スペイン語とフランス語を比較していると、いろいろ面白いことや、日本語との関係で不思議なことを発見します。以下は、いままで学んだ中で、感じたことや疑問に思ったことなどを書いてみました。

2004年 4月
スペイン語の音節とアクセント     
2004年 3月
別れの言葉
2004年 2月 トイレはどこ?
2004年 1月 あいさつ・お店で買い物カフェで一休み(1)(2)・呼びかけ 
2003年12月 あいさつクリスマス 新年


  呼びかけ

道を尋ねたり、お店の人に声を掛けたり、ホテルの人を呼んだりするとき、黙っているわけには行きません。日本だったら、「あの、ちょっと・・・」とか、「すみません」とか、あいまいな呼びかけになってしまいます。そんな時、フランス語やスペイン語でなんと言ったらいいでしょう。
フランスだと、若い女性だからMademoiselle!かな?でも、既婚かどうか分からない、そんなときは、Madame !と呼びかけても失礼にはなりません。敬称として、Madame !の方がMademoiselle!より高い気がします。大人として扱われるのを好むからでしょうか。一方スペインでは、既婚かどうか分からない若い女性には、 ¡ Señorita !の方が好まれると、スペイン語講座で言っていました。お国柄というか、文化の違いでしょうね。日本語にも、もっと適切な呼びかけの言葉があるといいのですが。

読み スペイン語 日本語 フランス語 読み
 セニョール!  ¡ Señor !
男性に  Monsieur !  ムッスィゥ
 セニョーラ!   ¡ Señora ! 既婚・年配の)
女性に
 Madame !
 マダム!
 セニョリータ!  ¡ Señorita ! 若い女性に  Mademoiselle!  マドゥムワゼル
 ペルドン!  ¡ Perdón ! すみません ()  Pardon !  パルドン
 ()スペイン語なら¡ Perdón !、フランス語なら Pardon !の後ろに、 ¡ Señor !と かMadame !などを付けて呼びかけるともっと丁寧になります。

  カフェで一休み(2)

コーヒーにもいろいろな種類があります。自分が飲みたいものを正しく注文できたらいいですよね。何種類か紹介しましょう。では、のどが渇いたので、コーヒーでも飲むことにしましょう。
読み スペイン語 日本語 フランス語 読み
ウン カフェ ソロ un café solo
ブラックコーヒー un café (noir) アン カフェ(ノワール)
ウン カフェ
 コン レーチェ
un café
con leche
カフェオレ un café au lait  アン カフェ オ レ
ウン カフェ コルタード un café cortado ミルク入りコーヒー un café à la crème アン カフェ ア ラ クレム
ドス テス dos tés 紅茶 2つ () deux thés ドゥ テ
ウン チョコラーテ un chocolate ココア un chocolat アン ショコラ
() 紅茶というと、温かいのが出てきます。アイスティというのがないみたいです。パリでアイスティを注文したら、水の中にティーバッグが沈んだものが出てきたことがあります。お店によるかもしれませんが・・・。注文するものの後に、フランス語ならs'il vous plaît、スペイン語ならpor favorを付ければいいですね。


  カフェで一休み(1)

イギリスは紅茶の国で通っていますが、ヨーロッパの多くでは、コーヒーの方を良く飲むようです。フランスでも、オーストリアでも、カフェ文化が根付いているくらいですから。ラジオのスペイン語講座では、スペインでもよくコーヒーを飲むとのことです。最近は日本の大都市にも、オープンカフェやバールなどが増えました。今のところ、ヨーロッパスタイルを真似している感じがしますが、ヨーロッパのそれは、生活の一部になっているようです。
カフェやレストランで働くウェイター(ボーイ)というのは、一つの確立された職業です。自分の守備範囲が決まっているようでして、きびきびと仕事をするウェイターは、見ていて気持ちいいものです。中にはかなり年配のウェーターも見かけます。

では、カフェ(スペインでは、バールというようです)に入って、コーヒーを注文してみましょうか。

読み スペイン語 日本語 フランス語 読み
 ウン カフェ ソロ、
 ポルファボール 
un café solo,
por favor
ブラックコーヒー1つ、お願いします。 un café,s'il vous plaît アン カフェ、スィルヴプレ
 セニョール!  ¡ Señor ! ボーイさん!()  Monsieur ! ムッスィゥ! 
() ”ボーイ”を表す言葉はあるのですが、ちょっと蔑視的になることもあるので、男の人一般に呼びかけるMonsieur !や、 ¡Señor !を使えばいいでしょう。ウェイトレスだったら?それはまた次回に。
それからフランス語ではun caféでブラックコーヒーになります。他のものについては、また。


