その31 バカヤロー研修(笑)


 運転士の教習と言うヤツは、約5ヶ月の間、乗務中、決まった「指導操縦者」と行動を共にしていなければなりません。ここで必ず人間関係ってヤツが出てくるわけですが、ヒトそれぞれ、考え方もいろいろなモンで、その辺のソリが合う人同士なら、ほとんどマンザイのごとく楽しく日々を過ごせる(楽しいばかりじゃまずいんでしょうけど(笑))んですが、ソリが合わない・・・なんてコトになるとシャレにならなかったりします。

 実際、先輩で、車掌時代からドンパチあった運転士と・・・コトもあろうに師弟の間柄になっちゃって、結局やめちゃったよなぁ・・・なんて哀しい話もあります。

 で、私はというと?・・・

 運転士同期のメンバーの中では、イチバン・・・とは言いませんが、結構師弟関係はうまくいってたのではなかろうかと思っております。

 そこへ来て、私のお師匠というのが、「指導運転士会」と言うヤツの「連絡員」という役職をやってたモンで、教習関係の全体像みたいなのをちらほらと聞かされてたりしてました(笑)

 ○○は指導操縦者の会合に出席しないとか、車両実習には立ち会わネェとか、◇△はいろいろ面倒見てくれてよぉ、すげぇ助かってるんだよ・・・とか、そんな話から、アイツ、見習い中はさんざんしめられてたのに、弟子になんで同じようなコトするかなぁ?・・・とか、いろいろ聞かされました。

 実際、仲間内で、師弟関係がうまくいってるメンバーと、全然うまくいってないメンバーでいろいろ話を聞いたりしました。

 お師匠さんがマジメすぎると、大体衝突してますね(笑)

 で、そんな感じで5ヶ月の教習中、必ず1/3くらいはうまくいかなかったりしまして・・・それを癒すのが本来の目的でしょうね(笑)、題目として「運転士教習1ヶ月を振り返って、運転に対する心構えを考え直す」とか、その辺の理由をつけて、1泊の研修がありました。

 教習所から自社のバスに乗って山中湖にある保養所の方にいくんですけどね・・・

 その辺の会話として、「俺んトコはうまくいってるぅ♪ 師匠に申し訳なくてさぁ」なんてにこにこしてるヤツ、「アイツんトコ、火ぃつけたろかって思うことしばしばよっ(ノ_・。)」なんて仲間もいたりしました。

 実際、週休以外、毎日師匠と顔合わせをしてなければならないモンで、厳しい師匠が相手だと、相当にキツいんですよね・・・

 最初の1ヶ月のトコで、そのストレスを発散させるような研修だったりします。俗称、修学旅行とも言ったっけなぁ♪

 ちなみに、古い資料を引っ張り出して日程をチェックしたんですが・・・

 初日 山中湖の上の方の峠にて大声コンテスト

 その後、湖畔に行き、湖畔散策をしながら保養所へ

 保養所にて、各研修(班別:それぞれにテーマあり)

 入浴、食事後に、発表内容の質疑応答

 2日目 韮崎のワイン工場見学・・・

 昼食は、ジンギスカン(-。-)ぼそっ

 そんな行程でしたからねぇ・・・(笑)

 そして、同期の親睦、チームワークを深めていくのでした。

 このあと、技能試験に向けた車両実習、予備試験などと続いていくんですね・・・教習の日程は・・・