例題1

ベース接地形トランジスタ回路において、エミッタ電流Ieが3[mA]、コレクタ電流
Icが2.85[mA]のとき、このトランジスタ回路をエミッタ接地形とした場合の電流増幅度βを求めよ。


解説


 



例題2

ベース接地トランジスタの直流電流増幅率αが0.98であるとき、このトランジスタの
エミッタに1[mA]の信号電流を加えると、ベースに流れる信号電流を求めよ。


解説

コレクタ電流Icは、
Ic=Ie・α=1×0.98=0.98[mA]
ベース電流Ib=Ie−Ic=1−0.98=0.02[mA]
           =20[μA]



例題3

電圧増幅度が50、電流増幅度が60のトランジスタ回路に、3ミリボルトの入力信号電圧を
加えたところ、2ミリアンペアの出力信号電流が得られた
この回路の電力増幅度を求めよ。

解説

電力増幅度をAp、電流増幅度をAi、電圧増幅度をAvとすれば、
Ap=Ai・Av
Ai=60、Av=50を代入すると
Ap=60×50=3000




例題4


図1−aに示すトランジスタ回路において、Ib−Vbe特性、Ic−Ib特性及び
Ic−Vceがそれぞれ図1−b〜図1−dで示されるとき、動作点を負荷線の中央
に置くとき、ベースバイアス抵抗を求めよ。

手順
(1) コレクタ電流Icを求める。
(2) ベース電流Ibを求める。
(3) Vbeの電圧を求める。
(4) Rbの電圧降下を求める。
(5) Rbを求める。





解説





例題5

図2−aに示す回路において、トランジスタのIb−Vbe特性、Ic−Ib特性及び
Ic−Vceがそれぞれ図2−b〜図2−dで示されるとき、この回路のコレクタ−エミッタ間の
電圧を6[V]の点において動作させるためには、ベース−エミッタ間の電圧を何ボルトにする必
要があるか求めよ。


手順

(1)負荷抵抗の電圧降下を求める。
(2)コレクタ電流Icを求める。
(3)ベース電流Ibを求める。
(4)バイアス電圧Vbeを求める。







解説









【TOP】

copyright(C) 1998 mori! all rights reserved.