免震構造のコスト、コストダウン・コストアップ   戻る

免震のコストダウン要因
地震力が低減するので
@SRC造→RC造に、容易に変更でき、鉄骨が不要になります。
地震力低減による
A通常の耐震建物より躯体のスリム化、断面・配筋の低減ができます。
 以下に、試計算による断面配筋の比較を示します。
 また、上部建物の形状などの条件による地震力割増が適用されません。
B免震構造の基礎は、杭にかかる水平力も小さくなるので、耐震建物より、杭径や杭筋が小さくなります。


20階建てRC造の断面を比較した例

耐震 免震
スパン 5.5m×6.0m(33m2 スパン 6.5m×6.5m(43m2
柱断面
免震と耐震の比  断面積90%、 主筋の量60%
大梁断面
免震と耐震の比  断面積85%、 主筋の量70%、 階高10cm低減



免震のコストアップ要因
C免震部材が必要になります。
D免震ピット層が増えます(掘削・躯体費)
E設備の可撓配管費用が増えます。

マンションで考えると、一般的に、低層(〜5階建て程度)ではコストアップ要因の方が大、高層(7・8階を超える)ではコストダウン要因が大で、さらに階数が増える(15階〜)と、顕著にコストダウンが図れます。

地盤や建物形状などにもよりますので、詳細は当事務所までおたずねください。

免震のライフサイクルコスト
免震と通常の耐震建物とでライフサイクルコストを模式図にすると、一般的に下図のようになります。
低層で免震のコストアップ要因が大きい場合でも、建物供用中に受ける地震の補修費用を勘案すれば、トータルで免震は安いといえます。
政府が提唱する「200年住宅」にも容易に対応可能な構造形式といえます。