河出書房新社(河出文庫) | 1991/12/04 | ※74/79年の文庫化。初版「あとがき」に十一行加筆。ラビリントス版「水中影変幻 あとがきにかえて」は収録せず。 | ||||||||
迷信博覧会 | 著 | 再 | 筑摩書房(ちくま文庫) | 1991/12/04 | ※87年の文庫化。「あとがき」の末尾五行を改変。※巻末に南伸坊「解説 本書は何で面白いか」を付す。 | ||||||||
風紋三十年アルバム | 著 | * | 「風紋三十年」のアルバムをつくる会 | ? | 1991/12/05 | 収録/新宿・風紋・懐しい人たち(pp.30-41) | ※石堂淑朗・松山俊太郎・林聖子との座談 | ||||||
異彩天才伝 東西奇人尽くし | 著 | * | 荒俣宏選 | 福武書店(福武文庫) | 1991/12/16 | 収録/奇行奇人綺譚←『アナクロニズム』 | |||||||
色川武大 阿佐田哲也全集 3 | 著 | * | 福武書店 | 1991/12/16 | 収録/分身の話(pp.1-3) | ※月報 | |||||||
地球からの贈りもの The Energy Born on the Earth | 著 | * | 再 | 竹内均監修 高梨一郎編集 編集協力・大阪ガス株式会社 | KBI出版 | 1991/12/25 | 収録/エネルギーの神々(醜い神の話)pp.176-188 | ※初出は「CEL」vol.16(大阪ガス エネルギー・文化研究所)。 | |||||
怪物のユートピア 種村季弘評論集 | 著 | 再 | 三一書房 | 1991/12/31 | ※68年の再刊。 | ||||||||
土方巽展——風のメタモルフォーゼ(変容) | 著 | * | 秋田市立千秋美術館 | 1991/99/99 | 収録/角巻劇場にはじまる(pp.11-13) | ||||||||
1992年 | 1992/../.. | ||||||||||||
群像日本の作家5 泉鏡花 | 著 | * | 再 | 小学館 | 1992/01/10 | 収録/水中花変幻←『壺中天奇聞』 | |||||||
総天然色写真版 なつかしき東京(講談社カルチャーブックス42) | 著 | * | 石黒敬章編 | 講談社 | 1992/02/14 | 収録/文明開化とデカダンス――まじめの山の手・パロディー下町 | |||||||
日本の名随筆別巻12 古書 | 著 | * | 再 | 紀田順一郎編 | 作品社 | 1992/02/25 | 収録/シークレット・ラビリンス←『書国探検記』 | ||||||
夢野久作全集 6 | 著 | * | 筑摩書房(ちくま文庫) | 1992/03/20 | 収録/逃走のトポロジー→『種村季弘のネオ・ラビリントス8 綺想図書館』 | ※解説。 | |||||||
ハレスはまた来る 偽書作家列伝 | 著 | 青土社 | 1992/03/31 | [目次] プロローグ 千の仮面舞踏会 [1] Haresuはまた来る エーゴン・フリーデル/サタンの偽者 ヴィルヘルム・ハウフ/蚤と才女 ゲーテ偽作とベッティーナ・フォン・アルニム/天使と悪党の間 トマス・チャタトン/シェイクスピアを作る少年 W・H・アイアランド/偽温泉誌漫遊記 ルートヴィヒ・ホフマン [2] フランス万歳 ヴラン=ドニ=リュカv.s.M・シャスル/ある錬紙術師の冒険 コンスタンティン・シモニデス/歴史を偽造する男 フリードリヒ・ヴァーゲンフェルト/王妃の真筆 マリー=アントワネットをめぐる偽書簡/寸借詐欺師キリスト マリー・ルイーゼ・ブラウン/二十世紀の錬金術師 フランツ・タウゼントv.s.ハワード・ヒューズ/肖像ノイローゼ症候群 ディプロマ詐欺師たち [3] ボヘミアの薔薇 ケーニギンホーフ手稿/贋物創始 ウラ・リンダ年代記/中世貸します コンスタンティヌス大帝贈与/偽書検閲官の偽書 ヴィテルボのアンニウス /エピローグ 顔のない偽書作家/あとがき/初出誌一覧 | |||||||||
黒魔術 | 著 | * | リチャード・キャヴェンディッシュ著、栂正行訳 | 河出書房新社 | 1992/05/12 | 収録/帯文 | |||||||
贋作者列伝 | 著 | 再 | 青土社 | 1992/05/20 | ※86年の増補新装版。「模作と贋作の対話」を増補。「あとがき」に12行加筆。 | ||||||||
黒猫 | 著 | * | エドガー・ポー著、富士川義之訳 | 集英社文庫 | 1992/05/25 | 収録/鑑賞 | |||||||
錬金術とタロット | 訳 | 再 | ルドルフ・ベルヌーリ | 河出書房新社(河出文庫) | 1992/06/04 | ※72年『錬金術』の文庫化 | |||||||
群像日本の作家19 大岡昇平 | 著 | * | 再 | 小学館 | 1992/06/10 | 収録/仮面の地誌学←『夢の舌』 | |||||||
大野一雄舞踏譜 御殿、空を飛ぶ。 | 著 | * | 再 | 大野一雄著 | 思潮社 | 1992/06/15 | 収録/O氏のいた夢 | ※『O氏の死者の書』(アパッシュ館、1976年10月)の再録※1989年7月の新装普及版 | |||||
吉田一穂全集1 | 著 | * | 再 | 小澤書店 | 1992/06/30 | 収録/裂けた背表紙→84年『器怪の祝祭日』 | ※月報※79年の新装版 | ||||||
日本の名随筆別巻18 質屋 | 編 | 作品社 | 1992/08/25 | [目次] 暖簾 くぐらぬ幸せ、くぐるも値打ち(滝田ゆう)/質屋について(永井龍男)/質屋について 抄(尾崎一雄)/質屋の小僧・質屋の主人(宇野浩二)/妻のこと(江戸川乱歩)/世に出るまで(平林たい子)/日記 抄(林芙美子)/早稲田生活 抄(井伏鱒二)/金尾文淵堂 『年月のあしおと』三十七(広津和郎)/奈落の薔薇 「水の流浪」より(金子光晴)/結婚と煙突掃除屋 「放浪時代」より(草野心平)/男二人かもじを売りに行く(佐多稲子)/歳末の質屋・質札(山之口獏)/霊と肉抄(宇佐美承)/質屋の通帳(薄田泣菫)/質屋 「牛肉一片」より(村上浪六)/廓の雨(桂文楽)/仕立物も質屋行き 「震災前後」より 抄(古今亭志ん生)/「お前ら、二人ともクビや!」(笑福亭松鶴)/質屋の隠語(鈴木亀二)/質屋今昔物語(志村益男)/当世質屋物語(玉川一郎)/サラ金地獄の次にくるもの(村山兵太郎)/一六銀行・贓品(吉井民子)/神のお告げで仏壇質入れのこと(滝田要吉)/ニューヨークの質屋(伊藤整)/古本名勝負物語(五木寛之)/質屋米屋風呂屋四谷(野坂昭如)/質屋(宮尾登美子)/蔵のなか/あとがき(種村季弘)/執筆者紹介・質屋ブックガイド | |||||||||
遊読記 | 著 | 河出書房新社 | 1992/08/31 | [目次] [1991] 楽園としての書物*川崎寿彦『楽園のイングランド』/姿をくらますエロス*アラン・コルバン『娼婦』/マダム・キラーの悪霊祓い*高田衛『江戸の悪霊祓い師』/花街という学校*明田鉄男『日本花街史』/偽書の真実*ピーター・アクロイド『チャタトン偽書』 [1990] まっ白の本*堀内正和『坐忘緑』/総合空間としての本*ウォルター・クレイン『書物と装飾』/夢想言語博物館*マリナ・ヤグェーロ『言語の夢想者』/予言する死後解剖図*クラウディオ・マグリス『オーストリア文学とハプスブルク神話』/無人称の声*岡谷公二『南海漂泊 土方久功伝』/「退屈な話」の循環*佐々木基一『私のチェーホフ』/島の入れ子構造*伊井直行『湯微島訪問記』/大福が食いたい*鹿島茂『馬車が買いたい!』/奇人伝が何だ*トーマス・ベルンハルト『ヴィトゲンシュタインの甥』/旅をする巨鳥*宮本徳蔵『相撲変幻』/狼を待ちながら*ジャック・ザイプス『赤頭巾ちゃんは森を抜けて』/とり落とした掌中の珠*スティーヴン・ミルハウザー『イン・ザ・ペニー・アーケード』/裏面物のカタルシス不足*フィリップ・ヘンダースン『ウィリアム・モリス伝』/ふきんがこわい*長谷川集平『絵本未満』/のんびり世紀末散策*ホルブルック・ジャクソン『世紀末イギリスの芸術と思想』/物理人間の系譜*巌谷國士『澁澤龍彦考』/情報と輪廻*椎名誠『アド・バード』/東京の片隅へ*出口裕弘『ペンギンが喧嘩した日』『ろまねすく』/死と共生して*小池寿子『死者たちの回廊』/道草からの逆襲*ウンベルト・エーコ『薔薇の名前』(上・下)/コレハ本デハナイ*別役実『別役実の当世病気道楽』/美女舞姫のライン・ダンス*市川雅『舞姫物語』/だまされてみたい*リチャート・D・オールティック『ロンドンの見世物1』/専門バカの葬送*M・H・ニコルソン『暗い山と栄光の山』/脱力する芸術へ*多木浩二『それぞれのユートピア』 [1989] ワイマールの現在完了*ヘンリー・パクター『ワイマール・エチュード』/世界言語とという白痴夢*亀山郁夫『甦えるフレーブニコフ』/キノコのような女たち*村田喜代子『ルームメイト』/地中海の自伝*アミン・マアルーフ『レオ・アフリカヌスの生涯』/片隅のきらめき*飯吉光夫編訳『ヴァルザーの小さな世界』/無力な人の戦略*谷崎終平『懐しき人々』/成り上がる温泉町*小林章夫『地上楽園バース』/東西笑いくらべ*佐々木みよ子、森岡ハインツ『笑いの世界旅行』/伏せ字の戦略*木本至『「団団珍聞」「驥尾団子」がゆく』/ある戦いの記録*高橋悠治『カフカ/夜の時間』/立ち上がる平面*中西夏之『大括弧 緩やかにみつめるためにいつまでも佇む、装置』/人類の少年時代へ*堀内誠一『堀内誠一の空とぶ絨緞』/円居のある食卓*戸板康二『食卓の微笑』『慶応ボーイ』/宇宙模型としての箱*横山正『箱という劇場』/わるい乞食の名演技*H・ベーンケ、R・ヨハンスマイアー編『放浪者の書』/軽く細く弱く*長沢節『弱いから、好き』/ひしめく静止*マルタ・モラッツォーニ『ターバンを巻いた娘』/町内のサロン*今野信雄『江戸の風呂』/あるボヘミアンの貴族*ヘルムート・フリッツ『エロチックな反乱』/人生の入門書*マレーネ・ディートリッヒ『ディートリッヒのABC』/いずれ終る芝居*増井和子『7つの国境』/快楽グッズの自己消費*秋田昌美『倒錯のアナグラム』/あるいて出会った*中沢厚『石にやどるもの』/風水の秘密*三浦国雄『中国人のトポス』 [1988] はじめていた場所*マーリオ・ヤコービ『楽園願望』/全部ポンコツ*マルシオ・ソウザ『アマゾンの皇帝』/マゾヒズムの偽装*西成彦『マゾヒズムと警察』/裏と表の二重人*フランソワ・ヴィドック『ヴィドック回想録』/歌を忘れたカナリア*ハインツ・グロイル『キャバレーの文化史』(1・2)/石の言葉は石*金森敦子『旅の石工』/多様さのなかの秩序*ワイリー・サイファー『ロココからキュビスムへ』/仮面の裏も仮面*池内紀『ザルツブルク』/顔のない皇帝*R・J・W・エヴァンズ『魔術の帝国』/非良導体のポエジー*富士正晴『富士正晴作品集 一』/歴史は顔を隠す*ジル・ラプージュ『ユートピアと文明』/進歩ゆえの放浪*フレデリック・フェイエッド『ホーボー アメリカの放浪者たち』/非領域化する現場*田之倉稔『演劇都市と身体』/女庭師の帰還*室生朝子『大森 犀星 昭和』/小物間の世界横断性*原田豊『銀座百年の定点観測』/二つの世界を舞う*クルツィア・フェラーリ『美の女神 イサドラ・ダンカン』/悪魔を信じたい*日影丈吉『地獄時計』 [1987] 民衆本の真実*ハンスヨルク・マウス『悪魔の友 ファウスト博士の真実』 [1985] 砂の中の動物群*伊藤立則『砂のすきまの生きものたち』/うじ虫のような天使*カルロ・ギンズブルグ『チーズとうじ虫』/虚無に立つ花火*中井英夫『金と泥の日々』『名なしの森』/目撃という証言*赤瀬川原平『今やアクションあるのみ!』/西と非西との交換*ミゲール・セラノ『ヘルメティック・サークル』/コロンブスとは誰か*A・カルペンティエール『ハープと影』/読みとしての政治*大西巨人『天路の奈落』/周縁の食べもの*武田百合子『ことばの食卓』/うらみは深い*未来社編集部編『十代に何を食べたか』 [1984] 最後に乗る乗り物*井上章一『霊柩車の誕生』/秘密の花園の花譜*若桑みどり『薔薇のイコノロジー』/にぎやかな廃棄物王国*安部公房『方舟さくら丸』/解決なきパラドックス*ジャン・アメリー『罪と罰の彼岸』/イニシエーションの島*池澤夏樹『夏の朝の成層圏』/空白のある文学史*黎波『中国文学館』/遺民としての画人*陳舜臣『中国画人伝』/当意即妙の返し技*高木護『忍術考』/毒性キノコ図鑑*山田宏一『美女と犯罪』/分水嶺の男*丸山健二『雷神、翔ぶ』/魔術的哲学のパノラマ*フランセス・イエイツ『魔術的ルネサンス』/なまめかしい老年*円地文子『菊慈童』/脱自我空間の博物誌*筒井康隆『虚構船団』/病気が主役だ*立川昭二『病いと人間の文化史』/ミニアチュール風景画集*三木卓『海辺で』/水のような追想*足立巻一『親友記』/言葉に化ける器物*別役実『道具づくし』/硬派の魚河岸*尾村幸三郎『日本橋魚河岸物語』/科学派の眼*赤瀬川原平『東京ミキサー計画』/空海入唐記*陳舜臣『曼陀羅の人』(上・下)『録外録』/不定時法の道草『時計の社会史』/虚実を包む愛*山田風太郎『八犬伝』(上・下)/監禁のパラドックス*吉村昭『破獄』/玉の話*澁澤龍彦『ねむり姫』 [1983] なまめきと哄笑*津島佑子『火の川のほとりで』/意外な素朴画家*岡谷公二『アンリ・ルソー楽園の謎』/幻想の日本列島像*室賀信夫『古地図抄』/ウィーン、絢爛たる没落*カール・E・ショースキー『世紀末ウィーン』/音楽の辺境王国*瀬川昌久『ジャズで踊って』・高木史朗『レヴューの王様』/部屋の生と死*海野弘『部屋の宇宙史』『風俗の神話学』/脳の交換*ビオイ=カサーレス『日向で眠れ 豚の戦記』/犯罪としての教育*アリス・ミラー『魂の殺人』/庭のたのしみ*川崎寿彦『庭のイングランド』/いかにも遊びの果てに*尾辻克彦『雪野』/ビックリ絵本*ブルーノ・エルンスト『エッシャーの宇宙』/大河としての生命*エイモス・チュツオーラ『薬草まじない』/偽書という情報犯罪*高橋俊哉『ある書誌学者の犯罪』/あなたにそっくり*アンドルー・J・フェナディ『ボガートの顔を持つ男』/読めなかった絵画論*磯崎康彦『ライレッセの大絵画本と近世日本洋風画家』/戦後の戯画*中井英夫『黒鳥館戦後日記』/余禄の人生*深沢七郎『ちょっと一服、冥途の道草』 [1979] 技術のファンタジー*尾崎幸男『地図のファンタジア』 [1978] 艶なる宴の方へ*窪田般彌『ロココと世紀末』/功利的な怪談*J・ミッチェル、R・リカード『フェノメナ幻象博物館』/あとがき/初出一覧 | |||||||||
梅木英治画集 最後の楽園 | 著 | * | 国書刊行会 | 1992/09/20 | 収録/懐しの七月 梅木英治の世界→『奇想の展覧会』 | ||||||||
好物漫遊記 | 著 | 再 | 筑摩書房(ちくま文庫) | 1992/09/24 | ※85年の文庫化。「あとがき」に五行加筆。※巻末に赤瀬川原平「解説 怪人の独白を読む」を付す。 | ||||||||
迷宮へどうぞ | 著 | 再 | 福音館書店 | 1992/10/01 | [目次] | 「月刊たくさんのふしぎ」の単行本化 | |||||||
世界の最高級スパ | 著 | * | アルク地球人ムック Seven Seas Special | アルク | 1992/10/10 | 収録/世界の温泉 日本の温泉 | ※板坂耀子との対談 | ||||||
日本幻想文学集成15 牧野信一 風媒結婚 | 編 | 国書刊行会 | 1992/11/25 | [目次] 繰舟で往く家/風媒結婚/夜の奇蹟/麻酔記/吊籠と月光と/淡雪/月あかり/鬼涙村/風流旅行/バラルダ物語/ピュグマリオンふたたび(種村季弘) | ※ピュグマリオンふたたび→『種村季弘のネオ・ラビリントス8 綺想図書館』 | ||||||||
ナンセンス詩人の肖像 | 著 | 再 | 筑摩書房(ちくま学芸文庫) | 1992/12/07 | ※77年の文庫化※解説/藤富保男「言語の典麗な捏造」 | ||||||||
アンソロジー人間の情景3 こんな人たち | 著 | * | 再 | 文藝春秋編 | 文春文庫 | 1992/12/10 | 収録/女ペテン師 ザビーネの冒険←『ぺてん師列伝』 | ||||||
1993年 | 1993/../.. | ||||||||||||
新文芸読本 稲垣足穂 | 著 | * | 再 | 河出書房新社 | 1993/01/25 | 収録/月光発狂者復活←『器怪の祝祭日』 | |||||||
アンソロジー人間の情景7 別れのとき | 著 | * | 再 | 文藝春秋(文春文庫) | 1993/03/10 | 収録/気違いお茶会←『食物漫遊記』 | |||||||
モーツァルト全集 14 | 著 | * | 小学館 | 1993/03/20 | 収録/モーツァルトあるいは薔薇十字の魔笛(pp.72-81)→『種村季弘のネオ・ラビリントス3 魔法』 | ||||||||
国枝史郎伝奇全集 巻三 | 著 | * | 未知谷 | 1993/03/20 | 収録/川と道のサーガ――国枝史郎の失われた時 | ※解説。 | |||||||
朝日ジャーナルの時代 1959-1992 | 著 | * | 再 | 朝日新聞社 | 1993/04/01 | 収録/制服犯罪者の喜劇(pp.860-864)←『箱の中の見知らぬ国』 | |||||||
薔薇十字の魔法 | 著 | 再 | 河出書房新社(河出文庫) | 1993/04/05 | ※72/79/86年の文庫化。 | ||||||||
動物との日々 アンソロジー人間の情景8 | 訳 | * | 再 | 文藝春秋(文春文庫) | 1993/04/10 | 収録/リルケ「一角獣」←85年『一角獣物語』 | |||||||
新文芸読本 澁澤龍彦 | 著 | * | 再+ | 河出書房新社 | 1993/04/25 | 収録/深谷のブッデンブローク家/サロン、庭園、書斎/出棺の辞→『澁澤さん家で午後五時にお茶を』/澁澤龍彦・全集→『澁澤龍彦を語る』 | |||||||
エロスの博物誌 わたしの愛わたしの性 | 著 | * | 再 | 北宋社 | 1993/05/10 | ※87年の再刊。 | |||||||
化学の結婚 | 訳 | ヨーハン・ヴァレンティン・アンドレーエ著 | 紀伊国屋書店 | 1993/05/15 | [目次] 化学の結婚/薔薇十字の名声/薔薇十字の信条告白/全世界の普遍的かつ総体的改革/『化学の結婚』解題(付・図版)/ヴァレンティン・アンドレーエと薔薇十字団 解説(種村季弘)/ヴァレンティン・アンドレーエ関係の年表/付表1・2 | ||||||||
国枝史郎伝奇全集 巻四 | 著 | * | 未知谷 | 1993/05/20 | 収録/まほろばの力(対談・五木寛之) | ※月報 | |||||||
澁澤龍彦全集 第1巻 | 編 | 河出書房新社 | 1993/05/20 | ||||||||||
「物語都市づくり」のすすめ ドラマティック都市・人吉市の挑戦 | 著 | * | 望月照彦編著 | ぎょうせい | 1993/06/10 | 収録/人吉遊々フォーラム(座談・秋山祐徳太子・赤瀬川原平・高浜みつ子)pp.184-217→『ああ、温泉 種村季弘とマニア7人の温泉主義宣言』/ひょうたん人吉(人吉温泉つれづれ1) pp.218-224 | |||||||
