鉄道屋と言えば、動物がらみのハプニングもいっぱいあります。
まぁ、コレは、大体運転中のネタがメインですけど・・・
とりあえず、私が聞いたことのあるハナシとかを、数点、小ネタ的に出させてもらいます。
私がいた、○浜○行、一応、創立100年という歴史ある会社なので、駅も、新しいトコもあれば、開通当初からあるんだろうなぁ?・・・というほどのクラシカルな駅もあります。
で、私がいた駅、まぁ、全線でも特にメジャーな駅だったわけですが、民鉄ってのは、近くの駅も「管内」と称して、その「駅長駅」から、駅員が派遣のごとく行くようになってます。
駅長駅は、大きな駅って事もあり、いなかったのですが、隣のガード下な駅、ネズミが結構いるんですねぇ・・・
昼間は、明るいこともあり、別段気にもならないんですが、事務所の奥に、物置みたいな広大なスペースがあり、その中に、一見仮設のようなトイレもあります。と言っても、ちゃんとに水洗ですし、古いながらも仮設じゃないんですけど(笑)
どうも、その辺から出てくるんでしょうねぇ・・・
で、駅は食事のさい、自分で作って食べるんですが、それをうっかり食べ残しで台所のいわゆる「三角コーナー」みたいなトコに出しっぱなしにしておくと・・・ネズミに荒らされるようです。
で、その駅、当時、駅員2名、駅長役の「営業主任」が事務所にボンボンベットみたいなのを出して寝て、若い衆は押入のような2段ベットの下段に寝ます、なお、向かいは台所です。
私も、寝ちゃうと結構爆睡タイプですが、なんか、物音がするんですよ・・・ゴキブリにしてはガタイがでかいような・・・どうも四つ足だなぁ・・・
って感じで、見てないんですが、ネズミが結構いたみたいですね♪ 実物はカーテンかけてたおかげで見てないんですが、見たら、そのガタイの大きさにビビりそうな気がするので、見なくてよかったのかも知れません(笑)
電車と、結構いろいろあります(爆)
電車は結構イナカなトコを走ってますし、線路内にイヌとか入ってくるんですよ・・・
さりとて、発見→非常ブレーキで停止・・・をやると、車内のお客さんをケガさせる危険もあり、うっかりそうもいかない・・・というのも実は現実です。
ポッポ屋ってのも、人命かからないとある部分、薄情なんですが、仕方ない部分もあります。
とはいえ、諦めてイヌを轢いちゃっても、そのおイヌさん、ガタイの大きな「大型犬」だったりすると、床下の機器をちょっくら傷める・・・ってこともあるので、私が思うに、やっぱり、それを防ぐって理由で非常ブレーキかけちゃうのもあながち誤扱いじゃないかな?・・・って気も、最近しております。
まぁ、雑談はこの辺まで♪
コレもハナシで聞いたネタなので、詳しいこと聞かれてもコメントしにくいんですが・・・
ある電車、運転中にイヌを発見して、轢いちゃやだな・・・って事で、ブレーキかけたわけですけど、うまい具合にイヌを轢かない状態で手前に止められたそうです。
さて、そこまではよかったんですが、イヌをどかすため、ホイッスル(ラッパですね)を鳴らしてどかそうと試みたんですが、イヌって、追っかけられる方向に逃げる習性があるようで、線路の方向に逃げたそうなんです。仕方がないのでプレッシャーかけつつも、轢かないようにイヌについていくような格好で運転して、イヌがどいて駅に着いた時点で3分ほど遅れたそうです。
コレ、信号扱い所、運輸司令までハナシが行ったようで、思いっきり怒られたとか・・・
まぁ、イヌを轢かない為に3分延・・・たしかにうまい話ではないんですが・・・まぁ、とにかくボロクソやられたそうです、その運チャン。
