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江戸時代の評判

稲生家の怪異の話はすぐに広まった。そのなかでももっとも強い興味を示したのが柏正甫だった。柏は平太郎に何度も怪異の話を聞いたが、何度聞いても細部にいたるまで内容が変わらないことから、平太郎の話が真実であると確信し、その話を聞書きした。そうして出来たのが「稲生物怪録」(通称柏本)である。

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