金子國義 アリスの画廊 | 著 | * | 再 | 美術出版社 | 1993/06/15 | 収録/宿命の女〈ファム・ファタル〉(pp.46-47) | ※79年の改定新版。 | ||||||
澁澤龍彦全集 第2巻 | 著 | * | 河出書房新社 | 1993/07/12 | 収録/黒魔術の手帖 | ※解題。 | |||||||
国枝史郎伝奇全集 巻五 | 著 | * | 未知谷 | 1993/07/20 | 収録/まほろばの力(対談・五木寛之) | ※月報 | |||||||
岡本かの子全集 4 | 著 | * | 筑摩書房(ちくま文庫) | 1993/07/22 | 収録/デカダンスの生命力→『種村季弘のネオ・ラビリントス8 綺想図書館』 | ※解説。 | |||||||
猫なで怪人銘々録 | 著 | カマル社 | 1993/07/30 | ※私家本※限定一〇〇部 | |||||||||
新潮日本文学アルバム54 澁澤龍彦 | 編 | 新潮社 | 1993/08/10 | 収録/評伝 澁澤龍彦→『澁澤さん家で午後五時にお茶を』(「澁澤龍彦・その時代」)/「略年譜」 | |||||||||
澁澤龍彦全集 第3巻 | 著 | * | 河出書房新社 | 1993/08/12 | 収録/毒薬の手帖 | ※解題。 | |||||||
魔法物語 | 訳 | ヴィルヘルム・ハウフ著 | 河出書房新社 | 1993/08/25 | [目次] 隊商/こうのとりのカリフの物語/幽霊船の物語/切り離された手の物語/隊商/ファトメを救え/ちびのムックの物語/偽王子のメルヘン/隊商/解説 | ||||||||
西欧闇の精神史 オカルティズムへの招待 | 著 | * | 再 | 文藝春秋(文春文庫) | 1993/09/10 | 収録/秘密結社 不死なるものたちの集い←『黒い錬金術』 | |||||||
澁澤龍彦全集 第4巻 | 編 | 河出書房新社 | 1993/09/13 | ||||||||||
日本幻想文学集成23 岡本綺堂 猿の眼 | 編 | 国書刊行会 | 1993/09/20 | [目次] 影を踏まれた女/魚妖/鰻に呪はれた男/猿の眼/蟹/黄い紙/火薬庫/穴/蛔虫/停車場の女/兜/鎧櫃の血/置いてけ堀/江戸殺し始末(種村季弘) | ※江戸殺し始末→『種村季弘のネオ・ラビリントス8 綺想図書館』 | ||||||||
国枝史郎伝奇全集 巻六 | 著 | * | 未知谷 | 1993/09/30 | 収録/まほろばの力(対談・五木寛之) | ※月報 | |||||||
善悪對談 | 著 | * | 再 | 後藤繁雄著 | 用美社 | 1993/10/08 | 収録/無題(対談) pp.311-321 | ※「花椿」1993年2月号掲載の再録 | |||||
澁澤龍彦全集 第5巻 | 編 | 河出書房新社 | 1993/10/12 | ||||||||||
澁澤龍彦全集 第6巻 | 著 | * | 河出書房新社 | 1993/11/12 | 収録/快楽主義の哲学/エロスの解剖/秘密結社の手帖 | ※解題。 | |||||||
土方巽舞踏大鑑 かさぶたとキャラメル | 編 | 鶴岡善久・元藤燁子共編 | 悠思社 | 1993/11/20 | [目次] | ※カバー折り返し/Butoh(Stanley N. Anderson訳)/土方巽私観 | |||||||
突飛なるものの歴史 | 著 | * | ロミ著、高遠弘美訳 | 作品社 | 1993/11/20 | 収録/『突飛なるものの歴史』のために 華やぐ知識の宝庫 | ※序文。 | ||||||
幻燈辻馬車 下 | 著 | * | 山田風太郎著 | 河出書房新社(河出文庫) | 1993/12/06 | 収録/解説 | |||||||
澁澤龍彦全集 第7巻 | 著 | * | 河出書房新社 | 1993/12/13 | 収録/異端の肖像/(座談)「モダン日本」記者澁澤龍雄(吉行淳之介) | ※解題※月報/「モダン日本」記者澁澤龍雄(吉行淳之介、聞き手=種村季弘)→『回想の澁澤龍彦』 | |||||||
日本幻想文学集成24 島尾敏雄 孤島夢 | 編 | 国書刊行会 | 1993/12/20 | [目次] 孤島夢/石像歩き出す/摩天楼/夢の中での日常/勾配のあるラビリンス/亀甲の裂け目/大鋏/月暈/死人の訪れ/子之吉の舌/鬼剥げ/むかで/冬の宿り/へんなあひるの子(種村季弘) | ※へんなあひるの子→『種村季弘のネオ・ラビリントス8 綺想図書館』 | ||||||||
日本の名随筆別巻34 蒐集 | 著 | * | 再 | 奥本大三郎編 | 作品社 | 1993/12/25 | 収録/玩具の白魔術←『箱の中の見知らぬ国』 | ||||||
1994年 | 1994/../.. | ||||||||||||
澁澤龍彦全集 第8巻 | 編 | 河出書房新社 | 1994/01/17 | ||||||||||
人生居候日記 | 著 | 筑摩書房 | 1994/01/25 | [目次] [猫なで怪人銘々録] 片隅の飲み屋/三人の女/予感の後始末/能登の鬼/うさぎと酉/小指を立てる女/安全入航食堂/静岡おでん考/地獄へ行く男/成金の墓/コーヒ温泉/メダカの学校/ミイラの偽造/同姓異人考/立往生/ビーダーマイヤーふたたび/人相書/パジャマ邪魔/落魄の味/イカロス再昇天/三四郎/画中の人/土地不案内/日本離れ/小鳥の餌/「猫なで怪人銘々録」のための発作的あとがき [浅草落第部隊(1970/代)] 浅草落第部隊/落第部隊その後日記/現代女性に望まないこと/明るい諦念のなかの闇――寺田政明氏のための追想――/蕗谷虹児/あまのじゃく旅行術/ラスコリニコフと赤頭巾ちゃん/映画は斜陽これからは実演/ゲーテの百分の一/宿酔・マラソン・ビタミン/活劇アチャラカ考/美食の恐怖/シラミ潰しの時間 [紙と鉛筆の脱獄(1980/代)] 病みつきにご用心/だましの作用/編集者の後遺症/いきの話/亡霊を見たウォークマン/こわいよこわいよ/怪友二十面相の謎/テレビがこわれた夜/恐怖コスモス日録(恐怖コスモス/明治の薬壜/東は西、西は東/名湯鑑定家/熱海豪遊/SF自転車/カラーTV/コレクター/長い小説/パーティー/魔物その後)/酒場ぎらい/紙と鉛筆の脱獄/ニセ札閑談/Gを待ちながら/酒の上で死ぬ/怪人百面相綺譚――または、渡辺一考とは何か――/厠――その物質的恍惚/ある向島少年探偵団員/赤道をたぐり寄せるな/開かずの店/怪人・小川徹症候群 [お江戸の人(1990/代)] 悪学事始/温泉虫はうごめきにけり/人生居候心得/待っていた怪物/おまけという思想/奇人怪人新年会/長岡沼津豪遊記/梅ヶ島再訪/長湯極楽/カボチャの家/軽業師と箱/うなぎ屋とそば屋/沼津のすし屋/お江戸の人/痕跡器官狩り/雑色の記憶――池袋二丁目九六三番地/三階建の話/あとがき | |||||||||
澁澤龍彦全集 第9巻 | 編 | 河出書房新社 | 1994/02/12 | ||||||||||
フュリス | 著 | * | ホルスト・ヤンセン画 和泉雅人訳 | トレヴィル発行/リブロポート発売 | 1994/02/20 | 収録/ホルスト・ヤンセン「フュリス」(ページ記載なし、pp.4-7) | ※解説。 | ||||||
魔法の眼鏡 | 著 | 河出書房新社 | 1994/02/25 | [目次] [1 ドラゴン物語] 悪龍、美女に変身す――ドラゴン伝説の周辺――/空とぶドラゴン東西話/ベラ・ドンナのまどわし/天使の愛・悪魔の愛 [2 妖精物語] 眠れる少女の夢/異説『ヘンゼルとグレーテル』/青ひげv.s.赤ひげ/『妖精の書』について/コボルとの話/幻想植物園 [3 魔法物語] 薔薇十字団と黒魔術の鏡/心臓の話/魔法の眼鏡/『夏の夜の夢』のタロット占い/占いの絵図を解く/箱としての世界/美しい不吉な贈り物 [4 錬金術物語] 錬金術師らしからぬ錬金術師/錬金術の色/強者の黄金・弱者の黄金――ソロモン王の秘宝――/みにくい神の話 [5 奇人物語] 大海賊の末路/美しき落下傘スパイ/終りのない決闘 [6 シチリアの鷹] シチリアの鷹――フリードリヒ二世の『鷹の書』――/あとがき/出典一覧 | |||||||||
子供の情景 | 著 | * | 永田玄著 | 角川書店 | 1994/02/28 | ※解説。 | 収録/化石の森の方へ――永田玄「子供の情景」――→『種村季弘のネオ・ラビリントス4 幻想のエロス』 | ||||||
澁澤龍彦全集 第10巻 | 著 | * | 河出書房新社 | 1994/03/12 | 収録/妖人奇人館/暗黒のメルヘン | ※解題。 | |||||||
斎藤緑雨全集 巻二 | 著 | * | 筑摩書房 | 1994/03/25 | 収録/緑雨の顔→『種村季弘のネオ・ラビリントス8 綺想図書館』 | ※月報。 | |||||||
驚異の小宇宙・人体2 脳と心6 果てしなき脳宇宙[無意識と創造性] | 著 | * | NHK取材班著 | 日本放送出版協会 | 1994/04/10 | 収録/脳と心の文化誌 創造する危機的精神 | ※監修、インタビュー構成/編集部 | ||||||
澁澤龍彦全集 第11巻 | 著 | * | 河出書房新社 | 1994/04/12 | 収録/変身のロマン | ※解題。 | |||||||
ふるさと文学館 第14巻 東京1 | 著 | * | 再 | ぎょうせい | 1994/04/15 | 収録/市場のユートピア | |||||||
私の貧乏時代 | 著 | * | 安原顕編 | メタローグ | 1994/04/25 | 収録/失業保険で暮らした暇でひまで仕方のない日々→『徘徊老人の夏』(私の貧乏物語) | |||||||
澁澤龍彦をもとめて | 著 | * | 再 | 美術出版社 | 1994/04/28 | 収録/サロン、庭園、書斎→『澁澤さん家で午後五時にお茶を』 | ※澁澤龍彦展パンフレット | ||||||
澁澤龍彦全集 第12巻 | 編 | 河出書房新社 | 1994/05/12 | ||||||||||
澁澤龍彦全集 第13巻 | 編 | 河出書房新社 | 1994/06/15 | ||||||||||
乱歩と東京 | 著 | * | 松山巌著 | 筑摩文庫(ちくま学芸文庫) | 1994/07/07 | 収録/白と黒のノスタルジア | ※解説。 | ||||||
澁澤龍彦全集 第14巻 | 著 | * | 河出書房新社 | 1994/07/12 | 収録/思考の紋章学 | ※月報/桃源社と澁澤龍彦(矢貴昇司、聞き手=種村季弘)→『回想の澁澤龍彦』 | |||||||
澁澤さん家で午後五時にお茶を | 著 | 河出書房新社 | 1994/07/25 | [目次]魔術的睡眠者の肖像/文学史の悪魔(『悪魔のいる文学史』)/メートル原器のある庭園――澁澤龍彦について/夢の既視感(『幻想の彼方へ』)/成長のない自叙伝(『玩物草紙』)/七〇年代の澁澤龍彦(対談)/陽根切断(『唐草物語』)/玉の話(『ねむり姫』)/驚異博物館/ロココの現場(『うつろ舟』)/遊病記(「都心ノ病院ニテ幻覚ヲ見タルコト」)/卵生の女(『高丘親王航海記』)/絵詞作者の肖像/出棺の辞/ふらんす怪談/庭園文学の系譜(『フローラ逍遥』)/精神のアラベスク/澁澤さんの靴/ある書誌学者といる澁澤龍彦/サロン、庭園、書斎/幾何学的精神(『思考の紋章学』)/澁澤龍彦の幸福な夢(対談)/澁澤龍彦・人と作品/物理人間の系譜(巌谷國士『澁澤龍彦考』)/澁澤さん家で午後五時にお茶を/時計/鉱物/澁澤魔法劇場/高丘親王道草記/私の選んだ文庫ベスト3/深谷のブッデンブローク家/澁澤龍彦・その時代/あとがき/初出一覧 | |||||||||
澁澤龍彦全集 第15巻 | 編 | 河出書房新社 | 1994/08/12 | ||||||||||
ビンゲンのヒルデガルトの世界 | 著 | 青土社 | 1994/08/15 | [目次] 第1章 十字軍と幻視者/第2章 光り輝くもの/第3章 ルチフェルと宝石/第4章 教皇の認可状/第5章 卵と車輪/第6章 二人の娘/第7章 赤ひげ王バルバロッサ/第8章 花咲く女子修道院/第9章 光と音響/第10章 知られざる文字/第11章 ラインの魚類学者/第12章 女庭師の帰還/第13章 病気の治癒力/第14章 ジグヴィツァ共同治療/第15章 メランコリアの涙/第16章 性と睡眠/第17章 風の薔薇/第18章 彼岸の王国/ヒルデガルト年譜/家系図/参考文献について/あとがき/人名索引 | ※口絵十六頁 | ||||||||
彩色江戸博物学集成 | 著 | * | 再 | 平凡社 | 1994/08/25 | 収録/木村蒹葭堂(pp.121-133)→『箱抜けからくり綺譚』『種村季弘のネオ・ラビリントス2 奇人伝』(「あるサロン博物誌家」) | ※初出は「アニマ」1985年8月号 | ||||||
読みなおす一冊 | 著 | * | 再 | 朝日新聞社学芸部編 | 朝日新聞社(朝日選書) | 1994/08/25 | 収録/冥途→『種村季弘のネオ・ラビリントス8 綺想図書館』 | ||||||
論集世紀末 | 訳 | J・A・シュモル=アイゼンヴェルト編 | 平凡社 | 1994/08/25 | [目次]序言(J・A・シュモル=アイゼンヴェルト/種村季弘訳) [A 世紀末の概念と志向] 「世紀末」(フリッツ・シャルク/種村季弘訳)/「芸術のための芸術」とは何か(エックハルト・ヘフトリヒ/岡部仁訳)/終末と発端としての世紀末(ヴォルフディートリヒ・ラッシュ/岡部仁訳)/「文化は死滅しうる」――一八八〇年から一九一四年までの時期の省察(ヴァルター・ヴィオーラ/園田みどり訳)/脱境界――一九〇〇年前後の一文学現象について(ヘルムート・コープマン/園田みどり訳)/デカダンスと変質――世紀末の批評家としてのマックス・ノルダウ(イェンス・マルテ・フィッシャー/村山雅人訳)/世紀末の批評家としてのカール・クラウス(ヘルムート・アルンツェン/村山雅人訳)/アロイス・リーグルと世紀末の自律芸術史の成立(ヴィリバルト・ザウアーレンダー/岡部仁訳) [B 世紀末の諸範型] レオナルド崇拝とジョルジョーネ崇拝――世紀末の一テーマに関する資料(エードゥアルト・ヒュッティンガー/松下ゆう子訳)/マニエラ・グランデ――イタリア・ルネサンスとドイツの世紀末(レア・リッター=サンティーニ/中村鐵太郎訳)/バロックの再来と審美主義の終焉(ローガー・バウアー/冒険小説とデカダンス(ロータル・ヘーニヒハウゼン/種村季弘訳)/ロマンス語散文作品に見られるラファエル前派的女性像(ハンス・ヒンターホイザー/高木昌史訳) [C 象徴主義とそのモティーフ] ベルギーとオランダの象徴主義(H・L・C・ヤッフェ/池田香代子訳)/ポーランド絵画における象徴主義の諸問題(ハンス・A・リュティ/池田香代子訳)/パリのスイス・サンボリストたち(ハンス・A・リュティ/種村季弘訳)/スカンディナビア諸国の象徴主義(ラルス・オロフ・ラルソン/岡部仁訳)/秘義学と近代芸術――ボードレールからマレーヴィチにいたる秘教的芸術館(F・W・フィッシャー/中村鐵太郎訳)一九〇〇年前後の文学におけるキリスト像(ヘルムート・ショイアー/岡部仁訳)/キリストを描いた一九〇〇年前後の美術(J・A・シュモル=アイゼンヴェルト/岡部仁訳)/世紀末抒情詩における贅美な=えりすぐりの物質に対する偏愛(ハイデ・アイラート/種村季弘訳)/世紀末文学に描かれた性愛の魔力化(ホルスト・フリッツ/村山雅人訳) [D 文学表現における世紀末] 詩人集団としてのゲオルゲ派(カールハンス・クルンカー/髙木昌史訳)/薔薇の園の前衛たち――世紀末のシュトラースブルク詩人グループの芸術綱領(グンター・マルテンス/髙木昌史訳)/フーゴー・フォン・ホーフマンスタールとアジア(ハルムート・ツェリンスキー/髙木昌史訳)/社会の典型としてのアウトサイダー――フランク・ヴェーデキントの『カイト侯爵』(ヴォルフガング・クッテンコイラー/村山雅人訳)/トーマス・マン『ブッデンブローク家の人々』――一九〇〇年前後の「コンテクスト」において――一受容史の諸問題(ヘルムート・シャンツェ/園田みどり訳)/「表層の文化」――ハインリヒ・マンおよびトーマス・マンの初期作品における芸術家形而上学の受容に関する註釈(レナーテ・ヴェルナー/園田みどり訳)/原註/監訳者あとがき(種村季弘) | ||||||||
澁澤龍彦全集 第16巻 | 著 | * | 河出書房新社 | 1994/09/12 | 収録/幻想博物誌/悪魔の中世/世界幻想名作集/玩具館 | ※解題。 | |||||||
乱歩 上 | 著 | * | 再 | 新保博久・山前譲編 | 講談社 | 1994/09/20 | 収録/未詳 | ||||||
居酒屋ゆうれい | 著 | * | 山本昌代著 | 河出書房新社(河出文庫) | 1994/10/04 | 収録/ゆうれい中毒 | ※解説。 | ||||||
澁澤龍彦全集 第17巻 | 編 | 河出書房新社 | 1994/10/12 | ||||||||||
翻訳事典 1995年度版 | 著 | * | アルク | 1994/10/26 | 収録/奇書の迷宮から | ※インタビュー。 | |||||||
ブリューゲル、飛んだ | 著 | * | 荻野アンナ著 | 新潮社(新潮文庫) | 1994/11/01 | 収録/解説 | |||||||
澁澤龍彦全集 第18巻 | 著 | * | 河出書房新社 | 1994/11/12 | 収録/唐草物語 | ※月報「血と薔薇」の頃(内藤三津子、聞き手=松山俊太郎、種村季弘)→『回想の澁澤龍彦』 | |||||||
永久機関 付・ガラス建築 シェーアバルトの世界 | 訳 | 再+ | パウル・シェーアバルト著 | 作品社 | 1994/11/30 | [目次]序言/永久機関/フローラ・モール/シェーアバルティアーナ/ガラス建築/訳者あとがき | ※「フローラ・モール」は『澁澤龍彦文学館第五巻 綺譚の箱』所収の改訳。 | ||||||
香山滋全集 第三巻 | 著 | * | 三一書房 | 1994/11/30 | 収録/無垢との遭遇 | ※月報 | |||||||
夢占い事典 | 訳 | 再 | M・ポングラチュ、I・ザントナー著 共訳者池田香代子、岡部仁、土合文夫 | 河出書房新社(河出文庫) | 1994/12/02 | ※『夢の王国』の文庫化。 | |||||||
世界温泉文化史 | 訳 | ウラディミール・クリチェク著 共訳者高木万里子 | 国文社 | 1994/12/10 | [目次]序文 [水と泉の崇拝] 伝説や神話における水/ユダヤ人、キリスト教徒およびイスラム教徒における儀式的沐浴/伝説上の発見、奇蹟の治療、および若返りの泉 [偉大な入浴制度の時代・古代] エジプトとナイル河/ギリシャ――乏しい水、頻繁な水浴/ローマ人の入浴熱 [中世の浴場] 公衆浴場、湯屋外科医と創傷医/瀉血、吸角法、吸血蛭――治療法の重要な手段 [湯治場] 野天風呂/人為的浴用添加物と自然浴/泥も治療に効く/マッサージは健康に欠かせない [水治療] 冷水は奇蹟を起こす/身体を鍛えるために河で泳ぐ/海水浴は健康的だ [飲用水] 天然の鉱泉水の分析/飲用療法/鉱泉水の発送/人工的な鉱泉水 [湯治場の効能表示] 湯治場/リュウマチ病み/心臓・血管病/消化器病/腎臓と尿道の病気/皮膚病/眼病/気道病/婦人病と不妊/肥満症/性病/精神病 [保養地の生活] 浴客/湯治客の宿/どんな仕事にもお駄賃が要る/保養客の賄い/湯治場の上流社会/入浴規則/湯治医と保養医/保養地の危険/教会の影響/保養地の気晴らし/ボヘミア・ガラスその他のお土産 [世界各国温泉事情] ロシアの温泉浴と蒸気浴/フィンランドのサウナ/イギリスとアメリカで流行の入浴/トルコとアラビアの入浴/日本、中国、アフリカでの入浴 //あとがき/訳者あとがき/文献表/地名索引/人名索引/図版出所一覧 | ||||||||
