タイトル |
著者名 |
投票得点 |
『クリスマスに少女は還る』 |
キャロル・オコンネル著 |
+5点 |
ギミックが物語的な感動に直結していて驚いた。読み終えた後、何度も思い出し感慨にひたる。
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『不思議の国の悪意』 |
ルーファス・キング著 |
+4点 |
ありがちなネタなのに、それと悟らせないように捻りを加えて再構築している短編ばかりなので、けっこう驚く。
各短編の出来もいいと思うけど、全体の並べ方もまたよかった。
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『夏草の記憶』 |
トマス・H・クック著 |
+4点 |
ラストに衝撃は受けなかったし、ゆえに暗い気分にも陥らなかった。
そもそも過程で充分暗い気分にさせられてしまっていたというのもある。
でも、徐々に事件の全貌が明らかにされていく構成にハマった。
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『悪魔に食われろ青尾蝿』 |
ジョン・フランクリン・バーディン著 |
+3点 |
こういう作品を読むと、ガチガチの古典本格以外の幅広い古典の復刊が望まれますね。
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『革服の男』 |
エドワード・D・ホック著 |
+3点 |
いい本格ミステリ短編集。全ての作品「上手い」と思わず唸る部分を持っているが、とりわけ表題作の不可能状況はとてつもない吸引力があった。
ホックはトリックメーカーみたいに思われてるふしもあるけど、同時に伏線巧者でもあることがよくわかる。
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