  お店で買い物

 スーパーマーケットは別にして、特に個人のお店に入るときは、黙ったまま入りません。先ず「こんにちは」とあいさつします。買いたいものや見たいものがあったら、お店の人に品物を指差して、「これ、お願いします」と言えば、見せてくれます。見せてくれたり、買い物をした後は、こちらも「ありがとう、さようなら」と言って出れば、とても気持ちよく買い物が出来ます。 
読み スペイン語 日本語 フランス語 読み
 ブエノスディアス Buenos días() こんにちは Bonjour   ボンジュール
 ブエナスタルデス Buenas tardes
エスト ポルファボール Esto,por favor これ、お願いします Ça,s'il vous plaît サ スィルブ プレ
(ムーチャス)
 グラスィアス
(Muchas) gracias ありがとう(ございます)  merci (beaucoup)  メルスィ(ボークー)
 アディオス  Adios さようなら  Au revoir   オールヴォワール
() Buenos díasは昼食頃まで、Buenas tardesは日没まで使うというように、フランス語のBonjourより細かく、どういうわけか複数形を使います。形容詞は、形容する名詞によって、男性形になったり、女性形になったり変化します。díaが男性名詞なので、形容するのは男性形のbuenotarde女性形なので、その形容詞も、buenaと女性形になります。複数形になるので、それぞれにsがつくというわけです。

 


 《悲しみよ、こんにちは》 そして 《 さようなら、子供たち》


悲しみよ、こんにちは》は、フランソワーズ・サガンの小説。《さようなら、子供たちはルイ・マル監督のフランス映画です。どちらにもあいさつの言葉が入っています(原題も同じ)。やはり、会話はあいさつから始まりますね。あいさつの言葉には、それぞれどんな言い方があるでしょう。
Holaも、Bonjour(こんにちは)も便利なのは、時間帯をあまり気にしないでいいことです。Bonjourは朝から夕方まで使えて、「こんにちは」だけでなく、「初めまして」という意味にも使えます。¡ Hola!はちょっとくだけた言い方ですが、黙っているよりは言った方がいいですね。次の回で、もう少し詳しく見て見ます。
読み スペイン語 日本語 フランス語 読み
 ¡ オラ トリステーサ ! ¡ Hola, tristeza ! 悲しみよ、こんにちは Bonjour tristesse  ボンジュール 
 トリステス
 アディオス
 ロス ニーニョス
Adios, los niños さようなら、子供たち Au revoir les enfants  オールヴォワール
 レザンファン

  メリークリスマス! &  新年おめでとう!  

クリスマスというと、日本ではキリスト教徒でなくてもケーキを食べたり、ツリーを飾ったり、最近は、家の内外をイルミネーションで飾って、道行く人まで楽しませてくれたり、年中行事化しています。厳格なキリスト教徒だったら、こんな様子を見て眉をひそめるかもしれませんが、そこはそれ、日本的な曖昧さと寛容さ(いい加減さ?)で、世界が平和になるように願って宗教を超えてやるのも悪くないと思います。宗教が原因の戦争が未だにあるのですから。
さて、メリークリスマスはどういうのでしょう。新年のあいさつは?
読み スペイン語 日本語 フランス語 読み
フェリス ナビダー!    ¡ Feliz Navidad ! メリー・クリスマス  Joyeux Noël !
ジョワイユー ノエル!
フェリサーニョ ヌエボ!  ¡ Feliz Año Nuevo !  新年おめでとう!  Bonne Année! ボナネ!
フランス語の「新年おめでとう!」 Bonne Annéeは、直訳すれば、「良い年を!」です。一方スペイン語のほうは、英語のHappy New Year!と同じです(語順はちょっと違いますが)。面白いのは、フランス語のAnnéeは女性名詞に対して、スペイン語のAñoは、男性名詞です。すべての名詞は女性か男性かに区別されます。日本語にはない文法なので、これを覚えるのがちょっと大変です。