澁澤龍彦全集 第19巻 | 著 | * | 河出書房新社 | 1994/12/12 | 収録/ドラコニア綺譚集 | ※月報「血と薔薇」の頃2(内藤三津子、聞き手=松山俊太郎、種村季弘)→『回想の澁澤龍彦』※月報/「血と薔薇」の頃(内藤三津子、聞き手=松山俊太郎、種村季弘)→『回想の澁澤龍彦』 | |||||||
日影丈吉選集1 かむなぎうた | 編 | 河出書房新社 | 1994/12/24 | [目次]かむなぎうた/匂う女/飾燈/鵺の来歴/ねじれた輪/時代/異邦の人/ふかい穴/泥汽車/じゃけっと物語/解説 沈める寺(種村季弘) | ※月報八頁/「”怪しげな家”が息づいていた頃」(対談・日影丈吉・種村季弘)※「沈める寺」→『種村季弘のネオ・ラビリントス8 奇想図書館』※内容見本に「日影丈吉の優雅な冒険」(1巻帯に抄録)。 | ||||||||
日本の名随筆別巻46 地図 | 著 | * | 再 | 堀淳一編 | 作品社 | 1994/12/25 | 収録/未知の土地(テラ・インコグニタ)を求めて 「ファンタジイ・マップ」より←『箱の中の見知らぬ国』 | ||||||
1995年 | 1995/../.. | ||||||||||||
小遊星物語 付・宇宙の輝き | 訳 | 再+ | パウル・シェーアバルト著 | 平凡社ライブラリー | 1995/01/05 | [目次] 『小遊星物語』/宇宙の輝き――太陽のメルヘン/平凡社ライブラリー版訳者あとがき | ※66年の再刊。「宇宙の輝き」を新訳。※巻末に高山宏「解説――言葉の永久機関」を収録。 | ||||||
澁澤龍彦全集 第20巻 | 編 | 河出書房新社 | 1995/01/12 | ||||||||||
日影丈吉選集2 ひこばえ | 編 | 河出書房新社 | 1995/01/25 | [目次]蝶のやどり/奇妙な隊商/爆発/ねずみ/眠り草は何を夢みる/単位の喪失/王とのつきあい/歩く木/粉屋の猫/旅は道づれ/ひこばえ/解説 鳥獣戯画の東京(種村季弘) | ※月報八頁/「”怪しげな家”が息づいていた頃(続)」(対談・日影丈吉・種村季弘)※「鳥獣戯画の東京」→『種村季弘のネオ・ラビリントス8 奇想図書館』 | ||||||||
澁澤龍彦全集 第21巻 | 著 | * | 河出書房新社 | 1995/02/10 | 収録/私のプリニウス/フローラ逍遥 | ||||||||
日影丈吉選集3 吉備津の釜 | 編 | 河出書房新社 | 1995/02/24 | [目次]狐の鶏/東天紅/田舎医師/吉備津の釜/月夜蟹/女優/騒ぐ屍体/饅頭軍談/人形つかい/解説 迷子の帰郷(種村季弘) | ※月報八頁/「”すべて嘘”」(阿部主計)※「迷子の帰郷」→『種村季弘のネオ・ラビリントス8 奇想図書館』 | ||||||||
続虫られっ話 | 著 | * | 再 | 手塚治虫著 | 潮出版社 | 1995/02/25 | 収録/異界へのロマン | ||||||
砂男 無気味なもの | 訳 | 再+ | E・T・A・ホフマン、S・フロイト著 | 河出書房新社(河出文庫) | 1995/03/03 | [目次]E・T・A・ホフマン「砂男」/後記・訳註/S・フロイト「無気味なもの」/原註/訳註/ホフマンとフロイト(種村季弘) | ※「砂男」は『集英社世界文学全集18』の改訳。 | ||||||
澁澤龍彦全集 第22巻 | 編 | 河出書房新社 | 1995/03/12 | ||||||||||
日影丈吉選集4 猫の泉 | 編 | 河出書房新社 | 1995/03/24 | [目次]天仙宮の審判日/月あかり/食人鬼/猫の泉/消えた家/虹/大統領の高級秘書/蟻の道/吸血鬼/大きな鳥のいる汽車/ある絵画論/解説 箱抜けする遊民(種村季弘) | ※月報八頁/「先生とガストロノミーの周辺」(清島治)※「箱抜けする遊民」→『種村季弘のネオ・ラビリントス8 奇想図書館』 | ||||||||
日本の名随筆別巻49 奇書 | 著 | * | 再 | 池内紀編 | 作品社 | 1995/03/25 | 収録/錬金術師らしからぬ錬金術師←『魔法の眼鏡』 | ||||||
人間と文字 | 著 | * | 矢島文夫監修、田中一光構成 | 平凡社 | 1995/04/17 | 収録/ヤヌスの文字(pp.6-7) | |||||||
澁澤龍彦全集 別巻1 | 著 | * | 河出書房新社 | 1995/04/20 | 収録/書簡/ロールシャハ・テスト | ※解題。 | |||||||
日影丈吉選集5 崩壊 | 編 | 河出書房新社 | 1995/05/15 | [目次]オウボエを吹く馬/変身/彼岸まいり/ダアリン/鬼/男の城/緋文/夜の演技/借りた顔/崩壊/解説 城と虫(種村季弘) | ※月報八頁/「「モン・ノンクル」補遺」(丸山くみ)※「城と虫」→『種村季弘のネオ・ラビリントス8 奇想図書館』 | ||||||||
木造三階建ての宿 | 著 | * | 再 | 『サライ』編集部編 | 小学館 | 1995/05/20 | 収録/幽霊恋しや←『人生居候日記』(「三階建の話」に改題) | ||||||
途中下車旅行 | 著 | カマル社 | 1995/05/31 | ※私家本※限定一三〇部 | |||||||||
痴虫1 佐伯俊男作品集 | 著 | * | トレヴィル | 1995/06/25 | 収録/虫めづる姫君の方へ――佐伯俊男「痴虫」のために | ||||||||
澁澤龍彦全集 別巻2 | 著 | * | 再 | 河出書房新社 | 1995/06/26 | 収録/奇才・澁澤龍彦 | ※澁澤龍彦との対談。 | ||||||
ブック・カーニヴァル | 著 | * | 高山宏著 | 自由国民社 | 1995/07/01 | 収録/ワット氏の歩み――あるいは高山病症候群のこと | |||||||
日本怪談大全 第一巻 女怪の館 | 著 | * | 田中貢太郎著 | 国書刊行会 | 1995/07/10 | 収録/怪力乱神のパノラマ世界 | ※帯推薦文。内容見本にも掲載。 | ||||||
戦後風景と美術 傷ついた地平線 | 著 | * | 再 | 谷川晃一著 | 風媒社 | 1995/09/10 | 収録/UFO&恐竜ホテル(対談・谷川晃一)→『東京迷宮考 種村季弘対談集』 | ※「キッチュの建物・ペカンペカンの家」(「is」33号)改題 | |||||
「ハマ野毛」アンソロジー ヨコハマB級譚 | 著 | * | 再 | 平岡正明編 | ヴィレッジセンター | 1995/09/15 | 収録/未詳 | ※未詳。 | |||||
各界著名人が残す21世紀への言葉 遺言 | 著 | * | 新人物往来社(別冊歴史読本17) | 1995/09/28 | 収録/未来へは手ぶらで(pp.184-190) | ||||||||
泉鏡花集成4 | 編 | 筑摩書房(ちくま文庫) | 1995/10/24 | [目次] 薬草取/女客/高野聖/妖僧記/伊勢之巻/悪獣篇/海異記/吉原新話/妖術露肆/朱日記/解説 洪水幻想(種村季弘) | |||||||||
人間の深層にひそむもの おとなとこどもの心理療法 | 著 | * | 再 | 河合隼雄著 | 大和書房 | 1995/10/30 | 収録/なぜ〈空飛ぶ円盤〉が見えるのか | ※79/82年の新装版 | |||||
日本を知る101章 | 著 | * | 再 | 平凡社 | 1995/11/17 | 収録/インスタントラーメン(1)/丼(1)/温泉(2)/舞踏 | ※「太陽」1993年08月号特集の単行本化、(1)→『種村季弘のネオ・ラビリントス6 食物読本』 (2)→『種村季弘のネオ・ラビリントス7 温泉徘徊記』 | ||||||
エラノス叢書別巻 エラノスへの招待 回想と資料 | 著 | * | 再 | 平凡社 | 1995/11/20 | 収録/アスコーナ架空紀行 | |||||||
泉鏡花集成7 | 編 | 筑摩書房 | 1995/12/04 | [目次] 海神別荘/天守物語/夜叉ヶ池/山吹/紅玉/湯島の境内/錦染滝白糸/雪霊記事/雪霊続記/瓜の涙/伯爵の釵/売色鴨南蛮/みさごの鮨/鷭狩/小春の狐/怨霊借用/解説 水源の女神(種村季弘) | |||||||||
私の文庫ベスト3 | 著 | * | 再 | 丸谷才一編 | 毎日新聞社 | 1995/12/25 | 収録/澁澤龍彦のベスト3→『澁澤さん家で午後五時にお茶を』 | ||||||
リッツェ 少女たちの時間 | 訳 | トレヴィル | 1995/99/99 | [目次] | ※発行月日記載なし | ||||||||
赤瀬川原平の冒険 脳内リゾート開発大作戦 | 著 | * | 名古屋市美術館 | 1995/99/99 | 収録/メービウスの肌ざわり→『奇想の展覧会』 | ※発行月日記載なし | |||||||
1996年 | 1996/../.. | ||||||||||||
くるみ割り人形とねずみの王様 | 訳 | 再+ | E・T・A・ホフマン著 | 河出書房新社(河出文庫) | 1996/01/09 | [目次] くるみ割り人形とねずみの王様/見知らぬ子ども/大晦日の夜の冒険/訳者解説 | ※「大晦日の冒険」は『澁澤龍彦文学館第五巻 綺譚の箱』所収の改訳。 | ||||||
泉鏡花集成3 | 編 | 筑摩書房 | 1996/01/24 | [目次] 誓之巻/照葉狂言/化鳥/清心庵/龍潭譚/勝手口/湯島詣/葛飾砂子/註文帳/解説 女の世界(種村季弘) | |||||||||
泉鏡花集成5 | 編 | 筑摩書房 | 1996/02/22 | [目次] 春昼/春昼後刻/草迷宮/沼夫人/星女郎/解説 迷宮の怪(種村季弘) | |||||||||
澁澤龍彦を語る 1992~1995の対話 | 著 | 再+ | 共著者巌谷國士・出口裕弘・松山俊太郎 | 河出書房新社 | 1996/02/23 | [目次] 編集部による序/1 全集で読む作家・澁澤龍彦(全集刊行開始――座談会) 編集委員=巌谷國士・種村季弘・出口裕弘・松山俊太郎/2 近所の澁澤龍彦(対談) 出口裕弘・巌谷國士/3 少年皇帝の旅(対談) 松山俊太郎・巌谷國士/4 澁澤龍彦・紋章学 種村季弘・巌谷國士/5 新発見、再発見・澁澤龍彦(全集完結――座談会) 編集委員=巌谷國士・種村季弘・出口裕弘・松山俊太郎/後記(巌谷國士) | |||||||
迷宮と神話 | 訳 | 再 | カール・ケレーニイ著 共訳者藤川芳朗 | 弘文堂 | 1996/03/15 | ※1973/の新装版。 | |||||||
泉鏡花集成6 | 編 | 筑摩書房 | 1996/03/21 | [目次] 眉かくしの霊/陽炎坐/革鞄の怪/唱立山心中一曲/蒟蒻本/第二蒟蒻本/白金之絵図/茸の舞姫/歌行燈/南地心中/解説 顔のない美女(種村季弘) | |||||||||
日本文学研究大成 泉鏡花 | 著 | * | 再 | 日本文学研究大成刊行会 監修、三田英彬 編 | 国書刊行会 | 1996/03/27 | 収録/水中花変幻(pp.41-51)←『壺中天奇聞』 | ||||||
澁澤龍彦事典 | 編 | * | 再 | 構成巌谷國士・高橋睦郎・種村季弘 | 平凡社 | 1996/04/17 | [目次] [Encyclopedia Draconia]迷宮(鶴岡真弓)/鏡(多田智満子)/天使(加糖郁乎)/火山(中村真一郎)/鉱物(玉石虫男)/貝殻(三宅理一)/船(日影丈吉)/南海(中野美代子)/驚異(池内紀)/天体(横尾忠則)/時計(種村季弘)/玩具(谷川渥)/毒薬(中田耕治)/刑具(堂本正樹)/怪物(荒俣宏)/饗宴(塚本邦雄)/十八世紀(富士川義之)/ナチュール・モルト(小池寿子)/書物(入沢康夫)/庭園(海野弘)/旅(井上究一郎)/城(高輪次郎)/花(高橋睦郎)/虫(奥本大三郎)/鳥(唐十郎)/裸婦(金子國義)/球体(有田忠郎)/両性具有(高山宏)/人形(四谷シモン)/少女(川本三郎)/ばさら(草森紳一)/軍歌(松山俊太郎)/暗黒(平出隆)/相撲(巌谷國士)/ドラコニア(出口裕弘) [Draconia map] 川越(巌谷國士)/血洗島(巌谷國士)/滝野川(巌谷國士)/鎌倉(巌谷國士)/会津さざえ堂(三宅理一)/安土城(草森紳一)/ラコスト(鹿島茂)/バイエルン(須永朝彦)/プラハ・ウィーン(谷川渥)/アンダルシア(高橋睦郎)/エーゲ海(多田智満子)/南イタリア(竹山博英)/マッジョーレ湖(高輪次郎)/天竺(松山俊太郎) [History of Draconia] 著作目録・索引 | ※玉石虫男は種村の別名義。 | |||||
泉鏡花集成2 | 編 | 筑摩書房 | 1996/04/24 | [目次] 貧民倶楽部/化銀杏/海城発電/琵琶伝/黒百合/湯女の魂/政談十二社/わか紫/解説 悪と温泉(種村季弘) | |||||||||
新編・日本の名随筆 生きるってすばらしい13 お酒菜談義 | 著 | * | 再 | 作品社 | 1996/04/25 | 収録/新宿の王家の谷(pp.235-242) | ※大活字本。 | ||||||
新編・日本の名随筆 生きるってすばらしい14 美味礼讃 | 著 | * | 再 | 作品社 | 1996/04/25 | 収録/市場のユートピア(pp.158-181) | ※大活字本。 | ||||||
新編・日本の名随筆 生きるってすばらしい6 読書の楽しみ | 著 | * | 再 | 作品社 | 1996/04/25 | 収録/読まないことの擁護(pp.131-150) | ※大活字本。 | ||||||
大江戸曼陀羅 | 著 | * | 再 | 朝日ジャーナル 編 | 朝日新聞社 | 1996/05/10 | 収録/石川五右衛門の秘密の抜け穴←『からくり箱抜け綺譚』 | ||||||
泉鏡花集成8 | 編 | 筑摩書房 | 1996/05/23 | [目次] 絵本の春/木の子説法/半島一奇抄/卵塔場の天女/ピストルの使い方/河伯令嬢/古狢/貝の穴に河童の居る事/白花の朝顔/夫人利生記/一景話題/おばけずきのいわれ少々と処女作/遠野の奇聞/解説 女と人形(種村季弘) | |||||||||
回想の澁澤龍彦 | 著 | * | 再 | 『澁澤龍彦全集』編集委員会編 | 河出書房新社 | 1996/05/24 | 収録/「モダン日本」記者澁澤龍雄(吉行淳之介、聞き手=種村季弘)/桃源社と澁澤龍彦(矢貴昇司、聞き手=種村季弘)/「血と薔薇」の頃(内藤三津子、聞き手=松山俊太郎、種村季弘) | ||||||
パラケルススの世界 | 著 | 再 | 青土社 | 1996/05/30 | ※77/79/86年の再刊。※「密者の旅(あとがきにかえて)」に十六行加筆。 | ||||||||
泉鏡花集成9 | 編 | 筑摩書房 | 1996/06/24 | [目次] 燈明之巻/神鷺之巻/開扉一妖帖/三枚続/式部小路/雪柳/縷紅新草/解説 火の女 水の女(種村季弘) | |||||||||
NHK国宝の旅2 都雅檀風 | 著 | * | 再 | NHK取材班編 | 日本放送出版協会(NHKライブラリー) | 1996/07/20 | 収録/鳥獣戯画今昔談→『箱抜けからくり綺譚』 | ※1987/『NHK国宝の旅』の再編集版。 | |||||
キノコの不思議 | 著 | * | 再 | 森毅編 | 光文社(光文社文庫) | 1996/07/20 | 収録/茸とクソの戦争←『迷信博覧怪』 | ※86年の文庫化 | |||||
泉鏡花集成10 | 編 | 筑摩書房 | 1996/07/24 | [目次] 薄紅梅/山海評判記/解説 三人の女(種村季弘) | |||||||||
グラディーヴァ、妄想と夢 | 訳 | W・イェンゼン、S・フロイト著 | 作品社 | 1996/08/10 | [目次]ヴィルヘルム・イェンゼン「グラデヴィーヴァ」/ジークムント・フロイト「妄想と夢」/フロイトと文芸批評(種村季弘) | ||||||||
泉鏡花集成1 | 編 | 筑摩書房 | 1996/08/22 | [目次] 活人形/金時計/予備兵/義血侠血/夜行巡査/鐘声夜半録/X蟷螂蝮鉄道/黒猫/外科室/冠弥左衛門/解説 絵のように美しい物語(種村季弘) | |||||||||
不思議な石のはなし | 著 | イラスト画瀬戸照 | 河出書房新社 | 1996/09/25 | [目次] 石のなかの絵/石の雨/恋する石/柘榴石の魔力/石の夢 あるいは木内石亭/石の薬効/食べる石/産む石/世紀末の石/贋の石/孤児の石/呪われた石/あとがき ただの石のはなしということ | ||||||||
夢の舌 | 著 | 再 | 北宋社 | 1996/09/30 | ※79年の再刊。 | ||||||||
チリの地震 | 訳 | 再 | ハインリッヒ・フォン・クライスト著 | 河出書房新社(河出文庫) | 1996/10/04 | ※90年の文庫化。 | |||||||
世界幻想名作集 | 著 | * | 再 | 澁澤龍彦編 | 河出書房新社(河出文庫) | 1996/10/04 | ※79年の文庫化。 | ||||||
マグナ・グラエキア ギリシア的南部イタリア遍歴 | 訳 | グスタフ・ルネ・ホッケ著 | 平凡社 | 1996/10/21 | [目次] 著者によるまえがき/距離が置かれる/短い回想/最初の出会い/世界の頭のヘアバンド/羽根の比喩/ユノの上なるマリア/二本の柱/小さな歴史/属州がその魅力を示す/ピエートロとジュゼッペ/メタポントに花咲くもの/C伯爵家での最初の会話/ある研究者の肖像/クロトーネ、象牙とブルー/ピエートロが踊る/C伯爵家での第二の会話/クラーティの沼沢地にて/最後のシュバリス人/哲学的間奏曲/C伯爵家での最後の会話/ターラントふたたび/不死鳥が石から舞い上がる/車室で一人の楽士が演奏する/ガリポリ、あるいは数の神秘主義/誘惑/聖母/オートラント/レッチェの綺想曲/卓上の会話/オペラ見物/タンクレドゥスの教会/ガラスの眼の聖母/レッチェ――ブリンディジ特急/合理的様式/バーリのレオナルド/カステル・デル・モンテ/トラーニの薔薇/バーリからサレルノへ/エレア/ポセイドニア/最後の旅/死者の呪文/参考文献/訳者あとがき | ※巻末図版はさみこみ(マグナ・グラエキア全図)※「ガリポリ、あるいは数の神秘主義」は『澁澤龍彦文学館第五巻 綺譚の箱』所収の改訳。 | |||||||
澁澤龍彦翻訳全集 第1巻 | 編 | 河出書房新社 | 1996/10/23 | ||||||||||
日本の名随筆別巻68 下町 | 著 | * | 再 | 沢村貞子編 | 作品社 | 1996/10/25 | 収録/二階の話 古今亭志ん生『二階ぞめき』←『書物漫遊記』 | ||||||
