ツツジの馳渡山 散歩記 |
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山頂手前から大峰山を望む。 右下の谷に武田尾がある。 1997.4.19. |
■目的地:馳渡山(289.5m)<山域:北摂・兵庫県宝塚市> ■2.5万図:武田尾 ■日にち:'97年4月19日(土) ■天気:晴れ ■同行者:俊一・裕太 ■コースタイム: 自宅発(13:30)〜武田尾着(14:05) 武田尾登山口 発 [120m](14:10)〜尾根(14:40)〜展望ガケ(14:50)〜 Y字分岐(14:55)〜山頂(15:05-15:35)〜Y字分岐〜展望台地(15:45-15:55)〜 川下川分岐(16:20)〜岩谷橋(16:35)〜武田尾 着(16:55) 【馳渡山】 「かけわたりやま」と読むようです。JR武田尾駅の裏山。 山の下をJRのトンネルが通る。というか、武田尾駅の半分はトンネルの中である。 先週の大峰山の帰りに寄って行くつもりが取り付きが判らず素通りしたし、 子供二人のお守りに丁度手頃な分量であろうと出かけた。 武田尾から山頂に向かい、2.5万図の破線の道を辿る。 【登山口】 JR武田尾駅前は中高年のハイカーが100人ほどたむろしていて、 異様な視線の中をUターンして車を停める。 登山口は飲食店の斜め向かいにある古い井戸。茶色に錆びた手押しポンプが残る。 ササに隠れて判りにくい取り付きである。 茂ったササの細い急登を少し過ぎれば、杉の植林帯に入り、歩きやすくなる。 ここをつづら折りにくねくねと登る。子供達は木の枝で遊びながら機嫌良く 登っていく。 やがて自然林となりピンクのミツバツツジが威勢を張り、尾根のような比較的 明るい所に出る。 【展望ガケ】 尾根を西へ少し行くと、大峰山と武田尾の橋が見える砂地の展望ガケがある。 大峰山は新緑と山桜の赤い茶と薄桃、常緑樹の緑とで綺麗な低山の春色だ。 尾根に戻って西へ少し下るとY字分岐。ここはツツジの林の中で、トンネルの様になっ ている。右(西)に取って緩い登りの後、平坦になりやがて赤白ポールのある三等三角点に 辿り着く。台地状の山頂で林の中であり展望なし。 西の方に真っ直ぐ踏み跡があり、もう一つの赤白ポールがあった。ここからは狭い 木の間から大岩ヶ岳や武庫川がかすかに覗いている。 【ギンリョウソウ】 景色を眺めている間にも子供達は何やら遊びだした。 ここで足元に、白い銀色のツクシのようなものを発見。ギンリョウソウ(ユウレイ タケ)だ。初めての出合いだ。「宇宙人の花」があるよ、と子供達を呼んで見せる。 子供達はあまり興味を示さず、枯れ枝を集めて、小屋のようなモノをつくりたいよう だが、そこまでにはかなりの時間を必要としそうだ。(^^; もう少し歩かないと行けないので、「また続きは今度ね。」と促して、Y字分岐へ 戻り、左手(北)へ取る。またまた、ツツジの林の中である。 【ツツジの道】 すぐに明るく開けて、砂地の展望台地に着いた。ここからは、西に 松の多い自然林が平らに広がっている。南にのっぺりとしたかわいい山頂が覗く。 子供はといえば、砂の斜面となるとズボンが破けんばかりに滑り台状態である。(^^; 細い山道がほぼ平坦に続く。MTBのタイヤ跡が泥に付いている。周囲の山が見えそう で見えない。少し検見山が見える。もう少しウロウロすればいい展望地があるかもしれない。 やがて湿った道を下る。沢と交錯している。 【カジカ】 川下川分岐はY字状になっていて2.5万図で242.5mピークの東になる。 沢沿いに下る。沢を横切るところで手を洗う。時々、ブ、ブーとカジカの鳴く声。 カエル? ブタさん? 子供達の意見が分かれる。(^^) この山は逆のコースから山頂へ向かうのは分かりにくそうだ。台地状であり、 枝道に入りそうで、とても真っ直ぐと山頂へは行けそうにない。 新緑の林の中を緩やかに下ると薄緑色欄干の岩谷橋。ここを渡ると舗装道となり、 武田尾に戻る。最近、子供達はよく歩くようになったなと感心する。(^^;