前回のネタでは、「運転安全規範 綱領」ってハナシをしました。
鉄道のネタでは、あれが根底的な基本事項になってますが、それに基づいて、業界のヒトがナニをするかって指針が、一般準則になるんだと思います。
前振りは、綱領のネタでやっちゃってるので、今回は、いきなりそのものをいこうと思います。
一般準則は、結構具体的になってくるので、それぞれの項目に、さらに御触書があるので、それも見てみましょう♪
1.規程の携帯
従事員は、常に運転取扱に関する規定を携帯しなければならない。
2.規定の理解
従事員は、運転の取扱に関する規定をよく理解していなければならない。
3.規定の遵守
従事員は、運転の取扱に関する規定を忠実且つ正確に守らなければならない。
4.作業の確実
従事員は、運転取扱に習熟するように努めその取扱に疑いのあるときは最も安全と思はれる取扱をしなければならない。
5.連絡の徹底
従事員は、作業にあたり関係者との連絡を緊密にし打合わせを正確にし、且つ、相互に協力しなければならない。
6.確認の励行
従事員は、作業にあたり必要な確認を励行し、おく測による作業をしてはならない。
7.運転状況の熟知
従事員は、事故の作業に関係ある列車の運転時刻を知っていなければならない。
8.時計に整正
従事員は、職務上使用する時計を常に整正しておかなければならない。
9.事故の防止
従事員は、協力一致して事故の防止に努め、 もって旅客及び公衆に傷害を与えないように最善を尽くさなければならない。
10.事故の処置
従事員は、事故が発生した場合、その状況を冷静に判断し、すみやかに安全適切な処置をとり、特に人命に危険の生じた時は全力を尽くしてその救助に努めなければならない。
と、まぁ、ある意味、まさしくそのまんまなので、さらにオマケを加えるようなことはほとんどないんですね(笑)
1〜3に関しては、規程を持っていて、それを普段から勉強して、ちゃんと守れよ!ってハナシです。1は「規程」、2・3が「規定」なのに着目しておいて下さい♪ こうゆうコメントは、まるで運転法規の授業の様です・・・
あとは、実際作業するのに、上記の心構えなくして、安全輸送など、ほとんどあり得ないでしょ?(笑)
そう言う程度のモノだったりもします。
基本的に、ポッポ屋が、出たトコ勝負でおしごとしちゃうと・・・完全事故りますもんねぇ・・・
信号見落としで、衝突事故しちゃったりとかするのは、「確認の励行」だよなぁ・・・ってワケだったりします♪
何かあったとき、ちゃんとに連絡が行き届いていれば、危険も一歩手前で回避できるってモンですし・・・
私が思うに・・・この「一般準則」、鉄道屋のおしごとに限らず、一般的な作業の全てにおいて直接、間接的に使えるハナシだと思うんです。
ちなみに、覚え方ですが・・・
「キキキサレカウントジジ」・・・って覚えるそうです。
全ての頭文字です・・・でも、おしごととかに関係ないですし、普通覚えないですよねぇ(笑)