コレクション瀧口修造 3巻 | 著 | * | 再 | みすず書房 | 1996/10/30 | 収録/笑い猫夢話 | ※瀧口修造へのインタビュー | ||||||
丸尾画報2 | 著 | * | 丸尾末広著 | トレヴィル発行 リブロポート発売 | 1996/11/01 | 収録/誰でもない人の盗癖について―丸尾末広の物騒な世界― | |||||||
泉鏡花「海の鳴る時」の宿 晴浴雨浴日記・辰口温泉篇 | 著 | 十月社 | 1996/11/07 | [目次]「海の鳴る時」の宿(種村季弘)/海の鳴る時(泉鏡花)/鏡花と辰口温泉 泉鏡花-人と文学-(東田康隆・小林弘子)・辰口温泉と「まつさき」(無署名) | ※→『種村季弘のネオ・ラビリントス7 温泉徘徊記』 | ||||||||
遍歴 約束の土地を求めて | 訳 | ウド・トゥウォルシュカ著 | 青土社 | 1996/11/20 | [目次] 序 [探求の旅] 回り道を経て目的地へ/楽園の旅(ザラスシュトラと神の王国/阿弥陀と浄土への旅/イスラームの「平和の家」)/幸福の旅/約束の地(「あなたは国を出て……」/「アブラハムの脱出」――約束の地と神殿共同体/「第二のイスラエルのように……」)/天上のエルサレム/西方の救済(「虹の端に至るまで……」/モルモン教徒の西部移住/「はるか海のなか、スペインの西に、その名もコカーニエンという国ぞある」/ユートピア)/救世主をもとめて(聖なる三人の王の探求/「魔術師の旅」/シメオンとアジタ)/牛探し [脱出と逃走] 逃走の理由/動物のパニック逃走/家出と帰宅:放蕩息子/エクソダス(脱出)/エジプト逃亡/教祖の放浪と逃亡(ムハンマドのヒジュラとその象徴表現/ザラスシュトラ(ゾロアスター)の逃亡 [先に立つ者と後に従う者] 教祖の「さすらいの運命」(イエス――放浪の奇蹟救済者/「我が騎獣は我が足なり」/仏陀の出家遁世の旅/老子出関/イエスと仏陀における後に従う思想(イエス/仏陀)/十字架への道の祈祷とボロブドゥール [巡礼旅行] 世俗的巡礼旅行/聖地詣で/探求の道/イスラームのハジュ/トゥーリズムと巡礼旅行 [内部への道、上方への道] 神秘の旅/神秘的上昇と神秘的合一の舞踏/『闇の奥』/「たましい」のさすらいと旅/天界旅行と脱魂/イエスとムハンマドの天路歴程/グノーシスの天界旅行/シャーマンの天界旅行/トランスパーソナル体験旅行 [人生行路のイメージ] 卓越せる人生-象徴/「さすらう神の民」/巡礼旅行としての生/ジョン・バニヤンの『天路歴程』/世界旅行者と諸世界旅行者(生きものの諸世界迷行(輪廻転生)/筏と船について:災厄の大海を渉る海) [道] 道と街道の象徴表現/「天のタオ」と「地のタオ」/「故郷を出て無故郷に入るあゆみ」、「覚醒への道」と「禅-仏教の道」/「精霊たちの道」/ヒンドゥーのマルガ/「神の道と人間の道」/「道に所属する者たち」/イニシエーションの道/コーランの道/「岐路」/救済にいたる多くの道/原註/訳者あとがき | ||||||||
日本の名随筆別巻69 秘密 | 著 | * | 再 | 加賀乙彦編 | 作品社 | 1996/11/25 | 分家開き 谷崎潤一郎『秘密』←『書物漫遊記』 | ||||||
澁澤龍彦翻訳全集 第2巻 | 編 | 河出書房新社 | 1996/12/12 | ||||||||||
広告批評傑作大全 | 著 | * | 再 | マドラ出版(広告批評の別冊9) | 1996/12/20 | 収録/人間はほらを吹く動物である(pp.696-707) | |||||||
入沢康夫詩集成(上) | 著 | * | 青土社 | 1996/12/30 | 収録/顔のない人相書 | ※帯推薦文。内容見本にも掲載。 | |||||||
1997年 | 1997/../.. | ||||||||||||
清水晃のメランコリア | 著 | 画廊春秋 | 1997/01/01 | ※限定100部 | |||||||||
泉鏡花集成12 | 編 | 筑摩書房 | 1997/01/23 | [目次] 婦系図(前篇)/婦系図(後篇)/日本橋/解説 ハイカラなピカレスク小説(種村季弘) | |||||||||
澁澤龍彦翻訳全集 第3巻 | 著 | * | 河出書房新社 | 1997/01/23 | 収録/共同墓地 | ※解題。 | |||||||
集英社 世界文学大事典 2 | 著 | * | 集英社 | 1997/01/25 | 収録/サルマナザール(ジョージ) | ||||||||
谷川晃一作品集1976~1980 記憶の街 Basecamp Blues | 著 | * | 再 | ギャラリー新居 | 1997/02/05 | ※「朝日ジャーナル」の再録 | 収録/惨劇の祝祭空間(p.6)→『奇想の展覧会』 | ||||||
澁澤龍彦翻訳全集 第4巻 | 編 | 河出書房新社 | 1997/02/21 | ||||||||||
泉鏡花集成14 | 編 | 筑摩書房 | 1997/02/24 | [目次] 由縁の女/解説 魔の山(種村季弘) | |||||||||
死にそこないの美学 私の日本映画劇場 | 著 | 北宋社 | 1997/03/10 | [目次] 活劇アチャラカこそが最高――エノケンの『法界坊』 [1] 死にそこないの美学/病みつきにご注意/この世は忘れ物である [2] 成熟した目で見た日本脱出/鏡が死児を育てる/夢の中に落してきた耳 [3] わが化け猫論/影の薄いお化け [4] 辺地流嫡者の怨恨のフォークロア/天邪鬼精神の健在/ユリシーズの帰還/逆宇宙を旅するオデュッセイア/偉大なる自涜者群像 [5] ”志”など犬にくれてやろう/植民地における装飾本能の衰弱について/崩壊感覚から自己破壊へ/俗悪ゲテ物考/見るものと見られるものとの対話/犯罪的人間/十一人の侍/死産した幻の鳥/怪談・父帰る [6] 漫画映画の臓器感覚/玄関のない家/「死にそこないの美学」あとがき/スエヒロ劇場/初出一覧 | ※口絵写真八点 | ||||||||
廃墟大全 | 著 | * | 谷川渥監修 | トレヴィル | 1997/03/10 | 収録/真新しい廃墟――ノイエ・ザハリヒカイトの廃墟画 | |||||||
澁澤龍彦翻訳全集 第5巻 | 編 | 河出書房新社 | 1997/03/21 | ||||||||||
泉鏡花集成13 | 編 | 筑摩書房 | 1997/03/24 | [目次] 芍薬の歌/解説 愛と死の戯れ(種村季弘) | |||||||||
ニキ・ド・サンファル | 著 | * | ニキ美術館編 | 彩樹社 | 1997/04/01 | 収録/(無題)(pp.187-199) | ※対談・ヨシダヨシエ・堀内正和 | ||||||
澁澤龍彦翻訳全集 第6巻 | 編 | 河出書房新社 | 1997/04/21 | ||||||||||
泉鏡花集成11 | 編 | 筑摩書房 | 1997/04/24 | [目次] 風流線/続風流線/解説 芸の討入り(種村季弘) | |||||||||
集英社 世界文学大事典 3 | 著 | * | 集英社 | 1997/04/25 | 収録/パニッツァ(オスカル)/パラケルスス | ||||||||
大道芸人 | 著 | * | 再 | 森直実編著 | ヴィレッジセンター | 1997/04/27 | 収録/石井満隆――港町の石井さん(pp.156-159)→『徘徊老人の夏』(「港町の石井満隆」)『土方巽の方へ 肉体の60年代』(石井満隆――港町の石井さん) | ※初出は「産経新聞」1997年2月6日(「港町の石井満隆」) | |||||
居酒屋ゆうれい | 著 | * | 再 | 山本昌代著 | 埼玉福祉会(大活字本シリーズ) | 1997/05/20 | ※94年の再刊(限定500部)。 | ||||||
夢の覗き箱 種村季弘の洋画劇場 | 著 | 再 | 北宋社 | 1997/05/20 | ※82年の再刊。「あとがき」に5行加筆。 | ||||||||
澁澤龍彦翻訳全集 第7巻 | 編 | 河出書房新社 | 1997/05/23 | ||||||||||
謎のカスパール・ハウザー | 著 | 再 | 河出書房新社(河出文庫) | 1997/06/04 | ※83/91年の文庫化。 | ||||||||
深沢七郎集5 | 著 | * | 筑摩書房 | 1997/06/20 | 収録/ハッピー・プリンスの条件→『種村季弘のネオ・ラビリントス8 奇想図書館』 | ※月報。 | |||||||
澁澤龍彦翻訳全集 第8巻 | 編 | 河出書房新社 | 1997/06/23 | ||||||||||
日本の名随筆別巻76 常識 | 著 | * | 再 | 関川夏央編 | 作品社 | 1997/06/25 | 収録/十三日の金曜日←『迷信博覧会』 | ||||||
徘徊老人の夏 | 著 | 筑摩書房 | 1997/07/10 | [目次] 浮世風呂世間話/徘徊老人の夏/コイン空間ベイビーズ/私の貧乏物語/店番日記/港町の石井満隆/パスパルトゥー横浜潜入記/古道の使い方/何でもない石の話/職人の病気/通い湯治場/私の「自分風土記」/昭和の女 伊佐山ひろ子/誰でもない人の肖像/一人二役 その恐怖とたのしみ/風船売りのウリス婆さん/私の遺産ものというモラル/ちょうどよい箱根のパン/画廊/カスパール・ハウザー/洲崎/プリクラ/私のチャイナ・タウン/途中下車紀行(別府ラーメン/野次馬道中記/地酒/風倉匠/おごり魔/蝿男/ガラクタ建築/花札修行/煮豆/化物大会/人違い/米不足/地ビール/忠太郎/電柱の家/ブルセラ風呂/太極拳/初版/おがくず温泉/老成の人/東莱温泉/うどん/人世坐/学食/フンザ王国/手製切手/待ち時間/真の創造者/スピーチ/ビール代/藤原釜足/アレルギー/孔雀/真新しい廃墟/板切れシート/プソイドロギー/ウルトラマン/蚤の市/問答/小京都/風水の墓/鴉男/後継者/羊羹/カボチャ中毒/縁日風景/十六六指/ポルノ/芋焼酎/巡礼)/徘徊老人その後/あとがき/初出一覧 | |||||||||
澁澤龍彦翻訳全集 第9巻 | 著 | * | 河出書房新社 | 1997/07/23 | 収録/オー嬢の物語 | ※解題。※月報/’60年代、“緊張する”表現(唐十郎、聞き手=種村季弘) | |||||||
集英社 世界文学大事典 4 | 著 | * | 集英社 | 1997/07/25 | 収録/ホッケ(グスタフ・ルネ) | ||||||||
手塚治虫漫画全集別巻14 手塚治虫対談集4 | 著 | * | 再 | 講談社 | 1997/08/12 | 収録/種村季弘―異界へのロマン | ※手塚治虫との対談。 | ||||||
廢体光景 現代エロティック美術 | 著 | * | 相馬俊樹著 | 北宋社 | 1997/08/15 | 収録/廢墟という仮装(p.3) | ※序文 | ||||||
堀内さん | 著 | * | 堀内事務所 | 1997/08/17 | 収録/「あれから四十年とは 堀内さんのこと」 | ※非売品 | |||||||
澁澤龍彦翻訳全集 第10巻 | 編 | 河出書房新社 | 1997/08/22 | ||||||||||
日本の名随筆別巻78 毒薬 | 著 | * | 再 | 中島らも編 | 作品社 | 1997/08/25 | 収録/魔女の霊薬←『悪魔礼拝』 | ||||||
小栗虫太郎全作品4 二十世紀鐵假面 | 著 | * | 再 | 沖積舎 | 1997/09/15 | 収録/解説→『夢の舌』 | ※1969/の再刊。 | ||||||
澁澤龍彦翻訳全集 第11巻 | 著 | * | 河出書房新社 | 1997/09/22 | 収録/「胡散臭さ」発見の実力(中田耕治、聞き手=種村季弘) | ※月報。 | |||||||
澁澤龍彦翻訳全集 第12巻 | 著 | * | 河出書房新社 | 1997/10/23 | 収録/マゾヒストたち | ※解題。 | |||||||
Series俳句世界6 パロディーの世紀 | 著 | * | 荻野アンナ・夏石番矢・復本一郎編 | 雄山閣出版 | 1997/10/25 | 収録/「私のパロディー俳句(自句自解)」 | ※自句「いろはにほへと エイ糞! 四光ちりぬるを」について。 | ||||||
私の文庫ベスト3 | 著 | * | 再 | 丸谷才一編 | 早川書房(ハヤカワ文庫JA) | 1997/10/31 | ※95年の文庫化。 | ||||||
書物の王国6 鉱物 | 著 | * | 再 | 国書刊行会 | 1997/11/15 | 収録/食べる石/産む石←『不思議な石のはなし』/E・T・A・ホフマン「ファルンの鉱山」 | |||||||
澁澤龍彦翻訳全集 第13巻 | 編 | 河出書房新社 | 1997/11/21 | ||||||||||
日本の名随筆別巻81 人形 | 著 | * | 再 | 四谷シモン編 | 作品社 | 1997/11/25 | 収録/人形の解剖学者 ハンス・ベルメール←『影法師の誘惑』 | ||||||
錬金術 | 著 | * | アンドレーア・アロマティコ著 後藤淳一訳 | 創元社(「知の再発見」双書) | 1997/12/10 | 収録/日本語版監修者序文 | ※監修 | ||||||
書物の王国7 人形 | 著 | * | 再 | 国書刊行会 | 1997/12/15 | 収録/人形幻想←『影法師の誘惑』 | |||||||
土方巽を幻視する | 著 | * | 馬場駿吉監修 愛知県文化情報センター編集 | 愛知県文化情報センター | 1997/12/19 | 収録/土方巽という多様性 | |||||||
澁澤龍彦翻訳全集 第14巻 | 著 | * | 河出書房新社 | 1997/12/22 | 収録/魔術 もう一つのヨーロッパ精神史 | ※解題。 | |||||||
美術と舞踏の土方巽展 | 著 | * | 再 | 池田20世紀美術館 | 1997/99/99 | 収録/肉体の反乱(p.29) | ※細江英公『鎌鼬』からの転載 | ||||||
1998年 | 1998/../.. | ||||||||||||
木版 東京百画符 | 著 | * | 井上洋介著 | 京都書院(京都書院文庫085) | 1998/01/15 | 収録/ゲニウス・ロキの喜怒哀楽 | |||||||
土方巽全集1 | 編 | 河出書房新社 | 1998/01/21 | 収録/『土方巽全集』あとがき | ※編集委員 | ||||||||
土方巽全集2 | 編 | 河出書房新社 | 1998/01/21 | ※編集委員 | |||||||||
澁澤龍彦翻訳全集 第15巻 | 著 | * | 河出書房新社 | 1998/02/10 | 収録/”思想的変質者”の人間関係(赤瀬川原平、松田哲夫、聞き手=種村季弘) | ※月報。 | |||||||
書物の王国9 両性具有 | 訳 | * | 再 | 国書刊行会 | 1998/02/23 | 収録/パニッツァ「あるスキャンダル事件」 | |||||||
命売ります | 著 | * | 三島由紀夫著 | 筑摩書房(ちくま文庫) | 1998/02/24 | 収録/三島由紀夫の全能と無能→『種村季弘のネオ・ラビリントス8 綺想図書館』 | ※解説。 | ||||||
日本の名随筆別巻85 少年 | 著 | * | 再 | 島田雅彦編 | 作品社 | 1998/03/25 | 収録/小児十字軍←『アナクロニズム』 | ||||||
澁澤龍彦翻訳全集 別巻 | 編 | 河出書房新社 | 1998/03/25 | ||||||||||
澁澤龍彦をめぐるエッセイ集成1 | 著 | * | 再 | 河出書房新社 | 1998/04/24 | 収録/魔術的睡眠者の肖像/メートル原器のある庭園/『玩物草紙』/『高丘親王航海記』/絵詞作者の肖像 | |||||||
澁澤龍彦をめぐるエッセイ集成2 | 著 | * | 再 | 河出書房新社 | 1998/05/25 | 収録/ある書誌学者といる澁澤龍彦/サロン、庭園、書斎/鉱物/時計/澁澤龍彦の幸福な夢(対談・出口裕弘) | |||||||
ジョバンニ 間村俊一画集 | 著 | * | 洋々社 | 1998/05/26 | 収録/理科教室の思い出が… | ※栞 | |||||||
江戸川乱歩 | 著 | * | 再 | 太陽編集部編 | 平凡社 | 1998/06/24 | 収録/コスチューム・プレイ→『徘徊老人の夏』 | ||||||
種村季弘のネオ・ラビリントス1 怪物の世界 | 著 | 再 | 河出書房新社 | 1998/06/25 | [目次]『一角獣物語』(1) [怪物の解剖学』(2) 『幻獣と怪物』キング・コングの図像学(3)/怪物のユートピア――ミノタウロスから怪獣映画まで(4)/怪物を娯しむ儀式/ボッシュの怪物/巨人ゴーレムの謎――大地崇拝から終末論の恐怖へ(4)/危険なマンドラゴラ(5)/人間栽培論(6)/異物と結晶――『ボマルツォの怪物』について(7)/悪龍、美女に変身す――ドラゴン伝説の周辺(8)/空とぶドラゴン東西話(8) | ※(1)←『一角獣物語』 (2)←『怪物の解剖学』 (3)←『夢の覗き箱』 (4)←『怪物のユートピア』 (5)←『黒い錬金術』 (6)←『アナクロニズム』 (7)←『失楽園測量地図』 (8)←『魔法の眼鏡』※巻末に解説/「怪物の世界 「凶事」としてのロマン派」、ゲスト・エッセイ/松山巌「モノクルをかけた散歩者」。※内容見本に著者のことば「ガイア・スキエンツァとしての迷宮」、入澤康夫、川村二郎、松山俊太郎、山口昌男の推薦文(帯に再録)を収録。 | |||||||
日本の名随筆別巻88 文字 | 著 | * | 再 | 西垣通編 | 作品社 | 1998/06/25 | 収録/空想文字博物館←『イメージの冒険3 文字』 | ||||||
夜となく昼となく | 著 | * | 再 | 日本文藝家協会編 | 光村図書出版 | 1998/07/10 | 収録/プリクラ(pp.281-282) | ※表紙に「エッセイ'98」※編纂委員 高田宏、津島佑子、三浦哲郎、三木卓、前川康男 | |||||
奇想の展覧会 戯志画人伝 | 著 | 河出書房新社 | 1998/07/16 | [目次] [1] 共演する空間へ――中西夏之/感性の耳――八〇年代の中西夏之/神は死に、人間は死に、そして犬は死んだ――吉野辰海/ねじれ犬 水中曲芸の巻――吉野辰海の水犬について/母なるメランコリア――清水晃の黒について/雨の日は電車で蟇と――井上洋介の散歩/ゲニウス・ロキの喜怒哀楽――井上洋介の「木版東京百画府」/風の彫刻家あるいはグリコのオマケ――秋山祐徳太子回顧展のために/惨劇の祝祭空間――谷川晃一/終りなき南北戦争――谷川晃一の南下衝動/屏風絵師の骨――平賀敬/箱の中の不思議な人――平賀敬ふたたび/猪八戒のハム――吉村益信/包装の論理――赤瀬川原平/メービウスの帯の肌触り――赤瀬川原平/横尾ツーリスト・ビューロー案内書――横尾忠則/流血の大聖典劇――横尾龍彦/球体幻想――渡辺隆次/アフリカの印象――木葉井悦子の世界/さかさまのイコン――杉本典已/アルカディアふたたび――片山健画集『迷子の独楽』/謎々――ジーコキズス/生人形変相――合田佐和子 [2] 翼ある隕石――野中ユリ/こびとの鍛冶屋――一原有徳の作業/素材の白――風景銅版画家長岡国人/ヘルメスのかぼちゃ――川原田徹(トーナス・カボチャラダムス)「かぼちゃ浄土」のために/天使のまばたき――清原啓子作品集のために/輪の宇宙――森ヒロコ銅版画展/懐しの07/――梅木英治の世界 [3] 肉体の反乱/静かな大騒動――土方巽と芸術家たち/目撃者の無限増殖について――赤瀬川原平「瀧口修造へのオマージュ」のために/サン・シモンの反肖像――四谷シモンと写真家たち/土のポリフォニー――九谷興子の世界 [4] 往復書簡――菊畑茂久馬・種村季弘/あとがき/初出一覧 | ※口絵十六頁 | ||||||||
