鉄道

時刻表

黄色い紙に細かくずらずらと書かれている時刻表ですが、意外と判りやすいと感じました。
便数が全体的に多くないので、全便が載っていることが判れば、すぐに慣れるかも。
東海道線の時刻表に似ていると思いました。分表示でなく、行き先がメインという感じ?

びっくりしたのが、深夜3時とか4時とかでも(本数は少ないですが)ちゃんと運行している事。
映画「アンタッチャブル」で、「戦艦ポチョムキン」の乳母車のシーンをまねたシーンがありますが、
あんな深夜に人気のない駅で乳母車を押した母親は何やってるんだろ?と疑問だったのですが、
ドイツだったら深夜に列車も有るんだ、と少し納得しました(「アンタッチャブル」はアメリカ合衆国なのでいざ知らず)。

フランクフルトの地下鉄

フランクフルト駅には地上ホームの他に、地下鉄用の地下ホームもあります。
で、地下鉄は地下ホームだけでなく、地上からも出ることがあります。
特に、空港やマインツ、ヴィスバーデン方面などです。
ので、どこのホームから出るか、時刻表で確認が必要です。
超特急ICEと地下鉄が同じ時刻表に載っていたりするのが楽しいです。

地下鉄の切符販売機

黄色い販売機で、柱などの周りを取り囲んでいたりします。
基本的にホームのそばに有りますが、地上の出入り口のそばの店の脇にぽつんと有ったりもします。
結構どこにでもあります。

日本のように路線図があって料金が書いてあって、なんていう親切設計ではもちろんなく、
機械の脇にアルファベット順に駅名と、それに対応する番号が書いてあります。
目的地の駅番号を押して、切符の種類(大人子供とか往復とか)を押すと料金が表示されるので、お金を入れると、切符とお釣りが出てきます。
お釣りは私が買ったときはちゃんと出てきたので、大きめの札を細かくするのに重宝しました(お釣りがないときは釣銭切れと表示されていたと思います)。

駅番号は駅固有の4桁の数字になっています。
(フランクフルト中央駅のように)大きな駅だと2桁しか書いてなかったりしますが、2桁押しただけだと、次に進めなくて困ることがありました。
2桁の時はそのあとに"00"とゼロを2つ押すと良いみたいです。

検札

数回しかフランクフルトの地下鉄に乗らなかったのですが、1回検札がありました。
(地下鉄でも改札が無く、いきなり列車に乗れるのです)
検札係の人が乗ってきたとたん、周りの乗客が全員申し合わせたように瞬時に嫌な顔をしてため息をついたのが印象的でした。
検札は皆に好まれてないのですね。疑われていると感じるからでしょうか?

特急列車

日本の新幹線に当たるICE、なかなか綺麗です。

ICE
ICE

各便に愛称が付いているようで、私の乗った ICE 71 便は "Helvetia" でした。
座席の前のポケットに、その列車の案内小冊子が入っていました。

小冊子表紙 停車駅案内頁 車両案内頁
(左)小冊子の表紙。全部で12頁でドイツ語と英語の併記です。
(中)停車駅ガイドの頁。発着時刻、乗り換え案内、駅の施設が書いてあります。
(右)各車両設備ガイドの頁。禁煙/喫煙車、食堂車はもちろん、携帯電話禁止車両と携帯電話受け(?)の有る車両、Video車両とか色々あるようです。他の列車には、犬を繋いでおく輪がある車両も有るみたい

ICE は日本の旅行代理店でも座席予約可能で、私はドイツの窓口で交渉できる(自由席すら買う)自信は全くなかったので助かりました。
駅で直接買うのに比べて、手数料などがかかって割高かもしれませんが。

基本は自由席で、その中のいくつかを必要区間指定席として売るシステムです。
ので、指定で押さえた以外の区間は自由席として使われています。
私が乗ったときは、列車自体がかなり混んでいたので、私の席もすでに他の客が乗っていました。
指定の表示は小さいし、ドイツ語出来ないしで、どかせるのにちょっと気後れしてしまいました。

半分くらいコンパートメントが有るものの、日本の新幹線と同じ感じなので、スーツケースの置き場に困りました。
混んでいた事もあり、席間の通路では明らかに邪魔なので、ちょっと離れたところに置いておきました。
セキュリティ的には問題有りますな...

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2002.01.04 / H.Arai / jq7h-ari@asahi-net.or.jp