カールスルーエ / Karlsruhe

あまり観光都市ではないので、残念ながら日本のガイドブックではほとんどページが割かれていません。

シュヴァルツバルト (Schwarzwald / 黒い森) の入り口に当たる都市で、バーデン・バーデンの近くです。
ICEでフランクフルトから約1時間です。
ドイツで最も古い工科大学、連邦憲法裁判所や連邦最高裁判所などがあります。

街並みは、カールスルーエ城を中心に、扇形に広がって作られています。
そのため、城から中央駅までの中心街は、観光者にも判りやすい特徴的な地理になっています。

扇形の街並みは、18世紀初めにカール・ヴィルヘルム辺境伯によって、太陽光線をイメージして作られたとか。
カールスルーエとはカールの安らぎという意味だそうで、特に城の塔からは今でも高い建物が無いこともあり、綺麗な街並みが見渡せます。

カールスルーエ城
カールスルーエ城 / Schloss Karlsruhe
城は"八"の字型に広がっており、扇の要の部分に塔があります
城の中は博物館になっています

城からの街並
城の前から見た街並
城の前庭は芝生と白州の扇形の広場 (Schlossplatz)になっています

庭園
城裏の庭園にある植物園?
城の裏は樹木の多い庭園 (schlossgaten) になっています
庭園内には美術館もあります

ピラミッド
マルクト広場 (Marktplatz) のピラミッド
商店の並ぶカイザー通り (Kaiserstrasse) の中心にあるマルクト広場
その中心に、第二次世界大戦記念碑のピラミッドがあります
ピラミッドと市電のあいだにある建物が市庁舎です

エトリンガー通り
城から中央駅に延びるエトリンガー通り (Ettlinger Strasse)
中心に芝生の上に延びる市電の線路
その外側に片側2車線の車道
その外側に並木を隔てて歩道
と広々とした造りになっています

カールスルーエ中央駅.jpg
カールスルーエ中央駅
駅前に観光案内所(i)があり、観光地図が置いてあります
観光地図は日本語版もあり、便利です

Hotel Residenz
Hotel Residenz
訪問先の紹介で今回泊まったホテル
駅前で綺麗
でも泊まった部屋にはバスタブは有りませんでした
部屋備え付けのホテルガイド等に英語表記が有りませんでした
(カウンターではもちろん流ちょうな英語を話してくれます)



日本人はほとんど見かけませんでした。

街中では英語があまり通じないところが多いです。
駅構内のピザ屋やマクドでも、応対は(ドイツ人でない)外国人にしてもらいました。
ピザ屋ではイタリア人、マクドでは黒人のカウンターに並び直された...

英語が通じにくかったり、英語表記がなかったりしますが、人々はとても親切です。
英語の話せるイタリア人や黒人は人なつっこく会話してくれましたし、
城内の博物館のカウンターでも、ドイツ語ですが色々と教えてくれました。
「この入場券を持っていくと、マルクト広場の美術館などで割引してくれるよ」
「でも閉館時間が迫っているから急いだ方が良いよ」
などと教えてくれました(と思う)。
(ドイツ語判らないのですが、身振りとかでそうじゃないかと)
ドイツ語と英語の会話になっていました...(私は英語で答えていたので)

季節や天候が良かったせいか、城前の広場やマルクト広場には沢山の人でにぎわっていました。
日本人も含め、アジア人は全然見かけません。みな、ドイツ人(っぽい)です。

にも関わらず、明らかにどう見てもアジア人の私に、
なぜ、わざわざ時間を聞いたり、道を尋ねたりする???ドイツ語で...

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2002.01.05 / H.Arai / jq7h-ari@asahi-net.or.jp