コレクション瀧口修造 別巻 補遺 瀧口修造研究再録[*・再録] | 著 | * | 再 | みすず書房 | 1998/07/24 | 収録/透明な巨人/目撃者の無限増殖について | |||||||
種村季弘のネオ・ラビリントス2 奇人伝 | 著 | 再 | 河出書房新社 | 1998/09/10 | [目次]『愚者の機械学』(1) 『東西奇人伝』奇人奇行綺譚(2)/求む装飾用隠者(3)/蘆原将軍考(2)/再説・蘆原将軍考(2)/軽業師と箱(4)/美しき落下傘スパイ(5)/弱気な山師たち/双面のカザノヴァ/悪の百科全書――密偵ヴィドック自伝/裏と表の二重人――フランソワ・ヴィドック『ヴィドック回想録』/文学的変装術(2)/ゲーテの変装/シチリアの鷹――フリードリヒ二世の『鷹の書』(5)/パロディーとしての博物館――カール・ファレンティン博物館(6)/あるサロンの博物誌家――木村兼葭堂(7)/宮武外骨/周縁からのコレクション――宮武外骨(7)/宮武外骨――あるいは逸脱の実験/錬金術師らしからぬ錬金術師(5)/女装した上皇――後水尾上皇と修学院離宮(7) | ※(1)←『愚者の機械学』 (2)←『アナクロニズム』 (3)←『影法師の誘惑』 (4)←『人生居候日記』 (5)←『魔法の眼鏡』 (6)←『箱の中の見知らぬ国』 (7)←『箱抜けからくり綺譚』※巻末に解説/巌谷國士「解説 奇人伝」、ゲスト・エッセイ/平岡正明「種村さんが町をカスる」。 | |||||||
狂気の王国 | 訳 | フリードリヒ・グラウザー著 | 作品社 | 1998/09/30 | [目次] 不良少年/パンと塩/犯行現場と祝祭ホール/白い猊下/監視ホールB/マット、そして赤毛のギルゲン/ある昼食/故ウルリヒ・ボルストリ院長/三部構成の短い間奏曲/実物教授用標本、ピーターレン/熟考/夜間監視人ボーネンブルーストとの対話/シュトゥーダー最初の精神療法の試み/紙入れ/ささやかな難問二題/シュトゥーダーの良心の葛藤/愛らしく善良な/泥棒が入る/同僚/マット登場/日曜日の影絵芝居/マットの人形芝居/シナのことわざ/七分/四十五分/孤独の歌/訳者解説 | ||||||||
大野一雄舞踏譜 御殿、空を飛ぶ。 | 著 | * | 再 | 大野一雄著 | 思潮社 | 1998/10/01 | 収録/O氏のいた夢 | ※『O氏の死者の書』(アパッシュ館、1976年10月)の再録※1992年6月の増補版 | |||||
老人力のふしぎ | 著 | * | 再 | 赤瀬川原平著 | 朝日新聞社 | 1998/10/01 | 収録/周りにうまく殺してもらう(鼎談・赤瀬川原平・秋山祐徳太子) | ||||||
種村季弘のネオ・ラビリントス3 魔法 | 著 | 再 | 河出書房新社 | 1998/10/12 | [目次] 『薔薇十字の魔法』 『薔薇十字・補遺』 モーツァルトあるいは薔薇十字の魔笛/薔薇十字のサティ/ヴァレンティン・アンドレーエと薔薇十字団/秘密結社について(2)/あらかじめ失われた遊戯(3)/バヴァリア幻想教団の秘密(3)/結社言語としての嘘 『タロットと占い』 タロットの秘密(4)/面白い小説のからくり(4)/『夏の夜の夢』のタロット占い(5)/騎士のへめぐる城(6)/占いの絵図を解く(5) | ※(1)←『薔薇十字の魔法』 (2)←『黒い錬金術』 (3)←『失楽園測量地図』 (4)←『影法師の誘惑』 (5)←『魔法の眼鏡』 (6)←『書国探検記』※巻末に解説/井波律子「魔法」、ゲスト・エッセイ/海野弘「迷宮の案内者」。 | |||||||
恐竜文学大全 | 著 | * | 再 | 東雅夫編 | 河出書房新社(河出文庫) | 1998/11/04 | 収録/水中生活者の夢*香山滋←『夢の舌』 | ||||||
種村季弘のネオ・ラビリントス4 幻想のエロス | 著 | 再 | 河出書房新社 | 1998/11/10 | [目次] [エロティシズム] シンデレラの靴(1)/靴に探される女(2)/ハイヒール、あるいは個性抹殺装置/乳房の紋章学/孤独者の快楽――オナニーについて/水仙幻想/伝・クレビヨン・フィスの秘密演劇/モーパッサン『薔薇の葉館、トルコの家』について/リュ・ド・ラ・サンテ演劇/サディズムとマゾヒズム/マゾヒズム/性倒錯/恐怖と快楽の逆宇宙(3)/肉体について――性的消費と畸形の肉体(4)/アンチ・エロティカーの世界――若年様式と老年様式と(4)/ポルノvs.春本(5)/ポルノ/可食的百科全書――『家畜人ヤプー』の逆説的メカニズム(5)/集団給食のエロティシズム(5)/時代の隠喩としてのオナニスム――金塚貞文『オナニスムの秩序』/黒船時代における性戦略――片岡啓治『性とは何か』/姿をくらますエロス――アラン・コルバン『娼婦』(6)/マゾヒズムの偽装――西成彦『マゾヒズムと警察』(6)/快楽グッズの自己消費――秋田昌美『倒錯のアナグラム』(6)/花街という学校――明田鉄男『日本花街史』(6) [少女・幼年] 小妖精アリス(1)/少女流謫(7)/眠れる少女の夢(8)/青ひげv.s.赤ひげ(8)/異説『ヘンゼルとグレーテル』(8)/アリスの肖像画たち(1)/子供とその分身/日時計の影/こわいよこわいよ(9)/文字以前の世界――童話のアイロニー(1)/狼を待ちながら――ジャック・ザイプス『赤頭巾ちゃんは森を抜けて』/化石の森の方へ――永田玄『子供の情景』 [人形] 人形幻想(1)/人形貴種流離譚(1)/玩具の白魔術(2)/自動人形の誘惑/器具としての肉体(1)/蝋人形館本日開店/蝋人形のヴィーナス/人形の誘惑(処女マリアの黒い純白/ロココの死の床/パンドラの筐 少女/美しき死者の呪力/人形の危険な年齢/忘れられたピエロ/二つの顔のある人形/人形の飛行感覚/人形の家/挫折した夢の模型/泥絵具の城/人形供養)/からくり弁吉の隠れん坊(10)/空転発明家――銭五遺品館の大野弁吉(10)/ロボット考(7)/父の子ロボット/人形の解剖学者――ハンス・ベルメール(1)/ある人形破壊者の白昼夢――カール・ハイデルバッハ(1) 『悪女の画廊』(11) | ※(1)←『影法師の誘惑』 (2)←『箱の中の見知らぬ国』 (3)←『失楽園測量地図』 (4)←『怪物のユートピア』 (5)←『書国漫遊記』 (6)←『遊読記』 (7)←『アナクロニズム』 (8)←『魔法の眼鏡』 (9)←『人生居候日記』 (10)←『箱抜けからくり綺譚』 (11)←『悪女の画廊』※巻末に解説/鈴木晶「幻想のエロス――シブサワとタネムラ」、ゲスト・エッセイ/秋山祐徳太子「怪人種村卿登場」。 | |||||||
書物の王国12 吸血鬼 | 著 | * | 再 | 国書刊行会 | 1998/11/25 | 収録/吸血鬼幻想←『吸血鬼幻想』 | |||||||
帰ってきた旅人 | 著 | * | 再+ | 田村隆一著 | 朝日新聞社 | 1998/12/01 | 収録/まるごとの人/田村隆一 未完詩集について | ※前者は「一冊の本」1998年10月号掲載の追悼文、後者はそれを補完する形で書き下ろされたもの。 | |||||
山師カリオストロの大冒険 | 著 | 再 | 河出書房新社(河出文庫) | 1998/12/04 | ※78/85年の再刊。初版「あとがき」に七行加筆。 | ||||||||
種村季弘のネオ・ラビリントス5 異人 | 著 | 再 | 河出書房新社 | 1998/12/15 | [目次] 『ヴォルプスヴェーデふたたび』(1) 『ザッヘル=マゾッホの世界』(2) | ※(1)←『ヴォルプスヴェーデふたたび』 (2)←『ザッヘル=マゾッホの世界』※巻末に解説/西成彦「異人 帝国とコロニー」、ゲスト・エッセイ/井上洋介「生ゴミ語」。 | |||||||
酔眼朦朧湯煙句集 | 著 | * | トムズボックス | 1998/12/20 | 収録/ちりぬるを(pp.54-57) | ※種村陶四郎(とうしろう)の俳号で二十句掲載。 | |||||||
1999年 | 1999/../.. | ||||||||||||
種村季弘のネオ・ラビリントス6 食物読本 | 著 | 再 | 河出書房新社 | 1999/01/20 | [目次] 『書物漫遊記』(1) 『食物漫遊記』(2) 『食物読本』 東京すし今昔噺(3)/沼津のすし屋(4)/豆腐マニアの話 純粋偏食家銘々伝(3)/うなぎ食わずの記(3)/メフィストフェレスになったギョーザ(3)/ちょうどよい箱根のパン(5)/丼/インスタントラーメン/ベルリンの居酒屋/酒場ぎらい(4)/キノコ党銘々伝(6)/美食の恐怖(4)/絶対狂の「食わず嫌い」/コドモの食卓 武田百合子『ことばの食卓』/周縁の食べもの 武田百合子『ことばの食卓』(7)/たった一人の名店街(6) | ※(1)←『書物漫遊記』 (2)←『食物漫遊記』 (3)←『箱抜けからくり綺譚』 (4)←『人生居候日記』 (5)←『徘徊老人の夏』 (6)←『晴浴雨浴日記』 (7)←『遊読記』※巻末に解説/川本三郎「食物読本 場末の酒仙」、ゲスト・エッセイ/赤瀬川原平「覚醒する徘徊老人」。 | |||||||
第一回 駿河梅花文学賞作品集 | 著 | * | 大中寺 | 1999/02/11 | 収録/俳句部門 選評 | ||||||||
種村季弘のネオ・ラビリントス7 温泉徘徊記 | 著 | 再 | 河出書房新社 | 1999/02/15 | [目次] 『日本漫遊記』(1) 『温泉記』 サンデー毎日出勤簿(2)/熱海秘湯群漫遊記(2)/霊泉まゝねの湯(2)/湯治場とふんどし(2)/温泉経営のまぼろし<SUP>(2)/梅ヶ島再訪(3)/長岡沼津豪遊記(3)/開かずの店(3)/浮世風呂世間話/早川の夢見る河上まで/肘折温泉逆進化論(2)/昭和雑兵入湯記――会津東山温泉(2)/別所温泉隠密潜入記/長湯極楽(3)/『海の鳴る時』の宿(4)/三階建の話(3)/今宵かぎりは(2)/天谷温泉は実在したか(2)/バーデンバーデンの湯呑(2)/フリークvs.ハードボイルド道中記――日田・南阿蘇の旅(2)/お江戸の人(3)/生きている――南薩・沖縄陶器と湯の旅(2)/温泉/温泉虫はうごめきにけり(3)/池内紀『温泉』(5)/成り上がる温泉町――小林章夫『地上楽園バース』(6) 『旅行記』 逃走犯の小旅行(2)/裏側からの旅(2)/無銭旅行失敗の記――『放浪旅読本』解説/あまのじゃく旅行術(3)/鏡の中の旅人/狸と忍者と芸人と/贋作・東海道中膝栗毛(2)/ハリボテ礼賛――大阪ミナミ、町ある記(2)/「海上の道」への道(2)/九州河童天国漫遊記/有田・唐津やきもの旅 | ※(1)←『日本漫遊記』 (2)←『晴浴雨浴日記』 (3)←『人生居候日記』 (4)←『泉鏡花「海の鳴る時」の宿』 (5)←『書国探検記』 (6)←『遊読記』※巻末に解説/西江雅之「温泉徘徊記」、ゲスト・エッセイ/四谷シモン「湯船のなかの布袋さん」。 | |||||||
種村季弘のネオ・ラビリントス8 綺想図書館 | 著 | 再 | 河出書房新社 | 1999/03/25 | [目次] 『綺想図書館』 [1] 無鉄砲な隠遁――幸田露伴/逃げる男――齋藤緑雨(1)/緑雨の顔――齋藤緑雨/江戸殺し始末――岡本綺堂 [2] 水中花変幻――泉鏡花(1)/水辺の女――泉鏡花(2)/摩耶夫人三相――鏡花・迷宮・金沢(3)/胎児を孕む化物屋敷――泉鏡花『草迷宮』 [3] 動物・機械・幼年――内田百間『鶴』(4)/『冥途』を読む――内田百間/百間先生の「別室」――内田百間/『冥途・旅順入城式』解説――内田百間 [4] 水源の涸れるとき――北原白秋(1)/歪んだ足つきの詩人――萩原朔太郎(1)/デカダンスの生命力――岡本かの子/母からの逃走――牧野信一(1)/ピュグマリオンふたたび――牧野信一 [5] 幻想・宙吊り・顕示――谷崎潤一郎(4)/退行の快楽――谷崎潤一郎(4)/覗きからくりのトポス――江戸浮絵から谷崎潤一郎の暗箱まで(3)/巨人と侏儒 [6] 逃走のトポロジー――夢野久作/レンズと活字――江戸川乱歩/江戸川乱歩、あるいは無人文学/航海、難破、泳ぎながらの造船――久生十蘭 [7] からっぽという装置――石川淳/ピュグマリオンの走法(1) [8] 素老人光速漫歩――永田耕衣(4)/総忘却・一切未生――永田耕衣/人生空費後姿逃亡極意――永田耕衣/吉岡実のための覚え書(1)/鳥飼いのいる鳥籠――吉岡さんの部屋(4) [9] 月光発狂者復活――稲垣足穂『稲垣足穂大全1』(4)/「軽さ」の蒐集室――稲垣足穂『少年愛の美学』(4)/壺中天奇聞――稲垣足穂(1) [10] 沈める寺――日影丈吉『日影丈吉選集1』/鳥獣戯画の東京――日影丈吉『日影丈吉選集2』/迷子の帰郷――日影丈吉『日影丈吉選集3』/箱抜けする遊民――日影丈吉『日影丈吉選集4』/城と虫――日影丈吉『日影丈吉選集5』/ハッピー・プリンスの条件――深沢七郎/爽快な敗北感――山田風太郎(2)/見世物の明治――山田風太郎『明治波濤歌』/敗残の終り――山田風太郎『幻燈辻馬車』 [11] 仮面のイデオローグ――花田清輝(2)/夢の舌――島尾敏雄(2)/へんなあひるの子――島尾敏雄/三島由紀夫の全能と無能――三島由紀夫『命売ります』/南瓜の馬車が迎えに来るまで――吉行淳之介(1)/精巧な贋恋愛小説――吉行淳之介(2)/「薄さ」の小説――吉行淳之介『夢の車輪』(4)/双頭の蛇――吉行淳之介『夕暮まで』(4) | ※(1)←『壺中天奇聞』 (2)←『夢の舌』 (3)←『箱抜けからくり綺譚』 (4)←『器怪の祝祭日』※巻末に解説/池内紀「綺想図書館 種村幾何学」、ゲスト・エッセイ/松山俊太郎「若かりし日の種村 種村季弘伝記資料として」。 | |||||||
いかにして谷崎潤一郎を読むか | 著 | * | 河野多恵子編 | 中央公論新社 | 1999/04/10 | 収録/光学装置としての谷崎作品 | ※講演録。 | ||||||
屍鬼の血族 | 著 | * | 再 | 東雅夫編 | 桜桃書房 | 1999/04/15 | 収録/吸血鬼入門←『書物漫遊記』 | ||||||
夫婦善哉 | 著 | * | 織田作之助著 | 講談社(講談社文芸文庫) | 1999/05/10 | 収録/いくつもの戦後→『東海道書遊五十三次』 | ※解説。 | ||||||
無言主義 | 著 | * | 井上洋介著 | トムズボックス | 1999/05/18 | 収録/黙示絵画という曲芸 井上洋介の「無言主義」 | |||||||
書物の王国18 妖怪 | 著 | * | 再 | 国書刊行会 | 1999/05/24 | 収録/器怪の祝祭日←『器怪の祝祭日』 | |||||||
エロティシズム 下 | 訳 | * | 再 | 澁澤龍彦編 | 河出書房新社(河出文庫) | 1999/06/04 | 収録/ゴルセン「ハンス・ベルメール――ヘルマフロディトス的イメージのエロティシズム」(共訳池田信雄) | ※1973/の文庫化 | |||||
エロティシズム 上 | 著 | * | 再 | 澁澤龍彦編 | 河出書房新社(河出文庫) | 1999/06/04 | 収録/錬金術と近親相姦→『黒い錬金術』(「錬金術のエロティシズム」) | ※1973/の文庫化 | |||||
クロック商会 | 訳 | フリードリヒ・グラウザー著 | 作品社 | 1999/07/20 | |||||||||
宮川淳著作集 1 | 編 | 再 | 阿部良雄・清水徹・種村季弘・豊崎光一・中原佑介 編集委員 | 美術出版社 | 1999/09/20 | ※1980/の新装版 | |||||||
宮川淳著作集 2 | 編 | 再 | 阿部良雄・清水徹・種村季弘・豊崎光一・中原佑介 編集委員 | 美術出版社 | 1999/09/20 | 収録/解説 | ※1980/の新装版 | ||||||
宮川淳著作集 3 | 編 | 再 | 阿部良雄・清水徹・種村季弘・豊崎光一・中原佑介 編集委員 | 美術出版社 | 1999/09/20 | ※1980/の新装版 | |||||||
書物の王国4 月 | 訳 | * | 再 | 国書刊行会 | 1999/10/25 | 収録/パニッツァ「月物語」 | |||||||
随筆名言集 | 著 | * | 再 | 作品社編集部編 | 作品社 | 1999/10/25 | 収録/読まないことの擁護(p.172)/シークレット・ラビリンス(p.174) | ※一節を抜き出して収録 | |||||
鬼海弘雄写真集 東京迷路 | 著 | * | 小学館 | 1999/12/10 | 収録/器怪としての東京 | ||||||||
2000年 | 2000/../.. | ||||||||||||
第二回 駿河梅花文学賞作品集 | 著 | * | 大中寺 | 2000/02/11 | 収録/この世はおばあさんの入れ子である/月光病のお洒落狂女 | ||||||||
砂漠の千里眼 | 訳 | フリードリヒ・グラウザー著 | 作品社 | 2000/02/25 | |||||||||
宇宙胎 | 著 | * | 再 | 野地正記著 野地正記画集刊行会編 ヨシダ・ヨシエ監修 | 青木画廊 | 2000/07/07 | 収録/宇宙胎の光学〈野地正記のために〉 | ※野地正記展(青木画廊、1971年1月)パンフレットからの再録 | |||||
言葉の標本函 夢のかたち | 著 | * | 再 | 澁澤龍彦著 | 河出文庫 | 2000/08/04 | 収録/驚異博物館 | ※単行本帯文の再録 | |||||
図画蜂起1955-2000 | 著 | * | 再 | 中村宏著 | 美術出版社 | 2000/09/01 | ※帯文 | ||||||
平賀敬画集 巴里無頼 | 著 | * | 再 | 平賀敬著 | 牧神画廊 | 2000/09/01 | 収録/屏風絵師の骨 | ※「平賀敬新作展」パンフレット(1987年0月)からの再録。限定200部特装版あり。 | |||||
平賀敬画集 巴里無頼(特装版) | 著 | * | 再 | 平賀敬著 | 牧神画廊 | 2000/09/01 | 収録/屏風絵師の骨 | ※限定200部 | |||||
野坂昭如コレクション1 ベトナム姐ちゃん | 著 | * | 野坂昭如著 | 国書刊行会 | 2000/09/11 | 収録/これからの戦後作家――野坂昭如、あるいは敗者の話体 | ※栞 | ||||||
伊豆の国 第2集 特集 温泉 | 著 | * | 再 | 『伊豆の国』刊行会編 | 木蓮社 | 2000/11/21 | 収録/兵どもが夢のあと | ||||||
続・下町酒場巡礼 | 著 | * | 大川渉・平岡海人・宮前栄 | 四谷ラウンド | 2000/12/08 | 収録/帯文 | |||||||
