フランクフルト空港 / Flughafen Frankfurt

今回、ドイツへの入出国にはフランクフルト空港を使いました。

空港の規模

かなり大きいです。
ターミナルは2つあり、Skyline というモノレールで繋がれています。
Skyline の駅 (Haltestellen) は3つあり、ターミナル1の[A]駅、同じくターミナル1の[B][C]駅、ターミナル2の[D][E]駅です。
それぞれの駅には、あと何秒でモノレールが発車するかが表示されています。日本みたい。
昼間だと、だいたい120秒間隔のようです。

Skyline の駅
Skyline の駅の写真です。(あと) 90 SEK(秒)と表示されています。

空港からのアクセス

フランクフルト空港には、フランクフルト近郊列車 S8 やたまに特急列車などが地下に乗り入れています。
S8 は、フランクフルト、マインツ、ヴィスバーデンを結んでいるので、これらの都市へまず行かれる場合は、S8 を使うと便利です。フランクフルト中央駅まで DM 5,90 でした。

電車の絵の案内表示に沿っていくと、ターミナル1の地下駅へ降り着きます。
切符売り場のところにちょっとした売店があり、雑貨が買えます。また、ホームにもやや小ぶりな売店があります。
S8はだいたい15分間隔くらいで運転されているようですので、切符売り場で時刻表を見て、空き時間があるときは明るいところで時間を潰しましょう。(^^;)

空港の施設

その規模に比べ、店は少ないです。
飲み物や菓子パンなどが買える売店は1つ2つしかありません。
地下鉄駅まで降りていったところにある売店は安いしおすすめです。
ファーストフードやちょっとビールを一杯という時は、ターミナル2の上にまとまっています。

出国ゲートをくぐったあとの免税品店も、ターミナル2内では、一つの商品は他の店では売っておらず、高級品もバッジなどの小物も駄菓子も薫製もくまなく見ると、ほぼ全ての店、でも5店舗くらいを廻ることになります。

面白かったのが、ターミナル1の2階にある、空席の航空券を売るカウンターが並んでいるところでした。ぎりぎり直前の空席を売っているようで、もちろん表示は全てホワイトボードに手書き、そんなカウンターが10ヶくらい並んでいます。スーツケースを持って、でも行き先は決めずに空港に行き、空港で安いチケットを買い、その場で行ってくるというのは日本ではなかなかないですよね。

搭乗手続き

店があまり無くて何があるの?に対する答えは、搭乗手続きカウンター。
広いフロアに、だいぶ余裕を持ってカウンターが並んでいます。
でも、広いスペースに手続き待ちの人々があふれていました。特にルフトハンザカウンターが凄かったです。成田では日航カウンターでは大賑わいでだいぶ待たされましたが、ドイツではルフトハンザがその状況でした。
日本→ドイツはルフトハンザで、ドイツ→日本は日航にすれば、搭乗手続きでは待たされないですね。(^^;) でも、安売りとかでは難しそう。

入国審査

ガイドブックにはえらく簡単にスルーできるとかいてあったのに!!!

入国審査では、ほぼ全員に、簡単ではあるが質問をしていました。日本からのツアーの人々などは全然心の準備をしていないようで、皆まごまごしていました。
入国スタンプも、押してくれる事の方が多いかも?

荷物を受け取ったら税関ですが、運悪く前に人が居なくて先頭になった人は荷物チェックを徹底的にされていました。
私も前に人が居ない状態で突入してしまいました。
若い女の人だったのですが、まずドイツ語で「ぺらぺらぺらぺーら」と言われます。全く判らないので「?」という顔をすると、「英語しかできないの?」と英語で言う。
「yes」と言うと、何も言わず待ってる。
ここで、成田ならパスポートを見せるんだったと思いだし、パスポートを取り出すと、「そんなもの要求していない。早くスーツケース開けて」と言われてしまう。はよ言えー。
ベルトをはずし、鍵を開け、ダイヤルロックをはずす。この時点で、後ろに日本人の長蛇の列。「あ、税関よ、荷物検査受けなきゃいけないのね」などという日本語の声が聞こえてくる。
スーツケースを開けると、「中見て良い?」と訊かれ、くまなく捜索。私は衣類は全て透明のビニール袋に入れているので、下着やらなにやら全部後ろの日本人にまで見られてしまう。きれいに包んだ箱を示しこれは?と訊かれ、「(ドイツ人の知り合いに持っていく)日本のケーキだ」と言うと、ようやく笑って、おしまい。
後ろはすでに日本人で長蛇の列。残りの人は荷物の外観を見るだけで、どんどん通す。その横をあせあせと後かたづけをする私....

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2002.01.04 / H.Arai / jq7h-ari@asahi-net.or.jp