ところが、世の中、善行するとちゃんと報われるシステムになってるようで、そのシーンを客室からギャラリーしてたお客様、その、イヌ思いの扱いをした運転士に感動してくれたようで、「優しい運転士さん」という旨の「善意の投書」(お客さんから会社の本社宛にこの手の感謝のおてがみを送ると、該当の係員はちょっとした褒賞をもらえるようですね、上の方からのウケもよくなり、ある意味有利なポイントになります(笑))ってヤツをいただきまして・・・そしたら、手のひら180度回頭♪♪
その後、いい運転士ってことで、「区内褒賞」ってヤツをいただいたそうな・・・めでたしめでたし♪♪
線路内に侵入しちゃうモノは、まぁポピュラーなトコでは、ヒトとイヌ(爆)
イヌは仕方ない部分もあるんですが、ヒトはある意味シャレになりません・・・私は幸いやったことないんですが、やっぱ、やなモンでしょ・・・自殺志願者と、目ぇがあっちゃうの・・・
でも、今回は、そういうキョ〜レツなネタとはちょっと違うヤツ・・・
コレも、聞いたハナシで、伝説になったハナシです。
○浜○行の「某浦」〜「某武寺」に、昔、牧場がありました。車掌時代の師匠は「ララミー牧場」って呼んでましたが(笑)
で、その、某浦を出た電車、出ると、半径400mの右カーブを抜けるとしばらく直線が続き、その直線の中間あたりの沿線にその牧場がありました。
さて、電車は某浦を発車後、カーブを曲がると・・・いたそうなんですよ・・・それが!
ということで、停止手配をとり、見通しのいいトコなので、支障箇所の外方(手前)に止まることができまして、司令所に無線連絡したそうです。
運:司令、司令! 司:はい、司令です 運:○○列車の担当運転士ですが、某浦〜某武寺に○シがいるんですが・・・ 司:ムシですか? ムシならそのまま行ってください 運:ムシじゃないです、ウシです、ウシがいるんです! 司:ムシでしょ? ムシだったら運転を継続してください!! 運:ムシじゃなくて、ウシです!!! モ〜〜って鳴くウシです!! ・・・・・
こういうやりとりがあった・・・という伝説があります(笑)
まぁ、一文字とはいえ、違うとエライ差になりますね(爆)
コレ、会社やめていい加減5年近くになるので白状できます(笑)
細かく言うと、エライ取扱不適正なんですが、結果オーライですし、問題にはならないと思うんですが♪
トリさん、結構電車の犠牲になってます・・・と言っても、犠牲になりやすいのが、ハトと、スズメ・・・
運転してると、「ガンっ!」って運転台に当たるんですよ・・・トリさんが。
ほとんど前振りなしで来るんで、正直、ビビるんですが、たまに、勢いがあまって運転台の「行き先表示器」なんかの小窓は割れちゃうこともあるそうです、運転台の窓は相当に厚いので、まぁ、ハトやスズメ程度ではまず割れませんが、トリさんは、一撃必殺でしょう・・・
さて、そんなんボチボチあったんですが、大体は上の方で衝突してまして、「あ、トリさんかぁ・・・(-人-)」ってノリで運転してるんですが・・・
ある日、特急で運転中、○色駅を通過してるとき、駅の先っちょに踏切があるんですが、その辺で「ガンっ!!」っていい音がしました。
やべ・・・もしかしたらやっちゃったかぁ?・・・(爆) にしちゃ音が小さいし、踏切に侵入してきた感じはないんだけどなぁ・・・でも、もしビンゴだったら、ひき逃げやなぁ・・・
なんて思いながら、ちゃっかり次の停車駅までそのまま運転しました。
にしても、トリさんだったら、上の方でいい音するんですが、あまり上の方での音じゃなかった・・・
ちょっち覚悟しながら停車駅に到着、ヤバイから到着時、運転台を外から見てみると・・・
あ、羽だ♪♪
この羽のスタイルはハトだな♪ ガタイを思えばあのくらいの音するし、運転台の窓の下側だから、耳は間違いないってゆってまして、ついでに、真ん中に貫通路がある関係でインパクトした瞬間が見えにくい場所なんですね・・・
ということで、どやら、私はひき逃げ犯にならずに済んだようでした。
って小ネタはこんなモンですね♪