二十一世紀に希望を持つための読書案内 | 著 | * | 筑摩書房編集部編 | 筑摩書房ちくまプリマーブックス | 2000/12/15 | 収録/ユーモリストの本 | |||||||
2001年 | 2001/../.. | ||||||||||||
第三回 駿河梅花文学賞作品集 | 著 | * | 大中寺 | 2001/02/11 | 収録/俳句部門選考評 | ||||||||
空想観光 カボチャドキヤ | 著 | * | トーナス・カボチャラダムス著 | 河出書房新社 | 2001/02/28 | 収録/カボチャラダ見聞録―夕日を浴びて輝く美しい町で― | ※序文 | ||||||
私の忘れ得ぬ映画ベスト10プラス1 | 著 | * | 再 | 丹野達弥取材・文 | 小学館 | 2001/03/10 | 収録/種村季弘(インタビュー) | ||||||
バルテュス(新装復刊) | 著 | * | 再 | 阿部良雄・與謝野文子編 | 白水社 | 2001/05/15 | 収録/永遠に通過する画家 | ※1986年の再刊 | |||||
日本を知る105章 | 著 | * | 再 | 平凡社 | 2001/05/25 | 収録/インスタントラーメン/丼/温泉/舞踏 | ※95年『日本を知る101章』の増補版 | ||||||
明治文学の世界 鏡像としての新世紀 | 著 | * | 再 | 齋藤慎爾責任編集 | 柏書房 | 2001/05/25 | 収録/逆立ち宇宙の喜怒哀楽←『夢の舌』 | ||||||
土方巽の方へ 肉体の60年代 | 著 | 河出書房新社 | 2001/05/30 | [目次][1 からだの学校の土方巽] 土方巽を語る/土方巽と美術――清水晃との対話 [2 土方巽の方へ] 笑って逃げる風――今いる土方巽へ/肉体の反乱――土方巽と『鎌鼬』/静かな大騒動――土方巽と美術家たち/天使は退屈――土方舞踏の魅力と危険/未知の後継者たちへ/角巻劇場にはじまる/話し言葉の肉体性――「蟲開き」講話/「蟲開き」もうで――土方巽追悼野辺おくり祭に寄せて/土方巽私観/舞踏/海の近くの土方さん/土方巽のために [3 舞踏と演劇と] 平面から起き上がる――元藤燁子『土方巽とともに』の舞台化へ/O氏のいた夢――大野一雄/変わり玉ホリデー・イン・ジャパン玉野黄市――玉野黄市来日公演のために/石井満隆帰国公演によせて――石井満隆/パジャマ邪魔――石井満隆/石井満隆――港町の石井さん/ユリの変身――小林嵯峨のために/空の青――大駱駝艦見聞録蝙蝠傘の効用――唐十郎/単足類のパラダイス――唐十郎について/東京浴場づくし――唐十郎『鐡仮面』/'60年代、”緊張する”表現――唐十郎との対話/あとがき | |||||||||
アトリエシリーズ公式設定資料集 ATELIER SERIES PERFECT WORKS ザールブルグ・アカデミー卒業記念アルバム 〜飛翔〜 | 著 | * | アカデミー卒業記念アルバム編集委員会 編 | デジキューブ | 2001/08/25 | 収録/現代に生きる錬金術探訪 1 錬金術の真実(pp.90-91) | ※インタビュー | ||||||
老人力のふしぎ | 著 | * | 再 | 朝日文庫 | 2001/09/01 | 収録/周りにうまく殺してもらう(鼎談・赤瀬川原平・秋山祐徳太子) | ※1998年の文庫化。 | ||||||
山口昌男山脈 古稀記念文集 | 著 | * | 私家版 | 2001/09/09 | 収録/「知」の落ちこぼれ——山口昌男山脈 | ||||||||
下町酒場巡礼 | 著 | * | 大川渉・平岡海人・宮前栄著 | ちくま文庫 | 2001/09/10 | 収録/修行だ、修行だ、修行だ | ※解説。 | ||||||
図説 アイ・トリック 遊びの百科全書 | 著 | * | 再 | 赤瀬川原平・高柳篤共著 | 河出書房新社 | 2001/10/30 | 収録/視覚のトリック | ※1979年『遊びの百科全書2 アイ・トリック』とその再編集版である1987年『新版・遊びの百科全書2 だまし絵』の再編集版。 | |||||
文藝別冊 山田風太郎 綺想の歴史ロマン作家 | 著 | * | 河出書房新社 | 2001/10/30 | 収録/回帰するユートピア(インタビュー)(pp.78-85) | ||||||||
東京迷宮考 種村季弘対談集 | 著 | 青土社 | 2001/11/15 | [目次][1]路地の博物誌 ×川本三郎/都市とスペクタクル 演劇的都市の再生に向けて ×寺山修司/変貌する都市 ×田村隆一 [2]〝怪しげな家〟が息づいていた頃 ×日影丈吉/くぼみ町の必然性 ×松山巌/東京・いまむかし ×戸井田道三/昭和三十年代、東京 ×川本三郎/「東京迷路」をめぐって ×鬼海弘雄×松山巌 [3]ラビリンスとしての古本屋 ×池内紀×堀切直人/現代食物考 ×前田愛/隠者という生き方×井波律子/キッチュの建物 ペカンペカンの家 ×谷川晃一 /あとがき/初出一覧/注 参考文献 | ※章の数字はローマ数字 | ||||||||
偽書作家列伝 | 著 | 再 | 学研M文庫 | 2001/11/22 | ※1992年『ハレスはまた来る 偽書作家列伝』(青土社)を加筆訂正の上、改題して文庫化。「あとがき」を差し替え。 | ||||||||
東海道書遊五十三次 | 著 | 朝日新聞社 | 2001/12/01 | [目次] [東海道書遊五十三次] 一 大泉黒石『野次郎兵衛喜多八』【江戸】/二 岡本かの子『東海道五十三次』【東海道】/三 岡本一平『手製の人間』【東海道】/四 岡本綺堂『半七捕物帖』【小田原】/五 牧野信一『熱海線私語』【小田原】/六 坂口安吾『明治開化・安吾捕物帖』【小田原】/七 竹原春泉画『絵本百物語―桃山人夜話』【真鶴】/八 三遊亭円朝『名人長二』【湯河原】/九 三遊亭円朝「熱海土産温泉利書』【熱海】/十 泉鏡花『わか紫』【熱海】/十一 川田剛『熱海鑛泉記』【熱海】/十二 都賀庭鐘『古今奇談英草紙』【熱海】/十三 作者不明『天明水滸伝』【東海道】/十四 川路聖護『長崎日記・下田日記』【東海道・下田】/十五 山本鐡眉『東海遊侠傳』【清水】/十六 野沢広行『黒船陣中日記』【清水】/十七 森枳園『遊相医話』【大磯】/十八 森末新『将軍と町医』【相州】/補遺:医者と役者/十九 金関丈夫『木馬と石牛』【富士山】/二十 小山一成『富士の人穴草子』【富士山】/二十一 武田百合子『富士日記』【富士山】/二十二 深沢七郎『妖木犬山椒』【富士山】/二十三 神沢杜口『翁草』【富士山】/二十四 藤野順『偽勅使事件』【伊豆松崎】/二十五 子母沢寛『遊侠奇談』【甲州黒駒村】/二十六 長谷川伸『相良総三とその同志』【東海道】/二十七 内田百閒『第三阿房列車【興津】/二十八 内田百閒『東海道刈谷駅』【刈谷】/二十九 森島中良『拍掌奇談凩草紙』【鳴海】/三十 森島中良『琉球談』【興津】/補遺:富士の砂のこと/三十一 在原業平『伊勢物語』【八橋】/三十二 貝原益軒『壬申紀行』【東海道】/三十三 勝小吉『夢酔独言』【東海道】/三十四 古今亭志ん生『びんぼう自慢』【東海道】/三十五 柳田國男『東国古道記』【東海道】/三十六 松崎天眠『汽車乗りお玉』【東海道】/三十七 雨雪軒谷水『駿州府中 阿倍川の流』【静岡】/三十八 三田村鳶魚『泥坊づくし』【金谷】/三十九 滝沢馬琴『羇旅漫録』【静岡】/補遺:奴の小万考/四十 河村北溟『断食絶食実験譚』【東海道】/四十一 土御門泰邦『東行話説』【東海道】/四十二 太田南畝『改元紀行』【東海道】/四十三 鶯亭金升『明治のおもかげ』【東海道】/四十四 川原崎次郎『平賀源内と相良凧』【相良】/四十五 小宮水心『古今名家随筆大観』【東海道】/四十六 佐藤健一『和算家の旅日記』【東海道】/四十七 堀田六林『蓬左狂者伝』【熱田宮】/四十八 松井柱陰『実話 近世神仙物語』【名古屋】/四十九 西沢一風『女大名丹前能』【東海道】/五十 司馬江漢『江漢西遊日記』【東海道】/五十一 司馬江漢『無言道人筆記』【金川】/五十二 富山道治『竹斎』【東海道】/五十三 浅井了意『東海道名所記』【東海道】 [東は東、西は西] 田村隆一/田村隆一 未完詩集について/織田作之助、またはいくつもの戦後/野坂昭如、あるいは敗者の話体/東回りで来た老子/ユーモリストの本/怖くない怪談/器怪としての東京/ワープロ外人体験記/明るい図書館・暗い書斎/あとがき | |||||||||
ああ、温泉 種村季弘とマニア7人の温泉主義宣言 | 著 | アートダイジェスト | 2001/12/15 | [目次]まえがき まずはマニア4人衆の奥湯本温泉談義 池内紀・池田香代子・平賀敬/信州温泉賛歌 だからぼくたちは唯泉史観 秋山祐徳太子/温泉の虜となりぬ玉造 池内紀・川本三郎/旅の時間 池内紀/私小説的な温泉町・人吉について考える 赤瀬川原平・秋山祐徳太子/温泉は〝原初〟に返れ 巌谷國士・川本三郎/東西温泉文化論 巌谷國士・川本三郎/マニア8人が勧める温泉セレクション/温泉に関する文献 | |||||||||
2002年 | 2002/../.. | ||||||||||||
天使と怪物 種村季弘対談集 | 著 | 青土社 | 2002/01/15 | [目次][1]宙から堕ちてきた天使 ×合田佐和子/アリスの国へ ×高橋康也/笑い猫夢話 ×瀧口修造 [2]異貌のルネッサンス 博物学の視座から ×荒俣宏/隠された宇宙のロゴス 占星術・錬金術・曼荼羅をめぐって ×前田常作×矢島文夫/遍在する怪物 怪物論のトポス ×谷川渥/異界へのロマン ×手塚治虫/永久運動とUFOの夢 ×河合隼雄/マニエリスムの現在 ×ルネ・ホッケ [3]華麗なる没落 ウィーン世紀末の夢と現実 ×池内紀/映画神話の構造 ×山口昌男 /あとがき/初出一覧/注 参考文献 | ※章の数字はローマ数字 | ||||||||
第四回 駿河梅花文学賞作品集 | 著 | * | 大中寺 | 2002/02/11 | 収録/俳句部門 選考評 | ||||||||
異界幻想 種村季弘対談集 | 著 | 青土社 | 2002/03/15 | [目次][1]西洋の魔女、日本の魔女 ×宮田登/物語世界の異人たち ×小松和彦/吸血鬼幻想 ×萩尾望都 [2]カザノヴァの十八世紀 ×窪田般彌/陽気な黙示録 ×高山宏 [3]鏡花、彼岸の光明 ×川上弘美/百閒、明晰なる精神薄弱 ×川村二郎/あとがき/初出一覧/注 参考文献 | ※章の数字はローマ数字 | ||||||||
定本小川未明童話全集 別巻 未明童話の世界 | 著 | * | 再 | 小川英晴・上笙一郎・砂田弘編集 | 大空社 | 2002/03/29 | 収録/文字以前の世界(pp.167-174) | ||||||
別冊幻想文学 怪人タネラムネラ 種村季弘の箱 | 著 | * | 再+ | 渡邊一考責任編集 | アトリエOCTA | 2002/04/01 | 収録/フリードリヒ・グラウザー「死者の訴え~『シュトゥーダー初期の諸事件』より」(訳)/オスカール・パニッツァ「エラとルイとのあいだのあらゆる時代の精神における愛の対話」(訳)/ダダをめぐって/白鳥転身譜~中井英夫著『黒鳥の旅もしくは幻想庭園』/虫めづる姫君の方へ~佐伯俊男「痴虫」のために/毒の話/ゲーテの変装/種村季弘に聞く7つのキーワード/茶利放談~圏外文学から幻想文学の方へ(対談・渡邊一考) | ||||||
「飽きない」散歩術 | 著 | * | 再 | 『サライ』編集部編、出井邦子・文 | 小学館Shotor library | 2002/05/10 | 収録/4年前から速歩を励行。途中で、温泉にも入ります(インタビュー) | ||||||
牧野信一全集 第三巻 | 著 | * | 筑摩書房 | 2002/05/20 | 収録/高足駄を履いた弱虫 | ※解説 | |||||||
加福多恵画集 鳥聲集 | 著 | * | 山猫屋 | 2002/06/06 | 収録/楽園の鳥譜――加福多恵個展のために | ||||||||
落葉の坂道 ベスト・エッセイ2002 | 著 | * | 再 | 日本文芸家協会編 | 光村図書出版 | 2002/06/30 | 収録/オキュパイド銀座 | ※pp.42-46 | |||||
ユーロ・アニメーション | 著 | * | 再 | フィルムアート社 | 2002/07/21 | 収録/〈影〉の誘惑(pp.110-121) | ※「影法師の誘惑」改題、文中の中見出しとゴシック体は編集部によるもの。 | ||||||
ビンゲンのヒルデガルトの世界 | 著 | 再 | 青土社 | 2002/07/31 | ※94年の新装版。「新装版のためのあとがき」を加筆。 | ||||||||
痴虫 | 著 | * | 再 | 佐伯俊男 | エディシオン・トレヴィル発行 河出書房新社発売 | 2002/07/31 | 収録/虫めづる姫君の方へ――佐伯俊男「痴虫」のために | ※95年『痴虫1』の復刊 | |||||
溺レる | 著 | * | 川上弘美著 | 文春文庫 | 2002/09/10 | 収録/つまらない女が飼う | ※解説 | ||||||
しょうゆ讃歌 第二巻 続・エッセイ集 | 著 | * | 再 | しょうゆ情報センター | 2002/09/20 | 収録/東は東、西は西(pp.163-176) | ※『食物漫遊記』からの再録。 | ||||||
日影丈吉全集 1 | 監 | 国書刊行会 | 2002/09/24 | ||||||||||
松田修著作集 第2巻 | 著 | * | 再 | 右文書院 | 2002/09/30 | 収録/疎外状況の喪失とパロディー(pp.569-600) | ※対談 | ||||||
松田修著作集 第3巻 | 著 | * | 再 | 右文書院 | 2002/10/30 | 収録/山師たちのになう夢(pp.618-656) | ※対談 | ||||||
日影丈吉全集 6 | 監 | 国書刊行会 | 2002/11/25 | ||||||||||
近代文学作品論集成18 島尾敏雄『死の棘』作品論集 | 著 | * | 再 | 志村有弘編 | クレス出版 | 2002/12/25 | 収録/夢の舌(pp.166-181) | ||||||
化学の結婚 普及版 | 訳 | 再 | ヨーハン・ヴァレンティン・アンドレーエ著 | 紀伊国屋書店 | 2002/12/31 | ※93年の普及版。「普及版刊行のための訳者序言」を加筆。 | |||||||
2003年 | 2003/../.. | ||||||||||||
詐欺師の楽園 | 著 | 再 | 岩波現代文庫 | 2003/01/16 | ※75/79/85/90年の文庫化。 | ||||||||
ビリッヒ博士の最期 | 訳 | リヒャルト・ヒュルゼンベック著/ゲオルゲ・グロッス挿絵・挿画 | 未知谷 | 2003/02/10 | [目次]第1章 どう人生を計画しようと人の勝手だが/第2章 ビリッヒすっかり女の虜になる/第3章 生きて、何度か試験を受けて/第4章 マーゴットとビリッヒの間では/解説 廃墟の大母神 | ||||||||
第五回 駿河梅花文学賞作品集 | 著 | * | 大中寺 | 2003/02/11 | 収録/選評 | ||||||||
日影丈吉全集 2 | 監 | 国書刊行会 | 2003/02/24 | ||||||||||
絞首台の歌 | 訳 | クリスティアン・モルゲンシュテルン著 | 書肆山田 | 2003/03/10 | [目次][絞首台の歌] 第三版というよりは初版のための序文の試み/絞首台の歌はいかにして生まれたか/絞首台の山/絞首台同盟員の同盟歌/うんにゃ!/漏斗/絞首台同盟員のお祈りとたかぶり/夜の像/ダンス/ビム、バム、ブム/美学的イタチ/糸巻き竿持つおばあちゃん/月の山ウーウ/カワカマス/夜悪漢と七つ豚/二頭の驢馬/石牛/壁紙の花/水/胴着/西海岸/博愛主義的/女中の夢/ヒュストリクス/ナゾベーム/リハーサル/甲羅亀亀/駄馬/ヒロイックなプードル/鶏/針鼠とすばしこ鼠/狼男/フィングール/放蕩者の祭/21km/山羊と足なしとかげ/四次元による気分/二本の根っこ/お誕生日の歌/絞首台の子供はいかにして月名を覚えるか/でんぐり返る//[二十六篇の絞首台の歌] はしがき/月の羊/絞首台同盟員の歌/絞首台同盟員の春の歌/ツヴェルフ-エルフ/二本の酒壜/ため息/空気/かもめの歌/膝/上の空/魚の夜の歌/Fish's Night Song/大ラルラー/シャーツ/真夜中鼠/板の垣根/お祈り/ブロンド・コルクの歌/サイコロ/人けのないテラスの揺り椅子/天と地/時制のなかで/月に事物ども生じきたる/月/センブラ松/鴉のラルフ/アルファ鯨または洪水//自伝的ノート//懐疑・遊戯・沈黙――Ch・モルゲンシュテルンとグロテスク詩――(種村季弘) | ||||||||
血と薔薇 全3号復原 | 著 | * | 白順社 | 2003/03/14 | 収録/コドモノクニあるいは「血と薔薇」の頃(談話) | ※栞「血と薔薇という時代」に掲載。 | |||||||
山師カリオストロの大冒険 | 著 | 再 | 岩波現代文庫 | 2003/03/14 | ※78/85/98年の再刊。 | ||||||||
廃墟大全 | 著 | * | 再 | 谷川渥編 | 中公文庫 | 2003/03/25 | 収録/真新しい廃墟――ノイエ・ザハリヒカイトの廃墟画 | ※1997年の文庫化。 | |||||
乱読すれど 乱心せず ヤスケンがえらぶ名作50選 | 著 | * | 安原顯著 | 春風社 | 2003/03/30 | 収録/無題(ヤスケン応援メッセージ) | ※折込 | ||||||
土方巽の舞踏世界 中谷忠雄写真集 | 著 | * | 心泉社 | 2003/04/01 | 収録/死の劇場 | ※序文 | |||||||
ぺてん師列伝 | 著 | 再 | 岩波現代文庫 | 2003/04/16 | ※82/86年の再刊 | ||||||||
日影丈吉全集 5 | 監 | 国書刊行会 | 2003/05/24 | ||||||||||
「映画評論」の時代 | 著 | * | 再 | 佐藤忠男・岸川真編著 | カタログハウス | 2003/05/25 | 「映画評論」1968年1月号、2月号の再録 | 収録/メケ分化とマニエリスム(迷宮思想)(正・続)(座談・足立正生、唐十郎) | |||||
偽少女 | 著 | * | 土井典著 | 論創社 | 2003/06/20 | 収録/太母vs.偽少女 土井典人形の魔術的トリック/覗きの構造 | ※「覗きの構造」は1975年展覧会パンフレットからの再録。 | ||||||
澁澤さん家で午後五時にお茶を | 著 | 再 | 学研M文庫 | 2003/07/17 | ※94年の再刊。「澁澤龍彦を読む――『澁澤龍彦全集』解題より」を増補。解説「種村さんとのこと」(澁澤龍子)。 | ||||||||
日影丈吉全集 3 | 監 | 国書刊行会 | 2003/08/25 | ||||||||||
そして、作家になった。 作家デビュ-物語II | 著 | * | 再 | 「新刊ニュース」編集部編 | メディアパル | 2003/09/24 | 収録/余生は路上ぞめきに | ※「新刊ニュース」2001年12月号掲載「私のデビュー作130」の再録 | |||||
