駅員も2年目になって久しくなり、そろそろ、また車掌登用試験を受けました。
今回は、順調にいき、車掌教習を受けることになりました。
基本的に、教習期間中は、本社日勤に準じ、土曜(当時完全週休2日制じゃなかったので)は出の日は午後から本社のみおやすみなので、線路見学ってスタイルでした。
隔週週休2日制だったので、2週間に1日はおやすみでしたけど・・・
車掌教習と言っても、結構一般的なハナシが多く、科目は、「鉄道一般」「鉄道車輌」「運転規則」なんかがメインだったりします。
あと、「作業基準」ってのもありまして、コレが特に面倒だったかな?・・・と言う科目でした。
鉄道車輌の授業を受けてて、しみじみ鉄道学校出身のヤツらは有利だなぁ・・・って思いましたが、高校の男子校ノリのまんまで、結構楽しい雰囲気で授業を受けられました。
車掌教習と言うのも、結構すごい教習で、実は、この車掌、運輸省での免許はありません、資格がいらないので、ある部分、誰でもなれるシゴトでもあります。
そういう部分もあるのかどうかわかりませんが、教習では最低限の部分だけ習って、あとは、実務で相棒の運転士に教わったり、先輩に聞いたりしておしごとを完璧にしていく・・・という感じのスタイルです。
教習そのものは、学科が約一月、その後、技能教習がまた一月程度、独立乗務の試験を受け、合格者が車掌になれます。
学科教習では、結構のんびりできちゃうモノで、そのペースで技能教習に入ると、大体つまずきます。
指導車掌(以後、師匠)は、のんびりしちゃってるヒトは、まぁ、「独車」(独立乗務できる状態:語源不明)してから覚えることの方が多いからねぇ・・・って構えちゃってくれてれば、師弟関係もそれなりに行くのですが、一月で全部覚えさせなくちゃ・・・なんて気合いの入った師匠が多いモノで、その反動がやっぱり見習いにも跳ね返ってきます。
まぁ、点呼、喚呼を、大声でやるのは基本なんですが、少しのミスで脅かす位のことやっちゃったり・・・
私の師匠はそういうことが全くと言うほどなかったので、なんだかなぁ・・・って言う感じでしたが・・・
ただ、師匠に感謝するのは、回送列車の時に、ウラで運転士にお願いしてもらって、適当なトコで、非常ブレーキを操作してもらい、「異常時の放送」のシミュレーションをしてくれたり、いろいろ手ぇ回して異常時に対するプレッシャーに慣れさせてくれたことでしょうか?
かくして、ソツなく車掌になったのでした。
実は、車掌教習のハナシもイマイチ記憶から・・・(自爆)