平成8年度第2回総合種 基礎科目
第1問
次の各文章の( )内に、それぞれの解答群の中から最も適したものを選び番号を記せ。
(1) 図−1に示す回路において、端子a−b間の電位差が20ボルトであるとき、抵抗Rは、( ア )オームである。ただし、電池の内部抵抗は無視するものとする。
@ 16 A18 B27 C32 D40

(2) 図−2に示す回路において、端子a−b間の電圧が12ボルト、端子b−c間の電圧が9ボルトであった。このとき、端子a−c間に加えた交流電圧Eは、( イ )ボルトである。
@8 A15 B16 C21 D26 E34

(3) 電気回路において、回路定数や入力が変化すると、回路内の電流や電圧が変化し、ある時間が経過してから一定値に落ち着く。この一定値の状態を( ウ )状態という。
@定在 A定常 B不動 C平衡 D定数
(4) 波形率と同様に、交流波形のひずみの度合いを見る目安の一つである波高率は、( エ )の比で表され、正弦波形の場合1.414となる。
@基本波と高調波 A最大値と実効値 B実効値と平均値 C最大値と平均値
D偶数次ひずみと奇数次ひずみ
第2問
次の各文章の( )内に、それぞれの解答群の中から最も適したものを選び番号を記せ。
(1) 電気伝導が正孔によって行われる半導体を( ア )形半導体という。
@電流制御 A電圧制御 BN CP D接合
(2) 図−1に示す回路のトランジスタのIb−Vbe特性及びIc−Vce特性がそれぞれ図−2〜図−4で示されるとき、この回路のコレクタ−エミッタ間の電圧を6ボルトの点において動作させるためには、ベース−エミッタ間のバイアス電圧を( イ )ボルトにする必要がある。
@0.50 A0.55 B0.60 C0.65 D0.70 E0.75


(3) 電界効果トランジスタは、( ウ )及びドレインといわれる電極間を流れる多数キャリアを、ゲートの( エ )で制御する素子である。
@アノード Aソース Bドナー Cアクセプタ
Dカソード E光エネルギー F電流 G電圧
(4) 任意の入力波形の、極めて狭い振幅レベル範囲に入る部分だけを取り出す回路を( オ )という。
@フリップフロップ Aリミッタ Bクランパ
Cゲート回路 Dスライサ E遅延回路
第3問
次の各文章の( )内に、それぞれの解答群の中から最も適したものを選び番号を記せ。
(1) JIS X 0122(2値論理素子図記号)において、論理和(OR)素子を表す図記号は( ア )であり、否定論理(NOT)を表す図記号は( イ )である。

(2) 表は、2入力の論理回路における入力論理レベルA及びBと出力論理レベルCとの関係を示した論理値表である。その論理回路の論理式が

で表されるとき、表中の出力レベルW、X、Y、Zはそれぞれ( ウ )である。
@0,0,0,1 A0,0,1,1 B0,1,0,1 C0,1,1,1
D1,0,0,0 E1,0,1,0 F1,1,0,0 G1,1,1,0

(3) 図の論理回路は、入力a及び入力bの論理レベルと出力cの論理レベルとの関係から( エ )の回路に置き換えることができる。
@否定論理積 A一致演算(等価演算) B排他的論理和(EOR演算)
C論理和 D論理積 E否定論理和

第4問
次の各文章の( )内に、それぞれの解答群の中から最も適したものを選び番号を記せ。
(1) 図−1において、電気通信回線への入力電圧が160ミリボルト、その伝送損失が1キロメートル当たり1.2デシベル、増幅器の利得が10デシベルのとき、電圧計の読みは、( ア )ミリボルトである。ただし、変成器は理想的なものとし、入出力各部のインピーダンスは整合しているものとする。
@140 A80 B40 C30 D12 E9

(2) 伝送損失のない一様な線路を( イ )で終端すると、電圧及び電流の大きさは、線路上のどの点においても一様である。
@特性インピーダンス A純抵抗 Bコンデンサ C容量性リアクタンス
(3) 図−2のような、一方の伝送ケーブルのインピーダンスをZ1、もう一方の伝送ケーブルのインピーダンスをZ2とすると、その接続点における電圧反射係数は( ウ )で表される。

(4) 伝送路は、その減衰量が( エ )に無関係に一定であり、かつ、位相変化が( エ )に比例するとき、信号をひずみなく伝送できる。
@雑音 A特性インピーダンス B周波数 C振幅 D線路長
第5問
次の各文章の( )内に、それぞれの解答群の中から最も適したものを選び番号を記せ。
(1) 振幅変調された波形を周波数軸上でみると、搬送波の周波数を中心として上と下の両側に側波滞が現れるが、この両側に現れた側波滞に含まれている情報は全く同じであるから、どちらか一方のみを伝送すれば情報を送ることができる。このような変調方式をSSB変調方式といい、周波数帯域が半分で済む利点があり、電話の( ア )伝送に使用されている。
@デジタル Aスクランブル B多重 Cベースバンド
(2) アナログ伝送路における雑音には、熱雑音、変調器や増幅器の非直線性により生じる相互変調雑音、回線相互間の電磁結合又は静電結合により生じる( イ )雑音等がある。
@ジッタ A干渉 B量子化 C漏話 D太陽
(3) 時分割多重化方式においては、多重化する各チャネルのパルス信号を順番に配置し、1周期ごとに、各チャネルの時間位置を識別するための( ウ )同期パルスを挿入する。
@フラグ Aフレーム Bクロック Cスタッフ
(4) アナログ信号のデジタル伝送方式においては、アナログ信号の連続量を( エ )な値に変換するときに生じる量子化雑音を避けることができない。
@定常的 Aランダム B周期的 C離散的
(5) 光ファイバ伝送方式は、一般に、情報伝送の手段として光の( オ )を利用するものである。
@色 A干渉 Bモード C回析 D強弱
Ans.
解答
問1(ア)B (イ)A (ウ)A (エ)A
問2(ア)C (イ)C (ウ)A (エ)G (オ)D
問3(ア)D (イ)C (ウ)F (エ)A
問4(ア)D (イ)@ (ウ)C (エ)B
問5(ア)B (イ)C (ウ)A (エ)C (オ)D
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