PERSONA | 著 | * | 鬼海弘雄著 | 草思社 | 2003/09/26 | 収録/聖者と喜劇役者の一人二役(ページ数記載なし) | |||||||
土方巽の舞踏 肉体のシュルレアリスム 身体のオントロジー | 著 | * | 川崎市岡本太郎美術館・慶應義塾大学アート・センター編 | 川崎市岡本太郎美術館 | 2003/10/ | 収録/恩寵と重力――人形振りの土方巽(pp.4-7) | |||||||
別冊太陽 パノラマ地図の世界 | 著 | * | 平凡社 | 2003/11/24 | 収録/鳥目絵の世界 名所案内とパノラマ図(pp.14-18) | ||||||||
日影丈吉全集 4 | 監 | 国書刊行会 | 2003/12/24 | ||||||||||
芸術の宇宙誌―谷川渥対談集 | 著 | * | 再 | 右文書院 | 2003/12/25 | 収録/怪物論のトポス(pp.71-100) | |||||||
江戸東京《奇想》徘徊記 | 著 | 朝日新聞社 | 2003/12/30 | [目次]1 碑文谷の蓮華往生/2 目黒の近藤富士/3 品川逍遥/4 川崎・大師河原の「水鳥の祭」/5 森ヶ崎鉱泉探訪記/6 人形町路地散歩/7 上野山・寺と公園/8 墨堤綺談/9 深川南北漫歩/10 永代橋と深川八幡/11 本所両国子供の世界/12 亀戸天神社と柳島妙見/13 築地明石町と清方/14 根津権現裏と谷中/15 柴又帝釈天と新宿/16 北千住往来/17 浅草六区/18 吉原紅燈今昔/19 立石の要石、仲見世/20 中野の象小屋犬屋敷/21 神楽坂の仇討ち/22 伝通院と「外科医」の池/23 中山道板橋宿/24 飛鳥山の花見、王子の狐/25 大塚坂下町儒者棄場/26 大塚一つ目小町物語/27 池袋モンパルナス/28 池袋二業地の家/29 愛宕山「路地奥」再訪/30 新橋アンダーグラウンド/付録 東京三十の街 徘徊の手引き(文=西田成夫/写真=三好弘一ほか)/東京三十の街 徘徊地図/あとがき | |||||||||
文藝別冊 内田百閒 | 著 | * | 再 | 河出書房新社 | 2003/12/30 | 収録/明晰なる精神薄弱(対談・川村二郎) | |||||||
2004年 | 2004/../.. | ||||||||||||
土方巽の舞踏 肉体のシュルレアリスム 身体のオントロジー | 著 | * | 再 | 川崎市岡本太郎美術館・慶應義塾大学アート・センター編 | 慶応義塾大学出版会 | 2004/01/10 | 収録/恩寵と重力――人形振りの土方巽(pp.4-7) | ※2003年10月の図録の書籍化。付録にCD-ROM。 | |||||
江戸川乱歩全集 第14巻 新宝島 | 著 | * | 光文社文庫 | 2004/01/20 | 収録/幻の同居人(pp.584-589) | ※巻末エッセイ「私と乱歩」 | |||||||
文藝別冊 岡本綺堂 | 著 | * | 河出書房新社 | 2004/01/30 | 収録/江戸と怪談 敗残者が回帰する表層の世界(pp.46-54) | ※インタビュー(聞き書き:種村老人綺堂話) | |||||||
球体関節人形展 DOLLS OF INNNOCENCE | 著 | * | 日本テレビ | 2004/02/07 | 収録/人形・関節・シャーマニズム(pp.114-123) | ||||||||
全集・現代文学の発見 第九巻 性の追求 | 著 | * | 再 | 學藝書林 | 2004/02/07 | 収録/焼跡の中のセックスから(pp.1-8) | ※月報、野坂昭如との対談※1968/の新装版 | ||||||
第六回 駿河梅花文学賞作品集 | 著 | * | 大中寺 | 2004/02/11 | 収録/選評 | ||||||||
文藝別冊 武田百合子 | 著 | * | 再 | 河出書房新社 | 2004/02/29 | 収録/武田百合子『富士日記』・深沢七郎『妖木犬山椒』【富士山】←『東海道書遊五十三次』 | |||||||
畸形の神 あるいは魔術的跛者 | 著 | 青土社 | 2004/04/20 | [目次]1 畸形の神/2 びっこの太母/3 兄弟殺し/4 海賊島綺譚/5 空飛ぶ鍛冶屋/6 分身殺し/7 鍛冶屋ヴィーラント/8 メフィストフェレスの足/9 むく犬の正体/10 アニマのいる島/11 秘数・九/12 オイディプスの腫れた足/13 ハムレットはためらう/14 永遠の少年/15 人の世は夢/16 タラッサ! タラッサ!/17 サトゥルヌスの義足/18 モノコルスの黒い足/19 小人の鍛冶屋/20 畸人列伝 あるいは陽気なメランコリー/あとがき | |||||||||
日影丈吉全集 7 | 監 | 国書刊行会 | 2004/05/24 | ||||||||||
思想への望郷 寺山修司対談選 | 著 | * | 再 | 講談社文芸文庫 | 2004/06/10 | 収録/都市とスペクタクル―演劇的都市の再生にむけて(pp.145-169)←『東京迷宮考 種村季弘対談集』 | |||||||
毛皮を着たヴィーナス | 訳 | 再 | L・ザッヘル=マゾッホ著 | 河出文庫 | 2004/06/20 | ※83年の新装版。 | |||||||
血の三角形 世界怪奇実話2 | 著 | * | 再 | 文元社 教養ワイドコレクション(OD版) | 2004/07/01 | 収録/港町のモリタート(pp.302-308) | ※解説※1975年社会思想社現代教養文庫の再刊 | ||||||
外人部隊 | 訳 | フリードリヒ・グラウザー著 | 国書刊行会 | 2004/07/20 | [目次] [外人部隊] [モルヒネ] 割れたグラス/書く……/精神病院日記/07/十四日/コロン‐ベシャール―オラン/簡易宿泊施設/秩序攪乱者/園芸場/音楽/パリの舞踏場/モルヒネ――ある告白/贖罪の山羊/道路/同僚/忘れられた殉教者/隣人/村祭/自動車事故/11/十一日/鶏の運動場/夏の夜/インシュリン/魔女とジプシー/旅行会社/ネルヴィの06/ [ダダ、アスコーナ、その他の思い出] 田園教育舎で/ダダ、ダダ/アスコーナ――精神の市場/アフリカの岩石の谷間にて/階級と階級の間で/付録 /解説 | ||||||||
空想観光 カボチャドキヤ | 著 | * | 再 | トーナス・カボチャラダムス | 石風社 | 2004/08/20 | 収録/カボチャラダ見聞録―夕日を浴びて輝く美しい町で―(pp.3-6) | ※01年の新装版 | |||||
日影丈吉全集 8 | 監 | 国書刊行会 | 2004/10/25 | ||||||||||
ザッヘル=マゾッホの世界 | 著 | 再 | 平凡社ライブラリー | 2004/11/09 | ※78/84のライブラリー版 | ||||||||
楽しき没落 種村季弘の綺想の映画館 | 著 | 論創社 | 2004/11/20 | [目次] [I] 楽しき没落/物質の喜劇からの逃亡/管理社会のなかの永久革命者/映像死滅理論の魔笛奏者/仮面劇の復活/終わりのない夜に旅立ったふたり/キング・コングの図像学/魔女変身/スキャンダリストの栄光/子供部屋のブニュエル/運命の輪 格子の牢獄/ある双斧伝説/ベラスケスの構図を見た [II] 死にそこないの美学/鏡が死児を育てる/天邪鬼精神の健在/アンチ・エロティカーの世界/大衆映画は旧態を墨守せよ/怪奇映画の早すぎた埋葬 [III] 綺想の映画館//あとがき/初出一覧 | |||||||||
大衆小説・文庫「解説」名作選 あらすじ付 | 著 | * | 再 | 齋藤慎爾編 | メタローグ | 2004/12/01 | 収録/織田作之助『夫婦善哉』(いくつもの戦後)(pp.278-284)←『東海道書遊五十三次』 | ※織田作之助『夫婦善哉』(講談社文芸文庫)解説の再録 | |||||
2005年 | 2005/../.. | ||||||||||||
画狂人ホルスト・ヤンセン 北斎へのまなざし | 著 | * | 再 | 平凡社コロナ・ブックス | 2005/03/20 | 収録/ホルスト・ヤンセン「フュリス」(pp.86-91) | ※1994年2月『フュリス』からの再録 | ||||||
日影丈吉全集 別巻 | 監 | 国書刊行会 | 2005/05/24 | ||||||||||
断片からの世界 美術稿集成 | 著 | 平凡社 | 2005/08/08 | [目次] [I] マニエリスムの発見――G・R・ホッケ『迷宮としての世界』をめぐって/大ギリシア文化とマニエリスム/断片からの世界――記憶術の横領について/マニエリスムの倒錯/不死の人/死の時間、死の風景/伊藤若冲――物好きの集合論 [II] 没落のパラダイス――アルフレート・クービン/無気味な同伴者――リヒャルト・ミュラー/オットー・ディックス、その人間動物誌/エルンストの擬挽――コラージュとフロッタージュの発見/イマージュの解剖学――ハンス・ベルメール/輪の変幻――神聖詐欺師ゾンネンシュターン/ゾンネンシュターン、それは私だ/虹色の錬糞術師ゾンネンシュターン/仮面の迷路歩行者――ルドルフ・ハウスナー/無名性の錬金術師――エルンスト・フックス/文明の皮剥ぎ職人――ホルスト・ヤンセン/描かれた「空想美術館」――ホルスト・ヤンセン/自由な狂画人、ホルスト・ヤンセン/変身の館の主――ペーター・クリーチ/魔法の国の建築家――カール・コーラップ/コーラップ・ランド/幻想の時計師――フリードリッヒ・メクセパー/犀の宮廷写真師――ユルク・シュルテスの版画/東と西の聖婚――イョルク・シュマイサーのエロス世界 [III] 西日のある夏/ベルリン漫遊記/アスコーナ架空紀行/美術館・我流編集術/ヴィーナスの解体/覗きからくりのトポス――江戸浮絵から谷崎の暗箱まで/源右衛門の小箱/怪奇草双紙考/新聞錦絵考/空壜の使い方/贋物の美(贋物創始/ニセの贋物/無実の贋作冗/談はよせ) [IV] 秋山サーカス大興業/鋏や扇風機の包装にはじまり……――赤瀬川原平/橋と坂の妖怪画家――井上洋介/黙示絵画という曲芸――井上洋介/霧船百艘大来冠――清水晃/一つ目女学生は大日如来か――中村宏/8との遭遇――池田龍雄/透明な巨人――瀧口修造/あれから四十年とは――堀内誠一/夢の掻き傷――中根昭子/夜の騎行者――中根昭子/聖遊戯空間の漂流者――山本美千代/覗きの構造――土井典/太母 vs. 偽少女――土井典/敵のいない世界――鬼海弘雄/欲望の戒厳令――渡辺兼人/虫めづる姫君の方へ――佐伯俊男/誰でもない人の盗癖について――丸尾末広/福天洞地の迷宮――真島直子/カボチャラダ王国見聞録――川原田徹/トーナス・カボチャラダムスのゆかいな王国――川原田徹/夢の皮、あるいはどこにいても浅草――美濃瓢吾/楽園の鳥譜――加福多恵/遠い部屋、遠い声――桑原弘明/浮力場の鳥獣戯画――上原木呂//編集後記(編集人一同)/初出一覧 | |||||||||
雨の日はソファで散歩 | 著 | 筑摩書房 | 2005/08/25 | [目次] [I 西日の徘徊老人篇] 西日のある夏/余生は路上ぞめきに/「人生逆進化論」で楽しく/懐かしの根岸屋/泰華楼/角海老 東京浅草/オキュパイド銀座/とうふと洗濯/ゆかりの宿/夏祭/若々しい死/顔文一致/名刺/三重視/師匠/蛍雪時代/温泉外人/相対の探究/ねじ式/ゴロ寝 [II 幻の豆腐を思う篇] すし屋のにおい/幼児食への帰還/幻の豆腐を思う/おでんと清流/修行だ、修行だ、修行だ/森軍医と長谷川砲兵 西洋料理はお断り/大酒大食の話(酒飲み合戦/水鳥記の酒合戦/小杯の害)/名無しの酒 [III 雨の日はソファで散歩篇] 永くて短い待合室/素白を手に歩く品川/長谷川伸描く街の芸/「飲中」「林泉」の至福/七転び八起きの町へ/寺の無い町/松田という店/鳥目絵の世界 名所案内とパノラマ図/文明開化とデカダンス まじめ山の手・パロディー下町/新東京見物・里帰りを歩く/与謝野晶子の歌/池袋モンパルナス/風々さんの無口/小犬を連れた奥方/幻の同居人/日影迷宮で迷子に/高足駄を履いた弱虫/生死まるごとの喜劇 山田風太郎を悼む/敵のいない世界 鬼海弘雄『しあわせ インド大地の子どもたち』/ヴァンパイアの誘惑 [IV 聞き書き篇] 江戸と怪談 敗残者が回帰する表層の世界/昭和のアリス/焼け跡酒豪伝//あとがき(桑原茂夫)/種村季弘著作目録*1996~2005(作成・齋藤靖朗)/初出一覧 | |||||||||
塚本邦雄の宇宙 詩魂玲瓏 | 著 | * | 再 | 齋藤愼爾・塚本青史責任編集 | 思潮社(現代詩手帖特集版) | 2005/08/25 | 収録/『感幻樂』考(pp.99-101) | ||||||
土方巽全集1 | 編 | 再 | 河出書房新社 | 2005/08/30 | 収録/『土方巽全集』あとがき | ※編集委員 | |||||||
土方巽全集2 | 編 | 再 | 河出書房新社 | 2005/08/30 | ※編集委員 | ||||||||
丸尾畫報EX II | 著 | * | 再 | 丸尾末広著 | エディシオン・トレヴィル発行 河出書房新社発売 | 2005/08/31 | 収録/誰でもない人の盗癖について―丸尾末広の物騒な世界― | ※1996年『丸尾画報2』の増補改訂版 | |||||
血と薔薇の誘う夜に 吸血鬼ホラー傑作選 | 著 | * | 再 | 東雅夫編 | 角川ホラー文庫 | 2005/09/10 | 収録/吸血鬼入門←『書物漫遊記』 | ||||||
ぺるそな 普及版 | 著 | * | 再 | 鬼海弘雄 | 草思社 | 2005/10/20 | ※帯文 | ||||||
血と薔薇 コレクション 1 | 著 | * | 再 | 澁澤龍彦責任編集 | 河出文庫 | 2005/10/20 | 収録/吸血鬼幻想(pp.103-127)/独身者の機械 オナニー機械資料篇(pp.141-145)/コドモノクニあるいは「血と薔薇」の頃(談話)(pp.432-434) | ※「吸血鬼幻想」「独身者の機械」は「血と薔薇」1号(1968年)からの再録、「コドモノクニあるいは「血と薔薇」の頃」は『血と薔薇 全3号復原』(白順社、2003年)栞からの再録 | |||||
黒の試走車 | 著 | * | 再 | 梶山季之著 | 松籟社 | 2005/10/28 | 収録/『黒の試走車』が世に出るまでのこと(pp.334-347) | ※「別冊新評 梶山季之の世界」(1975年7月)からの再録 | |||||
地ごく楽 | 著 | * | 再 | 真島直子 | MUSUKAN(発売・葫蘆舎) | 2005/11/01 | 収録/洞天福地の迷宮——真島直子のいる風景——(pp.97-98) | ||||||
血と薔薇 コレクション 2 | 著 | * | 再 | 澁澤龍彦責任編集 | 河出文庫 | 2005/11/20 | 収録/シンデレラの靴 | ※「血と薔薇」2号(1969年)からの再録 | |||||
前田愛対話集成 1 闇なる明治を求めて | 著 | * | 再 | みすず書房 | 2005/12/19 | 収録/世界と均衡する言語空間(pp.111-139) | ※対談 | ||||||
血と薔薇 コレクション 3 | 著 | * | 再 | 澁澤龍彦責任編集 | 河出文庫 | 2005/12/20 | 収録/マニエリスムの倒錯 | ※「血と薔薇」2号(1969年)からの再録 | |||||
2006年 | 2006/../.. | ||||||||||||
種村季弘 ぼくたちの伯父さん | 著 | * | 再 | 河出書房新社(KAWADE道の手帖) | 2006/01/30 | 収録/奈良王の隠れ里/「家」の履歴書/書物の森の散歩術、あるいはアンソロジストの秘かなよろこび | ※「奈良王の隠れ里」は「ラパン」1999年1月号、「「家」の履歴書」は「週刊文春」1997年10月30日号、「書物の森の散歩術」は「i feel」No.28/2004春号からの再録。 | ||||||
大きな活字で読みやすい本 私の食自慢・味自慢 6 ラーメン | 著 | * | 再 | 嵐山光三郎監修 | リブリオ出版 | 2006/04/15 | 収録/別府ラーメン(pp.44-47) | ||||||
大きな活字で読みやすい本 私の食自慢・味自慢 7 丼/茶漬け | 著 | * | 再 | 嵐山光三郎監修 | リブリオ出版 | 2006/04/15 | 収録/天どん物語(pp.100-124) | ||||||
大きな活字で読みやすい本 私の食自慢・味自慢 8 おでん/鍋 | 著 | * | 再 | 嵐山光三郎監修 | リブリオ出版 | 2006/04/15 | 収録/静岡おでん考/おでんと清流(pp.30-39) | ||||||
唐十郎 紅テント・ルネサンス! | 著 | * | 再 | 河出書房新社(KAWADE道の手帖) | 2006/04/30 | 収録/単足類のパラダイスーー唐十郎について(pp.90-93) | |||||||
江戸東京《奇想》徘徊記 | 著 | 再 | 朝日文庫 | 2006/07/30 | ※2003年の再刊。「解説」(西田成夫)。 | ||||||||
文芸誌「海」子どもの宇宙 | 著 | * | 再 | 中公文庫編集部編 | 中公文庫 | 2006/10/25 | 収録/未成年幻想(pp.264-268) | ※「海」1982年12月臨時増刊号からの再録 | |||||
骰子の7の目 シュルレアリスムと画家叢書6 F・S-ゾンネンシュターン | 著 | 再 | 日本語版監修=瀧口修造 | 河出書房新社 | 2006/10/30 | ※76年の再刊。 | |||||||
2007年 | 2007/../.. | ||||||||||||
稲垣足穂の世界 タルホスコープ | 著 | * | 再 | コロナ・ブックス編集部編 | 平凡社 | 2007/03/23 | 収録/箱(pp.8-9) | ||||||
17歳のための読書案内 | 著 | * | 再 | 筑摩書房編集部編 | ちくま文庫 | 2007/05/10 | 収録/ユーモリストの本(pp.41-45) | ※2000年『二十一世紀に希望を持つための読書案内』の文庫化 | |||||
山崎るり子詩集 | 著 | * | 再 | 山崎るり子著 | 思潮社現代詩文庫 | 2007/07/01 | 収録/この世はおばあさんの入れ子である(pp.146-147) | ※第2回駿河梅花文学賞選評の再録 | |||||
ぜんぶ手塚治虫! | 著 | * | 再 | 手塚治虫著 | 朝日文庫 | 2007/10/30 | 収録/異界へのロマン(対談・手塚治虫)(pp.516-527)→『天使と怪物 種村季弘対談集』 | ||||||
作家の別腹 文豪の愛した東京・あの味 | 著 | * | 再 | 野村麻里編 | 光文社知恵の森文庫 | 2007/11/20 | 収録/東京すし今昔噺(pp.15-28)←『箱抜けからくり綺譚』 | ||||||
2008年 | 2008/../.. | ||||||||||||
諸国物語 | 訳 | * | 再 | ポプラ社 | 2008/02/05 | 収録/ホフマン「砂男」(pp.139-220) | |||||||
