鉄道屋さんのおしごとで、必ずと言っていいほどでてくるおはなしが、この「忘れ物の扱い」になるでしょうか?・・・
まぁ、コトがあると、結構いろんなモノをお忘れになるワケなんですが、かくいう私も、コイーところでは、「お花」を忘れたことがあります。
しかも、当時勤めていた会社ではなく、大きな鉄道屋さんの方・・・
にしても、業界ですかねぇ?・・・家について気づいて、急いで時刻表を見たら、まだその列車が終点に到着してなかったのを確認したので、その駅に急いで電話して、いわゆる、おしごと的に遺失物捜索を依頼して、ゲットした・・・という前科もあります(自爆)
では、本題・・・
駅の忘れ物は、お客様に届けてもらうパターンと、係員が拾得するパターン、そして、ゲットする方ではなく、ロストの方で、電車の中に荷物を置いて来ちゃったので捜索してくれ・・・という依頼があります。
忘れ物を捜索する際、必要なポイントがあります。これは、この先、もし、そうなることがあってもいいように、覚えておいて欲しいんですが・・・みてるヒト、居ねぇからなぁ・・・これ(o_ _)oぱたっ
・乗ってきた列車の乗車駅の時刻、もしくは列車番号 (JRあたりだと時刻表に載ってますけど・・・) ・前から何両目に乗ったか?・・・後ろからでもいいですけど ・で、その車輌のその辺?・・・前の方とか真ん中辺とか、で、 進行方向右か左か? ・忘れた荷物の特徴、個人名なんかが入ってるとすごくナイス!
これだけわかれば、結構捜索は楽にできます。
すぐに気づいた場合、近い駅にコレを元に遺失物捜索を依頼します。すると、その駅のヒトが見てくれるワケなんですね。
ポ:もしもし、○○精算の「ポッポ屋」ですが、遺失物捜索お願いしたいんですけど・・・
相:どの列車でしょ?
ポ:1610Aの、5号車、第2ドア付近の海側網棚なんですけど・・・
相:で、モノは何ですかぁ?
ポ:茶色のカバンになりますぅ・・・手さげのアタッシュケースみたいなヤツですね。
相:はい、わかりましたぁ・・・
って感じでやりとりするんですが・・・すぐの場合は、大体出て来ますので、もし忘れ物に気づいたら、最大限早く駅に問い合わせてみてくださいね。
今度は、拾得物なんですが、まず、駅で扱えないのが、雑誌と、ビニール傘!
コレは、捨てたモノか遺失物の区別がつかない・・・と言うことで、警察サイドでも扱えないのですね・・・
というわけで、ビニール傘を忘れた・・・という向きは、望み薄です・・・
で、帽子とか、一般的なモノは、遺失物として、扱えるわけですが、係員が拾得した場合は、いわゆる「権利」は放棄、お客様が拾われても、まぁ、お金とかでなければ、大体権利放棄・・・ってスタイルになるんですが・・・
財布とかで、中のお金が 結構多めに入っている場合、いわゆる、警察と同様の扱いができます。
いわゆる「権利書」ってヤツを発行するスタイルになるんですが、金額がこのくらい、金種が・・・1まんえんさつが、○枚、1000えん札が□枚・・・とか、数えます。
落とし主が現れなかった場合、駅で2週間ほど保管すると思いましたので、この場合、約7ヶ月で、拾ってくれたお客様の権利になります。
まぁ、この手は、大体落とし主もすぐに現れるってモンで・・・
で、ワケ話して、その権利書を受け取ってきてもらわないと忘れ物を渡すことができない旨を話すことになります。
するってぇと、やっぱり面倒なことになりますので、大体のお客様は、権利放棄はするけど・・・もし落とし主が現れても・・・ってことで、拾ってくれた親切なお客様の連絡先をうかがっておく様にしてます・・・そうしりゃ、落とし主も、礼の電話できますもんね♪
ところで、この手の金目のモノに関しては、本人確認をしっかりしておかないと、悪いヤツは、この手のをネタにトラブル仕掛けるヤツがいまして・・・過去にそう言う例ありなんですが、気をつけてかからないとマズイことになります・・・
駅員ってのも、結構こんな事で気ぃ使うようになります・・・
にしても、とにかく、ご自分の持ち物は、忘れモンなさらないようにするのが一番いいことです・・・降車時なんか、持ち物チェック、怠らないよう心がけましょうね♪
あと、捜索してもらったけど、見つからなかった場合・・・まだ諦めるダメね♪
というのは、途中で、お客様が気づいてくれて、お客様の都合で、そのヒトが降りる駅で、「忘れもんだよ♪」って届けてくれるパターンがあります。
すると、とんでもない駅でその忘れ物がとどく・・・ということがありまして・・・
数日すると、その忘れ物の全データが、それぞれの「忘れ物センター」とか、「遺失物センター」みたいなトコに集約されますから、2〜3日したら、そこに検索してもらう・・・というのも手ですので、ガッカリする前に粘ってみてくださいね。