その27 サンデー○ちゃん


 え〜 本日、○浜○行で踏切事故の報道がありまして・・・ふと思い出したネタをアップさせていただきます。コレ、一応ノンフィクションですので、名前は伏せさせていただきます。

 もし、ご本人様、見てられて、気ぃ悪くなされたら快速進行で落としますので、よろしくです。業界の方、掲示板とかでばらしちゃだめっすよ(;^_^A アセアセ・・・

 私が車掌の頃のはなしですが、ある日、快速特急に乗っていた日のおはなし・・・

 この日は、天気のいい日曜だったんですが、某待ち合わせ駅で、抜いていった普通に、その「○ちゃん」が担当してたのは確認しておりました。待ち合わせ中に、ホームの立ち会いしてくれるので・・・

 その後、終着駅到着後、引き上げ線にて折り返しているとき、「○○第2踏切で自動車と接触事故、運転不能!」との列車無線が入り、どんな事故だろう?・・・とワクワクしつつも、コレ、折り返し、運転できずで品川あたりでまちぼうけになるかな?・・・という覚悟も決めてたのですが・・・

 やったのが上り列車だったのですが、下り列車の方には支障がない・・・ということで、下り列車の私たちは無事交代駅まで帰ることができたのでした。

 さて、通常ですと、あのころは自動改札なども使用されてなかったので、乗り越し精算の車内巡視をしてるのが普通だったのですが、状況が状況・・・運転台から離れずに乗車してたのですが・・・該当の踏切にさしかかると・・・ひしゃげてぶっ飛んだS13(シルビア)が塀を壊してて、電車の方は一見異常ないように見えてました。

 こりゃダイナミックに・・・(笑) 程度の感覚だったのですが、運転再開までにエライ時間がかかってたのを覚えております。

 その電車こそが、その待ち合わせ駅で見た、○ちゃんの担当していた普通列車・・・独立乗務になってからそんなにたってなかったと思うんですが、エライもんに遭遇しちゃったなぁって思ったモノです。

 なお、事故車ですが、その後、車庫駅に帰ってきて見た姿は、モノの見事に床下機器がなくなっており、誰が見ても自力運転は無理ね・・・という状態でした。

 車両も昭和30年代のクラシックカーとも言える車でしたし、惜しげなく廃車解体かと思われたのですが、ムリヤリ直してしばらく現役で走っておりました。

 それから少しすぎたある日・・・

 この日も天気のいい日曜でした。

 今度は、私が普通列車の担当車掌で、横須賀は黒船が初めて来航したと言われる某駅まで行き、イッペン分岐駅に戻ってまた某駅に行き、車庫駅まで交代に戻る・・・という行路だったのですが、その、黒船の駅で無線が・・・

 ○○列車、北××駅で人身事故・・・

 ありゃりゃ・・・この列番は・・・とダイヤで調べると、私の列車が分岐駅で接続していく列車で、こりゃ影響出るなぁ・・・なんて思っていました。

 で、私の列車はとっととその分岐駅に到着し、接続すべく事故車を待ってると・・・そこには、その「○ちゃん」が担当車掌で乗っておりました。

 またビンゴかいっ♪♪ お疲れさまねぇ・・・って挨拶はしておいたのですが、その後、運転士からの話だと、「サンデー○ちゃん」ってニックネームがついていて、天気のいい日曜に○ちゃんと組むと、人身事故に遭遇する・・・というシビレるジンクスができたりしておりましたとさ。

 まぁ、その○ちゃん、すげえ人柄のいいシトで、今は、立派に運転士をしております。運転士で大きな事故には遭遇してないと思いますが・・・