横尾忠則 画境の本懐 | 著 | * | 再 | 河出書房新社(KAWADE道の手帖) | 2008/03/30 | 収録/横尾ツーリスト・ビューロー案内書(pp.152-155) | |||||||
老魔法使い 種村季弘遺稿翻訳集 | 訳 | フリードリヒ・グラウザー著 | 国書刊行会 | 2008/06/18 | [目次] シュトゥーダー刑事初期の諸事件 老魔法使い/尋問/犯罪学/はぐれた恋人たち/不運/砂糖のキング/死者の訴え/ギシギシ鳴る靴/世界没落/千里眼伍長/黒人の死/殺人――外人部隊のある物語//シュルンプ・エルヴィンの殺人事件――シュトゥーダー刑事/シナ人 | ※解説「種村季弘と翻訳」(池田香代子) | |||||||
清岡卓行論集成 2 | 著 | * | 再 | 宇佐美斉・岩阪恵子編 | 勉誠出版 | 2008/06/28 | 収録/彼らが書く本(pp.179-181)/夢の雑誌(pp.265-267)/文芸時評(p.383) | ||||||
徘徊老人の夏 | 著 | 再 | ちくま文庫 | 2008/07/10 | ※1997年の再刊。「解説」(石田千)。 | ||||||||
黄金詩篇 思潮ライブラリー・名著名詩選 | 著 | * | 吉増剛造著 | 思潮社 | 2008/07/15 | 収録/無題(吉増剛造宛書簡 1970.4.14.)(付録pp.6-7) | |||||||
2009年 | 2009/../.. | ||||||||||||
尾崎翠 モダンガアルの偏愛 | 著 | * | 再 | 河出書房新社(KAWADE道の手帖) | 2009/06/30 | 収録/大きすぎた花帽子←『器怪の祝祭日』 | |||||||
2010年 | 2010/../.. | ||||||||||||
綺想礼讃 | 著 | * | 再 | 松山俊太郎著 | 国書刊行会 | 2010/01/23 | 収録/怪友二十面相の謎→『人生居候日記』 | ※栞 | |||||
魔術的リアリズム メランコリーの芸術 | 著 | 再 | ちくま学芸文庫 | 2010/02/10 | ※解説「甦る「異様なリアリズム」――〈魔術師〉がいざなう迷宮絵画行」(今泉文子) | ※1988年の再刊。 | |||||||
新装版 とらんぷ譚 2 悪夢の骨牌 | 著 | * | 再 | 中井英夫著 | 講談社文庫 | 2010/02/13 | 収録/解説←『器怪の祝祭日』 | ||||||
完全版 突飛なるものの歴史 | 著 | * | 再 | ロミ著 高遠弘美訳 | 平凡社 | 2010/04/23 | 収録/華やぐ知識の宝庫 | ※1993年の改訂版。 | |||||
雨の日はソファで散歩 | 著 | 再 | ちくま文庫 | 2010/07/10 | ※2005年の再刊。 | ||||||||
種村季弘と美術のラビリントス イメージの迷宮へようこそ | 著 | * | 再 | 相馬俊樹編 | アトリエサード発行 書苑新車発売 | 2010/09/11 | 収録/脱美化への衝動/絵画におけるエロチシズム/西洋の悪魔的なるもの/悪魔の図像学/スフィンクスと妹の画家~フェルナン・クノップフ/人形・関節・シャーマニズム | ||||||
KAWADE道の手帖 田村隆一 20世紀詩人の肖像 | 著 | * | 再 | 河出書房新社 | 2010/09/30 | 収録/言葉という母胎に帰ってくる旅人(pp.16-29) | ※インタビュー | ||||||
迷宮としての世界 マニエリスム美術 上 | 訳 | 再 | グスタフ・ルネ・ホッケ著 矢川澄子共訳 | 岩波文庫 | 2010/12/16 | ※1966年の文庫化 | |||||||
2011年 | 2011/../.. | ||||||||||||
ちくま文学の森 6 恐ろしい話 | 著 | * | 再 | ちくま文庫 | 2011/01/10 | 収録/クライスト「ロカルノの女乞食」(pp.139-145) | ※1988年の文庫化 | ||||||
迷宮としての世界 マニエリスム美術 下 | 訳 | 再 | グスタフ・ルネ・ホッケ著 矢川澄子共訳 | 岩波文庫 | 2011/01/14 | ※1966年の文庫化 | |||||||
中学生までに読んでおきたい日本文学 9 食べる話 | 著 | * | 再 | 松田哲夫 編 | あすなろ書房 | 2011/03/25 | 収録/幻の料理(pp.173-189)←『食物漫遊記』 | ||||||
チリの地震 クライスト短篇集 | 訳 | 再 | ハインリヒ・フォン・クライスト著 | 河出文庫 | 2011/08/20 | ※1996年の新装版 | |||||||
概念と歴史がわかる 西洋哲学小事典 | 著 | * | 再 | 生松敬三、木田元、伊東俊太郎、岩田靖夫 編 | ちくま学芸文庫 | 2011/09/10 | 収録/パラケルスス(pp.239-241) | ※1977年『西洋哲学史の基礎知識』の文庫化 | |||||
2012年 | 2012/../.. | ||||||||||||
怪奇・幻想・綺想文学集 種村季弘翻訳集成 | 訳 | 再 | 国書刊行会 | 2012/02/20 | [目次]I ヨーハン・ペーター・ヘーベル「奇妙な幽霊物語」/ E・Th・A・ホフマン「吸血鬼の女」」「ファルンの鉱山」/ ボナヴェントゥラ「夜警(抄)」/ アヒム・フォン・アルニム「ド・サヴェルヌ夫人」/ オスカル・パニッツァ「エラとルイとのあいだのあらゆる時代の精神における愛の対話」/ グスタフ・マイリンク「こおろぎ遊び」「ヨブ・パウペルスム博士はいかにしてその娘に赤い薔薇をもたらしたか」「チンデレッラ博士の植物」「レオンハルト師」/ マックス・ブロート「無気味なもの」/ ハンス・ヘニー・ヤーン「無用の飼育者」「北極星と牝虎」/ ハイミート・フォン・ドーデラー「陶器でこしらえた女」/ ローベルト・ノイマン「文学史」/ ゲルト・ガイザー「私が斃した男」/ ペーター・ウルリッヒ・ヴァイス「郵便屋シュヴァルの大いなる夢」/ フリートヒッリ・デュレンマット「トンネル」「事故」/ H・C・アルトマン「ドラキュラ・ドラキュラーートランシルヴァニアの物語」/ ペーター・ローザイ「オイレンシュピーゲル アメリカ」/ II ルイージ・カプアーナ「吸血鬼」/ アロイス・イラーセク「ヤン様ーー人形劇」/ マルセル・シュオッブ「吸血鳥」/ ハンス・アルプ、ビセンテ・ウイドブロ「深夜城の庭師ーー犯罪小説」/ ジャン・ミストレル「吸血鬼」/ ルイス・ブニュエル「麒麟」/ カルロ・マンツォーニ「ブレーキ」/ マヌエル・ヴァン・ロッゲム「窓の前の原始時代」「ある犬の生涯」/ P・C・イエルシルド「モビール」/ スワヴォミル・ムロジェック「残念です」/ ハンス・アルプ「一本足で」/ 解説(池内紀)/ 種村季弘翻訳書誌(齋藤靖朗・編) | ||||||||
東海道寄り道紀行 | 著 | 河出書房新社 | 2012/07/30 | [目次] 「水源は富士山」の錯覚 狩野川流域/奈良王の隠れ里 富士川・早川を上って西山・奈良田温泉へ/湯中浮遊の極楽 奥大井の旅/花祭の里紀行 天竜の支流/今昔木曾街道繁盛記 名古屋駅から中央線へ/奥美濃 花奪い祭の里 美濃白山馬場への道/だじゃの記訪問記 美濃・揖斐川流域/足助街道 塩の道 矢作川・巴川流域/塩の道・星の糞 水窪から青崩峠へ/妖怪かワニか 川の町・三次散策 JR三江線・三次駅/列車は我輩と同年配 高山本線・奥飛騨列車旅行/鬼ノ城 古代山城と桃太郎伝説/おむすび温泉 倉真温泉+法泉寺温泉/金色の極楽浄土 芝川・瓜島温泉/縮地気妖の怪 | |||||||||
文学におけるマニエリスム | 訳 | 再 | グスタフ・ルネ・ホッケ著 | 平凡社ライブラリー | 2012/08/10 | ※1971/1977年の再刊。解説「風流(みやび)たる花と我思(あれも)ふ——『文学におけるマニエリスム』に」(高山宏) | |||||||
書国探検記 | 著 | 再 | ちくま学芸文庫 | 2012/12/10 | ※1984年の文庫化 | ||||||||
2013年 | 2013/../.. | ||||||||||||
丸尾畫報DX II | 著 | * | 再 | 丸尾末廣 著 | エディシオン・トレヴィル発行/河出書房新社発売 | 2013/02/28 | 収録/誰でもない人の盗癖について―丸尾末広の物騒な世界― | ※1996、2005年の改訂増補版 | |||||
絶望と確信 20世紀末の芸術と文学のために(高山宏セレクション〈異貌の人文学〉) | 訳 | 再 | グスタフ・ルネ・ホッケ著 | 白水社 | 2013/04/05 | ※1977年の再刊。解説「「不安を持つ能力(ちから)」——マニエリスムの普遍人間学」(高山宏) | |||||||
新版・イメージの博物誌 錬金術 精神変容の秘術 | 訳 | 再 | スタニスラス・クロソウスキ・ド・ローラ著 松本夏樹共訳 | 平凡社 | 2013/05/15 | ※1978年の新装版。旧版には経訳者の名前は掲載されていなかった。 | |||||||
新編バベルの図書館5 | 訳 | * | 再 | 国書刊行会 | 2013/05/24 | ※1978年の新編集版 | |||||||
種村季弘傑作撰I 世界知の迷宮 | 著 | 再 | 諏訪哲史 編 | 国書刊行会 | 2013/06/17 | [目次] 催眠術師とあやつり人形 『怪人マブゼの挑戦』と怪奇映画の系譜/マニエリスムの発見 G・R・ホッケ『迷宮としての世界』をめぐって/マニエリスム文学の復権 G・R・ホッケ『文学におけるマニエリスム』をめぐって/肉体について 性的消費と畸形の肉体/恐怖と快楽の逆宇宙/グロッソラリー・狂人詩・共感覚/K・ケレーニイと迷宮の構想/逆戻りする宇宙 トマス・ヘフナー/地球空洞説/続・地球空洞説/薔薇の秘蹟/器具としての肉体/吸血鬼のエロチシズム/黒い錬金術/南北対極考/サタンと大母神/水中花変幻/解説(諏訪哲史) | |||||||
マグナ・グラエキア ギリシア的南部イタリア遍歴 | 訳 | 再 | グスタフ・ルネ・ホッケ著 | 平凡社ライブラリー | 2013/07/10 | ※1996年の再刊。 | |||||||
種村季弘傑作撰II 自在郷への退行 | 著 | 再 | 諏訪哲史 編 | 国書刊行会 | 2013/07/17 | [目次] 怪物の作り方/少女人形フランシーヌ/覗く人 都会詩人の宿命/面白い小説のからくり/モナ・リザ泥棒 無頼の王様アポリネール/イマージュの解剖学 ハンス・ベルメール/歯痛と吸血鬼との二、三の関係 または衰弱の快楽について/幻想、夢——理性/手袋の裏 クリンガー『ある手袋拾得に関するパラフレーズ』を読む/二階の話 古今亭志ん生『二階ぞめき』/白樺の家/機械学的退行 三島・花田・島尾/ケペニックの大尉/幻想・宙吊り・顕示 谷崎潤一郎I/退行の快楽 谷崎潤一郎II/博物誌としての花鳥画 伊藤若冲の針穴写真機/あるサロンの博物誌家 木村蒹葭堂/覗きからくりのトポス 江戸浮絵から谷崎潤一郎の暗箱まで/アスコーナ架空紀行/畸人列伝 あるいは陽気なメランコリー/江戸と怪談 敗残者が回帰する表層の世界/解説(諏訪哲史) | |||||||
2014年 | 2014/../.. | ||||||||||||
あさめし・ひるめし・ばんめし アンチ・グルメ読本 | 著 | * | 再 | 日本ペンクラブ編 大河内昭爾選 | ちくま文庫 | 2014/02/10 | 収録/嘘ばっかり(pp.183-197)←『食物漫遊記』 | ※1989年『アンチ・グルメ読本』改題 | |||||
アンソロジー おやつ | 著 | * | 再 | パルコ エンタテインメント事業部 | 2014/02/10 | 収録/羊羹(pp.105-107) | |||||||
文藝別冊 辻静雄 | 著 | * | 再 | 河出書房新社 | 2014/04/30 | 収録/料理人はエロチックであれ(座談・伊丹十三・辻静雄)(pp.55-77) | |||||||
アンソロジー ビール | 著 | * | 再 | パルコ エンタテインメント事業部 | 2014/07/07 | 収録/地ビール(pp.135-137) | |||||||
初稿・山海評判記 | 著 | * | 再 | 泉鏡花 著 | 国書刊行会 | 2014/07/25 | 収録/三人の女(別冊解説 pp.139146) | ||||||
詐欺師の勉強あるいは遊戯精神の綺想 種村季弘単行本未収録論集 | 著 | 幻戯書房 | 2014/08/29 | [目次]夢記 [Prolog]落魄の読書人生/ペテン師、世界を駆ける/小説の生体解剖 ローベルト・ムージルの『特性のない男』 [I]転んだあとの杖/変身の万華鏡 ホフマン『ブランビラ王女』/ホフマンの百面相/『ホンブルク公子』と病める言語/非人間的なものの浮力について/ヒュメナイオスの死/否定の弁証法 M・ブランショ『カフカ論』/マイナーの文体について/鏡の此方側の弱い男から鏡の向う側の強い男へ/もう一つの「イマーゴ」/パニッツァ復活/道化服を着たマイリンク/遅れてきたSF作家 シェーアバルト/まだ殺されていない子供たちのために 笑うペシミズムの哲学者W.ブッシュ/言語=死体の分身 飯吉光夫『パウル・ツェラン』/みじろぐ声/のらくら者の国 ローベルト・ヴァルザー『ヴァルザーの詩と小品』/未成年幻想/のっそりと我もゆかん ハラルト・シュテンプケ『鼻行類』/パトリック・ジュースキント『香水』 [II]綺想と驚異の十篇/二十世紀の名著 私の三冊/百鬼夜行西欧中世お化け屋敷案内図/『カルミナ・ブラナ』を聴きながら/ヴァイキング式百冊の本 [III]鉱物学的楽園/聖女の宝石函 ビンゲンのヒルデガルドの「石の書」/宝石と王と錬金術/宝飾の歴史と文化/花の怪物/魔草マンドラゴラ/無頭人の戴冠式 マンドラゴラの変身/バロックの蒐集理論 フェルディナントとルドルフ [IV]エロチシズムの世界意志/霊のポルノグラフィー クロソウスキー『肉の影』/死とエロスの戯れ レオノール・フィニのサテュリコン/海洋的退行願望 アナイス・ニン『近親相姦の家』/生と死の二元論的対立 N・O・ブラウン『エロスとタナトス』/冥婚とネクロフィリー/黄金時代と歌 [V]悪魔についての五問五答/VAMPIRE 吸血鬼/暗い美青年/私の吸血鬼研究/東西の感性の二人三脚 レイモンド・T・マクナリー、ラドゥ・フロレスク『ドラキュラ伝説』/篤学の愉悦 栗原成郎『スラヴ吸血鬼伝説考』/洋の東西怪談比較/ポー、あるいは時間の恐怖/郷愁としての恐怖 『アーサー・マッケン作品集成』/自動車と怪談/本格的怪談の醍醐味/幻視者の推理小説 C・ウィルソン『ガラスの檻』/双面の悪魔/黒い案内書(ギド・ノアール) [VI]神話の中の発明家/十八世紀文学的骨董品 アレン・カーズワイル『驚異の発明家の形見函』/編集者の伝記/ミヒャエル・フェッターあるいは遊戯三昧としての宇宙/空想文字博物館/ヤヌスの文字/隠秘論的夢想の世界 シャルル・フーリエ『四運動の理論』/ポストモダン小説の極致 董若雨『鏡の国の孫悟空 西遊補』 [VII]東西島物語考/まじめな顔した遊び/空想名所案内/夢遊者の宇宙旅行/とぶ男・寝ている男/ユートピアの終焉/世界の終りの日から/終末と発端のはざま [VIII]古典主義者の愛の冒険譚 エウヘーニオ・ドールス『バロック論』/バロックの本/奇抜なメランコリーの世界 マニエリスム文学について/「疎外」と「自己愛」 アーノルド・ハウザー『マニエリスム』/本格的かつ野心的なマニエリスム研究 若桑みどり『マニエリスム芸術論』/迷宮としての世界 現代芸術とマニエリスム/色濃いペシミズム G・R・ホッケの『絶望と確信』を読んで/神を感じる技術としての日記 グスタフ・ルネ・ホッケ『ヨーロッパの日記』/物体の軌跡/ブラック・ユーモア その後 アンドレ・ブルトン『黒いユーモア選集』/悪の分光器 ホルヘ・ルイス・ボルヘス『悪党列伝』/ボルヘス、アドルフォ・ビオイ=カサレス『ボルヘス怪奇譚集』 [IX]暗黒小説のきわめつき J・K・ユイスマンス『彼方』/空間表象の考察 ミルチャ・エリアーデ『聖と俗 宗教的なるものの本質について』/聖化された宗教的人間論 ロジェ・カイヨワ『人間と聖なるもの』/二つの世界の間で ケレーニイ断想/よみがえる古代的実存 カール・ケレーニイ『神話と古代宗教』/無意識の言語の解読 C・G・ユング『人間と象徴』/孤独者ライヒ/逆さ吊りのフールが演ずるアクロバット ウィリアム・フィルフォード『道化と笏杖』/解体の様式、様式の解体 ヴォルフガング・カイザー『グロテスクなもの』/普遍宇宙へのメッセージ ワイリー・サイファー 『現代文学と美術における自我の喪失』/透明な文体 エリアス・カネッティ『群集と権力』/ここに第二のフェデリコと…… ダンテとフリードリヒ二世 [Epilog]災害解釈の精神史 クライストの地震小説について//解題(齋藤靖朗)/略伝(齋藤靖朗) | |||||||||
種村季弘の眼 迷宮の美術家たち | 著 | * | 再 | 柿沼裕朋 編 | 平凡社 | 2014/08/29 | 収録/月の道化師——ゾンネンシュターン/甲虫のいる病院 | ||||||
文藝別冊 赤瀬川原平 | 著 | * | 河出書房新社 | 2014/10/30 | 収録/予は危険人物なり——外骨ワンダーランド(座談・赤瀬川原平・浅田彰、司会・松田哲夫)(pp.65-73) | ||||||||
2015年 | 2015/../.. | ||||||||||||
未詳 | |||||||||||||
メルヘンワールド10(メルヘンの部屋10 ことばたちのフーガ) | 著 | 再 | 世界文化社 | 記載なし | ※画/石阪春生。発行年月日記載なし。A5版変型。版型が大きくなっているだけで装幀その他は「世界の詩とメルヘン」と同一のもの。「愛の詩画集10 白夜の詩」との2冊セット。 | ||||||||
世界の詩とメルヘン16(メルヘンの部屋16 ことばたちのフーガ) | 著 | 世界文化社 | 記載なし | ※画/石阪春生。発行年月日記載なし。A6版変型。「世界の詩とメルヘン」は音楽カセット、訳詩集、短文集という3点で構成されているらしい(編者は短文集のみ所持)。短文集は種村のほか、中井英夫、矢川澄子らが担当している。確認されているところでは全18巻。『別冊幻想文学 中井英夫スペシャルI 反世界の手帖』(幻想文学出版局、現アトリエOCTA)の「中井英夫全著作目録&書評選」によれば、同シリーズ7巻『香りのおもいで』の発行は1978年4月。また、「ユリイカ10月臨時増刊号 総特集 矢川澄子・不滅の少女」(青土社)には同シリーズ3巻『メルヘンの世界から』の発行は10月1日、年度の記載はないものの、前後の項目からみて1977年と思われる。よって、1979年から1980年にかけての刊行ではないかと推測される。「石阪春生展」図録(神戸市立小磯記念美術館、2006年5月19日発行)の「石阪春生年譜」では1978年に記載あり。 | |||||||||
変態大画報 | 著 | * | 駿河台書房 | 記載なし | 収録/黄金時代と歌(pp.41-44) | ||||||||